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“無添加せっけん”を使う(後編)…2000.9

ふとしたきっかけから、「無添加せっけん」を知ることになった私。調べていくうちに意外な方向へ。

・化粧品を変える
「無添加せっけん」について調べると、逆に「添加物が体に悪いらしい」ということが分かってきた。ということは、化粧品にも同じことがいえると。無添加せっけんファンのサイトを見ていると、化粧品の話にも通じてきます。ほとんどの化粧品に添加物が使われているので、しみやシワの原因になったり、かぶれたりすることが多いという。
人によって“全く使わない”か“なるべく使わない”という主張の2つに分かれているのだが、私は全く使わないのも淋しいので、なるべく使わない方向でやってみることにした。
本屋で、化粧品に関する本を探してみたところ「化粧品の正しい選び方」という本を見つけました。多数のメーカー名・商品名をあげて成分を調べて、基礎化粧品からメイク用品、ヘアケア用品までなるべく安全な化粧品を紹介しています。
最後に著者が結論を書いており、参考になったのでちょっと紹介すると、
・洗顔は水とせっけん(メイク落としもせっけんで)
・帽子などで紫外線は避ける(日焼け止めクリームは付けない)
・化粧は、なるべく添加物の少ない安全なものを少々使い、家にいるときは付けないようにする。
それから、自分で作る化粧水の作り方が書いてありました。せっけんで洗顔した後には、この自作化粧水をつけるだけです。前に書いた「せっけんシャンプー」と同じ原理で、せっけんで洗ってアルカリ性に傾いた肌を、弱酸性にするのですね。
作り方は普通の水(本には水道でも良いと書いてあったのですが、私は精製水かミネラルウォーターを使ってます)に、グリセリン、クエン酸、消毒用エタノールを混ぜると書いてあります。保存期間は2、3ヶ月だそうです。分量が書いてあるのですが、これにならって作ると一度にたくさんできてしまうので、私は勝手に簡単に作ってしまいました。水8とグリセリン2の割合で混ぜ、クエン酸を少々入れるだけです。
メイクのほうは、どうしても口紅でかぶれてしまっていて、今までどんなリップクリーム効果のある口紅もだめだったのですが、添加物がない口紅を見つけてつけてみたところ、かぶれることはありませんでした。
でもやっぱり乾燥しやすくなってしまうので、普段はほとんど付けません。逆に付けないで健康に保っていれば、自然に唇が良い色になるらしいので。
ファンデーションも、よほどの事がないかぎり付けないことにしました。その代わり、保護クリームということで、せっけんシャンプーと同じメーカーから出ている無添加のクリームを付けることにしました。
アイメイクはないと淋しいので、少々のアイシャドウとマスカラ、眉の手入れをしてます。

・洗濯に粉せっけん
次に、ちょっと難易度が高そうな「洗濯に粉せっけん」にもチャレンジしたくなりました。洗濯機のマニュアルに「粉せっけんでの使い方」として普通の洗剤とは扱いが異なると書いてあったし、小さい頃にたしか「粉せっけんは河を汚さない」という事を習った記憶がありました。でも「汚れが落ちにくそう」というイメージも。本当の所はどうなのだろう?と思い、ネットで調べてみたところ、ちょっとした扱いの注意さえ気をつければ、仕上がりがとても良いとのこと。
・洗濯用粉せっけんの説明書に書いてある分量を守る。
・洗濯機に先に水を入れたあとに洗剤を入れて、しばらく回して溶かしてから、洗濯物を入れる。
・終わったらすぐに干す。
よく溶かさないとせっけんカスが残ったり、すぐに干さないとくさい臭いが付くそうです。
初めて使ってみたらびっくり、今まで洗剤で洗っていた仕上がりと比べて、ゴワゴワしないのです。特にTシャツは顕著に効果が表れました。やわらかいです。バスタオルもふわふわです。
また、シャンプーと同様に酸性のリンス効果のある、粉せっけん専用仕上げ剤もあります。
汚れが落ちにくいなんてことはなく、本当は合成洗剤には「蛍光剤」という、いわゆる染料が入っていて、これが衣類について白く見せているだけなんだそうです。
粉せっけんで洗うと、元々付いていた蛍光剤が取れて、黄ばんでくるので汚れが落ちないと思ってしまうとのこと。汚れはせっけんで十分に落ちています。
白さは気にせず、特に下着・タオルなど直接肌につけるものは、粉せっけんで洗ったほうが良いと思いました。

・食器洗いはちょっと難しい
主婦になると手荒れする。なんてイメージが強かったのですが、台所用洗剤が肌に悪いからなんですね。せっけんなら手荒れすることはないそうです。台所用にも粉せっけんが使えます。シャンプーと同様に液体も出ています。
ただし扱い方にちょっとしたコツが必要で、合成洗剤から切り替えたばかりの時は、洗剤の残りがせっけんに付いてヌルヌルしたり、カスがこびりつきなかなか取れないそうです。これであきらめてしまう人が多いそうなのですが、しばらく洗えばそれも取れて、こするとキュッキュと音がするくらいになります。
ただし、油汚れがひどい時は、あらかじめボロ布とかでふき取っておかないと落ちにくくなります。
食器洗いは夫もやっていて、洗剤でないとちょっと抵抗があるため、切り替えはあきらめました。油汚れが少ない食器だけ、私が洗う時はせっけんを使ってます。油汚れがない食器は、水洗いで十分だそうです。
洗剤を使う時は、直接食器に付けないで、水に少し溶かして洗うようにしています。本当はほんの少しだけで十分だそうです。(洗剤の説明書を見てみてください)また、ゴム手袋もしたほうが肌に良いです。

・せっけん歯磨き
普通の歯磨き粉も、実は合成洗剤と同様の成分が入っているのだそうです。歯を磨いたあとにすぐに食べると味覚がわからなくなるのは、その成分が味覚をまひさせるからだそうです。
せっけんから出来た歯磨き粉は、その成分が入っていないから味覚が変わらないということなので、切り替えてみました。東急ハンズなどで売ってますし、値段も他のものと変わりません。最初はちょっと違和感がありましたがすぐ慣れますので、一番とっつきやすいと思います。

・布ナプキンとは?
せっけんファンのページなどを見ていると、よく出てくる「布ナプキン」これは、生理用ナプキンが布で出来たもののことです。え〜布なんかで大丈夫なのかな?と思いますよね。
何故わざわざ布なのかというと、普通の紙ナプキンだと肌がかぶれたりすることが、布だとないことと、冷えにくくなるので生理痛がやわらぐそうなんです。また、ごみが減るという利点も。
ネット通販のホームページに、利用者からのメールを紹介していたり、掲示板などで見ると、「一度使うと戻れないよ〜」とのことで、私も使ってみたくなりました。
海外ではけっこう使っている人が多いらしく、輸入品が主で普通のお店ではまず手に入りません。やわらかい布を2枚張り合わせた感じ(裏はタオル地で吸収しやすい)で、形はただの1枚布状のものもありますが、布が袋状になっていて、中にもう一枚布を入れて、その左右に羽がついたところにスナップが付いていてパンツを挟んで止めるのでずれません。大きさも大、中、小とあって量に応じて使い分けできます。
ものは試しということで、そのネット通販で買ってみました。1枚1000円ちょっとするので、安いとはいえないのですが、洗ってくり返し使うので、半年使えばもとは取れることになります。
使ってみると、肌触りが良くて本当にかぶれません。今までどんなに「肌にやさしい」という製品を使ってもかぶれていたのでとても感激。吸収力も紙のものと大差ありません。
洗うのがめんどうですが、ごみの処理がなくなるので、それほど大変ではありませんでした。ただし、ボリュームがあるのであまりボトムがびったりした洋服は着れません。量が多い日に外出する時なんかは難しいので、紙と布と両方使い分けが良いかと思います。
また、タンポンは中で雑菌が入るなどの恐れがあってあまり安全とは言えないそうなので、使うのをやめました。

・環境問題を考える
布ナプキンのネット通販ページは、有機野菜とエコロジーグッズ全般を扱ってます。そこから、色々と環境問題などを考えさせるきっかけになりました。本を買ったり関連のページを見ていたのですが、合成洗剤が与える環境への影響、ごみを燃やすと出るダイオキシンなど。問題に取り組んでいる人達がたくさんいることを知りました。
オーガニックコットン(有機栽培された植物で作った衣類)や有機野菜などを使う、またせっけんさえ使わない人には驚きました。火を七輪で起こして食べ物は麦や雑穀、残った灰や雑草で体を洗うそうです。粗食なども最近流行ってますが、これはとてもまねできない…。
家族のいる人は、特に親と同居している人とか、子供がいる人は近所づきあいとかあって、せっけんに変えるのは簡単にはいかないと思います。だから、なんでも全部変えなくていけない!と思わずに、今までのものと両方使ってもいいと、無理のないところからほどほどにやっていきたいですね。

(ネット通販ページの紹介)
●有機野菜とエコロジーグッズのお店・てくてく