四季の華

「ロイヤルクルーザー四季の華」号ツアー

コースNo 06283
  〜 ロイヤルクルーザー四季の華「海」号で行く〜
旬の絶品!松島の牡蠣・大間のマグロ
  前沢牛 蔵王・八甲田二大樹氷と
               東北美食巡り(3)
        〜花巻温泉・佳松園宿泊編〜
 ◎ツアー代金 ¥155,000
 ◎添乗員・ガイド有無  添乗員同行、ガイド付き、
 ◎担当バス なの花交通・3列シート車(新型セレガ)
 ◎個人的3日目ツアー評価 ★★★★★
 
◎催行日:2009年(平成21年)02月05日(木)〜08日(日)
 
◎コース内容
   ホテル青森8:58発→→八甲田山ロープウェイ山麓駅
   9:40頃着 9:59発→→<ロープウェイ乗車>→→
   山頂駅10:06着(樹氷観察)10:39発→→山麓駅
   10:48分頃 11:00発→→酸ヶ湯温泉11:17通過
   →→八甲田ホテル11:22着(11:29〜12:00昼食)
   12:30発→→岩木山PA14:05(トイレ休憩)14:20発
   →→<カフェタイム:コーヒー、おしぼり、お茶受け>
   →→花巻温泉・佳松園15:40着
  
  朝の目覚めは早く、カーテンを開けると、青森港のサーチ
 ライトがまだ海上を照らしていた。今日は、花巻の名流館・
 佳松園宿泊。観光といえば、八甲田山ロープウェイの樹氷の
 見物ぐらいなもので、その後は、高速道で移動するだけ。
 早めの宿いりになりそうだ。八甲田山の天気が心配だ。
 風があまりにも強いと、ロープウェイの運転を中止にするこ
 とがあるらしいが、しだいに夜が明けるにつれて、青森
 市街はひとまず青空に覆われているようなので、恐らく
 大丈夫ではないかと思われる。でも変わり易い山の天気、
 現地へ行ってみないと分からない。朝食は最上階の展望
 レストラン。和定食と洋食バイキングをチョイスできるが、
 ホテル青森の朝食の実力はどのようなものか興味があり、
 洋食バイキングをチョイス。付け合せと、最初の飲み物
 だけは選択性で、あとの料理は、バイキング。その為、
 品数はあまり多くはない。

ホテル客室から望む青森湾
スカイレストラン ル・ボワ
朝食の洋食バイキング画像 その1
同 上  その2
同 上  その3
同 上  その4

  ここで印象に残ったのは、りんごジャムの美味しさ。天然の
 果物から添加物、砂糖などを加えずに(多分)、そのままジャム
 にして、食事に出しているようで、管理人は、脂肪分の多い、
 バターなど一切、使わずに、目の前にだされたりんごを中心に
 した各種ジャムの付け比べをして、その味を満喫した。ちなみに
 りんごのほか、確か、ブルーベリー、オレンジなどもあったかと
 思う。尚、これは、商品化されており、1Fの売店でも買うことが
 できる。ばら売りもしてくれ、確か、1本¥900ぐらいではなかった
 かと記憶している。

ホテル青森出発前のなの花ロイヤル〜
青森市街から「八甲田山」を望む
険しい雪道をスタッドレスタイヤのみで
上がる。
青空の下、雪の壁の間を走るのも、
この時期ならではの醍醐味
同 上  その2
同 上  その3
バスPで佇む、なの花ロイヤル〜

  9時前、ホテル出発。八甲田山へ向かう。八甲田山という
 山自体は存在せず、幾つ物山々を総称して、八甲田山
 というらしい。八甲田山といえば、映画化されたが、凄惨な
 遭難事件があったとこころである。ガイド様の言葉を拝借する。
 明治35年1月25日、対露戦に備え、八甲田山で雪中訓練
 を行うことになった、日本陸軍第5連隊は、三木本で宿泊
 したのち、翌朝210名の兵が兵舎を出発、進軍したが、
 途中、猛吹雪にあい、各兵バラバラになり、遭難した。
 予定の時間を過ぎても戻らない兵士たちの行方を心配した
 上層部は、1月27日、救難隊を出動させた。遭難したことを
 悟った後藤伍長は、救難隊の目印になるべく、吹雪の中
 立ち続けた。その後、仮死状態で救出されたが、後日、
 死亡、救出されたのは、わずか17名。そのうちの3名が
 翌日死亡、3名がほぼ無事な状態で、残りは重傷者という
 稀に見る大量遭難という惨事になった。それだけ、ここの
 山々の冬季の環境がいかに苛酷なものかを物語って
 いる。

八甲田山ロープウェイから眼下の樹氷を
望む
ロープウェイからの樹氷風景その2
同 上  その3
同 上  その4
ロープウェイ山頂駅近くの樹氷1
同 上  その2

  約40分程で、ロープウェイ山麓駅に到着。天気は晴れているが、
 見上げると、山の頂は全く見えない。とはいえ、今の所、ロープ
 ウェイが動いている所を見ると、頂のあたりの風はそう強くないの
 かもしれない。キャパの小さいロープウェイなので、我々22名の
 ご一行様は二手に分かれて乗車。添乗さん同行組を載せたロープ
 ウェイが先発してから、約15分ほどして、折り返しのロープウェイが
 きて、待っているスキーヤー、観光客を乗せて、いよいよ、
 山頂駅へむけて出発。すし詰め、という表現が適切だが、人の吐く
 息でガラスが曇り、外の様子を窺うことができない。それでも、
 手でガラスをこすると、壮大な樹氷が山肌一帯に広がっていた。
 自然の摂理とはいえ、その様子は、いかにも、モンスターの
 雰囲気を醸している。約15分ほどの乗車で、山頂駅に到着。
 気温マイナス10℃、西の風10mである。しかし、風の為か、
 表示されている気温以上に体感温度は低く感じる。外に出た
 瞬間、被っていた帽子が吹き飛ばされそうになった。樹氷に
 魂を吹き込んだら、今にも動きそうなぐらい、その形は、モンスター
 そのものだ。そのモンスターの様子を撮影しようと、デジカメの
 シャッターを切るために、手袋を脱いだ瞬間、忽ち手が凍てついた。
 ううっ。しもやけになるのも時間の問題なので、速攻で、モンスター
 のスタイルをした樹氷をカメラに収め、再び、復路のロープ
 ウェイ乗り場に戻る。15分程、ロープウェイに乗り、山麓駅に
 戻る。ここで、どこかでみかけたことのある人物を発見した。
 別のツアー会社の東北北部地方ツアー御用達ガイド様であった。
 東北のとある県のガイド協会(?)のような組織に属し、ツアー
 会社から仕事の依頼がそのガイド協会に入ると指名で、その
 会社の仕事に就く、という按配である。仕事を楽しんでやって
 いる、といった感じが伝わってきて、接遇は無問題、知識も
 豊富、笑いのつぼを押さえるのが、非常に上手く、東北地方
 のその会社のツアーを訪れる時は、その御仁でないと
 物足りなさを感じてしまう(笑)。互いに視線が合い、唇に指を
 あてて、遭遇したことを内緒にしておこう、というサインを送った
 のだが、その日のうちに、いまはなき、そのツアー会社の東北
 企画担当者♀の元にメールを送って逐次報告したらしい。
 この裏切り者!!(爆) ちなみにこの日のバスは、普段、その
 ツアー会社が使うバス会社と違うバス会社のバス(三菱ふそう
 のスーパーハイデッカー)でのご乗務だった。

来た道を下る
千人風呂といわれるぐらい、広い大浴場
(混浴)で有名な酸ヶ湯温泉旅館の
冬景色
八甲田ホテルに到着
同 ホテル 玄関口
館内風景

  全員揃って、バスは下山、途中混浴かつその大きさから千人
 風呂と呼ばれる巨大浴槽のある、源泉かけながしの酸ヶ湯温泉
 旅館前を通過。ここのご主人は、昔から続く、日本古来の混浴
 というスタイルを守り続けようと懸命の努力をしているらしいが、
 近年、訪れる入浴客らのモラルハザードが進み、若い女性客
 がいると、執拗に覗き見や、意図的に女性の側に近づいて
 くる特におっさん連中が後をたたず、そこで、男女の棲み分けや
 女性専用タイムをもうけざるを得なくなっているようだ。
 そして、ほどなく八甲田ホテルに到着。

八甲田ホテル 昼食画像 その1
同 上  その2
同 上  その3
同 上  その4
同 上  その5

   酸ヶ湯温泉旅館と確か同系列だったと思う。かたや、
 湯治場もあり、日本の古式伝統の混浴大浴場や、木造
 の純和風旅館だが、こちらは、ロッジ風の建物。山間に
 あるホテルだが、人気があり、予約を取るのも難しいと
 される。ここで、名物ビーフカレーの昼食。肉も柔らかく
 カレーのルー共々煮込まれ、非常に美味。このほか、
 スープ、サラダ、デザート、コーヒーがついてきた。カレー
 がとても美味しかったので、お代わりをしたかったが、
 それは出来なかった。ただ、コーヒーは、こまめに
 テーブルを回る従業員の方の気遣いで、何杯が
 お代わりをすることができた。個人で来ることが出来れば
 訪れてみたい所だ。約1時間程滞在して、ホテルを
 後にする。再び、酸ヶ湯温泉旅館の前を通過して、
 山を下るが、次第に雪の量が少なくなってくるのが
 実感できる。

八甲田ホテル前に駐車中のロイヤル〜
ロイヤル〜の側面画像。なかなか
ブリディッシュグリーンの良さを
引き出す画像を撮影するのは困難。
露出をプラス補正にして、やっと。
安物のデジカメなので、仕方ないが(笑)
山を下るにつれて、雪の量がてきめんに
少なくなる。
東北道を走行中。前方に見える山は
岩木山
少し遅めの今日のカフェタイム

  東北道に入って、観光案内もひと休み。皆さん、車中の暖房
 の暖かさに眠気を催し、爆睡モード。かくいう管理人も山を降りる
 途中まで、ガイド様が観光案内しながら、バスが山を下る所まで
 は記憶にあったが、その後、記憶が吹っ飛んだ。目を覚ますと、
 高速道。かなたに見えるのは、岩木山であった。途中、盛岡の
 手前のPAで小休憩。その後、午後のカフェタイムの提供があり、
 あとは、花巻温泉へ入るだけだ。花巻温泉は、5〜6軒ホテル・
 宿があるが、いずれも国際興業系列。その後、花巻インターで
 東北道を降りて、走ること20分弱。花巻温泉の中でも屈指の
 名流館・佳松園に到着した。

花巻温泉街入口。この温泉街の宿・
ホテル
は全て国際興業系列。
花巻温泉屈指の名流館・佳松園に到着
通路も高級感溢れる造り
管理人の客室203号室。
カーテンをあけると、雪景色
客室内風呂から望む雪景色

  客室は、ほとんど客室外れに近い、203号室。12畳+踏込4.5
 畳の和室である。1人参加の人間にとって、十分過ぎる広さで
 ある。早速部屋のチェック。部屋の温度調整が任意に
 できる。合格点!! 部屋が狭かろうが、広かろうが、
 一番、重視しているのが、この部分である。さて、本題に
 戻る。ここも東北地方の中では、泊まりたかった宿だが、やはり
 「1人」と「2人」の違いの壁が大きく立ちはだかり、中々泊まれる
 ケースがなかった。カーテンをあけると、八甲田山付近のような
 豪雪、とまではいかないまでも、そこそこの雪があり、しばし、
 我を忘れて、外の景観を眺めていた。そして、仲居の方がきて
 挨拶や諸々の説明をしてくれた後、風呂へ向かう。大浴場は、
 同じフロアなので、割合楽だ。

ワイドガラス越しから、雪景色が
堪能できる、
併設する露天風呂
休み処
大浴場の暖簾をくぐり、通路にでると
りんごジュースの給水器がある。
深夜までの限定のようだが、一応、
自由に飲める。
休み処にて、りんごジュースで
喉の渇きを潤す

  早めの到着ということもあってか、大浴場の人の出入りも
 少ない。温泉の泉質は、ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉。
 源泉温は、58,2℃。源泉温が高い為、加水、適度な
 温度を保つために、加温あり。衛生管理の為、循環ろ過、
 殺菌剤投与あり。水素イオン濃度PH9.1 アルカリ度の
 高い温泉だが、殺菌剤やら、加水やら、で温泉成分が
 かなり薄められてしまっているようで、残念。入浴に適した
 温度を保つ為に、加温しているらしいが、これも人によって
 体感温度はまちまち、個人的には、どうせ、薄められている
 温泉なのだから、長湯が楽しめるよう、もう少し温度を下げて
 もよいのでは、と思った。入浴後、りんごジュースの給水器が
 あり、そこで、りんごジュースをカップに注いで、休み処で
 寛ぐ。火照った体を冷やすために、そうしたジュースの
 給水器と退屈しのぎの本のラックを置いてあるのは良い
 試みだと感じた。その後、しばらく部屋で寛ぎ、18時半
 前、仲居の方がきて、夕食の準備を始める。この宿では
 夕食は部屋食、朝食は、広間での食事となる。

   
〜 佳松園 夕食内容 〜 「お品書き」より引用
 一、食前酒:花巻温泉オリジナルワイン
          花つぼみ
 一、先 付:山海ジュレ
 一、山海のおくりもの
          たらば蟹黄味焼、合鴨汐蒸し、紋甲烏賊野菜射込み
          シュリ貝マリネ
 一、吸い物:蟹真?、助子、鶯菜、柚子
 一、海の幸:本鮪、細魚、鱈
 一、温 物:柚子釜吹き寄せ蕪蒸し山葵餡掛け、
          百合根、穴子、蟹、
              しめじ、むかご、銀杏
 一、焼 物:鮑グラタン、芽キャベツ
          ブロッコリー、マッシュルーム
 一、肉 物:前沢牛しゃぶしゃぶ
 一、酢の物:焼目雲子、焼葱、焼しめじ
          梅花人参、薬味、ポン酢
 一、食 事:ひとめぼれ
 一、香 物:花巻漬物(ブルーベリー漬け)
 一、留 椀:ひっつみ(すいとん)、味噌仕立
 一、水菓子:南部杜氏(酒粕)アイス、黒豆丸十焼菓子、
         マスクメロン、苺

佳松園 夕食画像1 食前酒・先付他
同 上  その2
同 上  その3  食事
同 上  その4   吸い物
同 上  その5   焼き物
同 上  その6   前沢牛
同 上  その7   前沢牛しゃぶしゃぶ
用セット一式
同 上  その8   温物他
同 上  その9   水菓子
夜食の提供あり。
ライトアップされた館外の風景。
雪がしんしんと降っているのも
趣きがある。

  ここでのメインは前沢牛のしゃぶしゃぶ。前沢牛といえば、
 日本でも名の知れたブランド牛の一つで、それをしゃぶしゃぶ
 で食することができるのは、まさに至福の一時、としかいいようが
 ない。メタボ人間(悲)の管理人の体にはあまりよろしくないが、
 脂がのっていて、しゃぶしゃぶにしてもとても美味。今度は、
 ステーキなど、違うスタイルで食してみたいものだ。その他の
 料理も問題ないが、山にも海にも近いとはいえない、中途半端
 な位置の花巻だが、どこの旅館・ホテルへいっても和食を
 チョイスすると、お造りがついてくる。このあたりの旅館が、どこの
 市場から仕入してくるか分からないが、やはり何がなんでも刺身
 を出す、というのは如何なものかと思われる。港によほど近い所
 出ない限り、基本的に冷凍物を解凍したのがほとんどで、鮮度も
 当然、落ちる。日本人の山の僻地の旅館でもお造りがなきゃ、
 食事とはいえない、という意識もそろそろ変わってきてもよさそう
 な気がする。なお、ここの旅館が冷凍物のお造りを使っているか
 どうか定かではないし、使っていてもそれを批判するつもりは
 ない。ただ、日本人のどこの地へいっても刺身を欲しがる傾向
 に意識変革のために、問題提起しただけである。

  夕食を終え、客室係が布団を敷きにきて、最後にテーブル
 の上に夜食を置いていった。夕食で腹が満たされ、夜食どころ
 ではないのだが(笑)、きめこまやかな気遣いは嬉しい。それ
 なりの矜持のある宿では、大抵、夜食の用意をしてくれる。もっとも
 相応の対価を払っていることもあるのだが。腹ごなしをして、
 カーテンをあけ、ライトアップされた館外の風景を眺めながら、
 夜食のおにぎりをほおばる。そして、館内の適度な温度に
 眠気を祭し、そのまま、布団に入り、明日の最終日の行程に
 備えるのであった。
                   
    
第1日目 生牡蠣を食す・松しま倶楽部宿泊編へ

      第2日目 大間産本鮪を食す・ホテル青森宿泊編へ

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    (横浜発)谷川温泉「檜の宿  水上山荘」訪問編(3列車)

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     ロイヤルクルーザー「海」号(千葉版)について

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