2002年4月度 |
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実は密かに楽しみにしておりました。果たして何年ぶりになるのだろう。『私を月まで連れてって』の続編です。メロディ誌に掲載されているのを見て、単行本になるのを待っておりました。いやー、なつかしい。 内容は、『私月』の最終回に生まれた、シェラトン家の双子の兄妹のお話。頭脳明晰、眉目秀麗、ついでにエスパーでありながら、度し難いシスコンに生まれついたブライト君。そこには、シェラトンの御曹司としての屈折もあったりして、難しいお年頃。そんなブライト君5歳〜15歳の物語です。 15年も経っている割には、ニナ以外、ほとんど外見が変わらないのも、ご愛敬です。ニナはあこがれの、ナイスバディのおねえさんになり、ダンは准将に昇進し、少年少女たちのあこがれを一身に集めている。そうなっても、おバカをしでかした夫連中が、妻にガミガミ怒られるという構図は相変わらずでした。この肩の力の抜け具合、好きだったなあ。 |
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小野不由美作品漫画化。しかも作画が、コバルト文庫等の挿絵でおなじみの、梶原にきさんということで、注目しておりました。 絵柄は、うん、申し分ない。カラーも渋く丁寧に仕上がっております。そもそも原作も、読んでいて話が進まないのにイライラさせられたクチなので、その雰囲気がよく出ていると思う。これから、佳境に入っていく話をどう描いてくれるか。先が楽しみです。 |
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絵柄が気に入って、つい買ってしまいました。むかーし昔、リュウ誌で描いていた、真乃呼さんに、作風がちょっと似ていたので。この作者は初トライです。 内容は、近未来のお話。地球温暖化による海面上昇で、海に沈んだ都市。主人公ミミは、海に適合した「ダイバー」と呼ばれる人々の1人で、沈んだ都市からいろいろなものを引き上げるのを仕事にしています。 海中に沈んだ文明という設定と、その水の中を自在に潜っていくという開放感。ストーリーは、正直目新しいというほどでもないのですが、潜るシーンに何とも言えない心地よさがあって、なかなか気に入ってしまった。 同時収録の読み切りの、雪国コメディに爆笑。こういうのもっと、描いてくれないかなあ。 |
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以前にゆかり様からおすすめされたことがあり、気に入ったのですが、そのときは入手困難の絶版本であったこのマンガ、このたび復刊したので、めでたく入手できました。 舞台は、伝統ある女子校。寄宿舎もあるその学校には、女の子たちの、そこで過ごした長い長い時間と、ひそやかな想いが息づいている。その学校で、少女たちが時折出くわす、ささやかな不思議のお話。 と、言うわけで少女趣味と呼ぶなら呼べ。おそらく現実には何処にも生息してはいないであろう、少女なる生き物のエッセンスを煮詰めたような、やさしい甘やかなる世界。 おそらく、こういう世界は、どんな作家さんでも、一生のある時期にしか描けないような気がする。ストーリーがどうとかでなく、その、しんとしたノスタルジックな空気が得難い1冊でありました。 |
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前巻の和やか展開から、急転直下です。エティカヤ編、長くともあと2冊で、クライマックスらしい。これはさすがに、ネタバレしないと感想書けないです。 さて、バルアンと別れて、ルトヴィアに帰還したカリエ。しかも今度は、ギウタ皇女様であることが公になってますので、身の危険もなく、賓客として、周囲にかしずかれる毎日。ここで「これよ、これなのよ」と、ばかりにガッツポーズをとるところが、カリエたる所以ですな。 そして、プリンセスだから、安楽に暮らせるとは限らないところが、須賀さん的物語展開と言うべきか。迷走するルトヴィアのために、またしてもカリエは、酷な選択を迫られる。目が離せないです。 しかし、少女小説において、これだけ純粋に政略的な結婚話は、そうそう描かれるものではないでしょうな。普通なら「王女の政略結婚=悲劇」であろうし、相手はイヤな奴と相場が決まっている。ここではドミトリアスもグラーシカもロイもミュカも、それぞれが私心なくルトヴィアの事を思うが故に、カリエに結婚して欲しいと言っている。それは、ミュカも含めて、あくまでも愛や恋とは別次元の話であり、そのことはカリエも十分納得の上なのでした。 それはそうとして、別離したとたんに、バルアンが急浮上なんですけど…。そう、カリエの夢に登場したようなのじゃなく、タイトル通り覇王となった血まみれのバルアンを見てみたい。彼が、カリエを引っさらっていく展開を期待します。彼はあまり長生きはしそうもなさそうだが。 最後にエド。この先、出番あるのか…? |
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かなり前に、アニメ化されたものを、一通りビデオで観ました。何より、子供たちが意外なほど気に入ってしまい、原作1〜8巻を買わされてしまっていた。 さて、内容はというと、これが、めちゃくちゃえぐいんだな…。主人公は、ジャングルのとある村で生活する少年、ハレ。彼は、シングルマザーである母親のウェダと、それなりに平和に暮らしていた。 そのハレのもとにウェダが、ある日、身元不明の女の子を連れて来た。ジャングルで出会ったその子の名前はグゥ。ハレの家で暮らすことになった彼女は、どこか、人間離れしてヘンだった。そして、その日から、ハレの平穏な日々は終わりを告げたのであった。 何と言っても、身勝手野郎のふきだまりのような環境で、ケナゲに立ち回る苦労人のハレの姿が、涙を誘います(ウソ)。なにしろ、ハレの周りの大人も子供も、誰もハレの都合など考えない。母親のウェダからして、超マイペースな女だし。更に、ハレの学校に赴任してきた保健医が、彼の父親らしいことが判明。ところが、これが見事なまでに無責任な最低男だし。かくのごとく、子供向けにしては、異様にドライな人間模様。そこで更に、状況をややこしくするべく、鬼畜なツッコミを入れるグゥ。 まあ、子供が、世界は自分を中心に回っている訳ではないということを思い知るには、いいサンプルというべきなのか…。 絵柄の少女漫画チックな可愛さと、ほとんどブラックな笑い。なかなか一筋縄でいかないおもしろさです。 |
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先日映画を観て、遅まきながら原作に手を伸ばした、にわかファンです。さて、すべてのファンタジーの原点にして、ファンタジーファンのバイブルたる、この作品。とにかく長いという印象があったので、今更読むのは、どうなることかと思ったのですが…。 文庫本にして4冊が、意外にサクサク読めました。あらかじめ映画でストーリーを知っていた事も大きいと思いますが、内容は十分に盛りだくさんで、少なくとも展開がたるいとは感じませんでした。 どうしても映画と比べてしまいますが、映画の方は、主人公の苦難や、危機的状況が主軸に据えられており、全編是、スリルとサスペンスという、つくりになっておりました。原作の方は、それでいくと、多少のんびりしていたかも。 それでも、今更ながら、映画はよくできていたのだなあ。原作と、多少設定の違うところはあっても、違和感なくなるほどと、納得のいく換え方になっていたと思う。ただ、フロドと他のホビットたちの友情など、原作を読んで、初めて納得のいった所もありました。サム、もうちょっとちゃんとした出番がほしいところだった。 敵は強大。責務は選ばれし者の肩にのしかかる。フロドと仲間たちは、この劣勢をどう挽回していくのか。続きを求めて、ようやく第二部に突入しました。これも、どう映像化されていくのか、今から楽しみです。 |
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以前、『風翔ける国のシイちゃん』で気に入ってしまった作者の新作なので、入手しました。「シャングリラ動物園」はこの世の楽園。小学生のしのぶちゃんのおかあさんが経営者ですが、客が来ない割には、なぜか余裕のある経営状況。大物極道の娘たるお母さんは、どうも、いろいろと裏家業で稼いでいるらしい…(^^; 鉄火肌のお母さんと、のんびり高校生のおにいちゃん。また、お友達のカイト君のお父さんは、新興宗教の教祖様。そうした、あまり普通でない人々に囲まれて、けなげに動物園を盛りたてる(?)しのぶちゃんと、ペンギンのタツ君他の、ほのぼのストーリーです。いやー、なごんでしまう。この人の話、やっぱり好きだわ。 |
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アラバスタ編完結。ひとまずは、大団円でした。 新しい冒険へと旅立つ、ルフィ海賊団。迷いつつ、ビビの選んだ道は?ラストも泣けました。 ペルの最期は圧巻。本来、こういう自己犠牲な展開は、あまり好みではないのですが、彼が王家とビビを真剣に守ってきた歳月にグッときてしまった。こういう人々に、見守られて育ってきたビビが、自分の国を愛し、必死で守ろうとしたのは、ごく自然な事なのでしょう。ルフィたちは、ビビの国への想いに感じて、はるばるここまで来た訳だし。その彼女が、国を捨てていけなかったのは、無理のないことだとは思う。それは分かっていたけどね…。 このラストは、なぜか『薄紅天女』(荻原規子)を思い出してしまった。それと、なぜか萌えたのが、自分の無力さに打ちのめされたたしぎの、滂沱の涙。がんばって強くなってくれ。応援してるから。 |
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