研究会趣旨 
 埋蔵文化財行政研究会発会式 資料1から

 埋蔵文化財行政は、急変する社会の動きを受けて大きく変わろうとしている。それに伴って、埋蔵文化財専門職員(以下「専門職員」という。)も、過去の埋蔵文化財保護の理念にとらわれない意識変革を迫られており、幅広い国民の理解を得た埋蔵文化財行政を確立する必要性を痛感している専門職員も増えつつある。
 しかしながら、考古学界では長年の間に培われた埋蔵文化財保護に対する意識を大きく変えるには困難な点も多く、専門職員の多くは、既成の概念を超えた埋蔵文化財保護の理念を強く主張しにくい環境がいまだに続いているといえる。
 そのため、本格的な地方分権時代の到来が刻々と迫ったいるにもかかわらず、新たな視点に立った埋蔵文化財行政の展望が開かれない状況にある。
 そこで、長年にわたって埋蔵文化財行政を見つめてきた先輩諸氏の助言も得ながら、取りあえず関東甲信越静地区の埋蔵文化財行政関係者などによって、埋蔵文化財行政に係る諸問題を検討テーマとした研究会を開催して、以下の活動目標に沿って、21世紀における埋蔵文化財行政の整備充実に向けた環境整備の一助になろうとするものである。

 

  1. 激動する社会の動きを見据えて、埋蔵文化財行政関係者だけではなく、幅広く国民に理解された埋蔵文化財保護の理念の構築に努める。
  2. 関東甲信越静地区だけではなく、全国各地の埋蔵文化財関係者等との間で密な連携を保ち、相互の意見交換を通じて、埋蔵文化財行政に関わる問題意識の深化に努める。
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