HOME 
2005年 2月度
<<前月 来月>> 
マンガ
Novels
小説
図書
図書館GET 
そ他
その他借り物  


『ケロロ軍曹』10巻 吉崎観音  角川ComicsA

やっと出ました。赤のカバーの10巻目。おなじみのコメディを楽しみにしていたのですが、不覚でした。
ここで終わるかあ!と、叫んでしまいました。
不覚にも、か、感動してしまいました…。
不覚の極地です。ついつい、この続きの載っている、少年A誌の3月号のバックナンバーを注文してしまいました。ええ、実は、先月立ち読みはしたのにもかかわらずです。

11巻は8月発売と予告にあったのですが、それまで子供らに我慢していろというのも酷な気がいたします。ええ、今回だけです。

『ブライトの憂鬱』2巻 竹宮恵子  白泉社Jets Comics

竹宮さん久々の続編。エスパーで財閥後継者という、なかなか重たい境遇のブライト少年。そのプレッシャーから、どうも素直に行かない気難しい性格になってしまった。これでも1巻で少しは丸くなったはずなんですけど。

そんなブライト少年が、今度はついに、その運命の女性に巡り会う、ときた。まあ、なんだかんだ言っても、彼は健全に育っています。ダンやニナといった、財閥後継者を頭ごなしに叱れる大人達が、見守ってくれているから。安心できるホームコメディのままでよし。

Novels
『ブラックベルベット 〜神が見棄てた土地と黒き聖女』                     須賀しのぶ  コバルト文庫

須賀さんの新シリーズ。正直、『流血女神伝』はちょっと待て、な展開となりつつあり、『虚剣』は、いまひとつという感想であった私は、この新シリーズに対して、不安も半分であったのですが…。おもしろかったです。

舞台は近未来都市。かつての戦争の名残で、生身の体を強化する人体改造が普通となった世界。そこには無理な改造のあげく半獣化した「キメラ」もたくさんおり、凶悪なキメラを仕留めた者には賞金も支給されている。
また、その世界にあって絶大な権力を握っているのは、戦う宗教組織たるディートン教。「力は正義なり」という教義を地上に布教しようとするうさんくさい連中であった。

そんなある日、荒れ地の片隅にある1軒の安宿に、黒ずくめの美女が逗留する。おっそろしく強くてストイックな彼女の名はキリ。キリはキメラの賞金稼ぎをしながら、ある人物を捜して旅をしているという。宿で働くロキシーは、キリに、背中に入れ墨で、ある図柄を描いてくれるように頼まれるが…。

SF設定はありがちですが、勢いがあって次が楽しみです。スカッとしたアクションが期待できそう。黒ずくめの美女と、黒豹という最強(最凶?)で見栄えのするコンビと、いい女3人のロードムービー。ファナさんがいると暗くならなくてすみそう。できれば、生身の人間たるファナさんの、ただのお荷物でない活躍が見てみたいです。胸のすくような口げんかもね。
Novels
『双頭の鷲』上下 佐藤賢一   新潮文庫

14世紀後半のフランス。百年戦争の前期に、フランスを勝利へと大きく導き、田舎騎士から大元帥まで上り詰めた男がいた。その名はベルトラン・デュ・ゲクラン。勝って勝って勝ちまくり、軍神と呼ばれた男の痛快な一代記。

なんとなく肩の凝らない痛快な歴史物が読みたくなり、古本屋で手に入れました。期待通りのおもしろさでした。
この時代に降って湧いたごとき天才であったデュ・ゲクラン。しかしながら、しょせんは身分もない田舎騎士に過ぎなかった。その彼が、一国のレベルで脚光を浴びたその秘策とは…。えーと、そこのところはちょっと反則臭かったですが、下積みの労苦を延々追っていく話よりは、断然面白い。しかもそれが史実なのですから。

天才の常か、戦い以外の能力をどこかに置き忘れてきた子供のような、デュ・ゲクラン。彼と同時代にあったもう1人の天才、イングランドのグライーとの対決。彼をめぐる女性達。司馬遼太郎さんを思わせる骨太で男臭い物語でした。

個人的には、カスティーリアの「残酷王」ドン・ペドロさんの登場がうれしかった。同時代だったのですねえ。彼の末路を始めて知りました。
『ONE PIECE』36巻 尾田栄一郎   少年Jump Comics

おもしろくなってまいりました。話は、アラバスタ編から直接つながっている感じだし、今となっては空島編を、なかったことにしても特に問題無さそうです。つーか、なんだったのよ、あれは。

正体が明らかになってきたニコ・ロビン。彼女はワンピース世界の裏の中枢に関わる存在であった。一介の海賊に手を出せるレベルを超えた真実に、ルフィはどう立ち向かう?楽しみです。
『HUNTER×HUNTER』21巻 冨樫義博   少年Jump Comics

いろいろと物議を醸しつつ、最新刊。正直、もうダメかと思います。
絵だけは雑誌に掲載されたときより、なんぼかマシになっておりますが、ストーリーはすっ飛んで、よりワケ分からなくなっています。さんざん気を持たせたあげく誕生した「王」があまりに存在感薄くないですか?造形に手を抜いてませんか?キルアはともかく、なんであれでゴンが急成長できちゃうんですか?
それでいて、胸の悪くなるような残虐シーンだけはいまだ力が入っているし。パームさんの電波シーンも、もはや、笑えません。意味の無いページ稼ぎにしか思えません。

これまで、少年向けジャンルの境界線を、逸脱する寸前でかわす名人芸を見せつけてきた冨樫さん。しかし、これはもう完全に逸脱してませんか。自分の壊れっぷりを垂れ流してさえいれば、読者はついてくると勘違いしてませんか。

これまで続きを楽しみにしてきた娘(小3)はついに脱落したようです。そもそも果たして、次の巻は出るでしょうか。