横田柳几

『七時雨』

横田柳几編 宝暦10年(1760年)、横井也有序。

也有は尾張藩御用人。俳文集『鶉衣』がある。

天明3年(1783年)6月16日、也有没。82歳。

野の駒は裸に成てはつしぐれ
   柳几

五六度の後は下駄はく時雨哉
   也有

      越中

なかりけり浦の苫屋も初しくれ
   麻父

   一二羽今朝のちとり疑ふ
   柳几

宵闇の草紙洗ひや小夜しくれ
   半化

      江都   松露庵

冬の来た夜の姿やむらしくれ
   烏醉

   しくれてわかる亭の川音
   柳几

暁にこほれものあり初しくれ
   烏明

明て聞く空のしらへや初時雨
   百卉

東都
宮守の顔ににかみや初しくれ
   秋瓜

植なから松に凌くやはつしくれ
   蓼太

上野
風にして寐た夜はおしゝ初時雨
   雨十

武ノ袋
唐崎の昼もほめたし初しくれ
   千杏

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