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はじめに
わが国は急速に少子高齢化が進み、現在、65歳以上の割合は22.8%となり、世界に類を見ない水準に到達しています。
日本の人口動態・分布をみると、今後さらに高齢化率は増し、50年後には約40%になると予測されています。
このような超高齢社会においては、いかにして年金・医療・介護と云った社会保障制度を維持していくかが大きな課題となります。
日本の場合、平均寿命と健康寿命の差、つまり不健康寿命の期間が8〜10年ありますが、この期間を出来るだけ短くする事が、QOL(人の生活の質)の維持・向上と医療費の節減にとって重要な事となります。
最近、口腔と全身とのかかわり(例えば、歯周病と糖尿病や脳・血管系疾患)が密接な関係にある事が解ってきました。
そして、「失われた口腔機能をいかに回復させるか」、「口腔衛生状態をいかに良好に保つか」が、QOLと医療費の節減にとり大切である事もわかってきました。
この様な状況下、介護状態からの脱却を目指し、健康寿命を延ばすため、ますます訪問歯科診療が求められる時代となってきました。
そして、前橋市歯科医師会は従前にも増して、積極的に訪問歯科診療事業に取り組んでいるところであります。これまでの実績を踏まえ、ここに訪問診療の現状及び行政並びに関係機関との連携等をまとめました。
今後、さらに効果的に事業が展開し、発展することを希望いたします。
2010年 4月
社団法人 前橋市歯科医師会
会 長 小川 卓
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