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『魔法飛行』 加納朋子 創元推理文庫 560円 |
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タイトルと装丁に惹かれてGET。ファンタジーかと思いきや、かなりありがちな日常的ミステリーでした。主人公は女子短大生。彼女の何かと忙しい日常で起こるささやかな謎めいた事件。そして、それを名探偵役の瀬尾さんという男性が、主人公への書簡の中で、鮮やかに解いてみせるという形式。 うーん、はっきり言って物足りなかった。謎も、キャラも、文体も、いまいち好みでなかったです、残念ながら。この本自体は、鮎川哲也賞を受賞した『ななつのこ』の続編らしいのですが、そちらを読む気にもなれなかった。 なにより、ヒネた私は、どうしてもこの、無垢で無知な主人公を好きになれなかったのです。彼女が未熟であること、しかしそれでも、前向きに努力していることはわかる。しかし、その未熟さをすがすがしいと思うよりは、自分自身に無自覚な鈍感さや、成長を拒否した開き直りと感じられてしまう。おそらく、かつての自分への同族嫌悪も入っているのでしょう。 やっぱり、本に出会うのに時期というものはあるのだろうか。いや、おそらくこれを15年前に読んだとしても、好きにはなれなかっただろう、多分。 |
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『愚か者の恋』 新田一美 講談社X文庫 550円 |
| みかさんからの、借り物。ようやく読了。長いことすみませんでした。今回は、内容より何より、タイトルが決まってますね。お、と思って読むと、「愚か者」というのは、ただのストーカーの事だったりして。この次の最新作も出ていましたが、なにか進展があったのでしょうか。 |
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『最遊記』1〜5巻 峰倉かずや エニックス |
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歌舞伎に行く前に、時間があったので、マンガ喫茶に籠もって読了。うーーーん、掲示板でも書きましたが、絵はうまいしキャラは美形だし、会話は軽快。八戒なんぞ、ツボなタイプだったのですが…。 舞台は、中華風異世界。そこには妖怪と人間が長いこと、共存してきた。しかし、ある日、妖怪が一斉に自我を失い凶暴化する。それには、牛魔王の何らかの陰謀が絡んでいるらしい。その世界の謎を解き、世界を救うべく、三蔵法師と「下僕」の3人組が旅立つのであった。 2巻から始まったキャラの暗い過去シリーズが、延々と続き、どんどん話が暗くなっていくのが残念でした。傷をなめあっとらんで、さっさと話をすすめくれい、という気分になってしまった。ファンの皆様、すまんです。 |
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『砂の覇王』2巻 須賀しのぶ 集英社コバルト文庫 476円 |
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わあい、出た出た(^^)。さて、前巻でカリエを待ち受けていた運命とは、砂漠の国、エティカヤの奴隷商人に捕まって、エディアルドともども、売り飛ばされるという、なかなか鬼畜な展開でありました。それでも、ハーレムの女奴隷となっても、ひたすら前向きに運命に挑むカリエ。閉ざされたハーレムの中もまた、なかなかドラマティックな場所でありました。 こういう、ハラハラドキドキで目が離せないストーリー展開というのを、久しぶりに読んだ気がする。次巻は秋の予定だそうで、待ち遠しいです。 |
| 『クッキングパパ』60巻 うえやまとち |
| 料理の得意なサラリーマン、荒岩さんをめぐる人々をあったかーく描く、この料理マンガもついに60巻です。この巻には、沖縄旅行編が入っていて、南国の食べ物が美味しそうでした。沖縄行きたい。何もしないで、ひたすらきれいな海を見てきたいなあ。 |
| 『Home Sweet Home』3巻 五十嵐浩一 |
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これは、ダンナ本ですが、意外と好きです。主人公は、妻を突然交通事故で亡くして、小学生の子供2人と途方に暮れる父親。そこに、すっかり疎遠になっていた、高校の同級生が2人、転がり込んでくる。そうして、男3人と子供2人の、奇妙な同居生活が始まった。 妻/母親の死という空白を、必死で埋めようとする親子3人。そして、かつての同級生達の、さりげない友情。つい、ほろりとくる、ホームドラマ、もしくは人情ドラマです。この巻ではないですが、下の子が小学校に上がるのに、友人総出で名前書きをするシーンには、笑いました。 |
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『聖★高校生』2巻 小池田マヤ 少年画報社 ヤングキングコミックス |
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ほのぼの系4コマから、トレンディードラマ系4コマラブストーリーまで、最近は広範囲にこなしている小池田マヤさんが、これは青年誌で連載している、かなり過激めのH4コマです。ストーリーは、高校生、神保聖(ひじり)くんの「ヰタ・セクスアリス」。1巻では、弱くて、イジメられっ子であった聖君が周囲の女性陣に導かれて、大人の世界を知るというお約束の展開でしたが、2巻では、もはや、笑えなくなってきました。 若くて余裕がない年代の恋愛の痛さ。それぞれが、男の都合、女の都合、そして大人の都合を抱えているのですが、その身勝手さや感情的なずれが、あまりに等身大すぎて、痛いのです。男の側からも、女の側からも幻想をはぎ取ったら、恋愛というものは、ここまでシビアになるのだろうか。とかく今時は、男も女も、自分を甘やかしてくれるだけの、癒し系幻想ラブストーリーに走りがちですが、そんな幻想を吹き飛ばすような、男と女のリアリズムは一見の価値有りです。 後書きによると、作者はハッピーエンドにするつもりらしいので、それを信じて、途中のシビアさを楽しみたいです。 |
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『百鬼夜行抄』7巻 今市子 朝日ソノラマネムキコミックス |
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人に見えないものが見える少年、飯嶋律と、彼の周りで起こる奇妙な事件。律をめぐる人(?)々や、彼の父親の体に棲む妖怪、青嵐やら、律のプリティーな下僕やらが繰り広げる、妙に飄々とした日常。怖いのは本当に怖いのですが、その一方でこの面々のかけあい漫才に大笑いできるという、非常に貴重なマンガであります。このシリーズは、ぜったい読んで損はないですぜ>未読の人 この巻では律君は、いろいろとふつーの受験生にない苦労をしたあげく、ようやく晴れて大学生になりました。全体的に、怖さは薄めだったかもです。中の「不老の壺」はネムキの今市子特集号で書き下ろされていた話でしたが、このラストは、なかなか好きでした。 |
| 『にしむく士』4巻 大和和紀 |
| 江戸で暮らす庶民の日常を描いたホームコメディ4巻目。この巻も江戸のコギャル、江戸のキャリアウーマン、江戸のお受験…。ほとんど現代の時事ネタでありますな。どこまで、本当にあったことやら…。 |
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『キル・ゾーン』 須賀しのぶ 集英社コバルト文庫 381円 |
| ブック・オフで、20円(^^;)でゲットできて、ラッキー。舞台は23世紀の内戦にあけくれる地球。当時、支配者階級は月に住み、地球の支配権を確立しようと暗躍しているが、地球住民は、レジスタンスを組織し、それに対抗している。主人公たちは、月の配下に所属する、傭兵部隊である、らしい。そのあたりの設定は、まだつかみきれないです。まあ、シリーズ第1作ということで、お約束のキャラ配置も、どう見ても無理のある、オイオイ…な奇襲作戦も、大目に見ましょう。この先、どううまくなっていくかが、楽しみです。 |
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『ブルー・ブラッド』 『ブルー・ブラッド』復讐編 『ブルー・ブラッド』虚無編 前後 須賀しのぶ 集英社コバルト文庫 |
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須賀しのぶ、手当たり次第状態で、目に付いたのを借りてきました。これは、どうやら『キル・ゾーン』シリーズの外伝にあたるらしいです。舞台は、23世紀の火星。火星社会はブルー・ブラッドと呼ばれる、名門の一族に長く支配されていた。主人公、ヴィクトールは、その名門の一族に生まれ、しかも遺伝子操作による「強化人間(ユーベル・メンシュ)」として、将来を約束されていたが…。 知力・体力ともにずば抜けておりながら、心理的にもろい面を持つ、「ユーベル・メンシュ」のヴィクトールと、周囲の人間をとりこにして、思い通りに動かす「邪眼」能力を持つ、ユージィン。権力に一番近い場所で生きるこの2人の関係がメインのシリーズでありました。ストーリーは、まだまだ青いな、というところもありましたが、できる男同士のハードな知的ゲームというか、ハラのさぐり合いは、見ていてとっても楽しかったぞ。美形ならなおさら。でも、男なら、ウダウダ考えちゃあかん。目指せ、チェーザレ・ボルジアだよね。 ともあれ、『キル・ゾーン』シリーズを読む楽しみができました。 |
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『砂の覇王』1巻 須賀しのぶ 集英社コバルト文庫 419円 |
| さっそくGETしました。『帝国の娘』の続編です。このシリーズ名は「流血女神伝」となっておりました。けっこうオドロかも…。ともあれ、ようやく、王子の身代わりから逃げることに成功したカリエでしたが、新展開になり、彼女の運命は急転直下いたします。まだ、序盤なので、今後の展開が楽しみです。人生苦あれば楽ありさ、きっと… |
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『帝国の娘』前後編 須賀しのぶ 集英社コバルト文庫 前495円/後533円 |
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うわあ、ひさびさ、泣けたよお。続きよみたいよおおお! 猟師の娘、カリエは14歳。ある日さらわれ、このルトヴィア帝国の第3王子、アルゼウスの影武者になることを強制される。それが、カリエの苦難の始まりであった… にしむらあさみさんが、『十二国記』を意識したのではないかとおっしゃっていましたが、私もそう思います。主人公の成長物語であると同時に、王子の影武者にすぎないカリエが、それでも、否応なしに自分の王たる資質について、問いかけていくことになる。そのあたり、『十二国記』と重なるものがあると思います。しかし、これはこれで全く別の良さがある。後編のラストは圧巻でした。 私は、つくづく、その内側に揺らぎを持つキャラが好きらしい。善と悪、理性と感情、指命と私情、心と肉体…。そうした相反する2者を内側に抱えて葛藤する者に、どうしようもなく惹かれてしまいます。この物語では、そのツボにすっぽりハマったのが、カリエの従者にして教育係のエディアルドでした。惚れました、ハイ。メロメロでございます(*._.*;)。 |
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『レディ・ガンナーの冒険』 茅田砂胡 角川スニーカー文庫 571円 |
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茅田砂胡の初の文庫作品。新シリーズ(続編もありそうな感じだし)ということで、期待しておりました。茅田さん、すっかり売れっ子になって同時進行のシリーズが増えてきたので、乱作にならないかと、ちょっと心配だったのですが、そんな心配をするまでもなくおもしろかったです。 冒頭は、ヒロインが悪漢に襲われて逃げるシーン。リィやジャスミンのような、非常識キャラを見慣れた目には、そうしたオーソドックスな展開が、却って新鮮だったりして(^^;)。ただし、やはりみなさん、茅田砂胡女性キャラであります。44口径の銃をぶっ放しておいて、「女のたしなみ」とか言いそうなタイプもまた、好きだなあ。 舞台は、人間と、「アナザーレイス」という、獣に姿を変えることのできる人々の共存する世界。人間とアナザーレイスの通婚も一般的となり、インシードと呼ばれる混血も、ごく普通に生活しています。 主人公のキャサリンは貴族の1人娘。ある日幼なじみのフランツが、断れない相手から結婚を要求されて、非常に困った立場に立たされているという話を聞く。フランツを助けるために、彼の偽装婚約者になろうとするキャサリンは、一風変わった4人組の青年達を用心棒として雇い、匪賊の横行する半島を横断するという無謀な旅に赴くのであるが…。 何と言っても、あっかるい『ウルフガイ』、もしくは、『創竜伝』な展開が痛快でした。ダムーがかっこいい。なにも言うことはないわ。 |
| 『ヒカルの碁』6巻 ほったゆみ/小畑健 |
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プロ入りして、より高みを目指す塔矢。院生になって、ようやく打倒塔矢の入り口に立ったヒカル。よりいっそう、カワイくなっていく(笑)佐為。それぞれがドラマを盛り上げてくれてます。がんばれ、塔矢。 おまけマンガとして、特別編「本能寺炎上」を収録。これもなかなか、葉瀬中囲碁部の面々が名演技を披露してくれました。ゆかりさんが、好きそう。 |
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『陰月の冠者』 霜島ケイ 小学館キャンパス文庫 476円 |
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いやー、1年近く出なかった「封殺鬼」シリーズの新刊。巷では、「出ない」「どうした?」とささやかれておりましたが、ようやく目にすることができました。 前回長野編で、中央土気の危機を乗り切った「本家」。今回は熊野の南方火気に異常が起こったらしい。しかし、この巻はずっと、東京が舞台でした。内容も天狗側の内情も出てきたりして、一段と、羅ごう星の危機が具体化してきた感じです。 この巻は、達彦と自称お天気おにーさんこと高良氏が、なかなか見せてくれました。よいなあ、ああいう食えない奴、大好きです(^^) |