金魚の病気治療の必需品、魚病薬を紹介するコーナー

病気を治すクスリ


▲早い、安い、安心できる。人間の薬のお店(笑)

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■背びれを畳んだ金魚にはまずは――塩!

 皆さんの飼っている金魚で背びれを畳んだ個体はいませんか? これはその魚が何らかの原因で体調を崩し、病気あるいはその一歩手前の状態にあることを意味しています。 こんなとき、何の病気かも不明なのにいきなり手持ちの魚病薬を規定量たっぷりと入れてしまうと、 場合によってはアッというまに病状が悪化して死んでしまうことがあります。
 調子を崩した魚は自律機能が低下していますので、魚病薬投入による猛烈な水質変化に適応できず、 病状をさらに悪くしてしまうからです。

 金魚の元気がないとき――こういうときにやることは古来から決まっています。“塩”を水槽に放り込んで様子を見ることです。 塩の加減は金魚の体調や大きさ(免疫の強さ)などによって様々ですが、目安としては0.2〜0.5%くらいです。

 金魚の養生に最適な塩については人によって色々な意見があります。私Hinconがお勧めするのは、 水槽の水質(ペーハーなど)をほとんど変えないもの、たとえば下の商品です。 ミネラルなどの不純物を豊富に含んだ商品はいかにも体に良さそうで巷に数多く出回っていますが、 水質を大きく変えますので、実際の治療現場では逆効果になる場合も多々あります。使用の際は注意が必要です。

NaClが99%以上という人間にとっては味もそっけもない「食塩」。これが金魚の塩水浴には最適の塩になります。すごく安いのでまとめ買いがおトク。
(財)塩事業センター「食塩」シリーズ
価格:474円/5kg(税込)

⇒メーカーサイトはこちら
イタリア・シチリア産の天日塩が原料。不純物入りですがタブレットですので扱いが非常に簡単で、忙しい方にとっては重宝すると思います。

水作 塩タブレット
価格:375円〜(税込)


■エラ病によく効く“あるもの”!?

 金魚飼育には白点病とエラ病はつき物です。特にエラ病は早期に発見して何らかの措置を施してやらないと、 たちの悪いものだと数日で死んでしまいます。エラは呼吸や排泄(アンモニア)といった命に関わる機能を司る重要器官だからです。

 金魚が背ビレを畳んだり、底に沈みがちだったり、仲間から離れてボーっとしていたり、糞の色が透明になっているようでしたら、 まずは何らかの原因でエラがやられている可能性を疑うことになります。こうした“体調不良”の治療ですが、 なにはともあれ塩水浴を行うのが正しいやり方です。塩水浴は金魚の体調を上向き加減にする効果がありますので、 その猶予期間を利用して飼育者としては金魚の様子を見ながら“次の一手”を考えることになります。

 普通の塩水浴で改善が見られない場合、次の一手は最終的には、「抗菌剤による薬浴」になると思いますが、私の場合は その中間段階として次のような治療を行っています。

    T 塩水浴を施したまま水温をじわじわと上昇させる。(高温塩水浴)
    U イソジンうがい薬(←人間用)の極低薄め液に短時間浴(4〜5分間)をさせる。

 ケースバイケースですがどちらもプラスの効果があります。これだけで治ってしまう症例は相当多いでしょう。 特にイソジン短期浴は塩水浴の途中で行う限り、危険性も少なく時間もかかりません。関心のある方は 拙コラムを参照なさってください。

1ml中、日局ポビドンヨード70mg(有効ヨウ素7mg含有)――これ以外の添加物が書かれた商品は避けてください。
明治製菓 イソジンうがい薬
価格:394円/50ml〜(税込)
ワンポイント――豊富な溶存酸素は病気治療の前提条件!
安定性、静音性、そして部品交換の容易性――普及タイプとしては最高級のポンプシリーズです。値段もリーゾナブル。

水作エアポンプ「水心」シリーズ
意外となおざりにされているようですが、どんなに正しい手順で治療を進めても、呼吸が苦しい環境では治るものも治りません。 できるだけ細かい泡がたくさん出るようなエアレーションを行うことが大切です。 また、Oの拡散は“水面”という境界面で最も活発に行われますから、 できるなら スポンジフィルタなどを使って、積極的に水面に擾乱を起こしてやると水中の酸素レベルはグッと上がります。

■本格的に治すための薬浴

 その道の専門家が開発した魚病薬ですから、もはや私などが四の五のいう必要はありませんね。 以下に私がお勧めする薬をご紹介します。

純粋なメチレンブルー水溶液です。他にグリーンFリキッドなども白点病薬ですがこちらはアクリノール(消毒薬)と食塩といった余分な成分が含まれていて、私の場合は使用を避けています。
日動 メチレンブルー水溶液
価格:480円〜(税込)
フラン剤、サルファ剤を両方とも含んだ市販薬はこれだけです。ほとんどの種類の細菌病に絶大な効果を発揮する「万能薬」といっていいと思います。

日動 グリーンFゴールド顆粒
価格:1,080円/6g〜(税込)
アエロモナス菌専用の抗生物質。成分はオキソリン酸。「パラザンD」と違って液体なので計量が非常にラクです。いずれもPHが物凄く高くリフィッシュとの混合浴は絶対に禁止。

日動 グリーンFゴールドリキッド
価格:1,890円/150ml〜(税込)

イカリムシやチョウなどの寄生虫専門の薬。ダクチロなどの吸虫性のエラ病にも使えます。28℃以上の高温はNG。またPHが高くなるオキソリン酸のクスリや“岩塩”との混合浴はタブーです。トロピカルNと同じ効能。

日動 リフィッシュ
価格:1,100円/40g〜(税込)
水槽の死神アエロモナスを患ったら! 金魚を薬漬けにする前に一度ココア浴をお試しください。その恐るべき薬効には驚くはず。拙コラムを参照のこと。

森永 純ココア
価格:383円/110ml〜(税込)


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