雪組・大劇場公演

「デパートメント・ストア」「凱旋門」



観劇日時 2000年8月12日(土)15:00

 観劇するまでに、こんなに苦労したのは初めてかもしれない……というくらい疲れました(笑) お盆の高速道路は高速じゃないです(T_T) 15時間くらいバスに乗ってましたかね……本当なら11:00の公演も観ているはずだったのに!! ま、自分の甘さが招いた結果かしら。
 そんな苦労をして観た雪組、良かったですね〜。今回はショーのあとにお芝居という珍しい構成。実は午後公演もちょっと間に合わなかったので最初のほうがかけてしまったんですよね。だからコウちゃんのゾンビ・マネージャーとか観てない……う、渋滞が憎いぜっ。けどまあ、お芝居の初めがかけるよりはいいか、と自分をなぐさめまして(笑)
 午後公演とはいえ、2本立ての1本目だというのに、みんなテンションが高い高い。私も走ってきたせいで汗だくになりながらオペグラ使ってしまいましたが(笑) 噂のラップ、宝塚でラップかあ、むむむ、と思ってたんですけど、なかなか良かったですねー。ノリも良かったし、歌詞ひとことずつを聞き取るのはちょっと大変ですけど、意味は十分わかったし、楽しめます。それに黒づくめの衣装がかっちょいいんす。ああいう大きめの真っ黒いグラサンも好きです。
 失業者に翻弄?されるリッチーが、子供みたいに泣いてて可愛い。上着を脱がされかかってボロボロなのに「覚えてろよ」とか強がるシーンは子供みたい、じゃなくて、子供だ(笑) 2代目社長の甘ったれな部分がよく出てたんじゃないかな。もう今回はタータンを観に行ったようなものなので、タータンばっかり目で追ってしまいました。矢代さんとのデュエットも、すんごくステキで。私はお芝居とか観る前には、ほとんど公演評などを読まないたちなんです。影響されやすいので。だもんで、オープニングを抜かしたので、矢代さんとかマリエさんとリッチーの関係がイマイチよくわかんなかったんです。なんとなく想像したのが当たってましたけど、役柄くらいは把握しとくべきだった(^_^;)
 今回のショーは、あっけなく終わってしまうという印象の方もいるようですが、私は好みですねー。やっぱり正塚先生だからか? 群舞が多いのがとくに楽しかった。舞台いっぱいに人が広がって踊る姿ってのは、観ててすごく気持ちいいです。それに最後の銀橋渡りもパレードみたいで面白かった。ここらへんで、やっと海ちゃんを見つけられたし(笑)
 さて、TVCMも話題の「凱旋門」。まずオープニングがいいですね。街角のアコーディオン弾きがしめやかに演奏したりしていて、いかにもパリっぽい。ストーリー的にはかなりわかりやすかったと思います。作品が古いのでクサさはしょうがないけど、ラヴィックとジョアンの出会いからしてクサかった。まあまず新作だったらこういう形にはしないだろうなあ。この出会いからして、一人では生きていけないジョアンの性格が表されていると思いました。私の思うジョアンは、本人はたとえ本気で死ぬ気でも、一人では死んでもいけない人。私の嫌いなタイプの女性だなあ。でも、彼女は彼女で一生懸命に生きてるんですよね。だから、ラヴィックがいなくなってアンリに傾いちゃっても、ああ、この人はこーゆー人だからしょうがないよって思いました、私は。グンちゃんが、とってもうまく演じてます。大人の色気たっぷりだし、そのクセどこか子供じみたところもあるという、男性ならほっとけないでしょうという女性。ただ、声がね……そんなに高く作らなくてもいいと思ったんですけど。普通の声出しても十分女らしいし、イシちゃんは十分男らしい(笑)ので、違和感なかったんじゃないかしらん。
 で、ラヴィックは〜、もういちいちカッコいいんですよね。あまりにも絵に描いたようなカッコよさに、途中ちょびっとおかしくなってきてしまいましたが…やっぱり私は、どこか崩れたところがないとハマらないらしい(笑) パリがよく似合ってましたね〜。さすがパリ好き(^○^) ボリスたち亡命者仲間と話しているときと、ジョアンと話しているときの雰囲気が違うのが良かったですね。当たり前かもしれないけど。シュナイダーを見かけて追いかけるシーンとか、かっこいいです。いや全体的に本当にかっこいいんだけど(笑)
 そしてボリスですっ! さいこーにステキです〜!! ショーのリッチーとは打って変わって大人の男よ♪ ボリスは進行役というか、ナレーション的なことをするので、ボリス自身のドラマはあまり感じられなかったのが残念だったかな。典型的お助けキャラというか(笑) でも良かったな〜ドアマンの衣装もけっこう似合ってたし。ラヴィックとの別れのシーン、めちゃめちゃオヤジ入ってましたね(^_^;) なんか親友との別れっていうより、甥っ子の旅立ちを見守る叔父さんみたいな感じだったような……。とってもいいシーンなんだけど、たまたまイシちゃんが、抱きしめるタータンの肩にポンと手を置いたらマイクにダイレクトに入ってしまって…もしかして、その辺りにマイク袋がついてたんでしょうか。ちょっと現実に引き戻されてしまって残念。しかしその後、ボリスが旗を降るところでは泣いた〜っっ もう、その前の戦闘シーンから涙ぐんでたんですけど。あのスローモーションが泣かせるんですよね。そんでもってフィナーレの踊る男タータン!!! これだけで、私はムラへ行った甲斐があったと満足したぐらい、カッコイイんです! やっぱりタータンはスーツ姿が似合いますねえ。あの場面だけ何度も見たかった(爆)フィナーレ自体、とっても良かったし。
 この「凱旋門」は、ラヴィックとジョアンの主人公格が強くて、他のキャラクターは「これ強烈!」というものがあまりなかったです。もちろん細かく見ていけば、ここが良かった、あそこが良かったというのはありますけど。とくにヴェーベルは、居ても居なくてもという気が…(^_^;) コウちゃんなら、もっと面白い人間像つくれたような気がするんだけど。まあ、1回しか観てないので、ビデオ等で観たらまた感想変わると思いますが(笑) やっぱり東京でも同じメンバーで観たかったな……言ってもしょーもないんだけど、グチりたくなってしまいますね。
 とにかく、波乱万丈ありましたが(笑)、行って良かった雪の大劇でした♪


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