ワイルドストロベリーの花
「コンパニオンプランツ(共栄植物)」のことはすでに紹介しましたが、最近はなかでもハーブとの相性の良さを利用した栽培法が注目されているようです。特に有機無農薬栽培が消費者に対して市民権を得るようになり、それらの野菜が付加価値を持ったものとして市場でも見とめられた今、農薬を使わないで害虫や病気から野菜を守り、見た目も悪くないものとすることはプロ農家にとっても頭を悩ますことのようで、あちらこちらの実験農園でハーブによる栽培法が試みられています。
 コンパニオンプランツというものはいまだ科学的にはその因果関係が解明されているわけではありませんが、これまでの数多くの先駆的な農業従事者やガーデナーによって少しづつ確実性の高いものになってきています。
 ここでは、いくつかの文献から拾ってきた野菜と相性のいいハーブ、相性の悪いハーブなどを紹介します。

■野菜と相性のよいハーブ達                                              
ハーブ類 効    用 相性のいい野菜
カモマイル 弱った植物の活力を復活させる「植物のお医者さん」また、野菜の種類によってはその風味を倍化させる力がある。 キャベツ、タマネギ
セージ アブラナ科の植物(キャベツなど)に蝶が卵を産み付けるのを防ぐ。蝶のほかにも嫌がる昆虫類は多い。 キャベツ、トマト、ニンジン
タイム セージと同様にアブラナ科の植物にモンシロチョウなどの蝶類が卵を産み付けるのを防ぐ。 キャベツ
ナスタチウム トマトやマメ類からアブラムシを遠ざけることが出来る。また庭からアリを遠ざける効果もある。 トマト、バラ、ラズベリー、リンゴ
ネギ類 モグラやゾウムシが嫌がるので、畑の周りに植えるとこれらが中に入りにくくなる。 全般(相性悪いものに注意) 
バジル トマトにコナジラミなどがつくことを防ぐ。またその生育を助ける効果もある。 トマト 
マリーゴールド 土中の有害昆虫類から植物を守ったり、トマトにつきやすいコナジラミを寄せつけない。 アブラナ科、ジャガイモ、トマト、イチゴ類
ボリジ ミツバチを呼び寄せ受粉を助けたり、害虫を減らしたりする。 ホウレンソウ、マメ類、レタス、イチゴ類
ミント アブラムシや毛虫などを遠ざける。 キャベツ、ラディッシュ等、アブラナ科 
ラベンダー 独特の匂いを害虫が嫌う。 果実類全般
ローズマリー やはりその匂いのため、害虫を遠ざける。 セージ、キャベツ、ニンジン、豆類
ワイルドストロベリー 相性のいい植物の生育を助ける。 ホウレンソウ、豆類、レタス 

■相性の悪いハーブ類
ハーブ類 相性の悪い野菜類
ファンネル トマト、豆類の生長を遅らせる。アゲハチョウを呼び寄せる。
ボリジ カリフラワー、キャベツ、タイム、ブロッコリなどの生長を阻害する。
ラズベリー ジャガイモとはお互いの生長を阻害する。
ローズマリー ジャガイモやイチゴ類の生長を阻害する。
イチゴ類 キャベツ、タイム、ミント、ローズマリーとのお互いの生長を阻害する

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