四季の華

「ロイヤルクルーザー四季の華」号ツアー

コースNo 06049
     〜ロイヤルクルーザー四季の華で行く〜
      桟敷席でクライマックスまで見る!
          勇壮な秩父夜祭り
 ◎ツアー代金 ¥25,000
 ◎添乗員・ガイド有無  添乗員同行、ガイドなし、
                深夜運行につき、ドライバー2名での運行

 ◎担当バス 戸田営業所・102号車
 ◎個人的ツアー評価 ★★★★★
 
◎コース内容
   横浜駅西口発→→新宿・京王プラザホテル前11:23着
   (乗客乗車)11:50発→→関越道・練馬IC12:41通過
   →→(ドライバー氏による、コーヒーもしくはお茶の配布、
   添乗員氏による、軽食・サンドウィッチ(ハムもしくは玉子
   入りの物の選択)→→高坂SA13:06着(トイレ休憩)13:20発
   →→花園IC13:39通過→→長瀞駅前14:04通過→→
   道の駅・ちちぶ クラブツーリズムバス専用P14:34着 
   ・・・・(道の駅・ちちぶにてショッピングタイム)・・・・
   15:00発・・・(徒歩)・・・・敷席15:15着(説明・解散)
   <15:20〜16:15まで自由散策、16:20弁当・お茶、
   豚汁受領の上、着席、屋台笠鉾行列神社出発19:00〜
   20:00、花火大会19:30〜22:00>21:20発・・・(徒歩)
   ・・・道の駅・ちちぶ21:40着(花火観賞)21:55・・・(徒歩)
   ・・・道の駅・ちちぶCTバス専用P22:00着(車内で
   野球オリンピック予選観戦)22:33発→→(VTR上映、
   マルチチャンネル用ヘッドフォン配布、アンケート記入)
   →→三芳PA0:07着車内仮眠、時間調整)3:23発
   →→練馬区役所前3:48着→→新宿駅西口前4:15着発
   →→横浜駅西口着

  毎年、12月2、3日に行われる、秩父夜祭。かねてより、一度は
目にしたかったが、なかなか機会がなかった。たまたま四季の華の
スタッフブログを見ていたところ、秩父の夜祭にこのロイヤルクルーザー
を使うという。「しもうた!!」ブログの作成日が、11月26日。管理人
が目にしたのは、11月29日。すでに3日も経過しており、30日、出先の
龍言から、クラツーの国内旅行センターへ電話をしてみた。HP上での
空席状況は満席状態で、だめもとでキャンセル待ちを申し込んだ所、
家についた途端、四季の華のバス旅行の企画担当もなさっている
女性から電話があり、「お席が分かれてしまいますが、それでよろしければ
席はお取りできますが、いかが致しますか?」と聞かれ、二つ返事で
予約の依頼をした。

 翌日は、はとバスへのご奉仕デーで、桜山公園へ出かけ、添乗員の
方から度々、電話をもらっていたのだが、如何せん、携帯の電波の
脆弱性で定評があるソ○○バ○クの携帯を使用しているため、すぐ留守
録に入ってしまう。こんちくしょうめと思って、イライラしていたところ、
東京でようやく、添乗さんと連絡が取れ、もろもろの注意事項の
案内を受ける。ちなみに、バスの集客数は?と訪ねると、なんと、
管理人を入れて、たったの6名・・・。これはどういうことだろうと
思いつつ、当日を迎えるのであった。

 さて当日、普段通い馴れない、京王プラザの受付窓口(ツアーデスク)
を探していた所、見つからず、ホテルの従業員にも尋ねたが、要領をえず、
国内旅行センターに電話をしたら、なんと、北海道のセンターに転送されて
しまった。当然のことながら、北海道のセンターの人が、京王プラザHの
ツアーデスクの場所の詳細を知るはずもなく、仕方なく、添乗さんへTEL.
すると、「もうすぐ着くので、今いる所で待っててくれ」という。周囲を見渡すと
一見、何もないように思えたが、陰に隠れるように、テーブルが2台置いて
あった。

 さて、話は再び戻る。センダーさんが玄関口まで案内してくれ、
途中で、「今笠を持ってきますから、お持ちの折りたたみ傘は
おしまい下さい」とのお言葉。彼女はトランクから、傘を持ってきて、
管理人に差し出した。その傘を使ってバスへ回り込んで乗車する。
乗客の心理をたくみに読んだその心遣いに感心した。傘が
装備されているのは、乗客への気遣いのほかに、乗客が持ち
込んだ傘に付着した水滴がしたたれ落ちることによって、床が
汚れることを恐れているのであろう。現に完全に折りたたまない
状態で、車内の壁に立てかけておいたら、添乗さんが丁寧に折り
たたんでくれた上、ゴミ袋で水滴が落ちないようそれを包んでくれた。
そのきめ細かい心遣い、それなりの場数を踏んだウルトラベテラン
添乗員ならではである。ちなみに、はとバスの添乗員の方々も
優秀だが、ベテランと呼ばれている方でもまだまだお若い。

 今回の添乗さんはかなりの場数を踏んでいるとお見受けした。
バスを利用する方々の心理を知り尽くすには、それなりの年数と経験が
必要なのかもしれない。バスの車中、じっとしていることは少なく、こまめに
車内を回って、乗客1人1人の状況を常に把握して回っている。さすが
年の功である。添乗さんの繊細なまでの気遣いは、その後も続き、感謝の
言葉をいくら述べてもあきたらないぐらいである。

 今日は、深夜運行ということで、ドライバーが二人付くため、ガイドは
つかない。センダーさんに見送られて、バスは11時50分、京王プラザ
ホテル前を後にした。ハンドルを握るのは、先日の蓮台寺荘の宿泊
で御世話になったドライバー氏、控えにいるのは、初回のバラクラツアー
で御世話になったがっちりとした体のドライバー氏のお二方。車内装備
の使い方について、後者のドライバー氏から説明があったのち、
ブランケットならびにスリッパ、そして、軽食用のサンドウィッチが
配られた。練馬から関越道に入ると恒例の飲み物のサービスがある。

 通常ならば、ガイドの方がコーヒーやお茶などの飲み物を作るの
だが、今日は、ガイドの方がいないために、手のあいたがっちり体形の
ドライバー氏がごつい手で、飲み物を用意して、各テーブルへ配って
くれた。普段なら、紙コップの半分強ぐらいしかはいっていないコーヒー
だが、人数が少ない為に、紙コップになみなみと注いでくれた他、
「残ったコーヒーはどうせ捨ててしまいますので、良かったら、お代わり
がありますが、いかがですか?」と武骨な手でコーヒーポッドを持って
コーヒーのお代わりの対応に、車内を回っていたので、お言葉に甘えて
お代わりを頂く。

今日は何時もと違い、新宿の京王
プラザ
ホテルから乗車。
たった6名なので、がらがらの車内。
最前席
はドライバーさんらの
仮眠席用で確保されている。
雨の都心の銀杏並木を走るロイヤル・
クルーザー四季の華号。
普通の秩父夜祭り観覧ツアーでは
昼食(軽食)のち(け)の字も
出ないが、ありがたいことに、
軽食の提供があった。

 高坂SAで小休憩。バスに戻るや否や、先にハンドルを握って
いた、若いドライバーさんに、「先日の蓮台寺荘、有難うござい
ました」とのお言葉がかかる。「???」咄嗟のことだったので、
「いいえ、こちらこそ」としかいえなかったが、まだこの方とは
2回目の対戦。にもかかわらず、顔を覚えていてくれたことに
驚いた。あくまでも、四季の華担当ドライバー限定だが、ピアニ
やフォルテのドライバー諸氏のように、顔を覚えられてしまっては、
悪いことはできん!!(笑)。途中、車内のトイレを使う。他のあらゆる
バスをおいても、ここまで傑作のバスのトイレはこれしかない。
もっとも、母体は、ドライバーさん泣かせのお笑いバスなので、
その点はマイナスポイントになるが・・・。ライバル会社が合併しなきゃ、
超一流バスになれただけに残念のきわみ。ちなみに、当初は遠慮がち
だったツアー客の皆さんも最近のツアーをみていると、頻繁に利用
している模様。汚水タンクは真空方式を採用し、ボタン一つで、
一発で、汚水がタンクに吸い込まれる仕組みになっているようだ。
 
 さて、バスは、花園インターを降りてから、秩父路を走る。
秩父駅に近づくと、にわかに道路が混みだす。よく気が利く今日の
添乗さん、ブランケットをもう1枚用意してくれ、一枚は、ひざ掛け用、
もう1枚は、板張りの席に敷くシーツ用として、普段は使わない、
ブランケット入れにその2枚のブランケットを折りたたんで
くれて渡してくれた。教育はなされているとはいえ、ここまで、
客の気持ちを先読みして、気遣いをすることが出来るのは、今の若い
添乗員諸氏には少々難しいかも。

がらがらの車内。でも、そのお陰でとても
らくちんで車中を過ごせた
お笑いバスをベースにしているが、
外観をのぞくと、車内装備は別物。
ともかく、この化粧台&トイレの広さ、
清潔感は5重丸!!
新幹線と同様の真空式汚水タンクを
採用している模様。向かって右側に
ボタンがあり、ボタンを押して数秒後に
汚水が吸い込まれる仕組み。
Tさんが用意してくれた2枚のブラン
ケット。席の位置が悪く、結局、屋台が
全て出動するまでたちっぱなし。
そのため、予備の1枚はマフラーと
化した(笑)。
夜遅くまでしばしお休みの「ロイヤル・
クルーザー四季の華」号。2号機。
もう少し斜度をつけないと、
後の人間がみえない。この後
屋台の出動する時間帯には
ご婦人方と男性と険悪なやり
とりが行われる事態も起こった。

 席を下見すると、斜度が小さい。腰の悪い御年輩の方に配慮した
のはいいが、これでは、中ほどから後の席の人が屋台の観覧で
難しい。まぁ、これは、席にすわらず、出来るだけ隣接する壁際に
陣取って立ち見と決め込むのがベストかな、と思い、その後その通り
の結果になる。武田神社の周辺は、早くも人、人、人。19時に
出る屋台が2台おかれ、その周囲に特に人が群がる。法被姿の
男性陣らが、「出陣」に備え、準備におおわらわ。

神楽殿における「秩父神社奉奏」の儀
中近笠鉾を近づいて撮影。迫力満点!
着々と出陣の準備を整える。
夕食券を渡し、弁当とお茶、
豚汁をもらう。

 笠鉾・屋台は合わせて、6台あり、「中近笠鉾」、「下郷笠鉾」、
「宮地屋台」、「上町屋台」、「中町屋台」、「本町屋台」とそれぞれ
呼ばれ、国の指定重要有形民俗文化財となっており、屋台行事も
無形民俗文化財に指定されている。入手したパンフレットによれば
後述の4台の屋台の高さは、6.5m〜6.7m、重さは、12〜15tにも
上るという。秩父神社を出た、笠鉾・屋台は、御花畑近くの御旅所
までの約1kmを引いて回る。完全に御旅所に、それぞれの屋台が
すべてつくのは、早くて午前0時、道路状況によっては、午前2時
ぐらいまで、笠鉾・屋台を引いていく姿を見ることができるという。
 
 まだ、祭りの時間まで、かなりあったが、早めに夕食を取り、笠鉾
や、屋台を望む場所を確保する。その笠鉾・屋台と並んで、祭りの
主役の一つである、花火は、羊山公園から打ち上げられるが、管理人
の指定された席では、隣接する病院の建物が壁になって、全く
見ることができないのである。無論、席が別々になるのを承知で
このツアーを申し込んだので、文句は言えないが、設置箇所といい、
席の設置方法といい、クラツーさんの企画担当の方々全体に
来年以降のことも考慮して、御一考していただく必要がありそうである。

午後7時過ぎ、いよいよ笠鉾・屋台が
動きだす。各地から派遣された機動隊員
が周囲の警備に当たる。
観覧席の隅にきて、やっと花火を
見られる始末。管理人が、自分の席に
固執していたら、とても花火など
みえやしない。
観覧席前を通過する笠鉾(?)・屋台(?)
同上 その2
観覧席脇がすぐ秩父神社なので、
おそらく夕方待機していた「中近笠鉾」
と思われる。
同上 その2

 時報がわりだろうか。定時をすぎると、花火が上がる。花火大会は
19時半からにもかかわらず、である。沿道に立ち見の観客が多すぎて
笠鉾・屋台が、出発時刻の19時をすぎてもなかなか出てこない。
観客の多さもあるが、この縦横大きい笠鉾・屋台が右左折をするのは
かなり難儀しているのも原因の一つのようだ。そのままでは、回りにくい
とみえ、おそらく、ジャッキを使って、笠鉾・屋台を上下に動かしている
らしい。これらが姿を現したのは、予定時刻から10分程度過ぎたころ。
わっしょい、わっしょい、の掛け声とともに、笠鉾・屋台が姿を現し、
その大きさに圧倒される。

 しかし、ここで、問題が発生。観覧席の造りが原因で、席中ほどの
観客数名が立ち上がって、その様子を眺め始めた。当然、後に座る
人たちは笠鉾・屋台が見えない。たちまち、その立ち上がって観覧し
始めた観客に周囲からブーイングが浴びせられる。大人しい人は、
そのまま再び着席したが、ブーイングに耐え切れ無くなった男性1人が、
「ごちゃごちゃうるせぇーんだよ!!」と逆切れ。その言葉をまともに
投げつけられた1人のご婦人は、「何も、私にあたらなくてもいいじゃない
!!」とおかんむり。ものすごく険悪な雰囲気が周囲を漂う。クラツーの
現地スタッフが着席するよう、注意喚起を促すが、これって、観客の
マナーにも問題はあるが、こんなフラットな造りをさせたクラツーにも
問題があるんじゃないのか?? そんな騒動も、20時過ぎ、6台の
笠鉾・屋台が全て通過すると、たちまち沈静化。日帰りで来ている
人たちは、それを境に一斉に引き上げ始めた。花火大会は、22時
までやっているが、それを観覧していると、帰りの電車がなくなって
しまうためである。管理人らは、夜行日帰りなので、花火大会を
最後までみてから、バスへ戻るつもりだった。

笠鉾・屋台の通過と連動して、
花火を打ち上げている感じがあった。
宴の後の花火大会での花火画像
同上 その2
21時を回ると、観覧席に人がほとんど
いなくなり、仕方なく秩父神社の境内を
出て、そこから花火を観覧。
同上 その2
道の駅・ちちぶ前より花火観覧
同上 その2

 花火は、花火大会の始まる前から随時打ち上げられていた。
その様子を見ていると、笠鉾・屋台が秩父神社前を出る、通過
したりするのに、合わせて連動して打ち上げている感があった。
笠鉾・屋台の最後の1台が20時過ぎに通過すると、それを合図に
観覧席の観客が一斉に引き上げ始めた。管理人らのように、
夜行日帰りで来ている方々ばかりではなく、どうしても今日中に
家に帰らなければならない人たちのツアーもこの席に混ざって
いるためだった。彼等が引き上げると、残ったのは、管理人を
入れて、数名。管理人以外の人も、21時をすぎてほどなく、
引き上げてしまったので、気まずくなった管理人は、道の駅へ
引き上げることにした。途中、武田神社境内を出たところで、
スターマインがあがったり、その他、色とりどりの花火が打ち上げ
られて、圧巻だった。

 道の駅・ちちぶに戻ると、観覧席にいるより、こと花火に関しては
はるかにきれいに眺めることができた。花火大会も佳境に近づく
頃、バスへ戻る。ドライバーのお二方も含めて、ちょうど星野ジャパン
の試合を観戦している最中。ちょうど、見始めたところで、星野
ジャパンが、アジア予選を突破、オリンピックの出場権を獲得した。
まずはめdたし、めでたし。予定では、23時の出発予定だったが、
22時半すぎには全員が揃ってしまったので、今度は、Oドライバーが
ハンドルを握り、帰路に着く。添乗さんは、あいかわらずまめだ。
おしぼりや、音楽用ヘッドフォンを配った他、車外の冷気を防ぐ
ために、カーテンを閉めて回る。車内灯も半減され、睡眠の態勢に
入った。無論、その前にお約束のアンケートを書かされ、その後、
車内装備品である、ブランケットの新品を特別に、乗客全員に
プレゼントがあった。(既存の使用済みブランケットは回収)

 その後、一般道から関越道に入ったことも気がつかず、ふと
目を覚ますと、三芳PAに着いていた。時刻は0時回っていた。
新鮮な空気が吸いたくなり、外にでると、やはり他社の夜行
日帰り便が数台並んでいた。どの車も満席。ご愁傷さま。
管理人らは、勿論、リクライニングシートをフルに倒して眠る。
しかし、止まっているバスで眠るほどきついものはない。
コンプレッサーの音が気になるのだ。一度、目を覚ますと、
今度はなかなか寝付けなくなったものの、それでもうとうとと
していると、バスの時計は3時半を過ぎていた。再び小柄の
若いドライバー氏がハンドルを握り、後は、ひたすら、新宿を
目指してバスを走らせる。途中、練馬区役所で一組の
ご夫婦が下車されたが、この時間じゃ、まともにタクシーも
走っていないだろうに・・。どうすんだべさ。

 まぁ、余計なお節介を焼くことはやめて、降車準備を始める。
この分だと、始発電車の出発時刻にちょうどいい時間になる
だろう。そして、4時15分、まだ闇に包まれた、大都会・新宿駅
のネオンが見え、無事到着。お二人のドライバーと、添乗さんに
御礼を述べ、バスを後にし、駅の改札口へと急ぎ向かった。
ドライバーのお二方、ならびに添乗(ツアーディレクター)さん、
大変、お疲れ様でした。
   

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