帝国劇場公演

ショー・劇「SHOCK」



観劇日時 2002.6.15.(土)18:00

 堂本光一主演ミュージカル「SHOCK」。
 今回はほんとにダメかと思いましたが、なんとか1公演ゲット。
 初演「MILLENNIUM SHOCK」では東山と赤坂がいたので、いざとなれば頼れる先輩がいましたが、再演からはほんとに光ちゃんが座長ですね〜。しかも二役だよ! 大丈夫か、身体……と心配しましたが、なんとかこなしているようで、オネーサンは嬉しい(笑) まあ、足の怪我とかいろいろあったみたいですけど。
 この再々演では、光一がリハーサルで足を捻挫してしまったらしく、初日の舞台挨拶で「自分の不注意から怪我をして、全力のショーをお見せできずにすみません」と涙を見せたとか。人前では泣かない光一がねえ…よっぽど悔しかったんでしょう。私が光一の涙を見たのは24時間チャリティーテレビのエンディングの時だけだもんな。あれだって、きっとその前に剛からの感動の手紙(笑)があったから、気分が盛り上がってつい泣いちゃったんだね(笑) 剛は自分の手紙を読みながら涙してたっつーのに、そん時はぐっと我慢してたもんな(爆笑) とは言っても、私もそれほど光一チェックをしてるわけではない……じつはけっこう泣いてたりしてね。
 それはともかく、公演を重ねるごとに良くなっていく「SHOCK」は光ちゃんの魅力満載です。初演から比べると細かいところがけっこう変わっているストーリーだけど、とりあえず今回はこんな感じ。

 若きスター・コウイチが率いるカンパニー。創立したのは天才と言われたコウイチの兄(光一の二役)だ。コウイチの兄は日本で成功をおさめ、ブロードウェイへと挑戦したが、舞台初日後のさんざんな劇評に打ちのめされて自殺してしまった。
 そんな兄の死以来、コウイチが座長となりメンバーが一丸となって頑張るカンパニーを次々と事故や災いが襲う。ショーの最中にコウイチと観客を吊っていたロープが切れたり、コウイチがフライング中にセットへ激突したり。幸いスタッフの働きによって大事には至らず、東京でのショーが成功のうちに幕を閉じ、休む間もなくツアーへと出かける一行。コウイチをはじめ、ジュン(秋山純)らカンパニーの若い連中はバイクで目的地へ向かうことにし、コウイチは兄嫁サキホ(宝塚歌劇団・樹里咲穂)の弟、つまりコウイチの義理の弟にあたるツバサ(今井翼)も誘う。乗り気ではないツバサを説得して、自分の後ろに乗せたコウイチは気持ち良くバイクを疾走させる。
 しかし途中で吊り橋を渡りそこね、転落事故を起こしてしまう。ツバサは大事な足を傷め、ステージに立つことができなくなる。ショーの中止を主張するサキホ。だがコウイチは自責の念にかられながらもショーの続行を宣言する。
「何が起ころうとショーだけは続けなければ。Show must go on!」
 それは亡き兄の信念でもあった。ショーは大成功、一行はツバサを日本に残し、ブロードウェイへと進出を果たす。ツバサのために日本へ残ったサキホとその再婚相手でカンパニーのマネージャーでもあるタク(今拓哉)に代わるように、カンパニーに仲間入りするボーイ・キュート(樹里ちゃん)と謎のデカイおばあさん(今さん)。実は2人はコウイチとカンパニーを心配し、変装して協力していたサキホとタクだった。
 そこでも公演は絶賛を浴びる。そしてアメリカ・ツアー初日終了後の記者会見の最中に、ショーのメインテーマの版権を主張するものが現れる。コウイチの兄の肖像画裏に隠されていた本物の権利書のおかげで事無きを得るが、やはり誰かがカンパニーを陥れようとしているようだ。騒ぎのあと、コウイチのもとにツバサが病院を飛び出したという知らせが入る。皆が動揺するなか、ひとりコウイチだけが「ツバサが病院を飛び出した…それでいいんだ」と笑顔を見せる。
 病院を飛び出したツバサは、車椅子のうえから海を眺めていた。見えるかもしれない、勇気を与えてくれる白いクジラの姿を待ちながら…。そこへ、死んだはずのコウイチの兄が現れ、ツバサを叱咤する。臆病者呼ばわりされたツバサは悔しさを力にかえて再び歩けるようになる。喜びの顔を上げたツバサの前に、兄の姿はなかった…。
 数日後、コウイチは皆を集めた。そこには、亡き兄の励ましによって立ち直ったツバサの姿もあった。これまでカンパニーで起こった数々の事故や災いが、すべて故意によるものだということを話しはじめるコウイチ。兄の自殺、ショーの事故、ツバサの怪我、楽曲の権利騒動…それらすべてが、サキホの夫、タクの仕業だと糾弾するコウイチ。一つ一つを順序だてて説明するコウイチの言葉を黙って聞いていたタクは突然狂ったように笑い出す。それは悪魔の嘲笑だった。コウイチの言うとおり、それらの出来事は自分が仕組んだもので、人間が絶頂から奈落へと転落する際の絶望を糧に生きるのが自分だと、タクはその本性を明かす。しかし、サキホへの愛だけは本物だったと言い残し、タクはサキホとの間に生まれた息子・リョウ(Jr.東新良和。たぶん…^_^;)に撃たれて絶命する。
 陰ながらカンパニーを助けていたコウイチの兄は、最後にコウイチの命を救った。様々な経験を経てこれまでの確執を乗り越え、寄りそうコウイチ、ツバサ、サキホ、リョウの姿を見て「何も思い残すことはない」と昇天していく。その姿を見送るカンパニーは以前よりも強い絆で結ばれていた。

 とまあ、こんな感じのハッピー・エンドですね。こう書くとすごくストーリー性あるみたいですけど、ショーにつぐショー、息つくヒマなしって展開になってます。お遊びもいっぱいあります。ラストの謎解きでは「じっちゃんの名にかけて!」なんて言っちゃったりします(笑)
 あ〜でもね〜、アドリブは減ったね! あのへんがジャニーズ舞台…というかKinKiテイストの醍醐味なのにさ(笑) ちょっと下ネタはありましたけど。ジュンがツバサにバイクの楽しさを教えるためにコウイチをバイクに見立てるシーンがあるんです。光ちゃんがスーツケースの上にまたがって上体を伏せ、背中のほうに腕をくっと上げて、それがサドルになるんですね。で、翼がその後ろにまたがるんだけど、
翼「このバイク…鍵穴がないんだけど」
アッキー「鍵穴? あ〜…そうね…鍵穴……穴って言ったらおまえ…その…ひとつしかないんじゃないか?」
 こらこら! 樹里ちゃんが大ウケしてるじゃないか(笑) そのまま追求されたらどうしようかと思ったよ(んなワケはない)。これはでも、毎回やってるアドリブかもしんないな〜。それはアドリブとは言わないんじゃ…。あとは、光ちゃんがちょっとセリフをかんで東北ナマリみたいな発音になっちゃった時があって、自分的ツボに入った光一がそのテイストのままでセリフを続けてたら、樹里ちゃんまでそれにノッて妙な発音になっていた(笑) そのノリの良さが好きだ〜樹里ちゃんv
 初演、再演では劇中劇にハムレットが入ってたんですが、今回再々演ではなくなってました。あれけっこう好きだったのになあ。でもその代わりにたぶんスサノオ(?)が入ってて、階段落ちなんかもあったりして負けず劣らず良かったんですけどね。もちろん、階段落ちはスタントマンがやってますが、かっこよかったんですよ〜。あと光一が階段途中で切り結んで、力尽きてガクッと仰向けに倒れるところがね…色っぽいの! もうこのシーンはお気に入りv 殺陣がすごく上手になりましたよね。これで時代劇もOKか? しかし似合わないだろうなあ、カツラ……(笑)
 劇中劇はかなり変遷がありますね。でもやっぱ今回のがいちばん良かったかな〜。とくに白い鯨が出てくるシーンでは、今回、光一と翼の役が入れ替わったんです。それが成功でね。鯨に片足をもぎ取られた船長が復讐の念に身を焦がして、長い間漂流して鯨を追い、最後は鯨とともに海に呑み込まれてしまうというストーリー。前回までは翼が船長、光一がナレーションだったんですが、今回は逆になってて、光一船長。翼にはない色気があるのよ〜。乗組員の今さんに背後から体を抱きかかえられたりしちゃうんだけど、なんかヤラシイ構図に見える(笑) たぶん翼のときも同じようにしてたと思うんだけど、ぜんぜん気にならなかったのになあ。
 それと、今回はじめて気がついたんですが、船長の背後に立ってる今さんは、悪魔の象徴なのか? たしか「魂を悪魔に売り渡して復讐の炎に身を焦がす」みたいなセリフがあったと思うんだけど。何度も見ててようやく気づく演出意図(じゃないかもしれないのに…)。ただ単に今さんの出番が少ないから乗組員やってるのかと思ってたよ〜(笑)
 あ、もひとつお気に入り劇中劇はウエストサイドストーリー! 光一がトニーで樹里ちゃんがベルナルドだね、あれは。いやもう、かっこよすぎ〜(>_<)
 バイクのシーンは、前回まではツバサが自分の意思で乗って事故ってましたが、今回はコウイチに半ば無理矢理…で、コウイチがますます追い詰められる形になってますね。こっちのほうが私はいいと思いました。コウイチだけじゃなく、皆に責任があるって責めるのがサキホなのも説得力あるし。それに光一と翼の二人乗り姿が見れるし(それかい)。
 ステージの横の壁にあった巨大な顔がなくなってましたね。やっぱ公演期間が1カ月もないし、コスト削減したのかしら…とか思ってたら、ステージの奥から夜空に浮かぶお月様のように顔が出てきた(笑) 階段セットとかも豪華だったしね。さすがジャニーズですわ!
 光一に関しては、ますますアクロバット色が強くなってて、見ててハラハラするところも多々ありましたね。足を捻挫してるっていう前情報があったせいかもしれませんが…あんまし無理はしないでくれよぅ。
 いちばん楽しみにしていたエンディング・ショーは、期待に違わず良かったです。翼も自分の曲お披露目? シャウトしてました(笑) そして何といってもアンダルシア! 今回は、なんと樹里ちゃんがカルメンになって出てきたんですよ〜。華麗なスソさばきで踊ってましたが、そしたらこの後の男役姿での踊りはなし…?ってちょっと不安が…でも途中で、さっとハケたので、「お、着替えに行ったな」と(笑) ちゃんとカッコよく登場しました、樹里ちゃん! そんな樹里ちゃんに負けじと(かどうかは知らないが)、光一のマントとかスーツが派手になっていた。やはりここでは翼にまで目がいきません。樹里ちゃん、光一、アッキーで手いっぱい(笑) 
 残念だったのは、今さんと樹里ちゃんのデュエットがなくなってしまったことですね。劇中劇がかなり長めになっていたので、カットされたのか? しどいわ〜。いちばん最後の全員出てきてのカーテンコールにも、今さんいなかったみたいだし…なぜよ? あんなにすばらしい悪魔ぶりを披露したってのに。悪魔だから、このアットホームにはいれてもらえないのか!?←ちがうだろ(笑)
 なんだかんだ言いつつ、大満足で劇場から出てくると、歩道になぜか人の列が…なんだこれは? もうチケットも販売してないし〜。ハッもしや出待ちか?(笑) どうも樹里ちゃんのガードっぽく見えたんですけど。あそこで光一の出待ちしてても会えそうにないしねえ。てなことを友人と話しながら駅へ向かっていると、屋台で光一のポスターが売ってました。けっこういい写真もあって、500円という安さ(カラーコピーだろうけど)にグラグラしましたが…、そこはぐっと我慢。えらい!(自分でほめておく) 劇場内で販売していた写真&ポスターも買ったしね。久々にポスター買ってしまいました。すごくいい出来だったのv
 ぜひまた再演希望! 次は剛もいっしょだといいな〜と、はかない希望を抱きつつ……(笑)

 オマケに私の大好きな「アンダルシアに憧れて」の歌詞をつけときます。私が聞き取っただけなので、間違ってるとこもあるかもしれない…そこはご容赦を。



アンダルシアに憧れて バラをくわえて踊ってる
地下の酒場のカルメンと 今夜メトロでランデヴー

ダークなスーツに着替えて ボルサリーノを粋にきめ
いかす靴を履いたときに 電話が俺を呼びとめた

受話器の向こう側でボス 声を震わせながらボス
ヤバイことになっちまった トニーのやつがしくじった

スタッガーリーは言うのさ 今夜、港で決着を
立ち入り禁止の波止場の 第三倉庫に8時半

誰か彼女に伝えてくれよ ホームの端で待ってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど 必ず行くからそこで待ってろよ

額縁の裏の金庫に 隠したコルトを取りだし
俺の手が震えてるのは なにも恐いわけじゃないさ

コルトは俺のパスポート 黒くて固いパスポート
スタッガーリーの頭に こいつをぶちこんでやるさ

タクシーで港に着くと ボスたちは青ざめていた
あやしい気配に気づくと  俺たちは囲まれていた

暗闇からマシンガンが 嘲るように火を吹いた
ボルサリーノは弾け飛び コンクリートにキスをした

激しい光が身体を 電光石火に貫き
はみ出し者の赤い血が 空っぽの世界を止める

薄れてゆく意識のなか 俺はカルメンと踊った
アンダルシアの青い空 グラナダの歌が聞こえた

誰か彼女に伝えてくれよ ホームの端で待ってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど 必ず行くからそこで待ってろよ

必ず行くからそこで待ってろよ


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