四季の華

「ロイヤルクルーザー四季の華」号ツアー

コースNo 06006
     〜幻想的な城峰公園・冬桜と紅葉ライトアップ〜
      世界遺産登録候補 富岡製糸場
         上州富岡・割烹旅館ときわ荘
 ◎ツアー代金 ¥13,500
 ◎個人的ツアー評価 ★★★★★
 
◎コース内容
   上野駅公園口6:56発→→水道橋駅前7:11通過→→
   新宿・京王プラザホテル前7:28着(乗客乗車)7:44発
   →→関越道・練馬IC8:21通過→→(コーヒーもしくはお茶
   の受注配布)→→上里SA09:11着(トイレ休憩)09:24発
   →→富岡IC09:42通過→→富岡製糸場大型バスP09:50着
   ・・・<徒歩>・・・富岡製糸場10:00着・・・<ボランティア
   ガイドによる場内案内>・・・富岡製糸場10:55・・・<徒歩>
   ・・・富岡製糸場大型観光バスP11:05着 11:16発→→
   割烹旅館・ときわ荘11:19着(昼食)12:04発→→
   (富岡製糸場DVD上映)→→富岡IC12:15通過→→
   藤岡JCT12:29通過→→本庄児玉IC12:35通過→→
   上野村スカイブリッジP14:11着(渡橋・自由散策)14:59発
   →→城峯公園入口16:11着自由散策)16:48発→→
   (ティータイム・マルチチャンネル用ヘッドフォンの配布、
   VTR上映等)→→三芳PA19:13着(トイレ休憩)19:28発
   →→練馬区役所前19:50着→→新宿駅西口前20:14着
   (乗客一部降車)20:16発→→順天堂病院前20:34通過
   →→上野駅公園口前20:43着
 
 上野公園前駐車場で待機していると、様々なバス会社のバスが
出入りする。それもほとんどがクラブツーリズムのバスである。この
会社は、旅行会社・・つまり旅行の主催元であって、自社のバスを
持たない為、必然的に、ありとあらゆるバス会社に委託したくして、
ツアーを催行せざるをえない。はとバスの協賛バスを見るのも、
楽しいが、ここの会社の使うバス会社は、はとバスも使う会社も
あれば、そうでない会社もあり、それをみているだけで、時間を経つ
のを忘れてしまう。そんなわけで、今回の「ロイヤル・クルーザー
四季の華号」ツアーの第三弾は、富岡製糸場を訪ね、近くの
割烹旅館で食事をし、メインの城峰公園で、冬桜のライトアップを
観賞して帰京するツアーである。

 今日の添乗は、ベテランのMさん♀。受付をすませ、バスを
待つこと十数分、夜があけるのがめっきり遅くなった。6時半前、
漸く、JRの職員用建物の隙間から太陽が顔をのぞかせた。
その朝日がまたたくまにあがっていく。幻想的な雰囲気に浸って
いると、ロイヤルクルーザー101号車が上野公園口に到着。
ほどなく、Mさんから、バスへの乗車許可が下り、バスに乗車。
今日のドライバーは、専属ドライバー6名のうちの1人のT運転士。
いかつい顔をしているが、接遇を仕事と割り切っているようで、
感じは悪くはない。ほどなく全員が揃って、7時前に上野公園
前駐車場を出発、新宿へ向かう。

夜明け間もない上野駅公園口より
朝日を撮影
都心部の紅葉も進行中
富岡製糸場倉庫外観
同工場外観
場内の木々の葉の紅葉
工場内屋根の造り
工女の為の医務室。

 新宿・京王プラザホテルに到着後、トイレ休憩で、一先ず
ホテルのトイレを借りに向かった数名と入れ替わりに添乗員の
Mさんの旗の下、ぞろぞろと残りの21名がバスへやってきて、
乗り込む。管理人の隣は、御年輩の方。社交辞令でとりあえず
朝の挨拶。ホテルのトイレを借りに出かけていた客数名が
ガイドのIさんの誘導でホテルから戻り、バスに乗車。30名満席の
状態でバスは、関越道へ向けて動き出す。
練馬ICを過ぎたあと、朝のティータイム。朝のリラックスタイムの
一時を過ごし、上里SAで一服ののち、上信越道に入り、
富岡ICで、一般道に下りる。下りてから、富岡製糸場までは
さほど時間がかからず、到着。バスを降りて、製糸場までは
Iさんの後を集団がぞろぞろ。世界遺産に認定云々の微妙な
時期ということもあって、多くの観光客が訪れ、場内はごった
がえす。場内に入って、ボランティアガイドの方がわが団体
についてくれて、こと細かく説明してくれた。頭の悪い管理人
でも、その当時の情景が目に浮ぶようであった。

 この富岡製糸場は、明治3年に建設が計画され、それが
施工、完成したのが、わずか2年後の明治5年、というから
恐れ入る。それから、昭和14年に、片倉工業へ譲渡、その後
製糸場自体は、昭和62年で閉鎖されたそうであるが、平成
17年に、富岡市へ再譲渡するまで、年間1億円近くの維持費
を払いながらも所有していたことに、驚きを隠せない。普通の
企業なら、こんななんの生産性もない、工場を大金をはたいて
まで持ち続けていること自体ありえず、大抵は、ブルドーザーの
餌食にしてしまうのがおちであろう。それを持ち続けてきたことに
この企業の侠気を感じさせる。建物は、木骨レンガ造りという
そうで、かわらは、手焼きで1枚1枚手作りで焼いて造ったそうだ。
さらに、この地周辺は木材が多く、多くの木材は運び込まれ、それで
土台を作った。釜などは、甘名で造り、そして、それらの間に
レンガをはめこんだそうである。わずか2年弱の短い工期の為、
全てにわたって荒削り、通気性も悪かった。その当時のまゆは、
年1回しか取れなかった為、その1年分のまゆを保管するための
倉庫が必要だった。それが、上記の上から3番目の画像である。
その後、改良が進み、四季を通じて、繭の生産が可能となった
ものの、やはり近代化の波には抗えず、やむなく、閉鎖となった
ようだ。

 製糸場というと、あゝ野麦峠を思い浮かべるが、それは後年の
軍国主義の世情の波にさらされるようになってからのことであって、
その当時は、極めて、工女達の労務管理も緩やかな物だった
そうである。基本的には、日の出から日没まで、およそ約8時間
労働。フランス人顧問が技術指導に来ていたこともあって、
毎週日曜日は定休日と定められていたようだ。さらに、医務室まで
備えており、後年、腹膜炎を起こして、亡くなった百円工女の
ようなことはなかったようだ。当時は、環境概念に乏しく、生糸
をつくるのに、当然、繭をゆでた廃水がでるが、それはもう
耐え難い悪臭だったようだが、地下水に巨大なトンネルを作って
それを近くの神名川に流していたそうなので、室内自体は匂い
はほとんどなかったそうだ。近所の子供たちもそれを知っていて、
その川の上流で遊ぶことが多かったそうである。

 国を挙げての事業ということで、皇后様など、皇室関係者も
よく訪れて激励に来ていたそうだ。その当時、皇后様が、
工女たち1人1人に行き渡るようにと、プレゼントされたものが、
石像として、製糸場入口に立っている。そのプレゼントされた
ものが、扇子だったという。

割烹旅館ときわ荘入口画像
昼食の幕の内弁当画像
食後の柿のアイスクリームのデザート
美しい紅葉と昔ながらの和風建築、
庭園がよく似合う。
お昼寝中のロイヤルクルーザー
四季の華号
ときわ荘で待機中のロイヤル
クルーザー

 富岡製糸場を後にし、バス駐車場へ向かう。おや、本来停車中の
バスがいない、と思い、周囲を見渡すと、ロイヤルクルーザー号
は、路駐していた。ひとまず、駐車場にバックからいれようと
したが、一般車の往来が激しく、とてもそれはできないと判断、
路駐の状態から、乗客を乗せ、駐車場で方向転換、割烹旅館・
ときわ荘に向かう。数分で割烹旅館ときわ荘に到着、テーブル
席に案内される。昼食は何の変哲もない、ただの幕の内弁当。
ものの数分で平らげ、散策へ出かけたところ、その後、デザートが
でたようで、慌てて食べる。デザートが出るなら、出るでなんで
いわんのかね??

 出発時間までの残り少ない自由時間を利用して、庭園に出てみた。
庭園内に植えられている楓が見事に朱色に染まり、また、見方も色々
あるが、個人的には、古風の和風建築が好きなので、その和風建築と
紅葉、庭園が見事にマッチングした、素晴らしい割烹旅館である。
食事はともかく、ロケーションがまずまずなので、まぁ、よしとしよう。
バスは、割烹旅館ときわ荘を、12時過ぎに出発、来た道を戻るように
関越道の本庄児玉ICまで戻る。

山間を進み、群馬県と埼玉県の
県境の上野村へ。まだ紅葉が見頃。
上野村スカイブリッジ入口付近より
山間を
望む。
上野村スカイブリッジより眼下の
紅葉を
望む。
同上 その2
スカイブリッジ入口付近の道の駅で
佇む、ロイヤルクルーザー号。
道の駅より望む、見事な黄葉

 次に向かった先は、群馬・埼玉県境にある上野村のスカイ
ブリッジ。本来なら、そこまで行くのに、近道があるそうなの
だが、先日の台風で、道路が崩壊、未だ開通の目途が立って
いないそうで、やむなく、本庄児玉まで戻り、そこから国道
422号線を通り、現地へ向かう。従って、通常のルートよりも
倍はかかるとお考え下さい、と脅されたが、幸いなことに、
日本一、豪華なバスのトイレがこの車に用意されているので、
緊急時は安心だ。紅葉の見頃を迎えている、山間を進みながら、
走ること、上野村スカイブリッジに到着。ここで、解散、各自で
渡橋することになる。高所恐怖症にはたまらない高度、かつ、人が
動くたびに、揺れる橋。す、素晴らしい(笑)。眼下には、美しい
紅葉が見頃を迎えていたが、日に日に日の入りが早くなって
いるために、折角の眺めも、日陰に入ってしまい、色褪せて見えて
しまう。

城の冬桜、朱色の楓。このコントラ
ストが
大変美しい。
小さくて可愛い冬桜の花びら。
夕闇せまり、ライトアップが始まる。
紅葉と冬桜の競演。

 さて、バスは、上野村スカイブリッジを出発したあと、
いよいよ、今回のツアーのテーマの一つである、城峰公園の
ライトアップ観賞へ向かう。スカイブリッジから、また山間
の道を走ること1時間強、城峯公園着。ここも当初はあまり
知られていない観光スポットだったが、数年前からライトアップ
を行いはじめてから、訪れる観光客の姿が激増した。確かに
冬桜と紅葉のコントラストは美しく、その美しさに思わず、
目を奪われてしまう。冬桜は当初は、春に咲くさくらの突然
変異と思われていたが、とある学者(名前を失念した。失礼!)
が、研究を積み重ねた結果、全く別の品種と判明、冬桜と
名づけられたという。基本的には、寒さを感じて、咲く品種らしく
例年、この時期と3月頃の2回程、花を咲かせるという。
夕闇がせまりつつあり、ライトアップも少しずつ始まったが、
バスの出発時刻が16時50分、これでは、ライトアップの
佳境を迎えた所で、出発ではないか、と思ったが、帰路の
関越道の渋滞を考慮すると、これがぎりぎり精一杯かも知れない。

 日がすっかり沈み、あたりがやみに包まれた頃、バスは城峯
公園をあとにした。その後は、ティータイム。トイレ付きの
バスの為、特にお茶などを入れるタイミングなどは、はとバス
のように図らなくても平気だが、ただ、山間の道のりを下って
いくため、しばし、ティータイムはお預け。一つ感心したのは、
マルチチャンネル搭載しているのはいいが、チャンネルを回さない
と何の曲が入っているか分からない、従って、メニューボードを
簡素なものでいいからつけるべし、とアンケートに書いたところ、
早速実行に移してくれたらしい。単に読み捨てで終わってしまうのか
と思っていただけに、この提案を即座に実行してくれたことに
感謝を表したい。後は、3列シートや、単なる車両担当者の個人的な
お遊びにすぎない、色違いシートのバスについているマルチチャンネル
のメニューの変更が、1年に1回だけでなく、数ヶ月に1回程度、
見直してくれると尚、嬉しい。上述の会社は、それを管理する人間が
いるはずなのだが、怠慢か、あるいは、次々納車されるバスに
どのCDを割り当てるのか悩んでいるのか、知る由もないが、昨年の
12月末を最後に同じ局ばかり聴かされており、メニューボードを
見なくても、すらすらと、このチャンネルにはこの曲が入り・・・と
曲目まで暗記できてしまうほどのマンネリぶり(嘘)。同じ轍を踏まぬ
ようクラツーさん、ならびに国際興業さんにはお願いしたい(笑)。
 
 本庄児玉から関越道に乗った所で、ようやくティータイム。その後、
お約束の渋滞にはまったものの、行程表のほぼ予定通りの20時半過ぎ
無事、上野公園口前に到着した。
   

    トップページに戻る  

         〜 ロイヤルクルーザーツアー記〜
  
    白駒池とバラクライングリッシュガーデンツアー記

    城峰公園冬桜観賞と富岡製糸場見学ツアー記

    ロイヤルクルーザーで行く、秩父夜祭り見物ツアー記

    温泉大好き倶楽部・押し花の宿・遊季亭訪問記

    飯山温泉・元湯旅館訪問記

    割烹旅館「二葉」忠七めしと秩父・羊山公園

    足利・巌華園 旬の味覚と世界一の藤回廊編

    バリモダンアウラと平塚七夕まつり見物ツアー編

    初夏の東北三日間・「おとぎの宿・米屋」宿泊編

    初夏の東北三日間・かみのやま温泉「葉山館」宿泊編

    初夏の東北三日間・米沢神社、帰京編

    潮来・潮音寺「万燈会」とオーベルジュ吉庭創作フレンチ料理編

    里山の月を愛でる旅・かみのやま温泉「名月荘」宿泊編

    里山の月を愛でる旅・遠刈田温泉「だいこんの花」宿泊編

    100万本のコスモスとリゾナーレの昼食編

    旬の信州産松茸を食す、割烹旅館桃山(3列車)編

    錦秋の信濃路へ 旅館すぎもと宿泊記前編(3列車)

    足利「伊萬里」旬の懐石料理と光の祭典(3列車)

    松戸・埼玉発 光輝く東京ドライブ編(3列車)

    東北二大樹氷と美食巡り・松しま倶楽部宿泊編(3列車)

    東北二大樹氷と美食巡り・ホテル青森宿泊編(3列車)

    東北二大樹氷と美食巡り・花巻温泉「佳松園」宿泊編(3列車)

    南房総のオーベルジュで旬のフレンチと苺狩り・花摘み編(3列車)

    伊豆長岡温泉・「三養荘」に泊まる桜花繚乱の伊豆2日間(3列車)

    横浜発・身延山久遠寺枝垂れ桜と甲府富士屋ホテル編(3列車)

    西船橋発・高遠コヒガンザクラと湖を望むホテルでランチ編(3列車)

    東京発・三春の滝桜といちご狩り(3列車)

    緑芽吹く上高地・五千尺ホテルの休日(3列車)

    箱根「山のホテル」のツツジとお洒落なランチ

    鎌倉明月院紫陽花観賞と華正楼の本格北京料理と文学館のバラ(3列車)

    横浜発・水郷佐原サッパ舟あやめ祭りとオーベルジュ吉庭のフレンチ(3列車)

    松戸発・フルーツ王国福島で農園厳選・佐藤錦限定さくらんぼ狩り(3列車)

    宮ノ下・富士屋ホテルと芦ノ湖花火大会編(3列車)

    横浜発・谷川温泉「檜の宿・水上山荘」編(3列車)

    「海」号で行く、グランフェニックス奥志賀連泊

    松戸発・横浜のホテルでクリスマス&光輝く夜の東京ドライブ(3列車)

    知恩院「除夜の鐘」と八坂神社「をけら詣り」・上賀茂神社国宝特別参拝(3列車)

    横浜発・まつだ桜まつりと湯河原梅林(3列車)

    南房総のオーベルジュに泊まる、春爛漫の南房総・三崎・鎌倉へ(3列車)

    町田発・世界一のバラ回廊とさくらんぼ狩り(3列車)

     ロイヤルクルーザー「風」号について

     ロイヤルクルーザー「海」号(千葉版)について

     ロイヤルクルーザー「海」号(神奈川版)について