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いきなり2巻なのは、1巻が出ていたのを知らなかったからです。買ってみて初めてそれに気づいた迂闊な私。かつての『軽井沢シンドローム』の連載から、はや20年が過ぎようとする現在。これは、彼らの子供たちの青春がテーマの物語です。そうか、もうそんな時期になったのだわ。 この手の続編は最近いろいろ連載されているし、この手のものが本編を越えておもしろくなることは、経験上まずないと思っておりますが、これはなつかしくて、つい買ってしまいました。たがみさんは最近あまり読んでいなかったのに、いざページをめくると、一部かなり面変わりした耕平や、薫や、純生の今が垣間見えて、なつかしさがこみ上げてきたのが、自分でも意外でした。『Zガンダム』のノリだなあ。 強面だった耕平ちゃんが、体調不良とかで、安藤ちゃん(from『Nurvous Break Down』)とキャラがかぶってきていたのは、ちょっとかんべんですが。いったい何があったんだろう。 おそらく今後、新しい主人公たちを好きになるところまでは行かないとは思いますが、旧作のキャラたちの同窓会は、もう少し見ていたい気がいたします。 |
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まったり続いております、コミック版。女王試験もいよいよ佳境へ。アンジェリークとロザリアの、それぞれの恋も盛り上がってまいりました。どうやら、コミック版ではアンジェ×風,ロザリア×地 というカップリングがなされたようです。個人的に、ロザリアの方は、なかなかお似合いで、見ていて微笑ましかったです。ルヴァ様、ゲームのエンディングより、よっぽどしっかりと口説いてるではないの。一方ランディの方の出番はなぜか、あまり記憶に残っていないのであった。 で、コアラ付の闇様に悶絶してしまいました。それが言いたいだけでした。すみません。 |
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流血女神伝シリーズ番外編。海翔けるアホたちのコメディ第2巻。わはは、ホントにアホやった…。いえ、誉め言葉です。久々笑えました。 ガゼッタ海軍の新米士官となったランゾットに新たなる試練が降りかかる。海軍の伝統で、南洋の剣島を通過する際に、海神ワーデンを称える祭りが催される。そして、新米の士官はそこで何か芸を披露しなくてはならないというのだ。かくして、コーアと2人、特訓の日々が始まった…。 今回は、一度寄港して、陸と海を行き来しているので、女性の出番もそれなりにありました。さすがに作者の性格上、ラブロマンスは無理であったが…。ともあれ今回は、ワーデン祭りとそのシーンのお馬鹿な挿絵がすべてであると断言いたします。挿絵、本当に楽しそうでした>船戸さん。 |
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表題作は、西洋のルネサンス期あたりのイメージで、財政難に陥った某国の財務長官に大抜擢されたデル・カント氏が、国の財政建て直しのために活躍?するお話を描いた連作短編です。 超緊縮財政政策により、豪華な兵舎を追い出され、カビ臭い塔の屋根裏に移動させられた近衛兵たち。彼らの不満は当然ながら、デル・カントに向かう。また、塔には、そこを長いことねぐらにしてきた一匹の子鬼がいて、静かなねぐらを取り戻すべく、ことある毎に姑息な嫌がらせを企てる。そんな中、敵の妨害や闇討ちをかわしつつ、粛々とリストラに取り組むカント氏をめぐるコメディです。 どちらかというと、大人向けのペーソスが漂う作風で、ちょっと『バジル氏』風。坂田さんのこういった傾向の話はとっても好きです。 他に、江戸の骨董の話「卍急須」と他2作。及び、平安時代のコメディ「たぬき姫」。なかなかバラエティに富んでいます。おもしろかった。 |
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『夏の滴』の作者の第2作目ということで、期待して図書館GET。うーんんんこれは、ちょっと…、でした。 主人公の千香子は、高校を中退して家事手伝い中。彼女の弟は、先天性の腎臓病であり、両親とともにオーストラリアで移植の順番を待っている。また、千香子の伯父一家は、輸血や移植を認めない宗教に深く傾倒しており、普段から甥の臓器移植を強く非難していた。 と、いう設定を追いつつ、現代的な素材をてんこ盛りにした、貴志祐介風のリアルなホラーなのか?と思って読んだのですが。いえ、ああしたものが目指されていた気はするのですが、結局素材を物語中でまとめきれずに、散漫なまま終わってしまった印象でした。なんでもない風景だが、なんとなく異様という雰囲気を描くのがうまい人だけに、残念でした。 おもしろいホラー読みてえ…。 |
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江戸中期。大阪の裕福な商家に生まれた娘、お雪。彼女は、女は、しかるべき家から婿をとり、夫に仕え、子をなし育て…という、当時の女に科せられた生き方を、真っ向から否定してのける。世間様に反旗を翻した、戦う女の痛烈な一代記 強くなりたいと柔を習い。女をつけねらう物取りの賊を撃退したことから、世間から鬼娘と呼ばれ。惚れた男の喧嘩に加勢して、役人沙汰を引き起こす。愚直に己の気持ちに真っ正直な、お雪の生き方は、痛快と云うよりはむしろ、痛々しく思えました。だって、喧嘩しても絶対勝てないものなあ。世間様とはな…。 お雪の、ダメ男にばかり入れ込む性格は、ちょっと待て!だし。彼女が戦えたのは、所詮、裕福な家の御寮人様として、庇護されていたからと思わないでもない。しかし、大人の省エネ生活とばかりに、いかに周囲との摩擦を減らして生きるかに腐心している我が身を、はっと見直してみたくなるだけのパワーは確かにありました。安穏な日常の中でも時には、どうにもならない現実に対して、アドレナリンを出して踏ん張るべきなのかも。 彼女の生き方から思い出したのは、『俄』(司馬遼太郎)でした。こうした、侠客の活躍する舞台はやはり、大阪という街にしかないのかもしれません。 |
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平凡な高校生の犬神君には、人知れない悩みがあった。そのために、好きな女の子に告白さえできない犬神君。その悩みとは、満月の夜に狼男に変身してしまうことであった…。 という、『ウルフガイ』のパロディのような学園ラブコメディ。桑田さんは、以前からkyo-koさんのサイト等で、話題にされておりましたが、最近になって、ダンナの買ってくる4コマ誌で活躍しているのを読んで、ファンになってしまいました。 これもまた、川原泉〜遠藤淑子系の、肩の力の抜けたほのぼの感がいいです。ストーリーは特にどうということもないのですが、ぶっとんだキャラのボケとツッコミが生きてます。 ちなみに、4コマ誌の『だめっこどうぶつ』という連載の方も、キャラが皆いい性格で、その漫才がきいているというマンガでした。どちらかというと、4コマの方が、この人の持ち味には合っているかもしれない。 しかし、最近の竹書房系4コマ誌。ゲストに遠藤淑子、入江紀子、高橋しん、というメンツ。先日は那須雪絵まで登場しました。すごい。 |
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シンプルでほのぼのした絵柄の、ショートメルヘン集コミック文庫。坂田靖子〜阿保美代(昔、少女フレンドで『アボさんのふるさとメルヘン』などを描いていた人。最近あまり見かけないのがとっても残念)あたりの作風を期待して買いました。実際、作風は近いものがあったのですが、うーん、ダメだった……。 好きな方、すみません。この手のきれいなおとぎ話は、感性が合わないと全滅のようです。私の感覚はどうやら、ここに道徳の教科書じみた、善意の押しつけの臭いを嗅ぎ取ってしまったようでした。似たようなものの中で、どれならOKなのか。難しいものだなあ。 |
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1年以上前に入手して、途中放棄していたのを、このたび引っ張り出してきてようやく読了いたしました。沖縄は石垣島を舞台にした、これは一応ファンタジーでしょうか? 読む前には、島の少年と霊魂の女性の悲恋と聞いておりました。本筋だけならその通りなのですが、何しろこれ、メインテーマ以外の枝葉が異様に多い。妖怪ブタやら、妖怪オバァやらの、現実離れしたエネルギッシュな脇役が、山ほど登場し、好き勝手に動き回って、思いっきり本題をかき回し、かき回しているうちに、長くなってしまったといった物語でした。最初はその脈絡なさと、妖怪オバァ、フジの強烈なキャラクターについていけなくて、しばらく中断していたのですが、ここ1ヶ月くらいで、なんとなく復活。暇を見ては、まったりと読んではやめ、読んではやめ。いつしか、フジオバァを可愛いと思えるようになった頃には、すっかりこの、どこへ転がるか分からない語りを楽しんでおりました。 「風車祭(カジマヤー)」は島に伝わる、数え年97の長寿を祝うお祭りです。内容はおおざっぱに言うと、「フジの風車祭に至るまでの前1年の出来事」です。長寿に執着し、すべてを投げ打って生き延びてきたパワフルなフジ。彼女の家には、フジを筆頭に、5代にわたる出戻り娘+赤ん坊が。いやはやすごい世界だ。ともかく、ばかばかしくも騒々しい南国の1年間は、細かいツッコミ抜きに楽しむに限ります。 |
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そこここで評判を聞いていたのですが、このたびの年末年始でふと読んでみたくなりGET。諸手を上げてハマったとは言えないながらも、なかなか独特の世界観と詩情が印象に残るシリーズでした。 「蟲」とは、この現実とあの世、生物と無生物、そういった境界に存在する異形の何かであり、時折、人間世界にも出現して、奇妙な現象を引き起こす。「蟲師」はその蟲が起こす現象の専門家であるという設定です。主人公は蟲師のギンコ。舞台はおそらく、明治中頃くらいの日本ではないかと思われます。その頃の各地をギンコが旅し、蟲の引き起こす奇妙な現象と対決していきます。 何と言いますか、裏トトロのような物語。古い家に、森に、川に、少し前には確かに存在した何かの気配が、「蟲」としてオリジナルな造形でそこに描き出されています。それはさすがに、トトロのように愛らしくはなく、不定形でどちらかといえばグロい。足のない生き物が苦手な方にはあまりおすすめできないかもしれません。しかし、田舎の土俗な風景の中にある蟲は、一種異様なリアリティがあって、目がはなせないのでした。 蟲師ギンコの、皮肉屋に見えて人情家というキャラも、お約束ながらいいです。 |
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日韓中のJr.団体戦、「北斗杯」。出場選手の選抜予選が始まりました。 あちこちの書評でも指摘されておりますが、この巻の見所はやはり、関西棋院の有望選手、社(やしろ)君登場のようです。カバーのイラストからしても(笑) そして、対する韓国と中国の代表選手も、続々登場。役者は揃いつつあります。おもしろくないわけでは決してないです。ただ、私的にどうも盛り上がらないのはなぜでしょう。今回登場の韓国の有望若手、高永夏選手を超美形にしてみたり。ここにきて、萌えキャラさえ出しておけば…という狙いがあからさまになってきた気がして、やや、引き気味なのでした。 まあそれも、ある程度連載が長くなると、仕方ないのかもしれない。私としてはヒカルの成長物語がメインでさえあれば、ついていけると思います。最近、それもやや、怪しくなってきたが…。 |