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観劇日時 2000年8月5日(土)14:00
感動しましたー!(笑) いや〜、「星の王子さま」ってちゃんと読んだことがなくて……ただ、いろいろ人づてに聞いた話なんかから想像すると、ちょっと哲学っぽい話かなーと。で、私はそのテのものって、ちょっと苦手なんですよね。ひと昔前に流行った「ぼくのかけらを探して」でしたっけ? 大人の絵本というヤツですが、あれも、まあ言いたいことなんかは分かる気がするけど、別に感動しなかったし(^_^;) ある人にそう言ったら、「まだそういう(おとなの)感性になってないんだね」と言われて……そうなのか? そういう問題か!? とちょっとムカッ腹立ったときもありましたけど(笑)
感動といっても、言葉に表すのはすごく難しいですね。ストーリーを人に話そうとすると、たぶん淡々としてしまうような気がしますし。ただいろんなエピソードを見せられているうちに、忘れていたもの…というより、普段は何気なく見過ごしている、見過ごそうとしているものを目の前に突きつけられたような気分になってくるんです。一番強く感じるのは切ない気持ちかなあ。星の王子さまが体験する一つ一つの事柄は、すべて現代の人間社会に置き換えることができると思います。でも、そういう風刺(?)が胸に迫るってことだけじゃなくて、もっと基本的な感情が揺さぶられるというか……うまく言えませんが(^_^;) 私なんか後半はかなり泣いてしまいましたが、どーしてこんなに涙が出てしまうのか、自分でもよく分からなかったですもん。いまでも上手く説明することはできませんが。
あ、でも少なくとも一つの原因は音楽ですねー! 曲がすごく良いんですよ。状況によくあった曲調だったし、ほんとにキレイな旋律で。演奏もすごく上手だったし。ただオーケストラ一式じゃなくて、エレクトーンで3分の1くらいの音は出していたような気がするので、その辺は機械の勝利という部分もあるとは思います。最近のエレクトーンの機能ったらすごいですから。でも、とくにピアノの旋律が、すんごくステキなんですよね。舞台観たあとだと、音楽だけ聞いても泣けると思いました。CD出るといいなあ。
飛行士の市村さん、素晴らしかったですね。大人なんだけど子供っていうか、ああいう雰囲気を出せる人って他に知りません。けして子供ぶっている大人に見えないところがすごいです。で、私は四季時代の市村さんを観たことがないので、たぶん初めて歌い上げる市村さんを観たんですが、いい声なんですよね。低い声はバイオリンみたいに響くんです。もうちょっと歌ってほしかったという気がするくらい(笑)
肝心の星の王子さま、茂森あゆみさん。いや〜良かったですね。ちゃんと男の子にみえるし、無理が感じられなかったです。とくにあのテンションがね……子供って、大丈夫か?って思うくらいテンションあがりっぱなしだったりするじゃないですか。そういう無邪気な感じがよく出ていたというか。あの笑い声もね、一歩間違えると、とってもわざとらしく空しい笑い方になっちゃうと思うんですが、私にはぜんぜん耳障りじゃなくて、よかったです。あの笑い方は戸井さん直伝らしいですけど(笑) 歌もうまいですね〜。どちらかというと高い声をポーンと出すほうが得意そうで、真ん中から高い音へ移行する中間の音がちょっと辛そうでした。まあ大体の人にとって、あのへんの音がいちばん出し辛いですよね〜。
戸井さん、キツネ〜〜〜〜っ(笑) いやー、話には聞いてましたが、身軽だ(^○^) この目で観るまでは、いや観てもまだ信じられず、友人のオペグラぶんどって確認しちゃいましたもん、影武者じゃないかどうか(笑) このキツネがねー、いいんですよ、うん。ここ泣きポイントっす(笑) 戸井さんの歌も聴けたし♪
ラストがね……悲しいんですけどね。出会いと別れにはつきものの淋しさっつーんですか。だから悲しいし淋しいけど後悔はない。さわやかな淋しさ、切なさというんですか。始まりがなければ終わりもないんですよ! あ、なんかテレてきた(笑) は〜、でもほんとに、カーテンコールでもなかなか涙が止まらなくて、ふと隣の友人とかの存在を思い出して恥ずかしかったです(^_^;) 今年いちばん泣いたかな、という後味の良い、感動の舞台でございました。
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