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年1冊ペースの最新刊。更けゆく秋の夜にふさわしく、しみじみと心に浸みます。 この話、蟲がもたらす現象が実はSF?という話もよくあって、今回それが目立ちました。「沖つ宮」はクローンものだし、「眼福眼禍」は時間ものでした。「蟲師」世界では、蟲という存在によって、無茶な科学考証の必要なく、かつて日本のどこかに実在した風景の中で違和感なく、これらのテーマが描けてしまうのがすごいです。 『百鬼夜行抄』(今市子)とはまたひと味違った和の風景。旅に出たくなるのは、断然こちらだなあ。 |
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先月、既刊分を通読して気に入った中華ファンタジーの最新刊。今回はまた、ぐっと盛り上がってきました。もはや、ハマったと言っていいかも。1作毎に、どんどんうまくなってくれて、うれしいなあ。 さて、前作「花は紫宮に咲く」で、初の女性官吏として優秀な成績で登用され、周囲の反発、妬み、期待、その他もろもろの感情に晒されながらも、がんばりぬいた秀麗。そんな彼女が、様々な問題を抱え混乱の最中にある、茶州の州牧に抜擢されました。それはしかし、抜擢ではあるものの、命の危険は当たり前の困難な任務。果たしてこの苦境に秀麗は…? という展開ながら、今回はこれまでの話の中で、最も漫才が多くて楽しめました。燕青・静蘭コンビは最高です。これまで、できすぎな気がして逆に目立たなかった静蘭が、今回はキレたり、壊れたりでなかなか見応えがあってよろしい。 そして、今回登場のあの人。最初はまーた美形かよ、と冷めていたものの、こうきましたか。元気で優秀なヒロインをめぐる昼メロ的三角関係。なかなかないだけにけっこうツボです。 と、いうわけで、次作がすごく楽しみです。できれば次で、噂の縹英姫様にお目にかかりたいものだわ。 |
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『まるマシリーズ』最新作。前作『〜海の果て』からの聖砂国編が、これでオチが着くのか?とおそるおそる読んだのですが…。やっぱり着きませんでしたね。後書きによると、残りが1冊に入らないことが確実になったので、2冊に分けてその前半部分を収録し、余ったページにテンション高めのギャグ番外編を収録したとのこと。それ自体は仕方がないかとも思うのですが、今回の半分ではあまり話は進んでいなかった気がしして、ちと物足りなかったです。まあ、残りは冬発行の予定とのことなので、それまでおとなしく待つことにしましょう。 個人的には、復活のムラケンと勝利君レギュラー化が、すごくうれしい。そして、次第に本性を現してきたサラ。ここにきてなぜか、壊滅的に壊れてしまった「軍曹様」。そして、コンラッド。今回のコンラッドの行為については正直、何か事情があるはずというのがあからさますぎて、別にショックでもないけどなあ。ともあれ、この巻だけでは、なんともいえないのが正直なところでした。 |