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長く連載してきた、漫画版アンジェリーク、ここに完結です。ラストはゲームにほぼ忠実に、ラブラブを振り切って、新女王に君臨する主人公の姿で締めとなりました。 ラストで、ついに素顔を見せた現女王と闇様の再会。一瞬、ジュリアス、邪魔!と突っ込みました。この2人結局、どちらも後ろは振り返らなかった訳で、それもまた美しい事なのでしょう。 ともあれ、長く楽しませてもらえて、ありがとうございました。 |
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白泉社から竹書房への出張組代表がここにも…。って、実は最近このパターンで、4コマ誌で活躍する人が、とても多いです。が、そのなかでも、最も違和感がないのが、この人だと思う。 山の中の「だめっこの森」には、気の弱い狼、乱暴なウサギ、ドジでとろいチーター、近眼のタカといった、どこかダメダメな動物達が仲良く暮らしている。他にも俗物のユニコーンやら、根暗のペガサスやら、幻獣系の方々もいて、それなりに楽しい日常が繰り広げられているのであった。 で、そのだめっ子たちの、まるで緊張感のない漫才が、毎度いいんですわ。和み系ギャグマンガとして、この作者の持ち味を生かし切ったかと思われます。 今回巻末には、いつもの動物たちが、そのまま学園マンガのキャラに扮した書き下ろしがあったのですが、まるで違和感がなかったのがなんともでした。もしかしてこれ、どこかにこういう元ネタ作品があるのだろうか。 |
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てらさんのサイトで紹介されていた、「マのつく」シリーズ。とりあえず、ブックオフで入手できた分だけ読んでみました。ちなみに、この作者のみならず、角川ビーンズ文庫初トライです。このレーベルは、全体的に売れ線を指向しているものの、いまひとつオリジナリティがないようなイメージがあったもので。 で、このシリーズですが。「マのつく」自由業は漫画家…ではなく、実は魔王(オイ!)。主人公の渋谷有利は、日本の平凡な男子高校生であったが、ある日異世界に流されてしまう。流れ着いた先は、多少アバウトな18世紀ヨーロッパ的世界で、すごぶるつきの金髪碧眼美形(男)が束になって登場する。有利はそこでなぜか、27代目魔王に就任する羽目になってしまうが…。 設定はまあ、見た通りのまんまお約束です。で、これはそのお約束をパロってコメディにすることを狙ったようなのですが、それもけっこう最初の頃は外しています。オヤジな駄洒落はさぶいし、かえって読みにくなっているだけのような気もする。キャラの呼び名が長くて、慣れるまではどれが誰の台詞なのか、なかなか分からなかったし。 で、最初の2、3冊は、どこがおもしろいのかと、自問しながら読んでいたのですが、どうも、気分は漫画版『アンジェリーク』であったらしい。主人公へなちょこだが、容貌も性格も違う美形にかわるがわる「陛下」とかしずいてもらうという願望充足。更に、とりすました美形が、次第に壊れてお笑いキャラになっていくところなどなど。お約束と思っていたキャラがなかなか個性的で可愛くなってきた頃には、すっかり話にも引き込まれておりました。 登場キャラでは、魔族3兄弟が等しくお気に入り。何となく闇様を連想させるグウェンダルも、さわやか系ながら、つらい過去を持つコンラッドも、素直じゃないヴォルフラムも。それぞれツボです。 最後の『〜陽が昇る!』から『〜夕暮れに!』にかけてが続き物で、まだ先があるので、今は早く続きが読みたいところです。 |
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萩尾望都の最新作。フラワーズ誌での連載開始以来、注目しておりましたが、ようやく単行本化です。渾身の『残酷な神が支配する』の完結後、思ったより短期間のうちに、新作を拝むことができました。 「バルバラ」は、青羽が夢の中で棲む世界の名前。少女青羽は、ある凄惨な事件以来、9歳の時から、7年間眠り続けている。他人の夢に「入って」情報を得る「夢先案内人」を仕事にしている渡会は、彼女の夢に接触することを依頼されるが…。 正直、連載の第1回を読んだときは、軽めのファンタジーなのかと思ってしまいました。『残神』でどシリアスにめり込み抜いたからには、それも気分が変わっていいかとも思っていたのですが、それに続く展開は、また、『残神』とは別の方向にシリアスで謎が多く、目が離せなくなってまいりました。 このたび、1巻を通読して、雑誌の立ち読みで散漫になっていた話が、ようやくつながりました。立ち読みで分からなかった訳だ。これまた、なんと複雑に構成された話であることか。あちこちにさりげなく仕掛けられたキーワード。食物とアレルギー。免疫と遺伝子。内的世界と現実、などなど。 そして、この作品が、これらの現実的なテーマを扱ったピカピカのSFであること。それも、一昔前の無機的に美しい世界とはまた違った、血と肉と、病める心を備えた、時にスプラッタに近いような、きわめて現代的なSFであることに、感動いたしました。 実は、これまで慣れ親しんだ「心理的・精神分析的」アイテムも随所に見られるのですが、それらが今回は、ストーリー上の単なる小道具に留まっていてくれるのにも安心しました。作中の親子関係の描かれ方にも、妙な感情移入は感じなかったし。モー様、親子関係の私怨からは、やっと自由になれたのかな?よけいな事ですけど。 さて、これら張り巡らされた伏線がどう動き出すのか。久しぶりにワクワクしています。楽しみです。 |
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アニメもマンガも、なかなか楽しみにしておりますこのごろ。やっと出ました最新刊。 感想といえば、最近気づいた。私は清麿君が、けっこう萌えキャラらしいです。だって、少年漫画の主人公で頭がいい。それだけのことに、妙に希少価値を感じるのは気のせいでしょうか。熱血していても、戦闘で頭脳プレイをかましてくれる。ただ、それだけのことなのにいぃ。 それはともあれ。いつもながら、妙にはまるギャグに笑いました。バルカン300のキャラ人気投票7位がまた、なんとも。そして、王をめぐる戦いにも、不穏な陰謀の気配が…。次巻が楽しみです。 |
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アイルランドを舞台にした、正統フェアリーテール。少女ローレルは、双子の妹のオナーが1年前に事故死したことで傷つき、その痛みから立ち直れないでいた。事故の状況や、妹の手記に残された謎。それらの真実を探るうちに、ローレルはいつしか、この世に隣接するもう一つの世界に誘われる。そこはいわゆる妖精界であるらしい。 そしてその住人たちは、ローレルに1つの重大な使命を持ちかける。それは夏至祭の前夜に最初の篝火を灯す役目を担う者、「夏の王」を探すこと。もし「夏の王」が篝火を灯さないようなことがあれば、それは妖精界の重大な危機となってしまうという。そして、彼らはローレルに、首尾良く使命を果たす事ができれば、再びオナーの魂に会うことができる、という約束するのだった。彼らの言葉を信じて、彼女は幼なじみのイアンと、「夏の王」を探す冒険に旅立つのであったが…。 少女の正統異世界冒険譚。それも、うれし恥ずかし、ラブストーリー込みです。訳がうまいせいか、翻訳小説とは思えないほど、自然に物語に入り込めました。王道ストーリーはもちろんですが、やはり本場のケルト風妖精界がたまりません。思えば、こうしたケルト風世界は、『クリスタル・ドラゴン』(あしべゆうほ)や『妖精王』(山岸凉子)といった、日本人によって描かれたものが、そうと意識することなく、昔からありました。ごく最近でも『チェンジリング』(妹尾ゆふ子)などはなかなかだったし。そして、それらが思ったより、本場ものと隔たっていなかったことを、再認識いたしました。 本作は、この作者の4冊目の妖精譚にあたるらしい。前作も読んでみたいです。 |
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すみません。今回はコメントできません。 22巻収録分は、雑誌掲載時にも、久々の盛り上がりを見せた名シーンでした。北斗杯本番において、時に冷静さをなくしながらも、無類の成長を遂げたヒカル。彼の胸に去来する、佐為への思い。しかし、そこからつながっていくはずの彼らの未来が、もはや作品中で描かれる事がないのかと思うと、読んでいて楽しむより先に、理不尽さがこみ上げてしまうのでした。 おそらく、次巻が最終巻となりますので、あの終わり方についてのコメントも含めて、そのときまで保留させていただきます。願わくばそのときに、これまで夢中で追い続けた20余巻の物語の完結を、納得して受け容れられますように。 |