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2006.7.25 『エーッ……ただ今、ドライバーは怒ってます!!』
『……?』
『なんてーひでーヤツだっ!と、私達のバスの運転手は怒鳴ってます』
『……!?』
『ナポリの連中ときたら相手なんて関係ねーんだ、大勢の乗客のいるバスの前で勝手なことやりやがって!と、、言ってます』
『ハァ〜?!……このバスのドライバーだってけっこう凄いと思ってたけど……ネェ〜!』
『通訳するのは難しいけど、、まー、こんなことを言って怒ってます、ハイ!』
『ローマのドライバーよりナポリの方がうわてなのかねー……?!』
『エー、まー大体イタリアでは南の方へ行くと凄いと言われてます!……ハイ』
『なァ〜るほど!!確かに凄い……』


この人……われらがツアー・バスのドライバー、なかなか強気のドライブテクニックではあった! …が、マサドンはその気っ風のよさに惚れ込んでしまったのだった…
ローマとナポリの中間のパーキングエリアで休憩、さすが真冬、山の頂上には雪


photo-illust by yoshino masaki 2006

スキンヘッドのタクシードライバー氏……皮の上着にマフラー
靴とトータル・ファッション重視の仕事着
……みな必要十分に親切だった

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交差点は構造的に重大事故が多い、事故の70パーセントは交差点周辺で起こる、、で、、交差点をロータリーに改装すると事故が劇的に減る……スピードを落としたくないと言うドライバー心理を事故防止に役立てているイタリアの行政当局は、その実行力において見事だった。少しでも事故が増えるとその交差点をロータリーに改装してしまうそうだ。
遠くからウインカーを点滅させながら、猛スピードでロータリーに突っ込んでくる車、それを横に巧く交わしながら、こっちも結構なスピードでロータリーを回転する。これが、我らツアー客をローマからナポリへ運ぶバス・ドライバー氏のテクニックだった。この ”遠くからウインカーを出す” というところがいい!気に入った!
プロのドライバーであるマサドンが常日頃使うテクニックがこれ、100メートルくらい離れたところから不特定の相手に合図を送る!!これは、特にバイク、自転車には有効……
イタリアではこれを当たり前にやっていた……
「……交通規制」


photo-illust by yoshino masaki 2006


有名な「太陽の道」ミラノからナポリまで南北を縦断する高速道路
全ての車がライトを点灯させて走っている……う〜ん……
規則を守ってるん、じゃ〜ん……なんだー
フェラーリが走ってきたら写したいと、楽しみにしてたけど
ついに一台も見なかった、残念!
ォー……読んでみようっと……
……イタリア人と交通規則
キット面白い話がドサーとでて来ることだろう
なにしろ交通規則を守らないことでは世界有数のお国柄と言われているイタリア。
一方こっちの日本、、まー……信号や規制を守ることなら世界有数のお国ですわ……このコントラストたるや……
「……全く交通規則なんてものは、それを守るのはどうしてもやむを得ないときだけで、ほとんどの場合ドライバーは規則を無視する。こんな調子だから、さぞかし交通事故がものすごく多いと普通日本人なら思うかも知れない。ところが……それが不思議と少ない……自分が規則を守らないのだから、他人が規則を守ってくれるなんて期待できるはずもない……したがってドライバーは一時も気を許さない。」
「で、ドライバーがそんなだから、歩行者もまた、車に負けないほどだ……信号が青であっても、安心して左右も見ずに渡ると言うことはない……おかげで、これまた人身事故というものが、こと町中ではひどく少ないのである。
こうした連鎖があるから、つねに油断怠りなく”かっと目を見開いている”、、こんな調子だから出来るのだが、臨機応変の処置がとれるというイタリア的な帰結に至るというわけだ。」


photo-illust by yoshino masaki 2006

石畳、ここをインラインスケートで滑ることは
なかなか……滑っているスケーターは居なかった
以上は、塩野七生「イタリアからの手紙」(新潮文庫版)からの引用、ただし、原文のままではない。かなり圧縮して変形してあるので、塩野七生の迫力ある描写を味わいたい方は是非原文に当たっていただきたい。
フィレンツェで、ローマで、、ボコボコの車に会えることを期待していたマサドンはすっかり肩すかしを喰ってしまった……夢の中に現れた憧れのボコボコ・パンダはこの都会の中を走っていなかった。日本の、東京の光景と大して変わらない街の車達。
だが、、である、ドライバーが違う、なにしろ思いっきりがいい……気っ風がカラッとしている、乾燥した大地から……とでも想像したくなるような、気分に曖昧な渋滞がない。
といって、無謀な運転ではない、遊びの巧い”おとな”の味わいがある。
規則を守る、守らないというレベルを超えて、こうしたドライブ技術上のエッセンスには、プロ・ドライバーであるマサドンが長年考えていた理想的なスピリッツがあった。
イタリア式と日本式の良いところを掛け合わせたら……ドライバーとして、また街乗りスケーターとして備えるべき最高と思われる都市型スケーティング技術の理想型がある……これぞイタリアに来た甲斐があるというものだ!!


photo-illust by yoshino masaki 2006

ベニスの運河に浮かぶゴンドラの飾り物
アドリア海のコバルト・ブルーがここ街中にあった、驚くべしベニス……
エコロジーの先端を行く努力を、中世そのままの暮らしの中で続けているからこそ実現できたとマサドンは考えた。1000年の蓄積、それ以前は木造都市だった500年間を試行錯誤と失敗の積み重ね、市民の資産を無駄にしない為には不燃資材である石で都市を造り替えることになった、そうして、今のベニスが出来上がってきた、この1500年の知的な努力と勤勉そして技術力。そこには「あきらめないでゆっくり急ぐ」精神が遺憾なく発揮されている。快楽と遊びはこうした基礎の上にしか成り立たない。
規則とか規制という枠組みは、社会全体の中で見れば、それぞれのお国の事情が左右する問題かも知れない。『ザル法』などという言葉が大手を振っているところを見ると、この日本だって規則ばかり守っている国民とも思えなくなってくるではないか。
逆に規則を守っていれば事故がないか?……日本は統計数字でみれば驚くほど事故の多い国……『……ウーン規則を守ってたのに〜!!』なんてことをよく耳にする……となると、次にくる答えは書く必要もないほどだろう。イタリア式がスマートで”おとなの味”がするのは、こうしたつまらない質問をしないで済むところにある。
ベニス市内には車は一切入れないと言う……ゥ〜んホントかな〜?!……例外とか、特例とか、必要に迫られて走ってたりしないのか?……と、日本人ならだいたい疑って掛かるのが常識ってものでしょう……で、今回あとで記すような、のっぴきならない事情でこのベニスに来てしまったマサドンではある……この目でしっかりと見てきた!
特例どころじゃーなかった「ベニスでは規則は”完全”に守られている!……ウーン……完璧に車は入れない街だ!」った……これにはマサドン、、言葉を失った、「中世の空間」と「中世の生活」がそのままの姿でデーンと屹立していた。まったく驚くべしイタリア。
人々はただひたすら歩いている、どんな重いものでも、なんとか手押し台車と筋肉で船着き場へ運んでいる。車もバイクもない静かだが、徹底的に不便な生活に平然と耐えている?!……いや……楽しんでいる!!


photo-illust by yoshino masaki 2006


フィレンツェとローマの中間、トスカーナ地方のはずれ
観光地オルヴィエトでのこと、登山用のケーブルカーで登った坂ばっかりの小さな街、スポーツショップのショーウインドウに4輪のインラインスケートが麗々しく飾ってあった。
インラインスケーターにはビックニュースがある、ベニス市内を自由に走り回れる唯一の車はインラインスケートだけなのだ!!……と、聞き知ったマサドンはインラインのスケーターに出会えるんじゃないかとドキドキしていた、が!、冬の観光コースにはとうとうスケーターは現れなかった。
マー……たった一日半の滞在ではこんなものかも知れない、が、フィレンツェ、ローマ、ナポリと辿った今回、真冬のツアーではただ一人のスケーターにすら出会うことはなかった。
フィレンツェではタクシードライバーにスケートを楽しんでいるという広場に案内してもらった……サイトからダウンロードしたイタリア語のファイルを手渡して……身振り手振りを総動員……で、まーなんとかたどり着いたが、空っぽだった!寒々しいプラトー広場だけを眺めて……がっかり……
イタリア人スケーターとバールでワインを飲むことを夢見ていた哀れな老人スケーターのマサドン。トスカーナの外れ、山の頂上に開かれた街オルヴィエトでのこと、ショーウインドウに4輪のブーツが麗々しく飾ってあるのに驚喜していた。
……エー……なんでー??!……こんな山の上の坂道ばっかり、石畳の細いデコボコ路ばっかり、曲がりくねった狭い路地ばっかり、広場もほとんど無い中世そのままの街で、、一体どうやって滑るの〜?……ただただ呆れるしかない、驚くしかない、心配するしかない、で、最後は笑うしかない!……ァッハッハッ!ヤッパリ……イタリアだった


photo-illust by yoshino masaki 2006

銀の箸を売っていた、銀製品の数々が一緒に仲良く並べられている、欲しかった、、どーしようか〜ずいぶん迷った……
高そうで、とうとう諦めたが、今だにひっかかっている……
下の写真はこのショーウインドウの全景
まったく箸を買うという雰囲気じゃーない
宝石売り場みたいなウインドー……引けてしまった
マサドンは旅行カバンの中に”割り箸”を何本か潜ませておいた。街中でスケーターと出会ったらこの箸で国際交流をしたい、と考えてのことだ。チーズにニョッキ、サラダもこの割り箸で食べようと企んだのだ、道端のバールがいきなり東洋空間に変身なんて事もアリかも知れない。これなら言葉が通じなくても箸が取りもつ国際友情なんてことが出来たら楽しいじゃないか!
夢の中では”スケート・ブーツ”を持っていることになっていたのだが、現実は『割り箸』で我慢……夢と現実とはこんなもの。
最近はイタリア人も箸を器用に使いこなす人が増えているとのこと、しかし、ここイタリアでまー『割り箸』にはそう滅多にお目にかかれないだろう。日本人が考案したこの小物、キッと、大きな表現力を発揮してくれるとマサドンは考えた
……で、この割り箸だが、ツアー仲間の日本人と食事するときに活躍したのだから情けない事になってしまった。
……まー、、お粗末なもんでした……


photo-illust by yoshino masaki 2006
怒ったあと、最後はココロの底から笑っていられるような国……イタリアってー幸せを感じさせる、、心を明るく癒す力があるみたい……その源泉 ”フェスティーナ・タルディ、ゆっくり急げ” の軽快なリズムに乗って ”カンターレ歌え、マンジャーレ食べろ、アモーレ信じろ、の国”……悩みが吹っ飛んでしまう……
ビバ・イタリア!……と、ここまではまーいいのだが?
舞い上がってばかりはゆかない!
……これにもう一つ”オッキ・アペルチ=かっと目を見開け!”が加わると、、、うかうかしていられなくなる……
なんたって喧嘩早い、マカロニ江戸っ子だからしょーがない!
サッカーともなるその人気、ここイタリアでも凄い……ドンは歩き疲れて、マサドンは道に迷って休む場所を探していた、薄暗くなった街に灯るバールからなにか大きな声でわめきながら若者が飛び出してきた、なんとなく悪い予感がする、しかし、ここ一軒しか見当たらない……いたしかたなし……入るか……



photo-illust by yoshino masaki 2006

聖マルコ広場からリアルト橋に向かって歩いているつもりだった、北に向かっているはずが方角を大きく逸れて、東へと向かって歩いていた、薄暗くなってきたころドンの足は腫れ上がってしまった。一休みしないことには耐えられない。出たのは聖ザッカリア教会前の小さな広場、と解ったのは後のこと、どこにいるのかサッパリ?教会へ入って行った……沢山の蝋燭が灯る祭壇があった、ここで蝋燭を買って祭壇に供えた、この勢いで脇にいた牧師さんらしき人に現在地を尋ねることにした……ようやく解った……どっと疲れが出てしまった二人、広場の反対側に青いテントが浮き上がって、煌々と光るバールがあった、他には一軒の店もない


ベネツィア全体地図と道に迷って出会った聖ザッカリア教会
の場所はこちらから
『……座るところありますか?!!』
勿論日本語と半端なイングリッシュのチャンポン……テレビ観戦する客達の怒声でマサドンとドンの声はかき消されてしまう……サッカー応援の嵐に巻き込まれてしまったらしい?
『……座るところー?!!』
『……ウ?ン?』
『、、じゃー……ジュース、飲みたい!』
『……ウ!ン!』
『イス、チェアー!』
『……ウ?ン!……あっち』
『ェッ!!ここしかないの?!テレビの真ん前……エー……満員』
『……ガーガー……オーオー!ワーワー!』
『こんなとこに座って……だいじょーぶかよーおれ帰る……いいじゃないのよー……一等席に座ったりして、観戦のためにわざわざ空けてあったんじゃー?……そうかも?……これじゃー負けたらぶん殴られるかもしれないぞ?』
『……ガーガー……オーオー!ワーワー!』
『最後まで見ちゃいましょうよー……いやー早く出ようよ……まーいいじゃないのよー……おちおち飲んでられねーや!』
『……ガーガー……オーオー!ワーワー!』
『どっちが勝ってるんだかさっぱり!?』
『……シーン!!!』
『……ァッァ!終わったらしい、負けたの!?勝ったの??……フゥ〜』
『……シーン……』


photo-illust by yoshino masaki 2006

フィレンツェの八百屋さん……ゥ〜ん……日本の八百屋さんと、どこか違う!!美しいじゃーないですか

さて、マサドンがイタリアへ行くと……こう決まるには、のっぴきならない事情があった、、でその事情とは……


photo-illust by yoshino masaki 2006

イタリアへ行って「箸」と「タワシ」を探していた
荒物屋でこのタヌキのようなモノを見つけたときは
「たわし」かと喜んだが、タヌキかヤマアラシか?
しかし、周囲のスプレーや篭、ロープ、バケツを見れば
マサドンが「たわし」と間違えたのも致し方ない……でしょー
大きいサイズの写真でご覧頂きたいものだ(クリックしてください)
まーなんと申しましょうか
プロのドライバーとしては悔しい失敗を
何処にあるか十分すぎるくらい知っている
普段からよく通過する高速道路で、オービスを光らせてしまった
交通法規に従えば速度超過で罰金と免許の停止を……
勿論、法規の遵守をマサドンは長年にわたって守ってきた、当然、法にしたがうマサドンには、一ヶ月の運転不可能期間が生まれた。
しかたなく与えられた一ヶ月をどう過ごすか?
……さて、、あなたならど〜する!?
スケート仲間にこのことを話したら……
「反省期間だから!”おとなしくしてろー”」
というものがあった。
まー本気で言ってるとはとても思えなかったけど……ね!!
それでも、一応まともな社会生活を送っているマサドンには、けっこー……これって、、凄いプレッシャーになるよ〜
『引きこもり』という社会文化用語が生まれて7年が経過した。(精神科医・斉藤環「社会的引きこもり」2000年PHP新書で始めて紹介された)
そんな風潮に合わせて反省してます状態で、マサドンが引きこもったり、ウツ状態になったりしたらチト似合わない……いやーなりたくないねー!……だいたい、コレって「無快楽」症状ですわ?


photo-illust by yoshino masaki 2006


中世の繁栄期から磨き上げたゴンドラ・ドライバーの姿には何か圧倒させられた。水の上は静かで滑らかだ!音もなく屹立する建物は撮影用のセットみたいだが、セットのハリボテではなく、水中の何千万本いや何億本という数の木の杭に支えられた想像を絶する土木工事の結果生まれた本物=実存だ……「快楽主義=遊び」を支えるモノはこうした勤勉で、継続的な積み重ねがなければ不可能なのだと知った。

「イタリア的な快楽主義=遊び」がここにあった、だから「日本的お遊び=気晴らし=発散」しか知らない者は、一生に一度はこれを体験しておくべきだ!!
……この”無快楽”……読んでそのままよく解る言葉ではありますが、実は”anhedonia”という精神医療用語の和訳であります……
つまり、れっきとした科学用語なのですぞ!
マサドンは昔そこそこ精神分析学ナルものに関心を持ったことがあった。私の年代ならフロイトをカジッたことのある人、結構居ることでしょう。この関心はその後もつづいて、ユング、ラカン、ピンスワンガー、レイン、フーコー、小此木敬吾、ピアジェ、などなど拾い読みしていた。つまり、関心は半世紀昔から今に続いていた、で、精神医療世界から見た社会をテーマとしたある写真の仕事もしたことがあった。
……そう!近い将来こうしたテーマでこのときのストック写真が公開できるようにしたいと願っている……いま、ちょぼちょぼ準備はしているのですわ……
なぜマサドンが精神科学に関心を持ったか……そのきっかけは画家ゴッホの存在だった。式場隆三郎というその昔大変有名な精神科医が、芸術と精神科学の関係についてゴッホを中心に数々の評論を書いていた、若き日のマサドンはかなり熱心に読んでいた。それは今から半世紀も昔のことになる。
「境界性人格障害」は精神科学と医療及び社会の中心的なテーマであることが次第にハッキリしてきた。このことを図表で直感的に見ることが出来るようになった。この病気の問題性は単に体の異常にあるのではなく、むしろ社会の有り様に深く関わっているという側面に注目すべきなのだ。図表にも説明を入れておいたが……社会学的な原因は急速な社会の変化。科学技術が発達して便利な世の中になりましたが、その代わりに失ってしまったものもたくさんあります。人と人との触れ合いや、我慢することの重要性の低下などが原因として挙げられるでしょう。……医療界では”人格障害”というコトバのイメージが人権侵害に為りはしないかと心配している。そこで、ボーダーラインという言葉を流布するよう推し進めた、ところが、周知度の低い現在の段階では用語が何を言い表しているが曖昧である、と思われるようになった。流行語としてのボーダーラインが一人歩きして、全く別のとらえられ方をされているのだ!そこで、周知度が上昇するまでの暫定的な期間「境界性人格障害=ボーダーライン」と言う用語を使おうという新たな流れが生まれた。

では「境界性人格障害=ボーダーライン」の図表をこちらからご覧下さい。なおこの図表の解説は「気分障害とボーダーのためのサイト」「境界性人格障害とは」を主に使いました。
また図表は「精神医学ハンドブック」(創元社)1998 所載のものを原図として使いました。
最近は脳内物質の解析が進んで、こうした「うつ状態」や「統合失調症=分裂病」など精神的な病気は「セロトニン」など様々な脳内物質の代謝に異常が起こるために引き起こされることが解ってきた。つまり脳が風邪をひくとセロトニンなどの代謝に狂いが出るらしい……反省期間だから!……”おとなしくしてろー”……と、規則や法律の枠を盾に、ガンガン言われたらマサドンだって脳の風邪をひくかも知れない。
他人ごとでないないのが、こうした精神的な風邪症状なのだ!!放置したり、こじらせたりしたら重症になることだってままある。統計数字では『脳の風邪』をひいている人は全人口の3パーセントから5パーセントあるそうだ、20人に一人くらいの軽い風邪症状の人が貴方の周辺に居るという数字が出ている。『引きこもり』という社会文化用語が生まれる背景とはこういうもののことなのだ。

画家、彫刻家、建築家、家具職人、テレビタレント、哲学者、精神科医、エッセイスト、ピアニスト、写真家、ダンサー、民俗学者、スキーヤーなど全てにわたって超プロだった、ピカイチの江戸っ子
岡本太郎、OKAMOTO taro (1911-1996)
パリで精神病院の実習を受けている超精神科医でもあった、若者の人生相談に応じた「にらめっこ問答」1980集英社、その再刊「岡本太郎に訊け!太郎流爆発人生相談1〜3」2001青林工藝舎、でその才能がぞんぶんに発揮された、臨床カウンセリングの白眉ともいうべき書。

Illustlation - YOSHINO masaki 2001
ひと昔前は「ボーダーライン」
阪神大震災以後は「PTSD」
そして今、、「ひきこもり」と言われている。脳で起こる病理的な問題が社会的に大きくクローズアップされて流行語として知られたものを時系列に並べるとこうなる……
頭の病理的系譜を見てゆくと、フロイトから始まって、ノイローゼなどの言葉の流行を経て……いまここに至った。
コレを見て岡本太郎ならキッとこんな風に言うんじゃないか……と、マサドンは想像する。
”人類はチッとも進歩してねーじゃねーか!!
頭でっかちになった分だけ退化している……人間は生き甲斐=遊びと快楽のある原点に戻らなきゃーだめだ!……巨大な組織の部品になってしまった現代人に忍び寄る自己疎外の毒は、意外に深く、ひろく、人間の脳をむしばんでいるぞ!!
……人間そのものが空洞化して、生身の”感動と創造性=本当の快楽”を失ってゆくことは恐ろしいねー、人間がロボット化してゆく過程の中に”無快楽”症状というものが存在しているんだ!”
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ゼウスだ!オメガだ!関西の江戸っ子だ ”その2”
ゼウスだ!オメガだ!関西の江戸っ子だ ”その3”
2050年の旅(1)アスファルト・バロック
2050年の旅(2)SF平賀源内の大発明
マックとsk8(1)バロック仕掛けのアップル
マックとsk8(2)ゲーデルとPower Point
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ゆっくり急げ(1)マカロニ仕掛けの幸福
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さて、、「ボーダーライン=境界性人格障害」これも”無快楽anhedonia症状”の一つ、まだまだ、、流行語としての”ボーダーライン”以外は、その内容を知る人が少ない言葉だ。しかし、この症状の問題性と重要性は医療界では日に日に高まってきている。それは、この症状が精神医療の臨床と理論にあって中心的な課題であることがはっきりしてきたからなのだ。
「境界性人格障害=ボーダーライン」という病気の存在を知っておいてもらいたいとマサドンが願う切実な理由がある。まず、統計では全人口の1パーセントから2パーセントも存在している。(臨床心理学士・マーサ・スタウトによると4パーセント)
そして、この病気のやっかいなところは、病人と健常者との境界で異常な言動が行われるので病気と認識されにくい……病気なのか性格なのか本人にとっても、また他者にとっても区別を付けにくいことなのだ。そのために誤解や治療の放置が進んでいる。この結果は、ぎくしゃくした社会環境が蔓延し健常な社会生活に様々な軋轢と社会問題を引き起こしている。
ボーダーライン達の気ままな言動に心身共に傷つけられた健常者をカウンセリングした臨床心理学士・マーサ・スタウトの著書「25人に一人の恐怖・良心をもたない人たち」が関心を呼んでいる。マサドンも早速買い求めた……
……ゥ〜ン……凄まじい!
著者は心理学という側面から現場報告を行っている、従って精神医療界との共通語が存在しない現在かなり読みずらい、、両方の知識がないと関連をキチンとつけることが難しいと思う。
それでも、この報告の価値は高いと評価したい……これが現状なのだから!!
家族、友人、近隣の人々に病気としての理解を得られないため、相互の間に膨大な精神的・経済的浪費を生みだす……だから……これが病気だという認識を多くの人が持てたら、キッとこうした軋轢や苦痛が軽減されるだけでなく、自ら治療を受け入れる人も増えることだろう、またその治療効果も上がる。ハッキリ言える段階ではないようだが、日本では脳の風邪が増える傾向にあるようだ。だから、マサドンはイタリア人の快楽主義は脳の風邪に対する『妙薬』であるような気がしてくる。



photo-illust by yoshino masaki 2006

かくも勤勉で誠実な快楽主義的世界よ!
”カンターレ歌え、マンジャーレ食べろ、アモーレ信んじよ!!”
さて、大事なコトは、この一ヶ月という”タナボタ風味の罰時間”を無駄にしないこと!
そして ……脳の風邪に罹らないようにすること。
自分からつくろうとしても、そう簡単には作れない纏まった時間を快楽有効活用……つまり好きなことに使え!……でしょー!?
じゃーイタリアへ行くしかないじゃない〜!
で、免許の停止期間が始まる前にビザを取っておこうということになった……
「なんだか、罰則の期間を楽しみにしているみたいだね〜」なんて皮肉を言われても
「……安全運転……ゆっくり急ぐさー!」
なんて適当にかわしながらも、気分はイタリアへ飛んで……いる
”フェスティーナ・タルディ、ゆっくり急げ”を実践しているイタリアには規則や規制の枠を人間の叡知で克服して、生活と仕事、遊びと社会がうまく溶け込み、マイルドでぎこちさのない快適都市が生み出されている……とマサドンは感心してイタリアから戻ってきた。
「脳の問題」より「生身のからだ全体」の快楽の方が重要なんだ……
ここに…… ”おとな”の……
”マカロニ江戸っ子”の……
アモーレ=信念がある……
ビバ!イタリア!!
photo-illust by yoshino masaki 2006

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