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ようやく本題に入った気のする2巻目。アーサー・ネガットの後継者の座をめぐり、かつてのジェイムスの「ファミリー」の皆様が大集合。おなじみの火薬と硝煙臭いパーティーが…。 今シリーズはハリーが大車輪の活躍。おかげで、ジョイがかすんじゃってますけど。あの家にいると、アンジェラとキャラがかぶっている気がするんですけど。果たして、彼女は本当にシリーズ通してのヒロインを張れるでしょうか。 | ![]() |
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劇場アニメ化他、メジャー化の一途を突き進む本作。それでも、原作最新刊は相変わらずの濃さで、マイペースなコメディを繰り広げていました。なんだか、ほっとした。おみくじの「微凶」に笑いました。 アニメは来シーズンも続行するらしいです(ZZか?)。今でも内容のウスさが目に余っているのに、どうするつもりなのやら。 | ![]() |
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TONOさんの本は、エッセイは、猫本他同人誌まで買ってしまっているのですが、商業誌のマンガはなぜか、手を出さずにいました。初期作品の不意打ちのブラックさが、ちょっと苦手だったのかも。このシリーズも、実は少し痛い。 一般にファンタジー作品にフェミニズム視点を混入するのは、タブーと云うほどでないにしても、難しいです。女はかくあるべし、という主張や、どうして女だけこんな苦労せんといかんのや、という私怨が、現実世界からファンタジー世界にナマに持ち込まれると、どうしても違和感を引き起こす。この作品に関してはどうかと思ったのですが、その不条理感はちゃんと作品中で消化されていて、読む分には気にならないようなさじ加減になっていました。さて。 カルバニアの王国に誕生した若い女王タニアと、彼女の乳兄弟のタンタロット公爵令嬢エキューをめぐる王室コメディ。最新刊10巻の評判が良かったので、気が向いて既刊分を古本屋で探してみました。揃えて一気読み。おもしろかったです。基本はほのぼのコメディなので楽しく笑えました。 タンタロット公爵の子供はエキューだけなのに、女だというだけで、彼女はそう簡単に公爵家の跡取りにはなれない。別に男になりたいわけではないものの、「女」というカテゴリに、ヘドロみてーにべったりへばりついた決めつけ。無言で押しつけられる拘束責務。あー、うっとおしい、という感覚には、すごく覚えがあります。作品中で時にそれらを実感を込めて描きつつも、そんなものに捕らわれないエキューを、野生児のように自由に描いていて痛快でした。作品中での生理用品のない時代のメンスの描かれ方は、結構好きだわ。 ともあれ、エキューの恋愛話と、次期公爵位の話で最新刊は盛りあがりました。続きが楽しみです。 | ![]() |
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映画化決定で話題になっている本作。ダンナが買ってきました。 ストーリーは今更言うまでもないかも。そのページに名前を書いた相手が、もれなく死に至るという通称「デスノート」。主人公、夜神月(ライト)は、たまたま道に落ちていたデスノートを拾い、ノートの持つ「力」の虜となる。実は、ノートは元々死神リュークが管理していたものであったが、リュークは退屈しのぎに、ノートを人間に託すことを思いつき、実行したのだった。死神の期待に応えるべく、ノートを使って、世の犯罪者の大量殺戮を実行するライト。彼の行為は、謎の殺人犯「キラ」として、世間と警察の注目を集めるが…。 ツッコミどころ数多し。ですが、「キラ」を追う世界的な探偵「L」と、ライトとの、追いつ追われつの壮絶な出し抜き合いには、有無を言わせぬ迫力があって釘付けになりました。ライトに感情移入できるわけではないものの、彼が、破滅と背中合わせに演じる綱渡りには、文句なしの緊迫感がありました。 「キラ」を追いつめるために、次々に手を打ってくるL。ノートの様々な「機能」を駆使して、その難局をクリアしていくライト。それらの応酬は、トリックに必要以上に力の入ったミステリーのようで、多少強引でも、それで良し!と思わせてしまうのであった。思うに、『ヒカルの碁』は小畑さんの絵でなくても、それなりの名作になったことでしょうが、本作は、小畑さんの作画でなければ、とてもここまで盛り上がらなかっただろうなあ。 なので、7巻のLの死で、一応の区切と見なして、この先はもういいかと云う感じです。 ところで、映画化される部分ですが、おそらく5巻か、長くても7巻あたりまではないかと思う。その場合、結末はライトの華々しい破滅か、又は、Lとの相打ちにしてしまうのもありかもしれません。もしくは、ライトがノートの記憶を完全にリセットして、「キラ」は永遠にこの世から姿を消し、めでたしめでたし、とか? | ![]() |
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アメリカ人作家の手による、ベタ甘なヴァンパイアロマンス。まさに、「恋人だけど美味しそう」な世界です。ざけんな、ベタベタじゃねーか!と突っ込みを入れつつ。すみません、ハマりました。懺悔します。萌えツボ直撃でした。 さて、主人公イザベラ(ベラ)は、再婚した母親の元を離れ、父親と暮らすべく、「雨と霧の街」フォークスに移り住むことになった。彼女はその転校先の高校で奇妙なクラスメイト、エドワード・カレンと出会う。初対面から、強烈な印象を残したエドワード。町の人々と一歩距離を置いて暮らすエドワードの一家。ベラは、とまどいつつも、彼に抗いがたく惹かれていくが…。 まあ、サブタイトルからして、エドワードの正体は謎でも何でもないです。ちなみに、エドワードの一家は、一族の中でも特に、人間を狩らずに、動物を狩ることで飢えを満たそうとする「菜食主義者」という設定です。見所は、命の危険と隣り合わせの恋にのめり込んでいくベラと、ベラに恋してしまったがために、本能的な欲望に必死で耐える、じっとガマンの子のエドワード。2人の、ゲロ甘かつマゾヒスティックな恋は、王道なだけに、ストレートにツボでございます。 原書は2005年10月に出たばかりのハードカバーで、それを日本では、新書サイズ3冊に分割して発行しています。なぜか、翻訳版の1巻は2005年8月にはもう発売されていたような。はて? ちなみに原書は3部構成で、第2部は2006年7月発行予定とか。凄い待ち遠しいです。とりあえず今回読んだ3册は欲しくなってしまったのですが、これ、そこらの本屋にはまず売っていないのな。ネット注文しようかしら。 | ![]() |
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小野さんの「悪霊シリーズ」コミック版、9巻目。前巻より実に、2年半ぶりの新刊です。原作付きのコミックス1冊の書き下ろしに、まさかこれだけの時間がかかるとは、さすがに予想できませんでした。いなださんについては、他の作品の話は寡聞にして知らないのですが、その間、どうしていたのかつい心配になります。このまま、刊行ペースが延びていって、最終話を4冊で刊行するのに、あと10年!などということがないように祈りたいです。 とはいえ、原作でも見せ場の多い部分なので、これを1冊で収めるのに苦心したのはよく分かります。つか、やはり詰め込み過ぎ。読んでいて、ここは大ゴマで見たかったよーというシーンのオンパレードでした。仕方ないか。 これが完結するのと、『十二国記』の続きが出るのと、どちらが早いでしょうか… | ![]() |
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アニメ化予定で盛り上がっております「彩雲国」シリーズ。前巻に引き続き「影月編」の完結編です。 正直、読んでいて疲れました。すみませんが、そろそろ潮時かと思います。このシリーズからは、ここらで脱落させていただきます。 疫病と、邪宗教団の陰謀に立ち向かう秀麗達。みんなが人の命を尊び、故郷を愛し、精一杯やっていることだけは本当によく分かりました。でもね、立派なひとたちが、雲の上で立派なことをしているだけで、感想もご立派ですね、としか言えなかったです。 で、この先も、登場人物のレベルが下がるとは思えません。やはり、ついていけません。 決定的だったこと。まさか、龍蓮さんが登場するシーンまで、シリアスになるとは思いませんでした…。 | ![]() |
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「流血女神伝」最新刊。今回はユリ・スカナの偉大なる現女王、バンディーカを主人公にした過去編といったところでした。一方カリエ周辺は、展開的には中休み状態。コスプレシリーズ「修道女編」は、「これまで」に比べればいかにも牧歌的でした。まあ、エドが可愛かったので良しとしましょう。 さて、野心と憂国の志に彩られたバンディーカ女王の半生。貧乏貴族の遺児として辛酸をなめた彼女がやがて、皇帝に寵愛されて娘を授かり、それなりにきらびやかで安定した生活を保証される。 個人的には、彼女がそこからなおも、栄光の座に登りつめるために、全てを投げ打っての血塗られた賭けに、打って出る瞬間を見てみたかった。かなり無理のあるクーデターだから、敵対勢力は皆殺しくらいには、大々的に容赦なく断行する必要があったはず。まして、失敗すれば、関係者全処刑くらいでも済まされない。彼女が、そんなハイリスクな賭けに臨む原動力が、何かの野望でも、愛や憎しみでもなく、ただ祖国に対する義務感だけではあまりにも弱すぎる。本人にとって何のメリットもないし。 これが、司馬遼太郎さん風に、漢が己の天運を試すために、勢いで国盗りをやってしまう話なら読んでいて楽しいですが、バンディーカさんのは痛すぎです。 さて、話は特に動いていないので、次巻待ちです。 | ![]() |