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墓場の隣のレストラン、開店1周年記念(^^;。あいかわらず、低レベルな問題山積みながら、いまだに店がつぶれずにいるのは、誰のおかげなのやら。しかしながら、それなりにチームワークが完成してきた、気がしないでもない。 いつもながら、オーナーは幽霊もまたいで通る、肉食獣もびびる、最強ぶりを、みせつけてくれました。あいかわらずのギャグセンス、大好きです。 |
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凍月さんのところで、強力プッシュされていたので、つい手に取ってみた1冊。この作者はこれが初めてだったのですが、うん、これはたしかに波長が合いそうでした。ほどよく耽美で、ほどよくオタクで、軽快でユーモラス。この文体は伝統と格式と、それでいてどこかミーハーなパワーを内包した、歌舞伎のあの世界を描くのに何と似合っていたことか。さて。 その日は琵琶湖畔にある巨大な船舞台「世界座」で、世紀の興行が開催される「カブキの日」であった。少女蕪(かぶら)は、それを長いこと心待ちにしていた。一方、世界座では、歌舞伎の伝統に対する改革派と保守派の対立が表面化する中、この日催される「顔見世」で「何か」が起こる事が噂されていた。波紋のように伝わる、得体の知れない「何か」への畏れと、不可思議な期待感。そして、蕪はその日、若衆の月彦とともに、世界座の3階にあるという、魔窟へと誘なわれるのだが…。 読みながら一瞬、これがいつの話なのか、分からなくなってきたものでした。いえ、すぐに西暦2000年の話なのが明らかになりますが、それまでは、中学生の女の子が、芝居見物を心待ちにしていたり、若衆と客の女性との恋物語が、世間に流布していたり、現代ではあまり一般的でない世界の話に思えたもので。やはりこれは、パラレルワールドの入った、少しばかり古風なファンタジー世界なのだろうか。 読後感はというと、なんとも奇妙に魅力的でした。そもそも芝居の話なので、舞台の描写はふんだんにあります。その描写で芝居の虚構を楽しんでいるうちに、虚構と現実の境界があいまいになり、ついには、「世界座」の抱えている「魔窟」にどっぷりと取り込まれてしまった感じ。クライマックスの舞台の、破壊的なパワーにはもう、参りましたと言うしかなかったです。この現実を蹴倒していく浮遊感は、なかなか得難いと思います。 |
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これもまた、読み終えたのはいいですが、感想が書きにくかったです。 妹尾ゆふ子さんの、現代日本を舞台にした伝奇SF、なのだろうか? 主人公涼子の母の実家、守宮家は毎年、大晦日に「オナガ様」という名の神を祀るのがしきたりであった。オナガ様は普段、土蔵の中の「ミカイ(?)」に封じられているのが、このときだけ降臨されるという。 ところが、三十年に一度、オナガ様に一族から「巫」つまり「神の嫁」を差し出すという、特別な年があった。涼子はその年、従兄弟の渉とともに、否応なく「巫」の役目を負わせられることになってしまう。オナガ様は、降臨され、何と渉に憑依してしまったが…。 うーん、ここに登場する国津神さまたちの伝承は、そう目新しいものでもなかったし、話自体もやや未消化な感じでした。それでも、比較的すらすらと読めてしまったのは、元気なボケ役主人公と、毒舌な従兄弟、渉との掛け合いが、おもしろかったからでしょうか。あとの内容は、あまり頭に残らなかったです。まあ、インターネットで布教する神様など、いかにもありそうなところがよかったかも。いっそこのネタで、バリバリのサイバーSFに徹したものでも、読んでみたいような。 |
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先月発売のコミックスでしたが、感想を書く気にならなくて、今まで放置してしまった。主人公の高校生、聖くんの、ヰタ・セクスアリス。だったのですが、ここにきて、凄い内容に…。これまでは、内容は深刻で痛くても、青年誌連載ということで、対象読者に配慮して萌え要素があった気もしますが。今でもこれに、男性たち、ついていっているのだろうか? 内容もですが、描き方が。というか、これを描いている作者の精神状態が怖いわ、マジで。もういいです。 |
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旧アスキーのログイン誌で、これはもう、MS-DOSマシンの頃から連載されている、ディープなゲームエッセイです。作者は、ほのぼのファミリー4コママンガがメインな人ですが、その4コマの中で、さりげなく2ちゃんねる閉鎖騒動ネタを扱うなど、端々に趣味が垣間見えてます。その作者が、思う存分オタクネタを発散しているのがこれ。ちなみに「ついらくにっし」です。「だらく〜」ではありません。(似てるけど) 今回は「ネットゲーム編」なので、そのほとんどが『ウルティマオンライン』ネタでした。言葉のカベを超えて、見知らぬ人と異世界を冒険する、ネットゲーム世界の雰囲気はつかめたものの、なにしろ身近にやっている人もあまりいないので、あまりネタが分からなかった。不覚。 なので、ちょっと人の悪いネタをチェックしてしまった。作者は実は、この連載中に離婚したはずなのですが、そのあたり見事に一言でスルー。あるときから、夫の人が出てこなくなっただけ(^^;)。また、さりげなく新顔の子猫が登場しているとか、讃岐うどんを食べに四国にいったとか、ゲームと関係ない話ばかり読んでいたような。まあ、それでなくても、最近、ゲームする時間がないので、ゲームネタは通じなかったかもね>自分。 と、言うわけで、まだ全部読み終えていないです。後でゆっくり読もう。 |
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荻原規子、待望の新作です。私の読んだ範囲では、ネット上の評判がいまひとつな感触がありましたが、私的には、なかなか力作で好みでした。ただ、いつものファンタジー畑からは、若干距離があったので、荻原規子らしくないといえば、そうかもしれません。 さて主人公は、『これは王国のかぎ』と同じ、上田ひろみさん。当時中学生の彼女は、『〜王国のかぎ』では、夢の中で異世界に行って、奔放に活躍しておりましたが、今回はあくまでも1高校生として、地道な高校生活を送っております。ちなみに、その高校生活では、特に不可思議なことは、何も起こっていません。なのでこれはどちらかというと、ミステリーに分類するべきなのかも。さて。 主人公、上田ひろみは、都立高の学校群制度により、都立辰川高校に振り分けられた。辰川高校はかつての旧制高校の名残か、男女比3対1で男子の多い学校である。そして、進学校でありながら、やたら多くの行事があり、どの行事も総力で盛り上げるのが伝統であった。そこで彼女は、親しい友人から生徒会に誘われ、その活動を手伝うことになったが…。 そうしてひろみは、生徒会執行部の面々と、次々に行事をクリアしていくことになります。ひろみに関わる男子たちと、女子たち。数が少ないせいもあって、時にお客さん扱いされる女子。そんな中で、最初の行事、合唱コンクールで、不穏な事件が起こる。秋の文化祭が近づく中、行事の妨害を意図する何者かの存在が見え隠れするようになる。誰かが言う。「この学校には名前のない顔のないものがいる…」。このあたりの雰囲気は非常に、恩田陸の『六番目の小夜子』を思い出させました。 で、感想ですが、確かに言いにくい。私の読んだところでは、この作品のテーマは「男の子であること。女の子であること」だったのだと思います。しかし、その結末は、正直納得いかなかった。このテーマを、作者はナマなフェミニズムに流れないように、非常にデリケートに取り扱っているのは分かるのですが、やはり多少は、この高校は男社会の縮図であるといった、フェミニズムの図式も、浮かんでしまった。「女=異物」まではともかく、女の本質は「サロメ」か「八百屋お七」であると断言されてもなあ…。 いや、案外作者は、女から見た「男の園」の違和感を描いてみたかっただけかもしれない。例えば男の作家が「女の園」好んで描きたがるように。そしてそこでは、妙に現実離れした「女の神秘」が強調されるように。 思えば、『西の善き魔女』の頃から、こうしたテーマの片鱗は、あったのかもしれません。 さすがに今回、ひろみの性格や、生徒会の仲間とのやりとりや、高校生活の描写は、細やかに叙情的に描かれていました。何気ない会話でとまどったり、傷ついたり。大人の甘美なノスタルジーに流れることなく、渦中にいる者のイタさも、リアルに描かれていたと思う。高校生が、みんなこんなに頭がよくて、語彙が豊富なのかは知らないけど。 |
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『EDGE』シリーズで感動した、とみながさんのスニーカー文庫初挑戦作品ということで、読んでみました。内容は高校生の男の子の、夏のハードな1日です。 群馬県在住の高校生、瓜生高明は、高校の夏休みのある日、ひょんな事から、家出した幼なじみの同級生、五郎丸(ごろうまる)諒の行方を捜して東京を探し回るはめになる。高校生になって家に引き籠もるようになった五郎丸は、通帳と家にあった猟銃を持ち出していた。五郎丸の妹の綾に泣きつかれた瓜生は、仕方なく五郎丸の後を追うのだが…。 やけになって、行く先々で派手な事件を巻き起こす五郎丸のとばっちりで、ヤクザの抗争に巻き込まれるのをはじめ、一生縁のないだろう世界の冒険に立て続けに遭遇する瓜生。事件そのものは荒唐無稽ながらも、それをとみながさんが描くと、ところどころ妙なリアリティが出てしまう。そして、そのせいか中途半端に地に足の着いた話になってしまい、読後感がぼやけてしまった気もします。五郎丸も、単なる自己中の甘ったれガキなくせに、内面描写がシリアスで、重苦しい感じが抜けきれなかった。どうせなら、ばかばかしいくらいにかっ飛んだ、痛快なアクションコメディにした方がよかったかと、思ったりするのでした。 後書きによると初期プロットはいろいろあったそうなので、もっと現実離れした話でもよかったなあ。SFアクションとか。 ところで、群馬名物のソースカツ丼てナニ?以前、20年近く群馬にいましたが、聞いたこともなかったけど…。 |
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封殺鬼シリーズ、久々の新刊。タイトルは一瞬、「しろくろのきずな」と読んでしまった。正解は「こくびゃく…」です。 さて、天狗らのたくらみで、現実の新宿と隔絶された異空間の新宿に閉じこめられた、本家の鬼と鬼使いたち。そして、異空間の新宿は、現実の新宿を次第に浸食していく。いつもの面々は、世界の崩壊をくい止めることができるのだろうか? と、以上が前巻までの部分であり、今回はひとまず、この話が一段落いたしました。しかし、これって別にラスボス戦ではなかったようで、戦いが終わっても話がほとんど進まなかったところが、またなんとも…。 その間連中、異界で何をしていたかというと。もしかして、単に「聖が漫才をしていた」だけだったりして(^^;。いやー、この漫才も久々笑わせていただきましたけど。聖の出番が多いと、やはりうれしいです。 さて、次巻こそ、風呂敷がサクサクたためるでしょうか。ラゴウに敵対する、柿色の鬼の正体とは?今回の「ラゴウの正体」で、ラゴウは地上に墜ちた星の神であるという表現があったので、もしかすると暁の明星、ルシフェルに由来するのかも、などと考えてみたのですが、それに敵対するとなると、さて、何だろう? |
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第1部終了後に描かれた、読み切りサイドストーリーをまとめた1冊。普段の脇役キャラのそれぞれにスポットが当たっていて、なかなかおもしろかったです。 私のお気に入りは、奈瀬ちゃんの話。これで初めて気がついたのですが、彼女は飯田君といいコンビだったのね。飯田君、あまり本編ではいいところが無かったけど、いいやつじゃん。 それと、天才倉田6段の競馬の話も言うことなし。中学生倉田は、いかにも彼らしい中学生でした。 しかし、奈瀬や三上の話には、なかなかインパクトのあるこゆいオヤジが登場します。ほったさんの小畑さんへのインタビューなど読むと、ほったさんと小畑さん、2人してオヤジ萌えしていた模様。仕方ないか(笑)。 |