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邦訳作品
ガルシア・マルケスの邦訳作品(小説、エッセイ、インタビューなど)をまとめる。


1971年
「土曜日の次の日」桑名一博訳,《すばる》4号


1972年
『百年の孤独』鼓直訳,新潮社

「バルタサルの素晴らしい午後」木村榮一訳,『現代ラテンアメリカ短編集』白水社


1978年
「この村に泥棒はいない」山蔭昭子訳,『世界短編名作選ラテンアメリカ編』新日本出版社

「大佐に手紙は来ない」内田義彦訳,『集英社版世界の文学28』

「土曜日の次の日」桑名一博訳,『集英社版世界の文学28』


1979年
「愛の彼方の死」木村榮一訳,《海》2月号

「失われた時代の海」木村榮一訳,《海》2月号

「純粋なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」鼓直訳,《海》2月号

「食いくらべ」(『百年の孤独』抄訳)鼓直訳,『美食文学大全』(篠田一士編)新潮社

インタビュー「二百年の孤独へ」(聞き手ゴンザレス・ベルメホ)杉山晃訳,《海》2月号

『ママ・グランデの葬儀』桑名一博・安藤哲行訳,国書刊行会

「大きな翼を持った老人」鼓直訳,《ユリイカ》7月号

「幽霊船最後の旅」鼓直訳,《カイエ》10月号


1980年
『短編集 落葉』高見英一訳,新潮社


1981年
インタビュー「ガルシア=マルケス─想像力のダイナミズム」(聞き手ピーター・ストーン)大熊栄訳,《すばる》4月号


1982年
「雪の上に落ちたきみの血の跡」鼓直訳,《海》1月号

『悪い時』高見英一訳,新潮社

『ある遭難者の物語』堀内研二訳,書肆風の薔薇

『ママ・グランデの葬儀』桑名一博ほか訳,集英社文庫


1983年
「眠れる美女の飛行機」高見英一訳《波》1月号

「予告された殺人の記録」野谷文昭訳,《新潮》2月号

『予告された殺人の記録』野谷文昭訳,新潮社

「一九八二年度ノーベル文学賞受賞講演 ラテンアメリカの孤独」鼓直訳,《すばる》5月号

『ガルシーア=マルケス全短篇集』山蔭昭子ほか訳,創土社

『族長の秋』鼓直訳,集英社

インタビュー「愛すべき、しかし愛すべきアメリカよ」《月刊プレイボーイ》7月号

インタビュー「私の人生と創造の核」(質問者プリニオ・アプレヨ・メンドーサ)桑名一博訳,《すばる》8月号

『エレンディラ』鼓直・木村榮一訳,サンリオ文庫

「ノーベル賞受賞講演─ラテンアメリカの現実は、ヨーロッパ的な目では理解できない」布施和博訳,《イベロアメリカ研究》9


1984年
映画「エレンディラ」パンフレット(パルコ) 序文 


1986年
インタビュー「ガルシア=マルケスが語るラテンアメリカの現実と未来の予感」聞き手・田村さと子,《朝日ジャーナル》1月24日号

「マルケスの音楽談義」蜷川泰司訳,《インディアス群書通信》6(『メキシコ万歳!』月報)現代企画室

「ある映画監督のチリ潜入記」1−4,田村さと子訳,《朝日ジャーナル》45−48号

『戒厳令下チリ潜入記』後藤政子訳,岩波新書


1987年
「エバは猫の中」平田渡訳,『エバは猫の中─ラテンアメリカ文学アンソロジー』サンリオ文庫

「イシチドリの夜」平田渡訳,『エバは猫の中─ラテンアメリカ文学アンソロジー』サンリオ文庫

対談「世界はペレストロイカを求めている─ゴルバチョフとガルシア=マルケスは語る」,『ペレストロイカを読む』和田春樹編,御茶の水書房


1988年
「フォルベス夫人の幸福な夏」野谷文昭訳,《新潮》5月号

「われらのヘミングウェイ」宮下嶺夫訳,『ヘミングウェイ・キューバの日々』晶文社

「首都干上がる」杉山晃訳,《ユリイカ》8月号

「わが兄フィデロ・カストロ」山蔭孝夫訳,《ユリイカ》8月号

「闘う聖職者」山陰孝夫訳,《ユリイカ》8月号

「カポーティの短編小説」平田渡訳,《ユリイカ》8月号

「サルトルの畑がえ」平田渡訳,《ユリイカ》8月号

「カフカのカリカチュア」平田渡訳,《ユリイカ》8月号

「ふたたびノーベル賞について」平田渡訳,《ユリイカ》8月号

『エレンディラ』鼓直・木村榮一訳,ちくま文庫


1989年
インタビュー「『迷宮のなかの将軍』を語る」(聞き手スサナ・カート)林みどり訳,《iichiko》夏号(第12号)

「予告された殺人の記録」(抄訳)野谷文昭訳,『文学の森を歩く』池内紀編,筑摩書房


1990年
対談「宿命の対決」(相手バルガス・リョサ)野谷文昭訳,《エスクァイア日本版別冊》

「フィデロ・カストロ、語りの魔術」野谷文昭訳,《すばる》2月号

「族長の秋」鼓直訳,『集英社ギャラリー[世界の文学19]ラテンアメリカ』

「辺境で綴る日誌・人はいかにして大統領になるか」旦啓介訳,《Switch》4号

「ごあいさつ」《新ラテンアメリカ映画祭‘90パンフレット》シネセゾン

『青い犬の目』井上義一訳,福武書店

「辺境で綴る日誌・杭につながれて四年」旦啓介訳,《Switch》5号


1991年
『幸福な無名時代』旦啓介訳,筑摩書房

「コロンビアの終わりなき戦い。」武藤一羊訳,《エスクァイア日本版》4月号

「大きな翼を持った老人」鼓直訳,《新潮》4月号臨時増刊

『ジャーナリズム作品集』鼓直・柳沼孝一郎訳,現代企画室

インタビュー「ガルシア=マルケス、「カストロ神話を語る」」(アンソニー・ディ/マージョリー・ミラー文)野谷文昭/今福真木子訳,《エスクァイア日本版》9月号

『迷宮の将軍』木村榮一訳,新潮社

(表題不明,黒澤明との対談について)《ニュー・フリックス》10月号


1992年
インタビュー「語ることの歓び」(聞き手ファン・クルス)林みどり訳,《iichiko》秋号(第25号)


1993年
インタビュー「オリジナルなものは奇跡の如く生まれる─ガルシア=マルケス・日本で映画を語る」聞き手・阿波弓夫,《iichiko》春号(第27号)

インタビュー「ガルシア=マルケスが語るラテンアメリカの現実と未来の予感」聞き手・田村さと子,『朝日ジャーナルの時代』朝日新聞社


1994年
『族長の秋』鼓直訳,集英社文庫

『青い犬の目』井上義一訳,福武文庫

「最近のある日」柴田元幸訳,『超短編小説・世界篇』文春文庫

「G.ガルシア=マルケス 四つの幻想小説」旦啓介訳,《新潮》12月号
(「聖女」「眠れる美女の飛行」「電話をかけにきただけなの」「光は水のよう」)

『十二の遍歴の物語』旦啓介訳,新潮社


1995年
「アミーゴ健三郎」田村さと子訳,《新潮》3月号

「美しい水死人」木村榮一訳,『ラテンアメリカ文学アンソロジー・美しい水死人』福武文庫

『幸福な無名時代』旦啓介訳,ちくま文庫

「幽霊船の最後の航海」高見英一訳,『ニューミステリー─ジャンルを超えた世界の作家42人』ジェローム・チャーリン編,早川書房

「狂犬病」(『愛とその他の悪霊について』抄訳)旦啓介訳,《エスクァイア日本版》9月号


1996年
『愛とその他の悪霊について』旦啓介訳,新潮社

『十二の遍歴の物語』(全3冊),日本点字図書館製作


1997年
「海岸のテクスト」旦啓介訳,『世界文学のフロンティア3 夢のかけら』岩波書店

『予告された殺人の記録』野谷文昭訳,新潮文庫

『誘拐』旦啓介訳,角川春樹事務所


1999年
対論「黒澤明vs.ガルシア・マルケス 第一部 創造の秘密」,《宝石》5月号

対論「黒澤明vs.ガルシア・マルケス 第二部 核をめぐる論争」,《宝石》6月号

『百年の孤独』新装版,鼓直訳,新潮社


2000年
「ガリシアの雨」『旅を書く』河出書房新社


2001年
「自伝第一章 語り伝えるために生きてきた」旦啓介訳,《新潮》7月号

「パンチカードと砂時計(マルコス副司令官に聞く)」崎山政毅訳,《批評空間》第III期第1号


2002年
『物語の作り方』木村榮一訳,岩波書店

「百年の孤独」(抄訳)鼓直訳,『理想の教科書』齋藤孝,文藝春秋


2004年
「パブロ・ネルーダを語る」田村さと子訳,『ネルーダ詩集』思潮社

2006年
『わが悲しき娼婦たちの思い出』木村榮一訳,新潮社
『コレラの時代の愛』木村榮一訳,新潮社
『百年の孤独』(ガルシア=マルケス全小説)鼓直訳、新潮社

2007年

『落葉他12篇』(ガルシア=マルケス全小説)高見英一他訳、新潮社
『族長の秋他6篇』(ガルシア=マルケス全小説)鼓直他訳、新潮社
『悪い時他9篇』(ガルシア=マルケス全小説)高見英一他訳、新潮社
『愛その他の悪霊について』(ガルシア=マルケス全小説)旦敬介訳、新潮社
『迷宮の将軍』(ガルシア=マルケス全小説)木村榮一訳、新潮社
「素顔のフィデル」柳原孝敦監訳(『少年フィデル』トランスワールドジャパン)

2008年

『予告された殺人の物語 十二の遍歴の物語』(ガルシア=マルケス全小説)野谷文昭他訳、新潮社
「辞書を「書いた」女性」田沢耕訳、《図書》3月号




書誌

以下に単行本の書誌をまとめる。
フィクションとノンフィクションに大別し、いずれも原書の発行順に並べた。各作品の内容は以下の順序で表記する。
表題
訳者
発行所(叢書の一冊である場合は、叢書名と巻数も併せて)
発行年月日(印刷年月日)
判型 製本 カバー オビ 頁数 定価(ないし本体価格)
§内容
*、**印にはオビまたはカバーの文章を引用

A フィクション
1 短編集 落葉
高見英一訳
新潮・現代世界の文学(新潮社)
1980年1月25日発行(1月20日印刷)
四六判 厚紙装 カバー オビ 206頁 1300円
§落葉 5〜130頁/世界中で最も美しい男の溺死体131〜140頁/大きな翼を持った老人141〜152頁/ブラカマン 奇跡を行商していた善人の物語153〜166頁/幽霊船の最後の航海167〜176頁/イサベルの独白(モノローグ)マコンドに降る雨を眺めながら……177〜188頁/ナボ 天使に待呆けを食わせた黒人189〜202頁/訳者あとがき203〜206頁
*オビに「突然襲ってきた落葉の旋風は/あらゆるものを持ち去った…/超現実を現実に帰る魔術師/ガルシア=マルケスの短編集」「架空の土地マコンドに起きた、変り者のフランス人医師の首吊り事件を/きっかけに露わになった住民の恨み、頑迷、挫折感、孤独……/町をあげての残忍性を前にした、十一歳の少年、その/母親、退役大佐の祖父という夢遊病者的な人/物の独白を通して人間の孤独≠/描いた「落葉」ほか六編!」とある。


ママ・グランデの葬儀
桑名一博・安藤哲行訳
ラテンアメリカ文学叢書11(国書刊行会)
1979年4月30日初版第1刷
四六変形判 紙フランス装 函入 オビ 179頁 1800円
§火曜日の昼寝9〜20頁/最近のある日21〜28頁/この村に泥棒はいない29〜70頁/バルタサルの素敵な午後71〜86頁/モンティエルの未亡人87〜98頁/土曜日の次の日99〜130頁/造花のバラ131〜142頁/ママ・グランデの葬儀143〜164頁/ガルシア=マルケスを巡って(桑名一博)165〜178頁/目次179頁
*オビに「ガルシア=マルケス/による/マコンド年代記」「小説がとりわけ困難な時代にあって、『百年の孤独』は/ひとつの奇跡とも呼ぶべき稀有の作品であろう。『百年』において/《ラテンアメリカの全体と民衆を見わたしながら》(大江健三郎)、/現実と幻想のめくるめく混交のうちに、架空の地マコンドの/創世と解体の神話を完成したマルケスが、透明な怒りをたたえた/レアリスムによって、マコンドの日々を描きながら/いかにして『百年』のあの激発へと至ったかを如実に伝える、/著者の処女短篇集。(本邦初訳)」とある。


3 ママ・グランデの葬儀
桑名一博・安藤哲行・内田吉彦訳
集英社文庫
1982年12月25日第1刷
文庫判 カバー オビ 250頁 320円
§大佐に手紙は来ない5〜90頁/火曜日の昼寝91〜102頁/最近のある日103〜108頁/この村に泥棒はいない109〜150頁/バルタサルの素敵な午後151〜164頁/モンティエルの未亡人165〜174頁/土曜日の次の日175〜208頁/造花のバラ209〜218頁/ママ・グランデの葬儀219〜239頁/解説(桑名一博)240〜250頁
*オビに「‘82年ノーベル文学賞受賞!!/小説に面白さと活力を甦らせ、/世界的反響を呼びおこした作品集。」とある。
**カバー裏に「いかなることも起こりうる架空の地マコンドの地母神ともいうべきママ・グランデの葬儀を奇想にみちた誇張的文体で描いた表題作。他に喘息病みの老妻と恩給のくるのを待ち続ける老大佐の日々を偏執的とも言える簡潔な文体で描いた「大佐に手紙は来ない」など、根源的な主題を実験的手法で描き、溢れんばかりの活力を小説に甦らせた注目すべき作品を収録。」とある。


4 悪い時
見英一訳
新潮・現代世界の文学(新潮社)
1982年9月15日発行(9月10日印刷)
四六判 厚紙装 カバー オビ 234頁 1400円
§悪い時1〜229頁/あとがき(高見英一)230〜234頁
*オビに「カリブ的現実と権力者の孤独!/町を征服するつもりが、逆に町に征服されたと感じる町長。彼の孤独を通して現代コロンビア/の現実─自然の暴力と政治暴力の現実を描く。」「暴力の嵐が吹き荒れたあとの、外面的には静/かで平和な小さな町。唯一の情報源である濁/ってよどんだ川……降りつづく雨の中の突然/の銃声の轟き─何者かによって毎晩のように扉に貼られる中傷のビラ。住民たちに広ま/る不信、疑惑、愛憎の渦、渦─集団的な狂/気と孤独を描く。」とある。


5 百年の孤独
鼓直訳
新潮社
1972年5月10日発行(5月5日印刷)
四六判 厚紙装(岸健喜装幀) カバー オビ 314頁 950円
§百年の孤独1〜307頁/あとがき(鼓直)308〜314頁
*オビに「まさしくあのホメーロスや、セルバンテスや/ラブレーが描いた〈巨大な人間劇場〉!/蜃気楼の村マコンドの創立から全盛、さらに凋落への一大叙事詩と/村の開拓者ブエンディーア家一族の孤独の世界……現実と幻想が一/つになり、意表をつくイメージが神話を創る、小世界の年代記!/まさに本書において、ラテンアメリカの歴史、民族性、宿命そし/て精神的解体や人間の疎外をみる!」「G・ガルシア・マルケス/は、南アメリカ人の孤独を/見事に、最も完璧に、しか/も最もパセティックに描き出したのである。/ル・モンド紙/『百年の孤独』は傑作であ/り、現代ラテン・アメリカ/文学における最優秀作品の/一つであることは確か/である。彼の作品はベストセラ/ーとして成功しているが、/成功するだけの値うちのあ/るベストセラーなのだ。/タイム紙」とある。


6 百年の孤独
鼓直訳
新潮・現代世界の文学(新潮社,1978年発行の第3刷以降)
四六判 厚紙装(早川良雄装幀) カバー オビ 314頁 1500円
§百年の孤独1〜307頁/あとがき(鼓直)308〜314頁
*ノーベル賞受賞前のオビ「ホメーロス、セルバンテス、ラブレーが/描いた巨大な人間劇場≠フ出現/孤絶と悲劇がうずまく/ラテンアメリカの黙示録」「蜃気楼の村マコンドの創立から全盛さらには凋落への一大叙事詩と/村の開拓者ブエンディーア家一族の孤独の世界─現実と幻想/が一つになり、意表をつくイメージが神話を創る、小世界/の年代記。南アメリカ人の孤独を見事に、最も完璧に、/しかも最もパセティックに描き出した最高の傑作。」
 ノーベル賞受賞後のオビ「ノーベル文学賞、受賞/孤独、栄光、悲劇がうずまく現代世界文学の最高傑作。」「蜃気楼の村マコンドの創立から全盛さらには凋落への一大叙事詩と/村の開拓者ブエンディーア一家の孤独の世界─現実と幻想/が一つになり、意表をつくイメージが神話を創る、小世界/の年代記。南アメリカ人の孤独を見事に、最も完璧に、/しかも最もパセティックに描き出した最高の傑作。」


7 百年の孤独(改訳新装判)
鼓直訳
新潮社
1999年8月25日発行(8月20日印刷)
四六判 厚紙装 カバー オビ 445頁 2800円
§百年の孤独1〜431頁 /訳者あとがき432〜439頁/改訳新装判のための訳者あとがき440〜445頁
*オビに「世界3000万の/読者を魅了した/20世紀を代表する偉大な小説!/全面改訳新装判」「愛の欠如のなかに生きる孤独な人間の生と死、/相つぐ奇想天外な事件、
奇態な人々の神話的世界─/マコンド村の創設から百年、/はじめて愛によって生を授か
った者が出現したとき、/メルキアデスの羊皮紙の謎が解読され、/ブエンディア一族の波瀾に満ちた歴史が終る。/世界的ベストセラーとなった傑作長篇の改訳、新装版。」とある。


8 青い犬の目
井上義一訳
福武書店
1990年10月25日発行(10月18日印刷)
四六判 厚紙装 カバー オビ 159頁 1200円
§三度目の諦め5〜20頁/死のむこう側21〜34頁/エバは猫の中に35〜54頁/三人の夢遊病者の苦しみ55〜62頁/鏡の対話63〜74頁/青い犬の目75〜86頁/六時に来た女87〜108頁/天使を待たせた黒人、ナボ109〜124頁/誰かが薔薇を荒らす125〜132頁/イシチドリの夜133〜142頁/マコンドに降る雨を見たイサベルの独白143〜155頁/訳者あとがき156〜159頁
*オビに「幻想と日常的現実が綯い混ぜられた/魔術的レアリズムの世界が展開される、/『百年の孤独』の著者による傑作短篇集」とある。
**カバー裏に「夢の世界に繰り返し現われる女性との奇妙な交流を/描いた表題作「青い犬の目」、/死に対する恐怖のイメージに満ちた、/カフカ的悪夢の世界「三度目の諦め」、/自らの美貌に苦しめられる女性の悲しい変身譚/「エバは猫の中に」、/レストランのカウンターでの店主と娼婦の対話から成る、/ヘミングウェイを思わせる小品「六時の女」、/死者の側から眺めた日常の光景「誰かが薔薇を荒す」、『百年の孤独』の世界へと通じるマコンド物の1篇/「マコンドに降る雨を見たイサベルの独白」他、全11篇を収録。」とある。


9 青い犬の目
井上義一訳
福武文庫
1994年8月16日発行(8月10日印刷)
文庫判 カバー オビ 221頁 550円
§三度目の諦め7〜28頁/死のむこう側29〜48頁/エバは猫の中に49〜74頁/三人の夢遊病者の苦しみ75〜86頁/鏡の対話87〜102頁/青い犬の目103〜118頁/六時に来た女119〜148頁/天使を待たせた黒人、ナボ149〜170頁/誰かが薔薇を荒らす171〜182頁/イシチドリの夜183〜196頁/マコンドに降る雨を見たイサベルの独白197〜214頁/(単行本)訳者あとがき215〜218頁/(文庫版)訳者あとがき219〜221頁
*オビに「「百年の孤独」の、/ノーベル文学賞受賞者/マルケスの魔術的レアリスム/世界をあます所なく伝える/初期傑作短篇集/待望の文庫化」とある。
**カバー裏に「夢の世界に繰り返し現れる女性との奇妙な交流を/描いた表題作「青い犬の目」、/死に対する恐怖のイメージに満ちた、/カフカ的悪夢の世界「三度目の諦め」、/自らの美貌に苦しめられる女性の悲しい変身譚/「エバは猫の中に」、/死者の側から眺めた日常の光景「誰かが薔薇を荒す」、『百年の孤独』の世界へと通じるマコンド物の1篇/「マコンドに降る雨を見たイサベルの独白」他、全11篇を収録。」とある。


10 エレンディラ
鼓直・木村榮一訳
サンリオ文庫
1983年10月30日発行
文庫判 カバー オビ 191頁 320円
§大きな翼のある、ひどく年老いた男7〜18頁/失われた時の海19〜50頁/この世でいちばん美しい水死人51〜62頁/愛の彼方の変わることなき死63〜78頁/幽霊船の最後の航海79〜88頁/奇跡の行商人、善人のブラカマン89〜106頁/無垢のエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語107〜182頁/訳者のあとがき(鼓直)183〜191頁
*オビに「ノーベル賞作家/ガルシア=マルケス/本邦初訳短編集」「…この短編集の重要なモチーフの一つは、作/者自身のことばを待つまでもなく、孤独もし/くは愛の欠如であろう。…この短編集に現わ/れる死のさまざまな形は、さらに変容もしく/は誇張を
加えられながら『族長の秋』のペー/ジを埋め尽すことになる。─鼓直「訳者あとがき」
より」とある。
**カバー裏に「<大人のための童話>として書かれた六つの短編と中編「無垢のエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収めた、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスの待望の傑作短編集。奇跡的な薬効を持った解毒剤をあきなうブラカマンといういかさま師(「奇跡の行商人、善人のブラカマン」、身の毛もよだつ蜘蛛に変身させられた哀れな娘(「大きな翼のある、ひどく年老いた男」)、巨大な船の出現する不思議の海に取り憑かれた少年(「幽霊船の最後の航海」)、そして、たった一人の身寄りである孫娘に春をひさがせる冷酷な老婆(「無垢なエレンディラと…」)等、密接に『族長の秋』に繋がりながら、<魔術的リアリズム>の手法を駆使して、ユーモア溢れる幻想的な独自の世界を構築し、『百年の孤独』から『族長の秋』への橋渡しとなった、現代の語り部ガルシア=マルケスの抱腹絶倒の物語集。)とある。


11 エレンディラ
鼓直・木村榮一訳
ちくま文庫
1988年12月1日発行
文庫判 カバー オビ 205頁 380円
§大きな翼のある、ひどく年取った男7〜20頁/失われた時の海21〜54頁/この世でいちばん美しい水死人55〜66頁/愛の彼方の変わることなき死67〜82頁/幽霊船の最後の航海83〜92頁/奇跡の行商人、善人のブラカマン93〜112頁/無垢のエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語113〜191頁/訳者のあとがき(木村榮一)192〜205頁
*オビに「<孤独>と<死>をモチーフとして書かれた大人のための残酷な童話=vとある。
**カバー裏に「コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスの異色の短篇集。大人のための残酷な童話≠ニして書かれたといわれる六つの短篇と中篇「無垢のエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収める。『百年の孤独』と『族長の秋』の大作にはさまれて生まれたこの短篇集は、奇想天外で時に哄笑をもさそう。」とある。


12 ガルシーア=マルケス全短篇集
山蔭昭子・森下英子・神代修・山蔭孝夫訳
創土社
1983年5月7日発行
B6判 函入 厚紙装 厚紙装 カバー オビ 467頁 2800円
§青犬の目(第三のあきらめ9〜21頁/死の向こう側22〜33頁/エバは猫の中34〜49頁/三人の夢遊病者の苦悩50〜55頁/鏡との対話56〜64頁/青犬の目65〜74頁/六時の女75〜94頁/天使に待ち呆けをくわせた黒人、ナボ95〜107頁/誰かが薔薇にさわった108〜113頁/鴫の夜114〜121頁/イサベルの独白マコンドに降る雨を眺めながら122〜133頁)
 ママ・グランデの葬儀(火曜日の昼寝137〜146頁/最近のある日147〜151頁/この村に泥棒はいない152〜191頁/バルタサールの素敵な夕暮れ192〜203頁/モンティエルの未亡人204〜212頁/土曜日の次の日213〜241頁/造花の薔薇242〜250頁/ママ・グランデの葬儀251〜269頁)
 純真なエレンディラと悲情な祖母の信じ難くも悲惨な物語(大きな翼を持った老人273〜283頁/失われた時代の海284〜311頁/世界で最も美しい溺死体312〜320頁/愛のかなたの不変の死321〜333頁/幽霊船最後の航海334〜341頁/善人ブラカマン、奇蹟の行商人342〜355頁/純真なエレンディラと悲情な祖母の信じ難くも悲惨な物語356〜427頁
 作品解題(山蔭昭子)428〜454頁/解説・あとがき(神代修)455〜467頁
*オビに「魔術的リアリズムの精髄」「1928年コロンビアのアカタカに生れ、ボゴ/タ大学法学部中退。在学中に発表した作品が/「第三のあきらめ」である。46年、自由派の新/聞「エスペクタドール」に記者として入り、54/年、ローマに特派されるなどしたが、弾圧で/同紙が閉鎖後、雑誌記者、映画脚本家として/生計をたてる。67年発表の『百年の孤独』は空/前のベストセラーとなり、ラテンアメリカの/代表的作家の一人となった。82年ノーベル文/学賞を受賞。現在メキシコ在住。」とある。

13 族長の秋
鼓直訳
ラテンアメリカの文学13(集英社)
1983年6月8日発行
四六判 函入 厚紙装 ビニールカバー オビ 261頁 1500円
§族長の秋3〜230頁/解説(鼓直)233〜248頁/現代ラテンアメリカ小説の歩み249〜260頁/著作年譜261頁
*オビに「奇想天外!日本列島が腹をかかえて笑いだす。/ブラックユーモア的なエピソードがとめどなく飛び出す、/読み出したらやめられないノーベル賞作家マルケスの話題作。」とある。
**月報の内容
「ガルシア=マルケスの衝撃」安部公房/「ガルシア=マルケスとコロンビア」増田義郎/「ラテンアメリカの音楽」浜田滋郎


14 族長の秋
鼓直訳
集英社文庫
1994年5月25日発行
文庫判 カバー オビ 332頁 720円
§族長の秋5〜326頁/解説(鼓直)327〜332頁
*オビに「意表をつく面白さ!/ノーベル賞作家、/ガルシア=マルケスが描く/ラテンアメリカ文学の傑作。」とある。
**カバー裏に「架空の小国に君臨している大/統領は、街道筋の娼婦を母に/生まれた孤児であった。若く/して軍隊に入ると、上官を裏/切り、あくどい手段で昇進を/かさねて今日の座についた。/年齢は150歳とも250歳ともい/われ不詳。絶対的権力を持つ/大統領の奇行、かずかずの悪/業、彼に仕える部下たちの不/安、恐怖、猜疑に満ちた日常/を描く。ノーベル賞作家ガル/シア=マルケスの最高傑作。」とある。


15 予告された殺人の記録
野谷文昭訳
新潮・現代世界の文学(新潮社)
1983年?月5日発行(4月1日印刷)
四六判 厚紙装 カバー オビ 150頁 1200円
§予告された殺人の記録1〜143頁/訳者あとがき144〜150頁
*オビに「宿命が彼に名指しで与えた/場所と任務は/何だったのか/祝祭的殺人の記録!」「町をあげての婚礼騒ぎ。その初夜に、処女でないことを/隠さなかった花嫁は、実家に戻された。妹の貞操を奪っ/た男の名を聞き出した双子の兄弟は、彼の殺害を予告す/る。町のすべての人々が知っている殺人は、祝祭気分の/公衆の面前で実行された……。精緻な構成、重層的な主題で描く推理仕立ての傑作中編。」とある。


16 予告された殺人の記録
野谷文昭訳
新潮文庫
1997年12月1日発行
文庫判 カバー オビ 158頁 400円
§予告された殺人の記録1〜143頁/訳者あとがき144〜152頁/文庫版あとがき153〜158頁
*オビに「幻想とも見紛う事件の凝縮された時空に、共/同体の崩壊過程を重層的に捉えた熟成の中篇。」とある。
**カバー裏に「町をあげての婚礼騒ぎの翌朝に、充分/すぎる犯行予告にもかかわらず、な/ぜ彼は滅多斬りにされねばならなか/ったのか?閉鎖的な田舎町でほぼ/三十年前に起きた、幻想とも見紛う/殺人事件。凝縮されたその時空間に、/差別や妬み、憎悪といった民衆感情、/崩壊寸前の共同体のメカニズムを複/眼的に捉えツツ、モザイクの如く入/り組んだ過去の重層を、哀しみと滑/稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。」とある。


17 迷宮の将軍
木村榮一訳
新潮・現代世界の文学(新潮社)
1991年8月25日(8月20日印刷)
四六判 厚紙装 カバー オビ 325頁 2000円
§迷宮の将軍7〜274頁/著者あとがき275〜280頁/シモン・ボリーバルの簡潔な年表281〜294頁/訳者解説295〜323頁/地図324〜325頁
*オビに「ラテンアメリカ統合という/高邁な夢半ばでついえた男の/ロマンと孤独の最後の七ヶ月」「夢を打ち砕かれ、わずか四/十六歳で老人のように病み/衰え、ひたすら死地へと、/マグダレーナ河をさまよい/下る報われぬ旅に出たシモ/ン・ボリーバル。宗主国ス/ペインからの独立を成し遂/げ、<解放者>と呼ばれた/華やかな面影はすでにない/……。「くそっ。いったいどうすればこの迷宮から抜け/出せんるんだ!」─失意の/うちに没した実在の英雄を/描く本格的歴史小説=B」とある


18 十二の遍歴の物語
旦敬介訳
新潮・現代世界の文学(新潮社)
1994年12月10日発行
四六判 厚紙装 カバー オビ 213頁 1700円
§緒言─なぜ十二なのか、なぜ短篇なのか、なぜ遍歴なのか5〜14頁/大統領閣下、よいお旅を15〜50頁/聖女51〜69頁/眠れる美女の飛行70〜78頁/私の夢、貸します79〜88頁/「電話をかけに来ただけなの」89〜110頁/八月の亡霊111〜115頁/悦楽のマリア116〜135頁/毒を盛られた十七人のイギリス人136〜152頁/トラモンターナ153〜160頁/ミセズ・フォーブスの幸福な夏161〜178頁/光は水のよう179〜183頁/雪の上に落ちたお前の血の跡184〜210頁/訳著あとがき211〜213頁
*オビに「孤独、違和感、/アンデンティティの喪失。/洗練された/幻想小説12篇。「<バラの傷>から流れ出る血。雪の上に続く血の跡。傷口/から流れる魂─コロンビアの小さな村にこだわってき/た作家が、一転して、バルセロナ、ジュネーブ、ローマ、/パリといったヨーロッパの都市を舞台に、異国の地を訪/れたラテンアメリカ人の孤独を、洗練された文体で描き、/そのアイデンティティを模索する幻想小説集。」とある。


19 愛その他の悪霊について
旦敬介訳
新潮・現代世界の文学(新潮社)
1996年5月30日発行
四六判 厚紙装 カバー オビ 199頁 1700円
§愛その他の悪霊について1〜194頁/訳者あとがき195〜199頁
*オビに「愛は成就されず/成就されるのは愛ではないものばかり」「十二月の最初の日曜日、十二歳になる侯爵のひとり娘シ/エルバ・マリアは、市場で、額に白い斑点のある灰色の/犬に咬まれた。背丈よりも長い髪の野性の少女は、やが/て狂乱する。狂犬病なのか、悪魔にとり憑かれたのか。/抑圧された世界に蠢く人々の鬱屈した葛藤を、孤独の豊穣なエピソードで描いた、十八世紀半ば、ラテンアメリ/カ植民地時代のカルタヘーナの物語。」とある。

B ノンフィクション
1 ある遭難者の物語
堀内研二訳
書肆風の薔薇
1982年12月15日発行(12月10日印刷)
B6判 厚紙装 カバー オビ 139頁 1500円
§ある遭難者の物語1〜126頁/この物語について127〜132頁/訳者あとがき133〜138頁/目次139頁
*オビに「ガルシア=マルケス/による奇妙な漂流譚/ノーベル文学賞受賞!」とある。
**カバー裏に「1982年度のノーベル賞作家ガルシア=/マルケスは、1950年代にボゴタ(コロン/ビア)で新聞記者として働いていた。自/ら勤務する新聞紙上にある水兵の名で発/表され、あの『百年の孤独』がスペイン/語圏において、著者の予想に反して空前/の大ベストセラーとなって3年後に初め/て著者の名で刊行された、英雄的な冒険/が《商売になる》時代の、奇妙な漂流譚/が本書である。/1955年2月のある日、荒天下のカリブ/海で、コロンビア海軍の駆逐艦から数名/の水兵が海に落ちた。全員が絶望視され/ていたにもかかわらず、十日後、一人の水兵が瀕死の状態で母国に漂着した。/太陽に焼かれ、鮫と闘い、友人の霊と/語り、筏に自らを縛りつけ、人喰い人種/の島を恐れ、巨大な海亀に出会いつつ、/極限的な飢えと渇きの果てに祖国に生還/した彼を待ちうけていたものは……/批評家たちからは不評をかったこの作/品には、あるいは、もうひとつの全く別/のレクチュールの可能性が……」とある。


2 ある遭難者の物語(新装版)
堀内研二訳
水声社
1992年7月30日発行(7月20日印刷)
B6判 厚紙装 カバー オビ 139頁 1500円
§ある遭難者の物語1〜126頁/この物語について127〜132頁/訳者あとがき133〜138頁/目次139頁
*オビに「カリブ海を、/飲まず食わずのまま/十日間、筏で漂流し、/国家の英雄として/歓呼で迎えられ、/美女たちのキスの雨を浴び、/コマーシャルに出て/金持ちになったが、/やがて政府に睨まれ/永久に忘れ去られられることになった、/ある遭難者の物語。/冒険が《商売になる》時代の、英雄的で哀切な苦い/漂流譚」とある。
**カバー表に「一九五五年二月のある日、荒天/下のカリブ海で、コロンビア海/軍の駆逐艦から数名の水兵が海/に落ちた。全員が絶望視されて/いたにもかかわらず、十日後、/一人の水兵が瀕死の状態で母国/に漂着した。太陽に焼かれ、鮫と闘い、友人の霊と語り、筏に/自らを縛り付け、人喰い人種の島を恐れ、巨大な海亀に出会い/つつ、極限的な飢えと渇きにの果/てに祖国に生還した彼を待ちうけていたものは………………」とある。


3 ジャーナリズム作品集
鼓直・柳沼孝一郎訳
現代企画室
1991年4月30日発行
四六判 厚紙装 カバー 339頁 2500円
§コロンビア発1954年3月〜1955年6月
(ラ・シエルペのマルケシタ11〜16頁/マルケシタの超能力の相続16〜21頁/ラ・シエルペの風変りな偶像礼拝21〜31頁/陽気な死者32〜38頁/アルバロ・セペーダ=サムディオ38〜42頁/なぜ、あなたはマチネーへ行くのか?42〜47頁/郵便配達人は千回ベルを鳴らす47〜52頁/フレドニアからメキシコへ、すべてを超えて52〜61頁/ある高名なコロンビアの闘牛士の秘密62〜69頁/アルバロ・ムティス69〜75頁/ジュネーブにおける夢のような勝利76〜82頁/ホセ・ドロレスは、コーヒー問題をどう見ているのか83〜89頁/ヒロシマ、摂氏百万度に達す89〜95頁/遭難者、チョコーにおける航空機事故を語る96〜102頁/移送されたコロンビアの児童三千人のドラマ102〜107頁/朝鮮から現実へ108〜122頁/知られざるコロンビアのチョコー県122〜148頁/アンティオキアの惨事の総括と再興148〜165頁/ベレンシト、強行軍の都市165〜171頁/ボカス・デ・セニーサの十字架の道行き172〜188頁)
ローマ、ジュネーブ発1955年7月〜1955年12月
(ローマ通信191〜194頁/ベネツィアのリドの日曜日194〜199頁/ローマ通信199〜205頁/人気合戦205〜223頁/ローマ通信223〜227頁/間近に見るローマ法王227〜250頁/ジュネーブ通信250〜268頁/世紀のスキャンダル268〜331頁)
解説(鼓直)333〜339頁
*カバー表紙折り込み部には「ガブリエル・ガルシア=マルケスGabriel Garcia Marquez(1928〜)コロンビア生まれ。一九八二年度ノーベル文学賞受賞者であるこの有名な作家には、ジャーナリズムで活躍した二〇代後半の若き日々があった。本書には、五四年から五六年にかけて、コロンビア各地やローマやジュネーブから発信されたさまざまな記事が収められている。コロンビアの片田舎に住む民衆の土俗的な世界、朝鮮戦争に出兵した帰還兵士を待ち受ける挫折の時、上流社会にまつわるスキャンダル、バチカンやイタリア芸能界の内幕に迫るローマ通信─これらのエピソードを、マルケスがいかに後半の小説世界に反映させているか、読者は一驚しよう。」とある。


4 幸福な無名時代
旦啓介訳
筑摩書房
1991年1月20日発行
四六判 厚紙装 カバー オビ 201頁 1602円
§市民が通りを埋めた日5〜10頁/戦う聖職者11〜34頁/命の猶予は十二時間35〜56頁/杭につながれて四年57〜68頁/潜伏からの帰還69〜82頁/さよならベネズエラ85〜102頁/七つの死─真相を追って103〜116頁/1958年6月6日、干上がったカラカス117〜132頁/ベネズエラは犠牲を払うに値する133〜144頁/ベネズエラを揺さぶった七十二時間147〜160頁/続七十二時間・憶測の彼方で議長は一服161〜170頁/貧困のなかの楽園171〜180頁/セネガルの譲渡181〜195頁/訳者あとがき196〜201頁
*オビに「1958年、革命のベネズエラ。/その激動の一年に彼は何を見たのか。/ガルシア=マルケスの筆の中で/「事実」は「物語」へと変貌する……。/ニュースが物語であった時代=^を彷彿とさせる、異色のルポルタージュ。」とある。
**カバー表折り込み部に著者略歴に続き「本書は、1958年、雑誌記者としてベネズエラに入国した彼が遭遇したペレス・ヒメネス独裁政権の崩壊と当時の民衆の生活に取材したルポルタージュを再構成したものであるが、この時期は、ジャーナリストとして頂点を迎えたガルシア=マルケスがしだいに小説家ガルシア=マルケスに移行していく、いわば転換期にあたっており、のちに小説の核となった出来事も、多く含まれている。」とある。


5 幸福な無名時代
旦啓介訳
ちくま文庫
1995年3月23日発行
文庫判 カバー オビ 209頁 583円
§市民が通りを埋めた日7〜12頁/戦う聖職者13〜36頁/命の猶予は十二時間37〜60頁/杭につながれて四年61〜72頁/潜伏からの帰還73〜86頁/さよならベネズエラ87〜106頁/七つの死─真相を追って107〜120頁/1958年6月6日、干上がったカラカス121〜138頁/ベネズエラは犠牲を払うに値する139〜150頁/ベネズエラを揺さぶった七十二時間151〜164頁/続七十二時間・憶測の彼方で議長は一服165〜174頁/貧困のなかの楽園175〜184頁/セネガルの譲渡185〜199頁/訳者あとがき200〜206頁/文庫版あとがき207〜209頁)が加わる。
*オビに「ニュースが物語であった時代/1958年、革命のベネズエラ。その激動の一年に、特派/員としての彼が見た「事実」は「「物語」へと変貌する。」とある。
**カバー裏には「本書は、1958年、雑誌記者としてベネズエラに入国したマルケスが遭遇したペレス・ヒメネス独裁政権の崩壊と当時の民衆の生活に取材したルポルタージュである。この時期は、ジャーナリストとして頂点を迎えたマルケスがしだいに小説家ガルシア=マルケスに移行していく、いわば転換期にあたっており、のちに小説の核となった出来事も多く含まれている。」とある。


6 戒厳令下チリ潜入記─ある映画監督の冒険─
後藤政子訳
岩波新書(黄版359)
1986年12月19日発行
新書判 カバー オビ 225頁 480円
§序文/目次/関連地図/戒厳令下チリ潜入記1〜212頁/訳者解説213〜225頁
*オビに「変装して祖国へ、/大統領府の中へ─/映画監督ミゲル・リティンの/命がけの撮影体験をノーベル賞/作家マルケスが描く、スリルと/感動に満ちた記録!」「チリの問題をぬきにしても、この本は実に面/白い。まるでスパイ小説か冒険小説を読んで/でもいるような錯覚にとらえられる。自由奔/放な芸術家が人目を忍ぶ潜入者という役割を/演じるのはもともと難しいことだろうが、そ/の心理描写も見事だ。ラテンアメリカでは発/売と同時に版を重ね大ベストセラーになった/そうだが、それも十分肯けよう。「訳者解説」より」とある。


7 誘拐
旦啓介訳
角川春樹事務所
1997年12月8日発行
四六判 厚紙装 カバー オビ 354頁 2800円
§謝辞i〜iii/誘拐1〜347頁/訳者あとがき348〜354頁
*オビに「政府・マスコミの/要人を狙った/連続誘拐事件を繋ぐ/一本の糸とは?」「南米コロンビアの麻薬密輸組/織と政府当局が繰り広げる、/凄惨な誘拐とテロの応酬。─/ノーベル賞作家マルケスが、綿密な取材をもとに現代コロン/ビア社会の暗部を鋭くえぐる、/注目の話題作!」「マルーハ・パチョンとアルベルト・ビヤミサル夫妻は一九九三年の十月、六か月におよぶ彼女の誘拐中/の経験と、彼女を解放させるまで/に夫がたどった経緯を本にまとめたらどうかと私のところに話をも/ちかけてきた。草稿がかなりでき/あがった段階で、私たちは、彼女の/事件と、同時期にコロンビア国内/で起きた他の九件の誘拐事件と/を切り離して扱うわけにいかない/のに気づいた。本当のところ、これ/は別個の誘拐事件が十件並行して/起こっていたのではなく─最初はそう思われたのだが─、きわ/めて巧妙に選ばれた十人の人間がひとつの集団として、ひとつの誘/拐団によって、たったひとつの目/的のために誘拐された事件だった/のだ。(本文より)」とある。


8 物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室
木村榮一訳
岩波書店
2002年2月18日発行
四六判 厚紙装 カバー オビ 405頁 2700円
§目次i〜v/お話をどう語るか謝辞1〜256頁/語るという幸せなマニア257〜398頁/訳者あとがき399〜405頁
*オビに「ストーリーテラーというものは努力してなれるものじゃなくて、/生まれつきのものさ。でもそれだけじゃあ、十分じゃない。/職業にするためには、教養や、技巧、経験といったものが/求められるからね。……でも、技巧やトリック、そうした/ものなら教えられるよ。G・ガルシア=マルケス」
「原稿用紙1枚で語るなり、要約できないようなら、/その物語には余分なものがあるか、/何かが欠けているんだよ。」とある。
**カバー折り返しに「面白い物語はどのようにして作るのか?/いったい何がきっかけで物語は成長し、/新たに生まれ変わるのか? ガルシア=/マルケスとプロのシナリオライターの仲/間たちがハバナに結集。視聴者に訴えか/けるストーリーづくりの秘法を語り合う。/稀代のストーリテラー、ガルシア=マル/ケスによる、実践的<物語の作り方>道場!」とある。