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飯田清美著「コマとパーツでつくる向山型音楽授業」から学ぶ
飯田授業は、秒単位の間(ま)をコントロールする
TOSS相模原 鈴木 恭子 |
解散合宿の飯田先生の授業は、抜群のリズムとテンポがあった。授業後、飯田先生にお聞き
したところ、8分間に<6つのコマと7つのパーツ>で構成されたとお聞きした。
間髪入れない間と崩れないテンポは、想像を遙かに超える内容で支えられていた。
1,心ほぐし体ほぐしは、間(ま)でつくる
| 5,遊びで歓声、心を開く「遊び歌」(P28より引用)」 |
@2人ペアを5秒以内に組む。
A間奏の間にペアを組む。
B間奏は2小節弾く。
C「○○で握手を」の部分で一瞬止める。
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なぜ優れているか。
@時間が限定されているから集中する。
D体育の体ほぐしのコマを連想する。音楽は、心がほぐれた状態でこそ楽しめる。ペアづくりは、
心を開く窓口である。
B5秒といっても計れない。そこで具体的にわかる時間(2小節)を示している。
C「○○で握手を」の部分で一瞬止める。飯田先生の極意である。この一瞬の間が緊張を誘う。
子どもは息をのみ期待する。この一瞬が、楽しさを倍増させる。1回目に読んだ時はわからなかっ
たが、箱根の授業の後、この文章が目に飛び込んできた。
2,空白の間(ま)ができないような音の確保
(P29より)・・・スイッチONをしてから曲が始まるまでの数秒が問題だ。何回も続けてするなら、巻き戻し・リピートに要する数十秒。たいていここで子どもたちはしゃべり出しざわざわとなる。この空白をなくすことが準備の1つめである。
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私がうんうんと頷き、本当に納得しながら読んだ文章である。
私が音楽の授業をしていて一番イヤな間が、CDをかけ替える時間である。
このかすかな間に、体中が燃えるように熱くなるのを感じていた。機器を操作する手も震える。
とてもイヤだった。CDを2つ用意し、曲のかけ方のシュミレーションをして授業に望むが、それでも
澱んだ間が出てしまう。本当にかすかな間だが、やっぱり数人のやんちゃ達は、話し出す。目が
それる。立て直すのにその3倍は時間がかかる。
指示に余計な言葉も必要になる。いいことがない。
<空白をなくす>秒単位の感覚がなければ、あの絶妙なテンポは生まれない。
3,間(ま)が充実感を圧縮する
「音のない時間」が「音」を際立たせてくれる。
逆に、「雑音」はどんなに素晴らしい「音」も台無しにしてしまう。
| だから、はじめ3秒、あと5秒の静けさなのなのである。 |
特に、あと5秒の大切さは、模擬授業をしていただき体験して初めてわかった。
せつないほど、一生懸命になれる自分がいた。
飯田先生の手の動きと顔の表情に、痛いほど注目した。
そこにいる全員のもの凄い連帯感を感じた。
気持ちよかった。
うれしかった。
充実感が全身を包んだ。
この5秒を分析する。
どうしたら、たっぷり・ゆったり・とっくりとれるか。
1.【子どもの間と沿う】
「北風ピープー、〇〇〇 吹いている〇〇〇〇」
<たきび>の場合、最後の「る」が、プレ3秒になっていると考える。
この3秒に、@子どもの目を見て、
A子どもの息づかいを感じて、
B全体の動きをつかみながら音を圧縮し、
C心をぴったり一つにする。動かない。
2.【寄り添い、共有する】
あと5秒を、以下のようにくくってみる。
3秒は、仲間と余韻を共有する時間
2秒は、自分に余韻をこだまさせる時間
0秒。たまらなく充実したうれしい時間
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子ども役で体験した時、先生と一緒という実感、友達と一緒という実感がうれしかった。
先生役のとき、<子どもと心を重ねる>ようにしたところがよかった。
飯田先生は、こう書かれている。
「はじめ3秒、あと5秒」は、質の高い音楽活動のためのパーツである。
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