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樹さんのストーリー4コマコメディ。ですが、元の掲載紙がアダルト系であったそうで、かーなりシモネタが多いです。基本コメディで笑い飛ばせるレベルですが、ワード検索でヒットされると、妙なのが来るかもしれない単語も多々あり。お子さまに質問されると、ちょっと困るかも。
ともあれ、古代中国。あるところに美人3姉妹の道士がいて、町中で占いや魔よけをしながら仲良く暮らしていた。そこにある日、呪いで豚に姿を変えられたという貴公子が転がり込んでくる。どうやら彼は皇帝の息子であり、皇后亡き後、寵姫の壇貴妃に疎まれたらしい。3姉妹と皇子は、解呪のできる仙人と、仙水を求めて旅に出たが…。 3姉妹の次女と皇子のラブストーリーを軸に、人界、仙界の濃い人々がわんさか登場。皇子への愛のあまり、つい呪いをかけてしまうガチムチの仙人(♂)とか、竜のバカップルが愛に耽るあまりに、大嵐に地震と大災害とか。いろいろあって全3巻で大団円。こういうのもたまにはいいかも。 |
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前巻発行から、かれこれ4年。ここ10年来、忘れた頃に新刊を拝ませていただいてます。
毎回言ってますが、あいかわらずの神絵の美麗さ。今回はしかし、アクション及び、合戦シーンの多い殺伐とした内容でもありました。ストーリーも、伏線らしきものが回収されつつあり。収束に向かっている感じ。 ともあれ最後までこのペースで、のんびりとコンプリートを目指す所存です。どうぞよしなに。 |
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こちらもようやく完結。先日から、深夜にアニメ放送が始まったこともあって、最初のあたりの記憶が薄れた分をうまく補完できました。ちなみに、アニメはとってもイメージ通りです。名作アニメ系の可愛い絵柄と、何より、恥ずかしさに身もだえしたくなりそうな天然モノのホモ臭さ、が。
かつて人々に永遠の豊かさと幸福をもたらすべく、理想郷たることを追求し、聖都と称された「No.6」。それは次第に、選ばれし者が、傲慢さと選民意識を振りかざし、異分子を排除する怪物に変貌していった。 そして今、人々の嘆きと怨嗟の声が満ちる中、瓦解していくNo.6。かつてその地を支配した、地母神的存在「エリウリアス」によって、選択はなされた。残された人々は再び未来に理想を掲げて歩き出すことができるのか。未来は再び紫苑らに委ねられる。 まあ、大団円というか、最後まで王道ど真ん中から、1mmも逸れなかったというか。かつて70〜80年代SFでは、『地球へ…』あたりを筆頭に、管理社会や文明へのアンチテーゼがしきりと提示されてきましたが、それらをさんざん読んできた身としては、なんだかなつかしい感じ。あまりに直球すぎて「うんうん、そうだね」と言うしかなかったです。まあ、今の若い子達も、時には、与えられた豊かさの中で窒息することに、抗ってみたくなるのかもしれない。今時、ありあまる豊かさや幸福な未来を享受できる層が、どれだけいるかは分かりませんが。 ところで、作中でついに分からんかった。紫苑は結局何者だったのでしょうか…。 |
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戸隠合宿はじめ、いろいろなことのあった夏休みは駆け足で過ぎ去り、あわただしい新学期。泉水子達生徒会関係者は、怒濤の学園祭準備に追い回されます。
学園祭は、申し合わせた通り、戦国時代がコンセプトになっており、合戦のような大がかりな企画も用意されている。お祭りの非日常空間に乗じて、高柳一派が何かを仕掛けてくることも予想されており、宗田家陣営は気の抜けない日々を送っていた。 加えて泉水子は、姫神がうっかり顕現してしまわないように日々気を遣う。更には姫神を巡っての深行の態度「本当はやりたくないけど、役目だから仕方ない」スタンスに、いい加減いらついてきてもいる。泉水子自身も気づいてしまった。自分は深行に、姫神のおまけとして扱われることが、我慢ならないのだということに。 と、いう、ティーンエイジャー全開のめんどくさい展開の中、あっさり姫神様が降臨。え!?っという重要なキーワードを、さらっと連発して去って行くのでした。と、いうところで、いよいよ次巻で学園祭本番。楽しみにして、気長に待ちます。 |
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こちらも8年に渡る連載が、見事に完結しました。本当にお疲れさまでした。
最終巻は通常版と、小冊子のついた特装版とがあり、せっかくなので特装版を買ってみました。まあ、イラストはあまりこれというのはなかったし、連載開始前の増刊誌掲載短編も、同時発売の田辺さんの短編集収録の話とかぶるものがあって、もう一つ物足りなかったかも。もう少し書き下ろしのおまけページとか、ごく短くていいから後日譚のようなものが読んでみたかったです。 良守たち結界師が400年に渡って守護してきた烏森の地。結界術の開祖、間時守の代から強力な力が封印されているため魔を活性化させるやっかいな土地として言い伝えられてきた烏森だが、そこには現代まで受け継がれてきた秘められた謎があった。 ここ数巻は、その烏森についての伏線が音を立てて収束していく怒濤の展開でした。そこで明らかになったのは、結果として誰も悪くない、ただ弱さと愚かさ故に降り積もってしまった人の業。それでも、誰かがそれを、今、ここで、終わらせなくてはならない。たとえ犠牲を払うことになったとしても…。 すべてが終わり、そうしてみんな、未来へと歩き出す。何とも切ない余韻の漂う結末でした。 連載を通して、田辺さんは一貫して、複雑な感情や人間関係を描いてきた。チョイ役の1人1人まで、単純な敵味方ではなく、その人なりの考えや感情があって行動していることが伺えた。幾重にも絡み合う家族、血族、兄弟の確執。登場人物の錯綜する感情によって盛り上がるドラマ。そうした細やかで丁寧な作風が好きでした。 ただ、おそらくそれは、少女漫画の作風に近いものであったようです。昨今の荒唐無稽かつ、派手派手なアクションで突き抜けた売れ筋少年マンガと比較すると、そうしたリアリティが、逆に地味に受け取られるところもあったのかもしれません。 連載を振り返ると、印象的な登場人物は本当に多い。黒芒楼編に登場した「人間に飼われていた花のあやかし」とか、黒芒楼編の主役、松戸先生とか、夕上さん、奥久尼。また、正守さんと絡んだときの、夜未さんや刃鳥さんの可愛いさとか。正守さん自身も、たまに年相応な青臭さが覗くところとか。 こうして見ると、良守を主役に据えておくために、さらっと流すしかなかったであろうエピソードが相当あったのではないかと察せられます。なんか、もったいない。総帥近辺のぐだぐだはもうおなかいっぱいなので、その分、本筋には直接関係ない部分の、さりげない萌をじっくり描いて欲しかった気がするのがもったいない。 なので次作についてつらつらと考える。今度は、スピリッツあたりで年齢設定を高めにして、ガチにラブコメなんかどうでしょう。というか、いっぺん、こっ恥ずかしくなるようなのを読んでみたいです。 |
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人気ラノベミステリーシリーズ、堂々完結。まずは完結おめでとうございます。本当にお疲れさまでした。
このシリーズは、第6部刊行後、うっかり直木賞を受賞してしまった桜庭さんが、一般書のお仕事で多忙になってしまったためか、長らく続きが出ませんでした。それが今年になってからようやく、第7部「薔薇色の人生」が角川文庫で刊行。それはうれしかったものの、久々の続編にしては、あまり話が進まなかった印象あり。そうこうするうちに、先日まさかの最終話「神々の黄昏」が上下巻で刊行されました。 今年は、原作の続きと前後して、コミック化、アニメ化等のメディアミックス展開が活発でした。特にアニメは原作の内容を先取りして、一足先に完結させていたので、アニメの途中経過をすっとばして最終回だけ観てしまった私は、いきなり知らない話になっていて驚きました。てっきり、原作既刊分だけを、適当につじつまを合わせて終わるのかと思っていた。原作と比較すると、アニメ的にアレンジされていましたが、展開が早く絵的にも見応えがあって悪くなかったと思う。メディアミックスとしてはまずまず成功したと思います。 さて、ヴィクトリカが、ソビュール最大の謎、ココ王妃の死の謎に迫る「薔薇色の人生」。そして、再び大いなる嵐が旧き大陸を覆い尽くす日、一弥とヴィクトリカの運命も嵐に翻弄される「神々の黄昏」。「神々〜」において、久城一弥は母国へと強制送還されてしまう一方、ヴィクトリカはブロワ侯爵の謀略のための重要なコマとして幽閉される。ソビュールと戦争について、未来を正確に予測するための人間計算機として。遠い空の下でお互いを想う2人に待ち受ける未来とは…。 読んでいてあれ?っと思ったのは、この2度目の嵐、作品中で1925年に始まっています。おかげであやうく、一弥は1945年までずっと戦場をさまよっていて、復員してくるのは20年後になるのかと、ビビってしまった。よく見たら終戦の年も1929年になっていました。おそらく、最初からの設定なのでしょうが、ここにきて改めて架空歴史という設定が前面に出たようです。 ともあれ、感動的なラストでした。欲を言えば、原作エピローグの2人をほんの少しでも、アニメで見てみたかったかも。 |
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WEB発の大人気コミック、ついに書籍化。12歳年下の美人中国人女性と結婚した40代オタク日本人の、うらやましすぎる新婚生活を描く「中国嫁日記」。ブログ版を楽しみにしている身なので、つい書籍版も購入してしまいました。
今回は書籍化にあたり、なれそめ(お見合いだったとのこと)を描いた50ページの書き下ろしもついていて、なかなか読みごたえがありました。2巻では是非、身内と周囲への結婚告知&反応編を書き下ろしでよろしく。 |
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第1部に引き続き、ミカエルとリスペットが活躍するシリーズ続編。おそらく、ここからが本編です。このシリーズは、元々5部作として構想されたのらしいのですが、作者が第4部を執筆中に他界され、未完となった第4部の出版見込みも、今のところ無いとか。何とも残念なことです。
さて、第1部で見事に名誉回復を果たしたミカエルと「ミレニアム」。ミレニアムでは、次号でスウェーデンにはびこる人身売買問題を取り上げることになり、ミカエル達は忙しい日々を送っていた。が、記事が発表される直前に、記事の担当者であった2人の記者が何者かに射殺されるという事件が起こる。更に、凶器の拳銃になぜかリスペットの指紋があったことから、彼女は殺人容疑で指名手配される。事件に群がるマスコミは、リスペットの過去の精神病院の収容歴を理由に、こぞってグロテスクなリスペット像を捏造し、おもしろおかしく書きたてるが…。 一方、ミカエルはじめ、リスペットの無実を信じる人々も、事件の全容について調べ始めます。やがて明らかになったのは、リスペットの存在が、ソ連のスパイを巡る国家機密に関わっていたこと。機密を隠蔽しようとした組織は彼女を不当に精神病院に隔離し、社会的に葬り去るべく謀ったこと。国家権力が組織が、そうやって隠蔽してきた不正の数々を目の当たりにして慄然とするミカエル達。やがて、彼らはこれらを白日の下に晒し、リスペットを解放すべく立ち上がります。手始めに、法廷でリスペットの殺人他の容疑を晴らし、無罪を勝ち取るための戦いを開始するのでした。 と、言うわけで、2,3部の展開は徹底してハードボイルドです。リスペットも今回は某『パーム』のジェームス・ブライアンばりに、肉体をボロボロにして戦います。国家を組織を相手取った「狂卓の騎士」達の戦いの行方は?てんこもりのカタルシスを是非ともご堪能下さいまし。 |
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「このミス」他、ミステリー系の2010年版海外部門で軒並み高評価だった、スウェーデン発ミステリー3部作。これはその第1部で、登場人物紹介を兼ねた序章といった印象でした。
このシリーズは、映画の三部作を何気なくレンタルしてみたところ、めっぽうおもしろかったので、改めて原作を読みたくなったもの。オチは分かっていても原作では、映画の駆け足で分かりにくかった展開を、じっくり追うことができて、読み応えがありました。さて。 「ミレニアム」は雑誌の名前であり、主人公ミカエル・ブルムクヴィストはミレニアムのジャーナリスト兼、発行責任者の一人でもある。社会派雑誌であるミレニアムは、当時、大企業の不正を追及していたが、相手の反撃に遭って周到なガセ情報をつかまされ、ミカエルは名誉毀損で有罪判決を受けてしまう。 大打撃を受けたミレニアムから身を引き、しばらく田舎に引きこもることにしたミカエルに、富豪として有名なヘンリック・ヴァンゲルなる人物が唐突に声をかける。彼はミカエルに、ヴァンゲル一族に関わる、ある調査を依頼するのだが…。 物語は、40年前に起こった少女の失踪事件の謎を追いながら、富豪一族の血にまつわるゴシックな確執やら、連続猟奇殺人やらを盛り込んだ、サービス満点のミステリーとなっています。 そしてミステリーとは別の方向から、圧倒的な力で物語を牽引していくのが、ヒロインのリスペット・サランデルの存在。ピアスとタトゥーとパンクファッションに身を固め、2部以降に明らかになる、壮絶な過去を背負い、致命的なほどに対人コミュニケーション能力に乏しく、孤独を自然に纏っているリスペット。彼女はまた、凄腕のハッカーであり、腕利きの調査員として、ミカエルの調査に協力します。 リスペットの境遇をどこかで見たような気がしていたのですが、ふと思い当たりました。一昔前のJUNEで「受」に設定されているタイプがだいたいこんな感じだった。人付き合いが下手で周囲に理解されず、往々にして何かに蹂躙されて傷を負っている。そこで「愛」が彼(女)を救うのよ〜という方向に行けば、そのままJUNE的耽美が成立するところでしょうが、リスペットはそこで毅然と孤独を選び、自分を傷つける大きな物に立ち向かっていきます。彼女の解放へ闘いが全編を通しての大きなテーマとなっています。 |
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