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「回想の全共闘運動 今語る学生叛乱の時代」 刊行(2011.10.31)
教育大学新聞会の末期に業務部長、編集長、会長などを歴任し、現在では当OB会の事務局を担当している水沢千秋君がその学生時代の体験を一部執筆した「回想の全共闘運動 今語る学生叛乱の時代」(『置文』編集同人編著、彩流社刊、本体価格2,500円)が2011年10月31日、刊行されました。水沢君の在学中は筑波移転問題で学内が騒然としていた時期で、その際、どこのセクトにも属さない一般学生として教育大闘争を体験、観察した文章を掲載しています。題して「かつて教育大闘争があった(16の断章)」。教育大闘争関係では、他に当時文学部自治会闘争委員会副委員長だった前田浩志君の「全学闘と廃校と−東京教育大65〜70年私史−」も掲載されています。ただし、本書は教育大闘争についてだけのものではなく、他に、中央大、慶応大、日大の闘争についても扱っており、最後は各大学出身者の座談会で締めくくられています。興味のある方は、書店で手にとっていただけると幸いです。
森岡清美著「ある社会学者の自己形成」 刊行(2012.1.30)
当会とは無関係ですが、最近興味深い書籍が刊行されたので勝手に紹介させていただきます。
1978年に廃学となった東京教育大学の最後の文学部長であった社会学教室の森岡清美教授による「ある社会学者の自己形成 幾たびか嵐を越えて」(本体価格3,000円)が2012年1月30日、ミネルヴァ書房から刊行されました。ご本人の幼少期からの回想記であるため、「筑波移転」問題に関してそれほど大きなスペースを割いているわけではありませんが、「第七章 ノンポリ教員、紛争で脱皮」、「第八章 母校廃滅」の二章60ページにわたって、東京教育大学の廃学と筑波大学の新設にいたる奇々怪々な事情、その間の文学部教員、文学部長としての苦悩がかなり詳細に描かれております。学生側とは違った視点で見た「筑波問題」にははなはだ興味深いものがあります。当時は若手であった森岡氏もすでに88歳。今後、この種の回想録が出ることは考えにくく、貴重な証言と言えるでしょう。
黒川敏夫他編著「東京教育大学闘争の敗北」 刊行(2010.10.20)
本書も当会とは無関係ですが、「筑波移転」問題に関する貴重な記録であるので、勝手に紹介させていただきます。
本書は、農学部自治会関係者が「教育大学新聞」その他大量の史料を元に、1962年の移転問題の発端から1978年の東京教育大学の廃学に至るまでの経過を詳細にまとめたものです。A5判2段組、本文のみで646ページという大著ですが、三協社からの自費出版となっており、一般の書店の販売ルートにはのっておりません。価格も税別6,000円と高価ですが、それだけの価値はある書籍であると思われるので、紹介しておきます。筆者は民青系の方であるため、そちら方面の内部事情も分かって、外部の人間にとってははなはだ興味深い面もあります。
購読されたい方は直接版元の三協社に注文して下さい。または、2011年6月13日以降「紀伊国屋書店BookWeb」でも取り扱っているとのことです。