ベッチの英国留学
          タバコと乳首 

                       第二十五回  
 
 先週、話した担任の先生が変わってしまいました。
今までの教えてくれた先生の中でも、ベストに位置する先生であっただけに、非常に残念です。
新しい先生も、授業内容もしっかりしており、テンポも良くかなりいい先生なのですが、残念な事に女性なのですね。
どうやら、今後は授業中に卑猥な話を聞ける事はないようです。
まあ、 まだ少しストックがあるので、今後も偶に披露していきます。
全部、卑猥なわけではありませんが、中々面白いので。  


 さて今回は、以前にも物価のところで書いた覚えがありますが、タバコについて書いていきたいと思います。
ロンドンでのタバコの額は、一箱約800円という法外な値段で、10本入りの箱も普通に売られているという事は以前書きました。
その10本箱 も、ショート・ホープのような短い変形タイプではなく、普通サイズ10本入りです。
この箱がなかなかかわいらしく、物珍しいので、適当な人へのお土産には丁度 いいでしょう。  


 ロンドンの喫煙率の高さと、喫煙者が邪険に扱われていないというのも、以前書いたとおりです。
さすがに、地下鉄などでは吸いませんが、地上駅では特に喫煙場所などが指定されている事もなく、
ホーム内のどこでも吸えます。まあ、マナーとして椅子に座って吸うなんて事はありませんが、
日本のように、ホームの最端まではるばる歩いて行き、初めて吸えるような悪環境ではありません。  


 多くの人がタバコの葉っぱ(tobacco leaves)と、巻紙(rolling paper)を駆使して、 一本のタバコを自作しているとも書きましたが、
私も現在は立派なタバコ・ロー ラーであります。
最初は慣れない作業に戸惑ってはいましたが、今ではすっかり上達 してしまいました。
以前は座って「さあ作るぞ」と一息付いてからでないと無理でしたが、立ちながらの巻きも可能な程に成長してしまいました。
嬉しいんだか悲しいんだか分かりません。
さすがに、落ちているタバコを分解して燃焼しなかった葉っぱを使うような事はしませんが、こっちでは多くの人がそうしています。  


 「せっかくだから、これを機会にやめればいいのに」と言う人もいますが、
私にはどうしても、タバコが健康に悪いとは思えないのです。
例えば、うちのじいさん。
彼などは、13歳の頃より70年近くタバコを吸いつづけていますが、臓物系の病を患っ た事など皆無。
衰弱し始めてはいますが、頭などはしっかりしています。
それから、 父親。
息子に注意しなければいけなかった手前、さすがにいつから吸い始めたのかは明かしませんが、毎日2箱は吸っています。
それでも、見た目も若々しく、病気なども一切せず、ピンピンしております。  


父親の場合、吸い方が尋常ではなく、半分も吸わないうちに消してしまい、再び吸い始めるというチェイン・スモーカーで、
どうも手持ち無沙汰になる為、吸っている傾向があります。
私の場合、多くの人と同じように、リラックス効果を期待して吸うわけですが、
実はタバコの葉っぱには、リラックス効果がある成分などは含まれておらず、
あの動作はおしゃぶりの名残であると聞いたことがあります。
要は、乳首を吸えない代わりに、タバコをくわえてチューチューやると。
人間は、思春期を越え大人になると、再び乳首をチューチューし始めるものですから、
それもあながち嘘ではないのかもしれませんね。  


 何にせよ、れっきとしたシガレットを早く吸いたいと切に願っております。
ちなみに、日本は特別タバコが安いようではないようです。
韓国、台湾、ポーランドなどでは、1箱200円以下が相場です。
何故、日本は喫煙天国などと呼ばれているので しょう?