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新生人類・新生日本をめざして           2001.6.28

  ーー経済重視から地球環境保護への転換。(お金から生命・生存重視への道)ーー

                                           マネジメントコンサルタント

                                                   西田   司

1.問題提起

私達は、これまで自らの豊かさを求めて、生きてきました。

その結果は、次の通りです。

@ 私達の経済生活を守る為に、日本政府は600兆円を超える財政赤字を生み出しています。

  日本政府のみならず、都道府県レベル、市町村レベル、民間レベルあらゆるレベルで、

   将来返済を要する借金で、私達の分に過ぎた生活を維持してくれています。

   一体合計すれば、一人当りいくらの借金をしているのでしょうか。

  すなわちありとあらゆるところで、将来のお金を前借して、今生存している私達一人一人が

  今の豊かな生活をエンジョイしているわけです。

  私達個人の借金以外に、公的部門ではるかに大きな借金を私達が知らず知らずのうちに、

  私達がやとった僕(公僕)が、私達人民たる主人の欲望を察して、だまって借金してくれて

  いたのです。

  その金額は、心配をかけまいとしてか(?)なかなか主人には教えてもらえません。

  しかし、将来の日本人は、祖先の豊かな生活に消費された借金を返すために、

  今度は自分達の生活を犠牲にして、借金を返し続ける必要があるのは確実なのです。

  これでは、日本人の中年以下の人達に、希望がもてますでしょうか。

  親達が自分勝手に借金し、自分達だけの物質の豊かさを享受し、後の返済のみ

  子や孫に任せる親達の無責任さに子供達はどんな思いをして生きていくでしょうか。

 

A私達は、豊かな物質生活をエンジョイするために、「消費は美徳」との掛け声の下に、多くの

  エネルギーと資源を使い、科学万能の掛け声の下に、自然には存在しなかったものを作り出し、

  多くの捨て場のないごみと自然再生産からはみ出す無秩序を生み出しました。

  その結果、豊かだった自然は破壊され、異常天候が世界中で頻発し、地球上に存在した

  動植物が滅亡したり存続危機が発生し、人間や諸生命体にも異常病気が次から次に

  発見されるようになっています。

  これらの原因は、これまでの人類が物質的に豊かになりたいとの強い欲望です。

  先進国の人達は、自分達だけのことしか考えずに進みすぎて、気が付いたら

  (まだ気づかない、気が付きたくない人が大勢おられます。) 地球・地球の生物・

  発展途上国の人々・将来の人類に迷惑をかけてきたのです。

  その迷惑は、周りの豊かな環境の存在を奪い、人類や諸生命体そのものの存在を

  脅かしつつあります。

 

この大きな二つの矛盾が最も物質的に豊かな国日本に今起こっています。

人類史上、過去何度も経験しているように、文明国が滅ぶときにはいつも同じ理由では

ないでしょうか。

自然法則は、「生まれたものは必ず死ぬ。」「上がったものは、必ず下がる」

「極まれば、反す」です。

これが大自然を貫く大法則です。

過去の文明国は、これを自分の意思で自然法則に従うように自己変革出来なかったから、

滅びたのです。

 

私達は、世界の矛盾に気付きませんか。過去の文明国のように現実から逃避して、自然の

流れ(滅び)に身を任せますか。

もし、日本を、人類を滅ぼしたくないなら、世界中で日々起こっている現実に大きな目を開き、

まともに問題に立ち向かい、解決に向け立ち上がろうではありませんか。

私達は、行き詰まった資本主義に決別し、「物」に極まった価値観を「心」重視に反転させねば

なりません。

 

経済はあくまでも命あっての経済であり、経済のために人類が滅んでは何にもなりません。

むしろ経済重視のために滅ぶ人類なら、早く滅んだほうが地球や他の生命体にとって

ハッピーかもしれませんが。

しかし、せめて智慧を与えられた人間としては、人類歴史から学んだとおり、これまでを反省し、

自らまいた種は自ら刈り、迷惑を及ぼしたものへの償いをしながら、新たなる地球やこれからの

日本及び人類再生に向けての行動が必要だと思います。

 

 

2.限界ある資源

エネルギーや資源は有限です。これをその有用性に気が付いた先進国がお金や文明生活を

えさに買いまくって消費しています。エネルギー源の大宗をしめる石油はあと4,5年で半分を

消費してしまうというのが最も短く予想する学者の見解です。原子力はその使用済み核燃料の

処理方法や安全性も充分解明できないまま、どんどん発電用に使用されてきました。

他の人類破壊用(戦争用)の原子力は、どこの国にいくらあるか、その使用済み燃料の安全性

など考慮や把握すらされておりません。

非鉄金属も消費に有用だと気づいた者は、希少なものまで活用し製品に消費してしまいます。

新製品が出てくれば、たとえ使えてもごみとして捨てています。

これまでは、先進国と言われた国やその国の人達が、便利なものを安く広く供給するとの

スローガンのもとに地球が蔵していた資源を見つけ出し、かって気ままに地球資源を採取させ、

活用し、大量消費して、大量に廃棄してきました。その結果は、資源を失うと共に、

大量廃棄による空気や水の汚染や自然生態の破壊です。

 

有限界のものは、大切にしなければなりません。

これはお金をだせばどんどん消費していいことから変えなければなりません。

やはりものは、大事に、節約して使うべきだったのです。

地球にある有限なものは、誰の所有であり、誰にいつの時期に消費する権利が

あるのでしょうか。

現在はそれが存在する国に一義的所有権があり、それをお金で買える国・人が

自由に消費できます。

使用後のごみ(毒を持つことあり)はだれがどこに捨てる権利があるのですか。

その費用は誰が負担すべきですか。

経済に優先する環境という価値観の確立が必要だと思います。

空気は地球のもの・全生き物のものです。しかしこれを汚すものがいます。

この汚す国・人をどう扱うべきでしょうか。

水も地球のもの・全生き物のものです。しかしこれを汚すものがいます。

この汚す国・人をどう扱うべきでしょうか。

土地は地球のもの・全生き物のものです。しかしこれを汚すものがいます。

この汚す国・人をどう扱うべきでしょうか。

自然を破壊したものは、自然からしっぺ返しをくらうのは、自然の理です。

 

石油.石炭を創るのに地球は数万年(?)かかっています。

数万年のリサイクルです。

それを100年足らずで消費する権利が今生存している人類だけに

許されていいのでしょうか。

それとも人類が誇る智慧で、石油・石炭の製造が消費期間の100年位で

簡単にできるのでしょうか。

私達は、身の回りのあらゆる事を、お金でない環境資源の観点から

見直す必要があります。

 

3.対策試案ーー「消費が美徳」から「節約が美徳」へ

先ずは、あらゆるものを消費しないように努力しましょう。

特に再生産しがたいものは、使わないようにしましょう。

水・電気・ガスのエネルギーを出来るだけ消費しないようにしましょう。

食料は、残さないようにしましょう。食べるだけのものしか作らないようにしましょう。

食べるしか買わないようにしましょう。

作るものは、出来るだけ長持ちするものを買いましょう。

買ったものは出来るだけ使いましょう。

時折しか使わないものは、レンタルで借りましょう。

使えなくなったら、修繕しましょう。消耗品(部品)を取り替えて長く使いましょう。

製品の規格は、全世界共通にしましょう。

食料は出来るだけ自給しましょう。他国の水やエネルギーを出来るだけ使わないようにしましょう。

食料は、出来るだけ野菜にし、エネルギーや土地効率の悪い肉類を出来るだけ避けましょう。

 

移動は出来るだけ避けましょう。そのため電話.FAX、インターネットを活用しましょう。

携帯電話も電気節約の為、必要最小限にしましょう。

交通機関は、出来るだけ簡素な乗り物にしましょう。

長距離は飛行機、短距離は新幹線、更には公共交通機関を活用しましょう。

 

製造物は、各段階で使用したエネルギー、部品の再生産にかかるコストを記載して、

次なる製造者に伝達し、全製造段階をとうしてのエネルギーコストが把握できるようにしましょう。

そして最小コストのものを使いましょう。

製造者には、製造した製品をもとにもどす過程や仕組み作りや、コストも負担も義務付けましょう。

一度造った物は出来るだけリユースし、リユース出来なくなったもののみ、再生産するようにしましょう。

 

既にあるものは有効に活用しましょう。

日本には、家もオッフィスも有り余っています。学校も空き教室がいっぱいあります。

食料やものが有り余っています。作ったものは、それが使われるように考えましょう。

 

このようにして、社会全てに環境をベースにした省資源・節約社会を築きましょう。

 

これがお金にかわる新しい価値感です。

この社会はこれまでの人間の欲望、富裕及びl競争をベースにした資本主義・自由主義の

価値観とは全く異なります。

寡欲・節約・共存をベースにした共存・共栄の社会です。

 

この基準となる計算単位は、一案としては、再生産にかかる日数・年数をベースに価値を

決めるのです。

一万年かかるものは、1万分の1を、今年は消費していいことにするのです。

5分で再生産できるものは、一日で 24時間x60分/5=288 ケ使ってよいのです。

要は、再生産年数コストを頭に入れた基準です。

産出の簡易さや人件費だけの金銭コストでは不十分です。

 

これが、人類や日本が地球仲間として生き残れる道ではないでしょうか。

この考え方をベースにすれば社会全体の見直しになり、あたらしい産業も興ることでしょう。

これこそが真の意味での GLOBAL STANDARD ではないでしょうか。

そして私達は、自ら率先し、わがままで傍若無人な先進国を説得し、人類および地球運命共同体

として共に生き延びる道を進みたいとおもいます。

(アメリカはここでの議論の将に逆で、環境より今の人達の栄華を守ろうとして、

京都議定書に反対しているのです。)

大デフレで、これまでのやり方の矛盾があらゆる所に露呈して行き場を失った日本こそ、

日本再生・人類再生の絶好のチャンスを与えられたものと思います。 

何よりも大切なのは、この考え方で GLOBAL GOVERNANCE (地球の真の主権者。

地球の意思決定者)の確立を目指さねばならないと言うことです。

地球は人類の運命共同体です。一人一人の協力が必要です。

どうか自らのお智慧でお考え頂きたいと思います。

 

余談、

これらは振り返ってみれば、人類の先人達の教え、即ち、イエス様や老子様やお釈迦様等の

教えに従うべきであったということに帰着するにすぎないように思います。

 

以上、問題提起まで。

 

硬い内容にもかかわらず最後までお読みくださり、誠に有難うございました。  

まだ、表面的なアイデアですが、ご意見・アドバイス等賜れば幸いです。

   コメントはフォームをご利用ください。

   また、ゲストブックも設けますので、ご自由にご意見を交換いただきたいと思います。    

 

西田 司      mailto:manageconsul@jcom.home.ne.jp

           

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