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| 2003.2.10 | ||
| 『チョット……これを食べてみてくれ……』 『……うーん、これは酒のつまみかなー……なんとなくサッパリした味だが』 『俺が店をやっていたころ、まずお客が座ったら最初にだすツマミだ……』 『なるほど、それでまず最初にこれか?』 『……まー、俺はこのツマミに命を懸けていたんだ!!ごたごた、いろいろなものを並べることは俺の店ではしない。たった一品だが、最高の絶品をまず口にいれてもらう、それからだ……飲むのはなー』 『う〜ん!そこか……』 『世界中のチーズを収集した、世界中のクラッカーを入れて試したんだ。その膨大な組み合わせの中から俺は幾つかを選んだ。だが、お客が満足しなかったら料理にはならんだろう!これが大事なんだ。食べているお客の姿、食べ方、残し方、そうした一部始終を徹底的に観察したんだ。そうして、最終的に勝負の一品を選んだ。このクラッカーとチーズの組み合わせは俺の料理の全てが注ぎ込まれている!!』 |
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| 『小料理屋ならさしずめ突き出しというところだな……う〜ん……そこに命を懸けるというのは、なかなかの哲学だと思う!』 『いいお客というのは、金の有る無しの問題じゃないんだぞ!俺の店のやることが解ってくれたお客はいずれ一流の大人になって育ってゆく……駆け出しの文無しタレントの卵なんかも随分面倒みた……実業家や政治家だってそうだ、ヤクザだって同じだ、ただごちゃごちゃ楽しみたいなんていうのは次第に来なくなる……そして、本当の大人が俺を理解してくれる”来るもの阻まず、去る者追わず”の心境で店をやって来たし、タクシーの仕事もしてきた。料理だって、徹底した研究の裏付けがあってこその、この本当の大人のための絶品だけを出してきたんだ!!』 『……確かにこのツマミは酒に合いそうだねー』 『旨いものはその人の健康を守ってくれる!……チーズが胃壁を優しくコーティングする、荒れた胃袋でも大丈夫なんだ。仕事のストレスで身体がボロボロになって店に入ってくる……その表情、肌の色、鎖骨の歪曲、髪の毛の状態、こうした事全てを俺は観察して見落とさないようにしてきた。このお客が店を出る時には、見違えるように元気になって、上機嫌で帰ってゆくのを楽しみにするんだ!!』 |
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![]() Collage - YOSHINO masaki 2003 |
『タクシーでも……同じだな!?』 『勿論だ、俺のお客はみんな本当の大人だ、タクシーのドライバーだからって見下げるような馬鹿は一人もいない。みな、社会の第一線で活躍している一流の人物だ。大人同士として話を楽しむんだ!!この会話から、学ぶことは無限にある、これはお客だって俺だっておなじことだ……自信のある大人は真剣に俺の話を聞くし、こちらも学ぶことが出来る!全てが勉強なんだぞ!!』 『……ところが、なかなか今時、本当の大人が少なくなってきたなー』 『本当の大人は自信を持っている人間だ!!自分に対する自信と信頼だ!これが一流の人間とそうでない人間との違いだ!こうした人間は他人から学ぶことが無限にあるということをよーく知っている!!優柔不断では自分のポリシーを守れないし、健康だっておなじだ。そうゆうお客は自分に自信をもてない人間なんだ。』 『味覚も同じってとこだなー?』 『勿論だ、だから俺の選んだ絶品が解らないままの人間はいずれ俺の店からは居なくなる。自分の身体に自信がないからだ!!そうゆうのは、健康でいられなくなる。その手の人間に限って、マスコミにもてはやされるネームバリューだけを珍重するブランド派だな。』 『味というのは正直なものなんだろうな?』 『自分の身体に自信のある人間は、身体が要求しているものを良く知っているんだ!ところが、自信のない奴はそうした要求をキャッチ出来ない、勿論、友人や他人のことだって解りゃーしない。ただ珍奇な知識や、高価というだけのものに振り回される、これじゃー健康な体にならんだろー』 『……それにしても、お主はいつも元気そのものだが!!』 『ワッハッハ……健康でなくては遊びもできないだろう!』 |
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![]() Collage - YOSHINO masaki 2003 |
我らがゼウスは料理の哲人だった、そして他人の心と体を思いやる「臨床心理カウンセラー」でもあった。これはギリシャ神話には書いてないことだから特筆に値することだろう。空気だ霞だと、わけのわからない奇妙なモノを喰って元気に飛び回るなんて、やっぱり常識から考えて無理があるというものだ。 | |
| 所詮それは神話だというなら、チョット待って欲しいものだ……ヒョッとすると、あるいは、このまま下手すると、我らがG氏だって放っておけばいずれ神話の主人公になってしまうかも知れない。それじゃーG氏が本望とするところとあまりにも違い過ぎるというものだ、ぞー!! | ||
| ギリシャ神話の世界 | 青銅の帷子(鎧や甲)だの、血なまぐさい酒盛りの為の混酒瓶、宝玉のてんこ盛りの飾りだとか、権力の黄金の指輪、はたまた限りなく手の込んだ錦織りの衣装、葡萄酒色の海を疾走する重装備の帆船、勝利の為に用意された占星術、謀略の為の媚薬、政略のための壮大な葬儀、青銅の鏃に毒を盛った弓で武装した戦闘車、精密ではあるが単調な記録係、復讐が目的の巨大な神殿、執事たちの虚礼の数々、後宮に侍らせた美女の群れ、そこにぬっと現れる一つ目鬼のキュクロープス、おぉー凄い世界だ!!これにゼウスの浮気までが加わって大混乱、ちとキツイですなー……これ全部我らがG氏の世界とはどーにも、こーうにも、似合わんわー。楳図かずおのお化け屋敷の世界なのか、はたまたサド侯爵の館かねー、ギリシャ神話ってのーは? | |
| いくら同じ雷を乗り物にしていたからって、もう一緒にしてくれなさんな、対極の世界でしかない。ホメーロスをいくら読んでも食事の光景がない……盛大にバーベキュー・パーティーをしていたっておかしくないのに?……なんて言ってたら……アァーあった!!……オォーっと?!ナント、食人族ライストリューコスの串焼きバーベキュー光景だったか……いやはやなんという事だー神話ってーやつは!!これじゃーかなわん…… | ||
| 6畳一間がキャンピング用品で埋まっている、そのうちの半分は食器や屋外厨房関係用具。その一つ一つが少人数からかなり大がかりなものまで、びっしり揃って見事なものだ。G氏がキャンプ地でのバーベキュー・パーティーにかける情熱が伝わってくる。それをいちいち紹介することはもう諦めた、マサドンの能力では無理になった。 | ||
| 人間は”穴住”しなければ「本当の知性=生物脳」を持つことは出来ない……とは古代人が残した言葉。これを今に伝えたのは山口県出身の天才科学者・楢崎皐月氏だ。縄文の叡知を現代の科学の言葉に翻訳する作業を通して、科学と技術の哲学的問題を深く探究した。この人も釈迦やウィトゲンシュタインと相似だ。晩年はほぼ出家と同じ境遇にあって研究を継続したのだった。真に日本的な意味での天才科学者は、現代ではこの人。この系譜には湯川秀樹氏が連なり、寺田寅彦、高木貞治が先に輝いている。更に、関孝和、平賀源内、など…… G氏は、こうした日本人が遠い祖先から受け継いでいる”生物脳”が生み出す真の天才性に注目する!! |
穴住=キャンピング | G氏の城は浅間山の麓、北軽井沢へ移動することがある。孫達に囲まれ、友人やそれに近隣の知人が加わって和やかなバーベキュー屋外パーティーだ。古代日本人の本能が蘇るのか?G氏の身体になにか熱いモノが登って来る。自然と一体になって「喰う」、この原始的行為だけが男の狩猟本能、闘争本能、そして動物的感受性を取り戻せるのだ!! われらがゼウスは野生感覚を確かめることから次第に味覚の原点を見定めているのだ。ここから、自然の中だけにある野生的理性が生まれ、潜在的叡知が感受される。人間は”穴住 ”しなければ「本当の知性」を持つことは出来ない、とは古代人が残した言葉だ。この真実を「穴住=キャンピング=バーベキュー=超料理」というマトリックス方程式の解のなかに、G氏は優れた”生物脳=全人間的活性脳”で見抜いているのだ!!ホンモノを見つけだすG氏の慧眼は、まさにここから生まれたもの、”大脳新皮質頭脳+古層中枢脳”と”全身体”が一体なのだ。 |
| いまでは、すっかり息子さん、娘さんの世代にバトンを譲ったG氏、宴のにぎわいが散って、静けさがキャンピングの周囲に戻ってくる。ここからG氏の、もう一つの大人だけの世界が開かれる…… | ||
| 『……俺のことを、タクシーの仲間は運転しか出来ないタクシーの専門家だと思っているらしい、店に行けば、店の者は俺をただのオーナー経営者だとしか思っていないんだ。俺はなーそのいずれでもないんだ!!……タクシーのプロだし、店の経営のプロだ、釣りだってプロなら、車の整備だってプロだ、料理のプロで、オーディオのプロ、ラジコンのプロ……と並べたら幾つあるかだ!だが、ここが肝腎だぞ……おれは全ての、どれかの専門家なんかじゃーない!!いいか、俺はそれらのプロだってことだ!!』 | ||
| 「哲学者の哲学における労働は、いわば数学における怠惰である」 「自分自身について何かを言明するゲーデルの命題は、『自分自身=脳=身体=知覚』に言及していない」 《数学の基礎・ウィトゲンシュタイン全集#7(ウィトゲンシュタイン)大修館書店.1956》 哲学者、言語学者、園芸家、建築家、彫刻家 Ludwig Wittgenstein( 1889-1951) http://www.ne.jp/asahi/village/good/wittgens.html イラストは上記のサイトに掲載の写真を使用 Illustlation - YOSHINO masaki 2003 |
『園芸家で言語哲学者で建築家で、更に彫刻家でもあったウィトゲンシュタインが、こんなことを言っている。分かりやすく言い換えると「専門家というのはその分野では尊敬されるが、他のこととなると全くの馬鹿である」、よく専門馬鹿といわれるけれど、ウィトゲンシュタインは哲学の最大の課題だと位置づけているんだ!!そして、このことに哲学の専門家は気が付かなかったというワケだ……』 『……そういうことに俺は関心がないなー……だいたい書いた物に興味がない、雑誌なんかに俺のことが何回も紹介されたことがあった、おれはそんなのキチンと読んだためしがないよ……』 『いかにも、G氏らしいじゃないかーそうゆうお主が頼もしいとおもうねー』 |
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| 『マスコミなんかに書かれて良いことはない、迷惑ばっかりだ!!おかげで、警察に呼ばれて念書まで書かされる始末だ?!』 『……ウィトゲンシュタインは書く人というより、どっちかというと話す人だった、殆どが講義録を聴講生が出版したんだ……アドリブの名人だったらしい……その意味ではスクエアなマスコミとは対極の人だった、だからこんなことを平然と言えたのだと思うよ……』 『……』 『ウィトゲンシュタインは更にこんなことも言っている「専門家が自分の専門の言い訳をする時は、だいたい嘘を言っていると思え」これも分かりやすく言い換えてみたんだがなー』 『なるほど?!なんとなく思い当たるなー』 『専門家は専門領域に逃げ込める聖地を持っている、ということなんだ!!ところが職業としてのプロには逃げ場はないってことがあるんだ……よーく考えてみると分かることなんだが……ふつうこういうことはあまり考えない』 |
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| 「あなたは絵描きさんでありながら、さかんに文章も書くし、いったいどっちがご専門ですか」 「専門?そんなのありませんよ。バカバカしい。もし、どうしても専門って言うんなら、『人間』ですね」 …… もうこの辺で、専門家だからといってムヤミに信用し、白紙委任してしまう無邪気さをやめにして、オレはこう思う、アタシにはこう見えるという、こだわらないスジの方を大事にしたらどうだろうか。 専門家こそ逆に何も知らないのだ、とさえ言い切れる。この世界はあらゆるものがからみあって生きている。そのなかの細分化されたほんの一部、針の先で突いたくらいの狭い領分にどれほどくわしかったとしたところで、その中に頭を突っ込んだきりではメクラ同然だ。 …… 専門知識が、熟練が邪魔して、かえって幅のある全体的な『人間』を失ってしまうんだ。 …… (「原色の呪文」 岡本太郎 文藝春秋社 1968) 画家、彫刻家、建築家、家具職人、哲学者、 エッセイスト、写真家、テレビタレント、ピアニスト、ダンサー、カウンセラー、シャンソン歌手、精神科医、民俗学者、スキーヤー 岡本太郎、OKAMOTO taro (1911-1996) Illustlation - YOSHINO masaki 2001 |
『じっさいプロには屁理屈は通用しない……専門家はよく屁理屈を言って平気でいるものなー』 『つまり理屈が通用するという世界は怪しいんだ……プロは身体で解ったことしかしない、頭で考えて運転なんかできんよなー身体が動かなかったらどうにもならん……!!理論と実技の調和を義務づけるドイツのマイスター制度は、このことを明瞭に成文法化しているところが凄いんだ!!』 『スポーツを考えれば一目瞭然だな……頭でスポーツ出来るはずがないからねー。物を創ることはみんな同じものかもしれん!!俺は汗を流して動いて、なにか造ることが好きなんだ!!』 『江戸っ子もそうだ、読み書きソロバンぐらいでは一人前とは認めなかった。理屈は言うなスジを通せ!!なんて言って若い者を叱って教育した。もっとも、教育なんて言葉も怪しいけれどな!……マサドンの幼友達のお爺さんは「汗を流して働け、サラリーマンになるな!」といって、就職のとき孫と取っ組み合いの喧嘩を毎晩して、孫がサラリーマンになることを、なんとか止めようとしたくらいだ!!この爺さんは、サラリーマンが冷や汗ばっかりかいて、本当の汗をかかないということを見抜いていたらしい。……まったく!!……この頑固爺さんはマサドンが知っている中でも極め付きの江戸っ子の中の江戸っ子だったよー』 |
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| 『それにしても、面白い江戸っ子爺さんがいたもんだなー……ところでその哲学者も面白いナー……なんていったっけ?!』 『ウィトゲンシュタイン家は貴族だった。その相続人としての財産を放棄して、自己の探究の道に入っていった人物だ、私はこれを釈迦の出家に相似だと考えている。つまり、ウィトゲンシュタインは釈迦の生まれ変わりだと思えば、彼の議論が割合に理解しやすくなると思っているんだ!』 『……』 『こういうのはゼウスには苦手と見えるな?……でもなー、そういうゼウスをマサドンは気に入っているところでもあるんだぜ!!』 『……よくわからん……?!……要するにだなーどんな場合でもだ、専門家にはなるな!プロになれってーことだけだ!!』 『まあ、お主はボディーランゲージ生え抜きの直感の人だ、それでいて深い真実を何気なく追究している、ここが凄い人物だとマサドンは思うねー』 |
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| さて、チョット唐突だが、G氏のガムは有名だ。 いきなり何だ?なんて思わないで欲しい、静けさと味覚とガム、三題噺みたいに揃えたら、たしかに奇妙な取り合わせだ。だが、ここに秘密があるんだぞー……料理の哲人の哲学はこの三題噺の中にある!!料理の原点は健康な味覚と人格があってのものなんだ…… |
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| 『噛む=噛み=カミ=神=カビ=麹=カムタチ=こめかみ=吟醸(くちかみ)=くちかみの酒=古代の酒=神寿(カムホキ)』 この「方程式」をジックリと見て頂きたい、縄文時代からいまにいたるまで、こんな酒を日本人はのんでいたってことを。唾液のなかのアミラーゼの作用で穀物中のデンプンは糖化される。確かにご飯を口の中でじっくり噛むと甘くなる。この、口の中の咀嚼で分解されたデンプンを、瓶のなかに吐き出す。この液体は瓶の中でゆっくりとアルコールに醸される理屈だ。 古事記では、須佐之男命(スサノウ)は、足名椎・手名椎の神に強い酒を用意しろと助言する。そして、須佐之男命、すなはちゆつ爪櫛にその童女を取り成して、御みづらに櫛を刺さして、その足名椎・手名椎の神に告らししく、「なれども、八塩折りの酒を醸み、また垣を作り門ごとに八さずきを結ひ、そのさずきごとに酒船を置きて、船ごとにその八塩の酒を成りて待ちてよ」須佐之男命が八俣大蛇を退治するときに用いた酒は、「八醸酒(やしおりのさけ)」という強い酒だ。口噛み酒(唾液酒)のひとつ。しかし、須佐之男命が使った酒は、誰が噛んだのだろうか。処女が口噛み作業を担当した、とある。 (日本の酒) |
それにはまずガムだ、これが解っていなくては話にならない。G氏の鋭い味覚と揺るぎない健康の秘密、それがガムの中にある。風邪一つ引かないG氏にマサドンは常々感心していた。だが、それにはちゃんと対策と心得が決めてあった。まあ、上品には背を向けたようなマサドンだが、ガムほどマナーの落ちるモノはないと、かつては思っていた位だから、クチャクチャ……見てくれの悪さは想像に難くない。 だが、いいかな!……だが、なのだ!……縄文人は顎が強烈に発達し、歯は猛烈にすり減っているという。そう、古来、日本人は良く噛んで暮らしていた、恐らく一日中モグモグ口を動かしていたようだ。しかしだ、現代の日本人のメンタル面では、これを許さない。モグモグ口を動かしながらプレーする野球選手に「マジメにやれー」と文句を言う手合いもいる、まー今は、そんなこの国だ。 |
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| つまり、最初はちょっとした勇気が必要なのだ!!モグモグ口をうごかす行動をライフスタイルとして持つ縄文人のメンタルリティーは、現代の日本人の欠落部分を逆写しているとも言える。そして、これがなかなかどうして、たいへん決定的欠落を日本人の精神と身体に現してきている。ふつうーはこの欠落部分に全く気づかない。これはマサドン自身を含めて感受性の退化と鈍化によることは明らかなのだ!!…… | ||
![]() Collage - YOSHINO masaki 2003 |
G氏はガムを噛むノウハウ指南をこんな風にする、2枚か3枚一度に口に入れる、さーこれから、このガムは一日の友となる。捨てない、たいがい途中で新しいのと換えたくなる、がそれではガムに添加されているハッカ成分で味覚は麻痺してしまう。それじゃー駄目だ!……とは言ってもだ!ハッカ(薄荷と菊花、金銀花など)は植物中に存在する漢方薬成分だから、いわば良薬で心配はいらない。 | |
| 「古事記」気比の大神と酒楽の歌に「この御酒を醸みけむ人はその鼓臼に立てて歌ひつつ口醸みけれかも」とはっきり出ている。ならば麹に関するものは、播磨国風土記の「大神の御粮(ミカレヒ)、沽れて麹(カビ)生えき。すなわち酒を醸(カモ)さしめて庭酒(ニハキ)を献りて宴しき」(風土記「播磨の国風土記・宍 郡/岩波日本古典文学大系319頁)があり。唾液に含まれる酵素により炭水化物が糖分に変わる。古代には、米を口に含んで噛み、それを壷などに入れて保存することによって酒を醸造する、いわゆる「口噛みの酒」があったそうです。 (酒こそ日本文化のエッセンス) |
噛むのに、くたびれたら休む、これ!!……当たり前? でも、これも出来そうで出来ない、ハイ!!マサドンもそうであります。机の裏にペッタンコと押しつける光景、映画で見たことあるでしょうー?!こうゆうのって、アメリカ映画で見たことがあるはず、出来るかナー??汚いーなんて声が聞こえてきますなー…… | |
| 疲れたら休む、簡単そうでいて、どうしても出来ない、これホントに難しい国民ですなー私達は。なんたって、世界一の残業天国?ですからなー……アフタアーファイブなんて、いまや死語ですわー!!これを唯一救ってくれるのが非マラソン型スポーツでしょうか?マラソンは最後まで休まないタイプのスポーツ、これに対して非マラソン型スポーツは実に適当に休む、その優等生がインラインスケートである、なんて言ったりして? マサドンは思う、インラインスケートにはガムが似合う!!なんてーのは、どうです? |
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| わが国でも、生麦を噛むという習慣は(縄文時代以来の)古来、あったようです。 (ガムとスポーツ) 吟醸酒の醸という字は「かもす」(縄文時代以来の日本古代語)と読み「噛む」に由来する。 (日本の酒) |
ガムの効用、その最初はこんな具合だった「米軍はレーションという軍隊糧食の中に、クラッカーやコーヒー、チョコレート、砂糖などを兵員に配給していました。そして、この片隅にガムが必ず置かれていました。ガムが採用された理由は何だったのでしょうか?それは、いい加減に決めたのではなく、綿密な研究の結果からだったのだ。1. 艦船の沈没などボートの漂流や危機的状況の際、ガムを噛んでいることが生命の持続におおいに有効である。2. パイロットは飛行中、ガムを噛むことで耳鳴りや眠けを防ぐことができた。」 | |
| じつにアメリカらしい合理性が貫かれている。この結果、戦中派のマサドンがアメリカからきたガムの洗礼をうけることとなった次第は、ご同輩諸氏の頷かれることであろう。そのアメリカ軍はガムの効用を幅広く研究していた、彼らはガムを常備食のなかに加えたのだ。 | ||
| さて、ここでガムのもつ驚くべき健康効果を整理し列挙してみよう、これだけキッチリとやったら貴方はもうガム博士だ……いや、貴方はガム健康術のプロになれる!! | ||
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![]() ……何だ?!これ? 老婆心ですが……ガムを噛みながらモクソントゥトゥーを練習するスケーターは舌を噛まないように十分注意して楽しむようにお願い致します ……やれやれ…… Collage - YOSHINO masaki 2003 |
1,虫歯予防(歯科学的唾液による洗浄殺菌効果) 2,エナメル質を再生する (酸性から中性に変化させエナメル質を再結晶化) 3,噛む運動で歯茎が丈夫に(歯根パッキングの強化効果) 4,歯垢除去(プラークコントロールとブラッシング効果) 5,歯の噛み合わせが矯正される (頸椎矯正効果でむち打ち症の治癒効果) 6,歯を保護するマウスピース効果 |
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| 7,ガムは唾液の分泌を10倍にする (唾液の分泌促進で洗浄効果) 8,風邪予防(唾液の分泌促進効果で、咽喉部分の洗浄効果) 9,口腔の脱水症状予防(唾液の分泌促進効果で、口腔部分の水分補給) 10,ダイエット効果 (代謝率が20%上昇1年間に5キロ減量) 11,ガン予防、唾液のペロオキシターゼ酵素による活性酸素 (ガンを発生させる基の分解効果) 12,唾液だけで口臭除去効果(唾液が薬) |
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| 13,脳への血流促進効果 (脳血流40%アップ脳の神経細胞を活性化) 14,ボケ防止効果(脳血流40%アップで記憶機能が復活) 15,脳の前頭連合野の活性化効果 (脳血流増加で脳内物質機能が向上) 16,咀嚼が人類の脳皮質を発達させた (脳血流増加で大脳新皮質機能の向上) 17,ハッカの漢方薬効果(風邪予防とその治療効果) 18,ニコチン含有ガムを使った置換療法による禁煙効果 |
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| 19,経済学的効果(買い物衝動を予防) 20,生存競争緩和の平和物質 (生物の永遠の恐怖「飢え」からの解放効果) 21,寿命を延長する成長能力 (生存意欲向上する未解明の咀嚼効果) 22,堅パンには「健康はアゴから」と書かれている 23,98歳のスキーヤー・三浦敬三の口輪筋・口腔活性化運動 (老化防止) 24,表情筋を鍛え老化防止(口輪筋を強化する効果) 25,口呼吸を直す (万病の元、口呼吸を鼻呼吸へと代える効果) 26,花粉症改善効果(咀嚼運動が花粉症を軽減) 27,航空性中耳炎の予防と治癒効果 28,糖尿病由来の口腔疾患治癒効果 29,脱水状態を知る指標 (唾液の出る状態で循環器系の水分の状態が分かる) 30,噛むとアルファー波が活発に出る (ガムで司法試験突破) |
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| NHKのTV番組に「親の顔が見てみたい」という番組がある。2002年10月14日に三浦雄一郎親子が登場、テーマは「小判鮫と一升瓶」、ここで父親である三浦敬三氏がその健康法を見せたのだ。口を大きく開けて、他人を飲み込むかという迫力で迫るのだ、その際ニュージーランドの原住民のマオリ族のように、舌もペロンと出したりもする。こうして、アゴと口腔、咽頭を鍛えることで高齢者特有のタルミを取り除き、健康を維持出来るというのだった。……さて、如何であろうか……凄いとマサドンは思うのだが!!敬三氏は登山のプロ、スキーのプロ、写真のプロ、料理のプロ、インストラクターのプロ、…… なのだ!! YOMIURI WEEKLY 2003/1-4~11号に三浦敬三氏の料理記事が掲載された。ここには三浦氏とG氏の共通点が浮かび上がる。ボディーランゲージからのメッセージを読みとることから、自分の身体に合ったレシピを導くのだ!!名付けて”鶏骨肉長寿炊き”……なるほど! |
さあーこれだけのことを我々は、いままで知らなかった。だが、縄文人はこうした高度の知識をボディーランゲージを通して聞き取っていた!!と見るべきだ。 自然の一部である身体からのメッセージを、素直に聞き知ることで、こうした健康維持機能に関する深い知識を古代人は確保した。そして、G氏もまた縄文人と同じ方法で、身体からのシグナルをダイレクトに聞いた。これが、料理に反映しないワケがない、それがスジってーものだろう。G氏はピンポイントの精度で、料理に必要な素材、組み合わせ、味、量を導くことが出来るのだ。この本能に素直なG氏の自信は凄い!! そして今、G氏と同じ現象を、99歳でモンブラン氷河に挑戦しよとする三浦敬三氏に見出すことが出来る。三浦氏もまたなんら知識や理論からの導きも無しに、身体からの素直なメッセージを唯一の導きとして、咀嚼力を鍛えることによって、驚くべき健康法を編み出したのである。まさに、G氏とシンクロナイズしている!……さすがだねー直感の人は! |
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![]() ……何故なら、G氏はゼウスだからだ!!『……ゼウスはかく語りき』 Collage - YOSHINO masaki 2003 |
日本咀嚼学会なるものの存在を知った。G氏ならそんな専門家じゃーなくったて俺はほとんど全部すでに知ってる!ということだろう、ここが我らがゼウスの真骨頂なんだが…… この学会は、いま、ここに列挙した咀嚼によるガム効果群についての研究を推進する専門家集団、もしくは市民をも巻き込んだ研究者のフォーラムというものらしい。色々の面でロッテ社がその活動を後援している。 さて、ガムの話の締めくくりとして、G氏ご推薦のガムだ。一応はコンビニなど手近なところで、という条件での話として聞いて欲しいのだが。ロッテさんには気の毒だが、G氏はカネボウ社の製品「歯みがきガム」がご推薦。 |
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| チョット待て!おいッ!……マサドンよー……料理の話がどうしてガムの話になったんだー?!これじゃー喰えねーだろー……まったく!! ごもっとも、マサドンも何となく最初からイヤな予感がしていたんだ……またまた謝らなきゃならんかとねー だからって、だねー……マワリ廻って、風が吹けば桶屋が儲かる……じゃーないんだ、このガムの話は。分かってもらえるかなー……これは、本当の大人の叡知ある話なんだ、本当の大人は本当の味が分かる人、そうゆう人が作る料理こそ本当のホンモノの味がする……そして、そうした料理を喰ってこそ健康で居られる。まあーこうゆうような道理をG氏が見事に実現してくれたって話なんだ……まあ、レシピ抜きの料理の話があったっていいじゃないかー、スジが通ってりゃいいだろー……どうだ!! |
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| G氏からは是非これは書いてくれ、と言われていることがあった、忘れたワケじゃないが、とうとうガムのはなしでこのエッセイも終わってしまう……やっぱり読者にも、そしてG氏にも……頭を深々と下げて……御免!! 「俺は日本人だ、その誇りとするところ」を是非、というのがG氏のたっての希望だった。全く同感、マサドンも日本人として生まれた誇りを、猛烈にいま書きたいのだ!!これは縄文文明の凄さ、その芸術的な高度さ、そして江戸文化の見事さ、そして更に、これは現代に引き継がれているものの数々……例えばだ、山口県出身の天才科学者・楢崎皐月氏のことも書きたいのだ……この人物こそ西欧には見られない真に日本人だけが到達し得た科学を再発見した人だ……偶然だが、G氏の母親は山口県出身だ。 |
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| こうした話が、まだまだある。G氏にはタクシーのプロ、料理のプロ、キャンピングや釣りのプロ、会社経営のプロのほかに、オーディオのプロとしての面白い話がある、ラジコンのプロとして活躍した経歴もある……実は、まだまだある……?!! オォッ……オォ……オイオイなんだと?! ……マサドンよ~……なんで~、一人の人間が、そんなにあっちもこっちも、いろんな事が本格的に出来るんだ~……? ……マァそう思うのも無理はありませんなー、だがG氏には出来る……何故なら、G氏はゼウスだからです!! 我らが天才ゼウスの話はまだ終わらない……この続き”その4”でお会いできることを、それでは……しばらく…… |
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