百人一首の裏技〜高学年編
百人一首大会前は、必勝強化週間
鈴 木 恭 子
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2001年12月。東京寛永寺において、百人一首東京大会が開催された。
我がクラスより16名参加し、青札で優勝、3名が決勝トーナメント進出、ジャンケンで負けて
決勝トーナメントに進めなかった子が2人、3試合のうち0勝の子は、誰もいなかった。
毎日の国語の授業開始3分の五色百人一首タイムに加え、取り組んできた実践をまとめてみる。
【大会1週間前から≪強化週間≫】
大会に出場する子ども達は、もうすでに全札暗唱している。札を覚える必要はない。
大会になれば、勝敗を決めるのは、<わずかな差>である。いかに、素早く反応するかである。
1.置いてある札の位置を覚える
審判から札が配られ、並べるときから勝負が始まっていることを教えた。試合が始まるまで
の1分間に全意識を集中して札の位置を覚える練習をした。
すると、並べながら位置を覚えるようになった。手持ちの札に自分の得意札があれば、近くに
置いた。
並べながら、どういう向きで手を払うと、相手の上から手が降りてくる手の動きに入り込めるか
イメージを持ち、手の動きの素振り(?)をする子も出てきた。
(*試合の途中で相手に近い方に札を寄せることがある。大会によってルールが若干違うことが
ある。ルールを確認した上でそれにあった練習を積んでいく必要がある。)
2.札の払い方は、平泳ぎ?!
<わずかな差>で勝るために、手の払い方を考えさせた。
私が対戦相手となり、デモンストレーションをする。私の近くに1枚札を置いた。「上の句
の一番始めの字が聞こえたら私が取ろうとするから、その前に取ってごらん。」と指示した。
私は、手を真上から下ろした。横から取る方がいいことを見つけた。
その結果、子ども達は、平泳ぎのように手を払うようになった。
3.構えは、リラックス
高学年の体格になると、相手に一番近い札にも余裕で届く。しかし、手前の札よりは時間が
かかる。そこで、@相手の札に近く A手前の札も視界にはいるように するために、
◇正座をするが、腰を少し上げる
◇肩の力を抜く
◇札全体を視界に入れるため、少し頭は高めの位置にする
◇指先は、軽く畳に触れる
4.学級色別対抗百人一首大会
やはり実践がいい。そこで、学級百人一首大会を計画した。本番と同じルールでやった。
黒板には、大きくトーナメント表を書いた。一番上に王冠を書いた。それだけで、大会の緊
張感があった。準決勝・決勝は、距離をおいて回りを子ども達で囲ませた。読み手の私も緊張
する雰囲気だった。練習でいかに本番の緊張感をつくるかは大事なポイントの1つだ。
1位2位3位には、賞状を出した。一層弾みがついた。
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