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観劇日時 2000年6月10日(土)12:00
楽しみにしていた東宝版「エリザベート」。
なかなか良かったです…が、期待していたほど宝塚との違いがなかったので…うーん。もちろんまったく同じなワケはないので、宝塚とは違った切り口もあったし…でも、もっと別物のようなものを期待していたので…ストーリーは同じだし、無理なのかしら。
しかし、やっぱり歌のうまさには圧倒されました。主要人物もそうですけど、アンサンブルの大切さをしみじみ感じてしまいましたね〜。舞台の展開の仕方も、盆を多用していて、なんだか立体感があって良かったです。
ただな〜、トートの衣装がな〜(笑) あれ、ビラビラしすぎじゃありません? 祐一郎さん、本気でイケてなかったですよ。普通のスーツみたいなのでも良かった気がするんですけど。そのほうが絶対カッコよかったと思います。耽美が似合う顔じゃないんだから……(笑) 黒ずくめのスーツとかのが、よっぽど死に神らしかったと思うけど…やっぱりそれじゃバランスが悪いんでしょうか。稽古着のほうが良かったもん(笑) でも「最後のダンス」はすごかった。さすがと思わせるものがありましたね。
トート・ダンサーズでしたっけ? パンフ買ってないので(笑) 宝塚の黒天使ですが、確かに踊りは素晴らしいけど、ただでさえギシギシいう舞台で踊りまくるものだから、キシむ音とかがちょっと耳障りでしたね。それに、少し人数が多すぎる。半分くらいで良かったんではないかと思います。
エリザベートの一路さん。少し女性を意識しすぎた感が。歌でも、もっと押し出しが強くても良かった気がします。けしてエリザベートは弱い女性というイメージじゃないんで、もうちょっとインパクトがあったほうが良かったな〜。一路さんのトートは画面でしか見たことありませんが、私はエリザベートやってる一路さんのほうが好きかな(笑) マックスとのシーンが……もったいなかった……。もっと歌える人いたと思うんですけどねえ。いっそのこと林アキラさんにやってほしかった。庶民っぽく見えたかもしんないけど(^_^;)
フランツの綜馬さんは、素晴らしかったです。聞き取れない歌詞がない!(笑) 良く通る声だけど、悪目立ちしないし……さすがです。一番感動したのは、歌で歳月や年齢を感じさせてくれることですね〜。もちろん老けメイクはしてますけど、なくっても大丈夫です。老け役だからってヨボヨボした声で歌うわけじゃないんです。でも、ちゃんと役に相応しい歌になってるんですよね。やっぱり歌って技術なんだなあ、と思いました。
ラストのトートとフランツの対決も良かったですね。トートはあくまで死の帝王で、人間のレベルには降りてこないんだな、と感じたんですが。
ルキーニが意外に良かったです。期待してなかっただけに(失礼だな〜)。ルキーニが一番、宝塚とは変わっていたように思えます。テロリストのキャラクターを前面に押し出していて、皮肉な感じが良く出てましたよね。懸念していた歌も、まあ上手くはなかった(笑)ですけど、本人も歌より芝居に重点を置いていたと思います。歌をおろそかにしたってワケじゃなくて、言うなれば歌を演技でカバーしたって感じでしょうか。それが正解だったと思いますよ。
まあ、まだ始まってまもないので、まだまだこれから良くなっていくと思います。次は8月に内野さんのトートを観る予定なので、楽しみですね。
観劇日時 2000年8月19日(土)12:00
2回目の観劇、前回よりも皆さんすごく良くなっていたと思います。しかし、やっぱりトート・ダンサーズは人数が多いと思いますねー。オープニングにまず4人出てきて踊りだしますよね。それでちょうどいいな、と思っちゃうんですよ。一人ひとりがキレのある、すごく大きな動きのダンスをされるので、舞台が狭苦しく感じてしまう。それからエリザベートの登場の仕方に、改良が必要だ〜と感じました。亡霊たちが出てくるところがずっと音楽で滑らかにつながっていて、最後のシメでワンテンポずらされちゃうんです。
一路さんは、前回よりも感情が前に押し出された感じで、私はすごく良かったと思います。多少、最初の頃より音を外したりがあるかもしれないですが、私は今のほうがずっといいです。前回で聞き取れなかった歌詞がよくわかったので、エリザベートの気持ちの動きがわかりやすくなったのかもしれません。
マックスの寺泉さん、頑張っていました。前回は音どころか、リズムに乗れてなかったように思いましたが、今回は相手の歌を聴いて合わせるようにしていたんじゃないかと思います。
ルドヴィカの阿知波さんは相変わらず上手いです。私は彼女にゾフィー演ってみてほしいですねえ。
綜馬さんは、もう言うことありませんから(笑) 「扉を開けてく〜れ〜♪」のところは絶品ですもん。それから「君の手紙何度も読んだよ」が、泣けてきちゃうんです。フランツがそう歌うと、「そうだよね、何度も読んだんだよ〜」ってしみじみ思ってしまって…(笑) あとはやっぱラストかなあ。言うことないとか言いながら、いろいろ言ってます(笑)
ゾフィーの取り巻きたち、大司教さまとか将軍ですが、芝居が大げさになっていて笑えた。ゾフィーに寿命がきて退場すると、全員で「ホ〜ッ」とかあからさまにため息つくし。
ルキーニはすごく良くなってたと思います。段取りに慣れてきたのか、とても余裕が出てきて、ますますテロリストのいやらしさに磨きかかってますね(笑) ルキーニの音階はかなり幅広いので、大変だろうなあと思うんですが、かなり頑張ってます。彼はあんまり好きじゃなかったんですが、今回見直しました。でも、TVドラマで見たら、また「濃すぎでイヤ」とか思うんだろーなー(^_^;)
今さんのエルマー、カッコいいですね! 同じ革命に燃える若者ですけど、アンジョルラスとはまた違ったかっこよさです。エルマーが激しているシーンで、「熱い芝居をしているなー」と思っていたら、ツェップスが肩に手を置きながら「熱くなるなよ」と言うのが、私の中ですごくタイミングよかったです(笑)
で、問題の内野さんトートです(笑)。う〜ん、つい比べてしまうのが祐一郎さんなんで、可哀相ではあるんですけど、やっぱり歌が。まあ、歌に関してはマリコさんトートが好きな奴に言われたくないかな(笑) すごく一生懸命やってるな、と思うんですよ。でも、その一生懸命が、そんなに表に出たらいかんのじゃないかと。何しろ黄泉の帝王ですからねえ。それから存在感つーんですか。なんかトート・ダンサーズと一緒に踊ってしまうと、混ざっちゃって。これはダンサーの多さにも原因があるとは思いますけど〜。とにかく、私のツボではなかったです。「闇が広がる」に酔えなかったからな……これはルドルフにも原因があるけど(笑) どうも、井上くんの声が好きになれなくて。声質が細いのか、張り上げるとよくひっくり返ってたし(^_^;)
でも、全体的にはやっぱり良かったです。
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