会社の帰り道、予定外の雨の中、傘を差さずに歩いていると、
後ろから「良かったら入りませんか?」と50代くらいの女性が自分の傘を私の方へ差しかけていた。
駅から家までの距離は、さほど遠くもないが、有り難く入れてもらう事にして、
道すがらお礼などを言いながら世間話をしたりして
「まだ優しい日本人はいたんですね」などと問いかけた私に、
その女性は「私はいつも折畳み(傘)をいつも持ってるいるの。
先日、雨が降っている時に、やはり声をかけたら、その人は振り切るように逃げたから、
その時は、もう入れてやるもんか!なんて思ってたりして」と笑うその人の笑顔はとても優しい顔だった。
私が警戒心がないのだろうか?それとも周りがありすぎなのか?
逃げ出した人はどう感じて逃げたのだろう?確かに知らない人は恐い・・・
知らない人をみたら変質者と思わなくてはいけないくらい毎日色々な事件が起こり
今の日本人には、もう人情なんて言葉は遠い響きになっていると思わせるような事が、日常よく見受けられる。
色々な状況を見ても、悪い意味で自己中心的になってきてるし、
自分にかかわりがなければ、他人には恐ろしいほどの無関心だったり
自分が良ければ他人の迷惑なんて考えない・・・
あげれば切りがないくらい、心が寂しくなるような場面に遭遇することがある。
日本は平和だけど、日本人の心は殺伐としてるのかもしれないと思っていた。
なので、その出来事はちょっと感動というか、優しい気持ちになれた夜だった。
なんだか自分の忘れていたものを思い出させてくれたような気がした。
少し心に余裕があるだけで、人に優しくなれる!
みんなが少し優しくなるだけでも、良い社会になるんだと思った。
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