2001年7月度
   
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Novels
『西の魔女が死んだ』 梨木香歩  新潮文庫

高さんや他の方のページで好評でしたので、気になっておりました。日本児童文学者協会新人賞受賞作ということですので、一応これがデビュー作になるのでしょうか?

中学生のまいは、クラスで孤立してしまった事がきっかけとなり、学校に行けなくなった。ママは、ぜんそくの治療もかねて、まいを「西の魔女」こと、母方のおばあちゃんのもとにあずけることにした。おばあちゃんは、日本に嫁いだイギリス人で、ほんとうの魔女だった。数え切れない生活の知恵と、生きる力をまいに授けてくれた。

この、まいとおばあちゃんの2人の生活が、とってもすがすがしくて、心洗われてしまいました。西の魔女は、まさに、カントリーライフの達人。彼女の、自給自足に近いながら、このうえなく贅沢な暮らし。こんなゆったりとした暮らしは、現代人には到底できないとは思いますが、あこがれてしまいます。そんな生活の折々に交わされる、まいとおばあちゃんとの会話。深淵で、哲学的でありながら、しみじみとあたたかい言葉の数々。このラストは泣けました。

と、いうわけで、とーっても気に入りました。次は梨木さんの「裏庭」を買った。
『なつのロケット』 あさりよしとお  白泉社ジェッツコミックス

小学生が、自分達の力で、衛星軌道ロケットを打ち上げる話。実は、「少年達がロケットを打ち上げる」という枠組みは、川端裕人という方の小説を元ネタとしているそうです。そちらは、高校生くらいらしいですが。

もう、「これが男のロマンじゃあ!文句あっか!」の世界を、地で行っちゃってます。自己陶酔けっこうと、開き直ってます。だからこそ、少年達の1夏の体験は、みずみずしく切ないです。はい、文句ありません。ベタだが、こういうのは大好きだ。
『聖☆高校生』4巻 小池田マヤ  ヤングキングコミックス

小池田マヤさんの、青年誌連載マンガ。ハードなH描写もありますが、それを、いかにも楽しそうにノリノリで描いております。

主人公の聖君。前巻で家出して、歌舞伎町に勤務する風俗の女性のヒモになっていたが、そこを出て、レズビアンカップルの部屋に居候。働こうとして、ホストクラブを紹介してもらったが…。

主人公は、堕ちるところまで堕ちてますが、それでも、話は妙に明るいです。聖君も周囲の人たちも、少しも自分を哀れんだり、世をすねたりしていないせいかも。彼のホスト修行など、どう見てもスポコン風で前向き。このあたりは、作者の取材の成果(^^;)が、存分に発揮されているようです。本当にこういう世界なのかねえ>ホストクラブ。

さいてー!と思いつつ、おもしろい。イクところまで行ってくれい。
『おさんぽ大王』5巻 須藤真澄 エンターブレイン

須藤真澄のエッセイマンガ。思えば、第1巻から、競馬に入れ込む痛い体験をネタにしていたりして、サイバラっぽい…、と思っていたら、今回しょっぱなから、やってました。サイバラごっこ(^^;)。

それはさておき、今回のネタは、幕張にある超有名なネズミのいる遊園地探訪記。サーカスの舞台裏取材レポート。沖縄旅行記。町田にあるの巨大100円ショップ散策。etc…

大ネズミーランドは、著作権の関係で、その手のキャラ描写いっさいなし。判じもののようで、楽しかった。また、だだっ広い5フロアをぶち抜いた町田のダイソーは、確かにすごいんであります(ローカルネタ)。

はい、いつもながら楽しかったです。ゆず君、あいかわらず達者で何より。
Novels
『地上(ここ)より永遠(とわ)に』 須賀しのぶ コバルト文庫

長く続いてきた「キル・ゾーン」シリーズ。終わってしまいました。

予告にあったときは、本当に終わるのか?ちゃんと終わるのか?と、みんな(私の周囲ではほぼ全員)がそう思っておりましたが、本当に、終わりましたあ(T_T)。ああ、よかった。近年、こんなにちゃんと終わったシリーズも、珍しいです。しかし、今更ですが主役はやっぱり、あのBBコンビだったのだわ(^^;)。以下、ネタバレ。

やっぱり最後はヴィクトール。自身の不毛と分かり切った美学に殉じた彼、かっこ良すぎでした。最後のユージィンとの一世一代の陰険漫才。これだけお互いに執着し合っていながら、やおい臭いところのない関係をよくぞ描ききった。須賀さん、これで1つ抜けたんじゃないかなあ。今後が楽しみです。

キャッスルとラファエルは…。まあ、あれでいいか(と、いうか、どうでもいいか(笑)エイゼン贔屓の私といたしましては、彼が目覚めたときの、あの台詞に実は、ぼろぼろ泣いてしまったのでした。いつもへらへら余裕かましている奴の、心の声というのは、やはりグッとくるものがあります。

しかし、最終巻の展開、つい、「ファーストガンダム」のラストを思い出してしまった。頭の中で永井一郎さんのナレーションが…。
『雷鳴(いかずち)の符』  あしべゆうほ ボニータコミックス

何となく手に取ってしまった。あしべゆうほさんの、陰陽師マンガ。平凡な女子高生、美菟(みと)の家系は代々、陰陽師や巫女を輩出してきた血統。彼女の家の土蔵には、ご先祖代々封印してきた、因縁のお宝がぎっしり。そして、彼女自身も、京都へ修学旅行に行ったついでに、一条戻り橋の袂で、主を持たないはぐれ式(^^;)を拾ってしまった。

と、いった、新米陰陽師の、すちゃらか怨霊退治譚?と、思っていたら、平安時代にタイムスリップしたり、晴明御大が登場したり、なかなか、陰陽道オタクの「これくらい知っているでしょ?」という、ツボをうまく料理しております。式が美形揃いなのもいい。

あしべゆうほといえば、『悪魔の花嫁』は途中挫折。『クリスタルドラゴン』も同じく。短いのを、あまり読んだことがなかったですが、これは作者が好き勝手に遊んでいる感じで、気に入ってしまいました。これを読んでいて、つい思い出してしまったのが、麻城ゆうの小説。平凡な少女が、何の脈絡もなく大冒険できてしまう奔放なところが、それっぽいです。そういえば、仲良かったのよね、この2人。

続きがありそう、というか、かなり未解決なまま終わってるので、続きもあるなら読んでみたいです。
Novels
『天帝妖狐』  乙一 集英社文庫

1998年に刊行されたハードカバーの文庫化。ホラーな短編が、2編収録されています。ネットで時折話題になっておりましたので、読んでみたのですが。おもしろかったです。これなら文句なし、でした。

「A MASKED BALL」は、一風変わった学園ホラー。高校生の主人公が、学校内での喫煙場所に選んだのは、人気のないトイレ。そこにあった奇妙な壁の落書き。その落書きに、落書きで応答するうちに、面識のない、数人のトイレの利用者たちの間には、奇妙な連帯感が芽生える。そして…。という話。顔の見えない相手の不気味さに、ゾクゾクさせられました。

また、表題作の「天帝妖狐」。主人公はひたすら不幸で哀しい境遇なのですが、それを最後まで不気味に淡々と描ききった迫力がすごい。

思うに、この人、ライトノベルに行くのは早すぎたのではないかなあ。抑制のきいた、リアルな描写の積み重ねによって、骨太い物語を構築していくこともできる人なのに。これに比べると、最近のライトノベル作品は、やはり、うすっぺらに思える。ウケているだけに、ここらでしっかり、手抜きのないものを書いてほしいと思ってしまいます。
Novels
『宙都 第一之書〜美しき民の伝説』 柴田よしき 徳間ノベルス

『炎都』で、京都を舞台にした、妖怪パニック小説としてスタートしたこのシリーズ。地震で交通が寸断され、孤立した古都京都に、封印されていた妖怪が蘇り、人々に襲いかかる、といったところから始まったのですが(これだって十分ファンタジーだが)。この巻で、シリーズ4作目。ずいぶん遠くへ来てしまったねえ。

京都のローカルな災害は、シリーズ毎にどんどんスケールアップしていくし。日本列島は太平洋に向かって移動していくは、京都の上空に幻の大陸が浮かんでいるは。いつのまにか、宇宙の種族間戦争やら、暗黒の破壊神やらが入り乱れる大河SF巨編になりつつあります。このトンデモぶりは、某『魔界水滸伝』(栗本薫)な世界を彷彿させます。普通、ここまでくると、単なるイッちゃった電波小説になりそうなものですが、この物語、まだまだおもしろいです。もう、どこまでやってくれるやら、とっても楽しみ(マジで)

うまいのは、話の端々が妙にリアルなのです。壊滅的な打撃を受けて、電気が復旧しない京都では、他地域でバッテリーを充電してきて売り歩く商売が普及しているとか。闇の種族の息がかかった、危機管理委員会なる組織の不気味さとか。そういうディテールに支えられて、何とかこちら側に踏みとどまっている感じです。

しかし、やっぱり人間キャラは、影が薄くなっている。というか、みんな性格が似通ってきてしまい、誰が誰だったか、実は思い出せなかった。だって、女性キャラはみんな強いし、男性キャラはみんな、情けないんだもん(^^;)。人間以外の天狗や、ゲッコー族の面々がラブリーでインパクトが強いだけに。もうちょっと、がんばってくれ、人類。
Novels
『ハイウェイ惑星』 石原藤夫 徳間デュアル文庫

今年の2月に買った割には、読むのにずいぶん時間がかかってしまったなあ。サブタイトルは、「惑星調査艇ヒノシオ号の冒険」。惑星開発コンサルタント社の調査員である、ヒノとシオダの2人が、広い宇宙にある数々の惑星を調査する物語。登場するのは、ペルシダー型「空洞惑星」やら、質量1グラム以下のマイクロブラックホールが生産される「ブラックホール惑星」やら。そのマイクロブラックホールをお茶漬けに振りかけて食べると、気持ちよくトリップできるので、習慣性があるとか…(^^;

そんなのありかい?と笑ってしまうトンデモエピソードを、それでも気合いで、無理矢理科学的に仕上げてしまったという感じの、一風変わったハードSF短編集です。いかにも、挿絵のあさりよしとおさんが好きそうでした。私も、好きだわ、こういうの。難を言えば、ヒノとシオダのキャラが、少々、無個性過ぎたかも。

作者の石原さんは、こういったハードSFの、大御所であったらしいです。なるほど、ちょっとノスタルジックな感じもありました。アイデアは決して古くないですけど。
Novels
『華胥の幽夢(かしょのゆめ)』 小野不由美 講談社文庫

「十二国記」シリーズ最新刊の短編集です。収録作品は、「冬栄」「乗月」「書簡」「華胥」「帰山」の5作です。

この春に、講談社の冊子IN☆POCKETに掲載された「冬栄」は戴国の話。
同じく、メフィストに掲載された「華胥」は、才国の話。
「乗月」は、祥瓊が去った後の芳国の話。
「書簡」は陽子と楽俊の愛の交換日記(ウソ)
「帰山」は傾き始めた柳国を、利広が旅する話。

「乗月」「書簡」「帰山」の3作は初出欄が「未定稿をもとにした書き下ろし」という、よくわからない説明になっていました。素直に、同人誌発表作品と書いてはいけないのだろうか?

久々に、登場してうれしいあの人。なつかしいあの人。また、繰り返される、王朝の盛衰。その1つ1つが、「十二国記」世界における王制の意味を問い直す佳作でありました。

もう立て続けに新作が読めて、感無量。これからもこのペースで、新刊が出てくれれば、もう何も言うことはありません。
Novels
『月に呼ばれて海より如来る』 夢枕貘 徳間文庫

文庫化記念に再読しました。以前読んだのは、10年以上も前のこと。貘さんの小説自体も、なんだか久しぶりだなあ。

この「螺旋」をテーマにした物語を、初めて読んだときは、宇宙の謎の一端を手に入れたような知的興奮を覚えたものでした。これと、SF大賞受賞作の『上弦の月を喰べる獅子』は、「宇宙」についてひたすら問いかけることで、奇跡的に物語となりえた作品。作品のテーマの壮大さは言うまでもないですが、それを作品化するにあたって、作者がどれだけ苦闘したかが伝わってくるような力作でした。

宇宙のロマンを追い続けるかつてのSF少年は、『陰陽師』でも、宇宙を数理学的に読み解こうとしている気がします。それは、コンパスで螺旋を描いてうっとりする清明様の姿に受け継がれているのかもしれません。
Novels図書
『麦酒の家の冒険』 西澤保彦  講談社ノベルス

男女4人のグループが、あちこち出かけて事件に遭遇。しかし、何はなくても、酒はある。飲んで酔っぱらって、脳みそをフル回転させ、鋭い読みで事件解決。といったシリーズであるらしい。これはその、第2作目です。1作目は見あたらなかったので、とりあえず読んでみました。作者は、私が知らないだけで、本格ミステリでは知られた人のようでした。

主人公は大学生のタック。探偵仲間はタックの大学の「ボアン先輩」、友人の「ウサコ」(♀)と「タカチ」(♀)。夏休みに高原に遊びに出かけた4人は、その帰路に車がガス欠になったせいで、遭難しかけてしまった。やっとの思いで、誰かの別荘にたどりついた4人は、別荘が無人なのをいいことに、窓を割って侵入(オイオイ)。一夜の宿を借りた。ところが、その別荘は、とてつもなく奇妙なところであった…。

ほとんど家具も荷物もない、空っぽの建物に、ぽつんとベッドが1つだけ。そしてその他には、2階のクローゼットの中に、隠すようにして、小型冷蔵庫が1つ。冷蔵庫の中には、ぎっしりと缶ビールが、総計96本。そして、大量のジョッキが冷やされている。

この奇妙な家はなんなのか?誰がなんのために、この別荘を奇妙な「ビールの家」にしたのか?その謎をめぐって、4人はこの家のビールを失敬しながら、侃々諤々議論を続けます。この、「ぜったいありえなさそうな状況」の謎が、ラスト近くで鮮やかに解かれるところは、なかなか見応えがありました。

ただ、この探偵チームの面々。嫌いというわけではないが、それほど好きにもなれなかったのが、物足りないです。大学生という設定ながら主人公の視点はどこかオヤジ臭いし、女性キャラは、類型的で今ひとつだった。

また、楽しく酒を飲むのはいいが、つまみもなしに、ビールだけを何本もがぶ飲みするのは、ちょっと。せっかくのエビスビールが不味そう。

『緑の少女』 山田ミネコ  メディアファクトリー

「最終戦争シリーズ」、文庫化2冊目。収録作品は表題作と「自我系の暗黒めぐる銀河の魚」、「市議会」、「パトロール」、「最終戦争詩集」、「火星人と竜の城」、「セラフとザンベジ川」、「霊」(書き下ろし)。なかなか盛りだくさんです。       

今読むと、全体の雰囲気は、まことに厭世的です。「自我系の暗黒めぐる銀河の魚」なんてすごい。最終戦争を生き延び、都市に閉じこもって暮らす人間達。しかし、不自由なく暮らしながらも、人々の心は徐々に絶望に蝕まれていく。
太古の生命力を描こうとする画家志望の少年と、死と絶望を歌おうとする歌姫「唱(トナエ)」。彼女の纏う負の存在感は、強烈でした。

「緑の少女」は未来人が、大化の改新直後の古代日本に旅し、古代の人々の生命力に触れる話。これは昔、読んだ覚えがある。なかなか好きでした。

そして次第に、未来都市の真の「敵」の存在があきらかになっていく。次巻はどうなっていくのだろう。

『遙かなる時空の中で』3巻 水野十子  花とゆめコミックス

昨年ハマったコーエーの人気ゲーム漫画化、3巻目。連載でチェックしていた名シーンが入ってます。ネズミになった泰明さんとか、呪詛を祓う泰明さんとか(そればっか…)。いかにも作者に贔屓されてるようで、うれしいです。

では、ゲームのIIも期待しておこう。
『彼氏彼女の事情』11巻 津田雅美  花とゆめコミックス

快調、現代高校生の恋愛事情。11巻目。この巻は、まるまる翼ちゃんと一馬君のお話。雪野&有馬はほとんど出ていませんが、これはこれでなかなかよかったです。

なにより、音楽する場面が、秀逸。音と想いとが共鳴して響きわたるようなシーンが、見ていて心地よかったです。
LaLa本誌での連載の方は、ようやくこの話が完結。次章も楽しみです。
Novels
『ミドリノツキ』(上) 岩本隆雄  ソノラマ文庫

昨年『星虫』のシリーズでハマった岩本さんの新作。一応、独立した話です。買って、ほくほくしながら帰ったら…。おいおい、この「上」ってのは何なんだ。

ある日、奇妙な夢を見た主人公。ところが、その同じ夢を、全世界各地の人が、同時刻に見ていた。そこへ今度は、空から正体不明の奇妙な物体が落下してくる。それは、全人類が否応なく巻き込まれる、盛大な「イベント」の始まりであった…。

空にあこがれる主人公。空から降ってくる謎の物体。ここまでは、『星虫』の展開と酷似しており、なんだかなーと思っておりましたが、その後の展開には、思わず引き込まれてしまいました。

上巻を読んだところでは、期待大です。続きが読みたいです。下巻早く出してー!
Novels図書
『リセット』 北村薫  新潮社

「人と時間」をテーマにした著者の3部作。『スキップ』『ターン』と読んできたので、最後の1冊も読んでみました。

実は、この前2作については、あまり評価しておりませんでした。『スキップ』の結末は、恋も知らないままに、40男との夫婦生活を受け入れて生きていかなければならない主人公が、あまりに哀れだったし、『ターン』は、展開のタルさに、読んでいて退屈してしまった。

そして、この2作が、テーマの「時間」なるものにどれだけ迫れたのかは甚だ疑問でした。これまでに、時間テーマの名作なら、山ほど知っているし、胸を締め付けられるような感動も味わってきた。このシリーズは、それらと比べて、ツボの方向があまりに違っていました。そう、これはSFと思ってはいけないのだな。

そして、3作目『リセット』。今度は転生がテーマです。太平洋戦争の始まりから、終戦間際にかけて、女学生であった主人公の手記で始まる物語。読み終えて、一言。『海のオーロラ』だ(爆)。

主人公が生きた時代を、膨大な資料にあたりながら、丹念に描き出しており、個々の時代のエピソードは、決してつまらなくはなかったです。しかし、長い長い時間をかけて、ようやく現在にたどりついたあげく、あのラストでは、あまりにひねりがないのではないだろうか?

また、最近、北村さんの描く女性キャラが、あまりに「おじさんから見た理想的な」カマトト少女ばかりになってきた気がして、読むのがつらくなってきました。もう、潮時かもしれない。