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遠藤さんが、彼女の愛犬との生活を綴ったエッセイマンガです。犬を飼うことにした遠藤さんは、ある日、ペットショップで微妙に売れ残っていた、1匹のボーダーコリー(多分)を見かけ、引き取ることにした。異様に落ち着きが無く、はっきり言ってお馬鹿なその犬は、ナナっちと名付けられ、主人に愛と笑いとネタとを提供し続けるのであった。 笑えました。犬を飼うのは散歩やしつけ等がなかなか大変に思えるのですが、それを嬉々としてやってこその犬バカなのでしょうか。ナナっちにさんざん振り回される遠藤さんですが、ある意味とても幸せそうで何より。 | ![]() |
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やはり買ってしまいました。『エマ』世界の舞台であるヴィクトリア朝英国についてのウンチクがぎっしりと詰まった副読本です。 100年と少し前、繁栄を極めていたかの国で営まれていた、優雅にしてロマンチックな生活。洗練された文化。上品で堅苦しい表の世界と、その裏の闇と退廃。それらは、これまで漠然と感じているだけのイメージでしたが、今回改めて、系統立てて解説してもらうと、目からウロコでした。 例えばあの時代の上流階級なるものの実体についてとか。彼らの屋敷の使用人(男性/女性)の、非常に多岐に渡る職種とその仕事内容の解説とか。ロンドンMAP。クリスタル・パレスガイド。etc…。非常に興味深かったです。もちろん、メイドについても、かなりのページ数が割かれていていました。ただ、個人的にはどちらかというと、メイドよりは、プロフェショナルの代名詞のような執事という職業の方に興味を惹かれるのであった。温厚で寡黙な執事さんに、完璧な紅茶を淹れてもらうのが夢だなあ。 | ![]() |
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2001年発行のライトなSFコメディ。マッドな化学オタクの女子高生、浅倉泉は、文化祭展示用の実験設備にカミナリが落ちたことで、偶然ものすごい新素材を発明してしまう。ダイヤモンド並の硬度を持つ薄い膜に真空を閉じこめた新物質、通称「ふわふわ」は画期的な軽さと強度とで世界のあらゆる分野に革命を起こした。「ふわふわ」を扱う会社の社長に収まって、一生遊んで暮らすことをもくろんだ泉であったが…。 作者はSFな人らしい。他作品は知らないながら、これは、ハードな話が書きたくて仕方がないが、敢えてラノベ向きにすちゃらかに書いてみましたという趣の話でした。なので、何も考えず軽く読めました。それだけ。 まあ、突っ込むなら、主人公が作者のまんまの性格や発想に見えるので、わざわざ女子高生にする必用はないじゃん、とか。主人公が、宇宙に行こうと決心する動機が弱くて唐突に思えるとか。設定と宇宙へのロマンが先行して、地に足の着いた物語になっていないのが難点です。 | ![]() |
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アニメ化で話題となっている本作。読んで、予想通りどっぷりとハマりました。作者のヴィクトリア朝英国(とメイド)に対する並々ならぬ情熱に圧倒されつつも、その萌えの世界に酔いしれました。町並みや服装やカントリーな小物や紅茶や料理。かつての少女漫画がこぞって舞台とした、「あの」イギリスがよみがえります。かつて、バジル・ウォーレンや、エドガー・ポーツネルが棲息したかもしれない世界。また、あれはフランスだがアスラン・パトゥールが、「椿姫」と出会った時代。その作者の思い入れを堪能するために『ヴィクトリアン・ガイド』を買おうか思案中です。さて。 産業革命期のイギリス。富豪の嫡子ウィリアムと、その家庭教師だった老婦人のメイド、エマ。この時代、その内部に2つの国を持つというイギリスは「上流階級とそうでない者」との間に、強固な超えられない壁があった。2人の身分違いの恋の行方は? 「身分違い」。もはや死語となった言葉ですが、あの時代・世界に生きる者達にとってはそれが現実でした。互いに想いながらも、その現実によって阻まれる恋の、もどかしくも身を切られるように切ない想い。一喜一憂しまくりました。 おそらく、この障害がなければ、しっかりした女性とヘタレ青年の穏やかなじれったいラブコメディとなって、『めぞん一刻』状態が続いていくのでしょう。実際、1巻時点では、そうなるのかと思っていたので、2巻以降の展開の早さには驚きました。障害のある恋はドラマチックである。手垢の付いた真理を至極納得してしまいました。きっと、こればかりは現代ものでは描けないだろうなあ。王位継承者が、囂々たる非難をものともせず、積年の不倫の恋を貫いてしまうのが現代の流儀。いいんだか悪いんだか。 連載はコミックビーム誌で、一般にはメイド萌え漫画と認識されているようですが、別にアダルトな雰囲気もなく、渋みのある上品な作風でした。内容も直球のラブストーリーで、少女誌掲載でも特に違和感はないと思う。それを、メイドを前面に出して男性読者を取り込んだのは、やはり戦略なのか。少女漫画の読者が限定されてしまっていること、一般読者にとっては少女漫画の敷居が高いことの現れなのか。寂しいものがあります。 最後に、5巻時点でなぜか気に入っているのがメルダースの旦那様。無骨な風体のドイツ男でありながら、妻の機嫌取りに気を遣い、さりげなく話の分かるところを披露する意外さがいいです。当初、キャンベル子爵と見分けがつかなくて、混乱してしまったのは内緒であった。 | ![]() |
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「彩雲国」シリーズ初の外伝集。書き下ろしを含めた4編の番外編が収録されています。今となってはあまり登場機会のない人の過去の話が愉しいです。 ただ、秀麗父娘、愛されてますね。家族や親族だけでなく、上司やら同僚やら、もう愛が溢れかえってワケワカメ。いくら主人公といっても、ここまで行く先々で愛されまくってしまったら、この先、どんな苦難も想像できなくなって困る気がするんですけど。実は彼女には、何かあったら飛んでくるようなSPが、常時1ダースくらい張り付いているんじゃないのか??あまりやりすぎないでほしいところです。 あとは、番外編ならば藍家の笛男の話が読んでみたかったのですが、あいにくそれは収録されていませんでした。また、カバーにでかでかと出ていたあの人も、ちょっと期待したけど登場せず。残念。また今回、ただでさえ比類なき紅家の姫であった秀麗に、新たにここにきて、天女の末裔ギワクが。もうなんでもして下さい。 | ![]() |