<戦争と平和>  

今年の夏は、小泉首相の「靖国参拝」が話題になりましたね。
首相が靖国を参拝することの是非を問うのは、ひとまず置いておいて、
「平和と戦争」について、考えるには良い切っ掛けだと思います。
日本という国は、国民の体質なのかどうなのか分かりませんが、
喉元過ぎれば、熱さ忘れるといった感じは拭えない体質のようです。
なので、今の子供達の中には「第二次世界大戦」すら知らない子もいるとか。
今の日本は平和だけれど、戦争を知らずに本当の平和は語れないと思うのです。

今、一番疑問に思うのは教科書問題。。。。。
なぜ教科書を作っている人たちは、体裁の良い事ばかり書きならべるのでしょう?
やった事もやられた事も正確に書き、子供達に日本という国の歴史を教えるべきだと思いませんか?
真実を曲げて伝えてしまうほど、恐ろしいことはありません。

最近、特攻隊の本を数冊読みましたが、
つい半世紀前の青年たちの、あまりに清く凛々しい姿が、事の凄惨さを語っていました。
日本に戦争があったという事実は、今の日本では風化してきています。
学徒出陣や赤紙1枚で運命を決められてしまった時代、
自分の命をかけて日本の平和を願いながら死んでいった彼の思いを叫びを
決して風化させてはいけないと思うのです。
現在の平和の礎を作った彼ら(兵士)が、何を思い、考えながら死んでいったか?
そして、きちんと日本人が自分たちの国に起こった戦争の事を知らない限り、
日本の戦後処理は終っていないのかもしれない。。。

恋愛もいい。彼氏、彼女のことを考えるのもいい。
しかし1日の中の数分でいいから、彼らのこと、戦争とは何たる事かを知って欲しい。
その時代の日本、日本人がどういう状況だったかを知ってほしい。
書店には、特攻隊や戦争についてのさまざまな本が並んでいます。
1冊手に取って下さい。

〜私が読んだ本〜
「ホタル帰る」 赤羽礼子 石井広
 これは今年、高倉健が主演した「ホタル」の題材になった知覧の特攻隊員と
 特攻隊員が母のように慕った、食堂のオバさんの特攻隊員との関りと、その後の話し。
 息づまるような状況の中、日本人がどう行動したのか、貴重な証言である。

「特攻隊員の命の声が聞こえる」 神坂次郎
 飛行兵としての体験をもつ著者の取材をもとに特攻の若者たちの至情と行動を
 あきらかにしつつ、戦争と人生、祖国について綴った鎮魂の書。
 この本の基になった「今日われ生きてあり」をこれからぜひ読みたいと思っています。

「海軍伏龍特攻隊」 門奈鷹一郎
 これは最近まで知られる事がなかった、水際特攻伏龍隊。
  対戦末期、炸薬15キロの五式撃雷をつけ、5メートルの竹棒を手に持ち、
  海底に潜んで待機し、敵の上陸用船艇に体当たりで攻撃を行う人間機雷部隊の話しである。