星組・東京宝塚劇場公演

「ベルサイユのばら」



観劇日時 2001年5月6日(日)13:30

 つい最近まで宝塚歌劇が苦手だと思っていた原因の「ベルばら」に、まさかこんなに通うとは……(笑) しかもノルさん、ユリちゃんばかりでなく、愛するあおちゃんの退団公演だと〜!? もうもう、知った時は大ショックだったもんですが、終わって見ると、ベルばらもなかなか捨てたもんじゃないじゃないか…と(←ヅカ代表作に向かって…^_^;) けどやっぱり、作品としては私はあまり好きではないですね〜。なんだか1場面ごとに区切られている感じで滑らかにつながってないし、幕前の芝居ばっかりでだらだらするし。衣装はきらびやかだったけど、背景は……もうちょっと何とかしてほしかった(^_^;) 
 本当に公演終わりになるまで、まるで泣けなかったですしね〜。この涙もろい私が。それというのも、革命の場面に入り込めないからだ! 気持ちが盛り上がれないまま革命になり、アンドレはあっという間に死んでしまって、オスカルが撃たれ、あら白旗が上がったわ…てなもんで……これは言い過ぎか(^_^;) でも、私にはそんな感じでしたね〜。役者さんは熱演しているけど、構成(演出かなあ?)が悪すぎです。マリー・アントワネットが攻撃命令を出してから、オスカルが自分の部屋で出撃前の気持ちの整理をしてるのって、変じゃないですか?
 まあ文句はこのくらいにして。ノルさんのオスカルは良かったです〜。やっぱりオスカルは、なよっとしていてはいかんのです!(笑) ワイングラスに両手を添えるのが嫌だったけど、後半は片手になったし♪ オスカルで一番好きなシーンは、「シトワイヤン……行こうーーーー!!!」のところです。あそこは鳥肌たちました。それから革命で撃たれた後の「アンドレ! お前はもう…いないのか」(TへT) あとはやっぱり「はい何か! …モンゼット夫人」のとこか…ってお笑いやん!(^_^;)

 アンドレは役代わり。まずタータンですが…さすがの歌唱力、さすがの演技力! でもちょっとオッサンくさかったかな(笑) このオスカル&アンドレだと、大人の恋ね♪という感じがしました。……いや、けしてタータンのせいというわけでは…あるのかしら(^_^;) 片目を隠す髪形のが好みなのに、ラストシーンでは戻っちゃうのが悲しい。毒殺未遂シーンで、すんごい手が震えるんですよね。ワイングラスがかたかた鳴っちゃうくらい。でもそのくらい緊張しているのね、というのが伝わってきて、私は好きでした。その後、オスカルを部屋に残して出て行くときの、タータンの背中が妙にカッコ良くて。ツボでした〜♪ フィナーレの歌はさすがです〜。ちょっとキーが低くて苦しそうだったけど、私は満足。でもね〜、やっぱりオープニングの銀橋でノルさんとタータンが見つめあって、とくにノルさんがきらきら輝くお目目でタータンをじっと凝視するのを見た日には、吹きだしそうに……慣れてなかったから。←慣れなのか!?(笑)
 ワタルくんのアンドレ、意外にカッコ良かった!(失礼な…) やっぱり背の高さがモノをいってます。オスカルを力づくで抱きしめるシーンも違和感なかったし。なんか若さで突っ走ってます!っつー感じですか?(笑) でもすごくお貴族様っぽかった。ある意味、いちばんオスカルと対等なアンドレだったかも。しかし、毒薬を包んでいた紙を机上に置いていくのはやめてほしかった……。なんかアレが残されていると、すごく生々しいんですもん。あとジェローデルに剣をつきつけられるシーンが、わざとらしすぎのような気が…。そんなに驚かなくてもええやん。やっぱりそのへんが、私にはぷぷっときてしまった(^_^;) でもやっぱりカッコ良かったな。マントさばきも自然だったし。
 マントさばきと言えば、ぎこちなかったな…じゅりアンドレ(笑) それでも私的には一番イメージに合ったアンドレでした。ただ、一番想像どおりでもあったけど(笑) 「星がきれいだ…!」は誰が演っても笑えて仕方がなかった〜。ノルさんの「あっ星が流れた!」もおかしかったけど。星ネタはやめようよ〜(ネタなのか?) このアンドレがいちばんオスカルをずっと追いかけてきました、という感じだった。ワインを注ぐ、じゅりちゃんの指がキレイでね〜♪(どこを見てるんだ) ワインの瓶(デキャンタ?)のフタをきっちり締めるのも好感がもてましたわ。なんか観点が違うかな…(^_^;) 
 アンドレが撃たれてしまうところは、やっぱしつこい。おかしい……私はああいう大芝居は元々好きなはずなのに……(笑) やっぱり、あと一歩、入り込めないうちに死んじゃうからよ〜! それから、二階席から白旗が見えないのは良くない! だったらいっそのこと、客席からは見えないような演出にしてほしかった。アランが声を限りに「し〜ろ〜は〜た〜が〜!!」って叫んでも、見えないと「ああ、あの辺にいま出てるんだ……」とか思ってしまって、すっごく気持ちがさめる。まあ、千秋楽ではそんなこと関係なく大泣きしましたがね(^_^;) 
 だんだん公演の後半になるに従って、ノルさんの「アァンドレー!!」の絶叫が切なくなっていくんですよね。本当に涙声のように聞こえて…というか、やっぱりあそこでは泣いているのかな〜。千秋楽にいたっては、ノルさんだけでなく、出演者全員が「悔いを残すことなく演じきる!」という気迫に満ちていたように感じられました。悔いなくアドリブもいれていらっしゃいましたが…(笑)
 オレたちゃ衛兵隊〜♪のあおちゃん、すごく制服が似合ってカッコ良かった〜(*^-^*) いつもカッコいい、というよりは可愛いと思って見ているあおちゃんですが、今回はかっこよかった! あおちゃんは首が長くて、ああいう制服ものが似合います。セリフはあんまりいただけなかったけど☆ フィナーレのときも色っぽくてドキドキだったし♪ 黒ばらの衣装が胸元がちらっとはだけててイヤ〜ンなんですよね(笑)
 その素敵なフィナーレ・ショーでは打って変わって男役!!を押し出すノルさん……すばらしい! オスカルもいいけど、やっぱりノルさんにはくさいくらいの男役が似合う〜っ。黒ばらのダンス・シーンは最高にカッコイイです。ここはいくつも目がほしいくらい、見どころがいっぱい。いかにも星組っぽいダンスなのに、ぶんちゃんの姿がないのが淋しい……。赤い衣装で踊るゆりちゃんのいろっぽいことといったら(>_<) 久城さんが絡んできて、ゆりちゃんと一緒にのけぞるところが、ものすごくエッチくさくてズキューンでしたわ(笑) 久城さんの表情がもう、たまりません! そしてノルさん&ゆりちゃんのデュエットダンス。素敵なんですよね〜。ためいきついちゃいます。ゆりちゃんがドレスの裾をふわふわ〜っとひるがえすところがすごく好き。でも欲をいえば、もう少したくさん踊ってほしかった〜。あっという間に終わってしまった…。ラストでは泣けといわんばかりの演出で、組子全員がノルさんを送りだすというか、さよならを告げるかのような……また、ノルさんがライトアップされた大階段を登りかけて、振り返るんですよね! もう策にはまって悔しいけど大泣きですよ。ベルばら本編より泣けました私は(^_^;) そうそう、最後の白い衣装のとき、千秋楽では退団者だけ胸にコサージュをつけて出てきました。それぞれの好みに合わせてだと思いますが、あおちゃんは青いバラ。すごく鮮やかに映えていて、とっても似合ってました。ノルさんはつけてなかったかな。
 そして、なんと2回とも観れてしまったさよならショーでございます。今までの総ざらいメドレーで、私としてはイコンとフランツが聞けたのが嬉しかった。私が星の舞台を観に行きだしたのがWSSからだったので、それ以前は生で聞いたことがなかったんですよね。「夜のボート」をそんちゃんとデュエット。悪いけどゆりちゃんでなくて良かった(^_^;) 私がビデオで聞いたよりも、ノルさんの歌がうまかった…と思います。かなり思い入れたっぷりに観ていたので、冷静な耳ではなかったと思いますが(笑) イコンのノルさんが歌う曲はすごく好きだったから、感動ひとしおです。途中からノルさんが舞台からいなくなってしまうのが、悲しかったけど。でも一人踊るゆりちゃんは幻想的で美しかった。衣装替えしてノルさん再び登場し、ラブ・インシュランスです。バックにとうこちゃん、ねったん、かよちゃん、まとぶん、だったかな?が、なにやら見覚えのある衣装を着て出てきたな〜と思ったら、リベルタンゴに突入! ここでタータン登場。ゆりちゃんのパートをタータンが妖しく、ノルさんと絡んで踊ります。嬉しいけど、かっこいいけど、ゆりちゃんとのタンゴが見たかったのでちょっと残念。なにより残念なのは、タンゴメンバーに退団組が入ってないこと! あおちゃんのタンゴに惚れてファンになった身としては、ものすご〜く残念無念でした。そのぶんノルさんに集中できたというのはありますが(笑) その後、退団者が銀橋でひとしきり歌います。でもどうしてあおちゃんだけソロがないの?(T_T) 歌がダメならダンスソロで……無理か(^_^;) まあそんなファンの思惑はともかく、あおちゃんはすがすがしい笑顔でした。だいだいさん以外は、まだ大劇場公演があるので余裕があったのかな。ノルさんも、「(だいだいさん以外のメンバーは)大劇場でもまた一緒に公演するので何も言いません。……あ、でも、じゅり…」ってじゅりちゃんを振り返って笑いをとっていました。タータンはアンドレの衣装を着て出てきて、とっても女の子らしく挨拶しておりました(笑) ノルさんがタータン率いる新生星組をよろしく、と挨拶してからは、タータンはぼろぼろ泣いてましたね。退団者より泣いてどーすんだ……でも、そんなとこが可愛いっすね(笑) そういえば、最後の挨拶のとき、てっきり袴姿で大階段を降りてくるのかと思ったら、ノルさんだけ燕尾服だった。うーむ、さすがだ(って何が)。TVで見た袴姿も似合ってましたね。そうそう、ショーではノルさんとゆりちゃんがNight & Day も披露しました。すばらしくキレのあるダンスだった(笑) 地方公演が楽しみです。
 私にとっては一大イベントだった「ベルサイユのばら」、と〜っても堪能できました。


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