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オーストリア ウィーンの旅
 2004年4月15日(木) 

4/15(木) 帰国の日、名残を惜しんで一回り

快晴。今日の午後には帰国だ。
毎度の事ながら、地理もわかり 言葉もなじんできた頃に帰らなくてはならない。
通いなれた 劇場前からオペラ座に向かう道を通って、王宮方面に最後のお散歩に行く。
路面電車の道にぶつかる手前の道が”エリザベート通り”、薄暗い細い道だが、ここに3日間も通ったレストラン・スムートニーがある。
日本語メニューがあるので初日の夕食に来たのだが、ここのニシンのマリネとカレイの唐揚げ(カレイのウインナーシュニッツェル版)を夫が気に入って、3回も来てしまった。深夜まで営業しているのでミュージカルの後でも大丈夫なのだ。
1階は馴染み客風の方々が、のんびりお食事している。
木の新聞フィルダーがあるのだが、エリザベートのカフェのシーンで使われていたものと同じだ。
日本の物は巨大な割り箸に挟むだけだが、こちらのものは開いた新聞を支える耳のようなものがついている。布団叩きを大きくしたような感じだ。
2階は個室のようで、関西弁の笑い声が聞こえていた日もあった。

シュテファン大聖堂、グラーベン通り、コールマルクト通りとぐるーっとまわり、また戻る。
天気も良いし、帰りたくない―。到着してすぐ、帰りたくなっていた頃と大違いだ。
スムートニーの角を過ぎて少ししたところに、小さなチョコレート店があり、自分用のシシーチョコレートはここにしようと決めていた。(上の写真のです)
細長いケースに小さなチョコレートが沢山入っているもので、シシー箱とフランツ箱の両方購入。夫も、会社のエリザベートファンの方用に1箱購入。

ホテルへ戻る前に、劇場前にあるウィーン最古(そうだったのか)の生鮮食品市場ナッシュマルクトNaschmarktも一回り。セセッションの角、赤い魚が目印のオープンサンドの店から始まる。
このお店はリンク内にもあって、ショーケースの中に美味しそうな「オープンサンド」「おつまみセット」「お惣菜」がいっぱいで、一度は買ってみたかった。
道の両側に、専門店が続く、野菜・チーズ・ハム・オリーブオイル・お花・ワイン・…
買ってみたいけど、あまりに種類が多く専門的で、何だか分らない。聞けないし。
「ニイハオ、コンニチワ、ヤスイヨー!」 声をかけてくれるが、それ以上の日本語は、分らないよね。
小タマネギだけで4種類もある。料理によって使い分けるのだろうか?小タマネギ好きとしては燃える。
(小タマネギが好きというより大タマネギを切るのが嫌いなのだ。煮物用のタマネギは、コスモ食品の「炒め玉ねぎソテードオニオン」と小タマネギと決めている)
アンデアウィーン劇場に住んでいたベートーベンは、ここで食べ物を買ったりしたのだろうか?

ホテルに戻って荷造り。私のスーツケースは行きから満杯なので、夫のスーツケースにお土産品を詰める。
おかしいな。私のほうが一回り大きいのに。バートイシュル温泉に行けた場合に備えて、水着セットなぞ持ってきていたのがいけないのか。

セセッション前の地下道入口から降りようとしていると、私のスーツケースを見かねて、通りがかりのおじいさんが持ってくれようとする。ありがたいのだがおじいさんなのだ。スーツケースは激しく重い
「ないん、だんけ」」を繰り返すのだが、つれのおばあさんも「いいのよ〜」という感じ。本当にいいのか?
結局おじいさんが下まで降ろしてくれた。申し訳なくて、「だんけしぇ〜ん」と省略しないでお礼を言ったら、とても嬉しそうに笑ってくれた。後で腰にきてやしないだろうか?心配だ。
私達が会ったウィーンの人々は、本当に感じの良い人達ばかりだった。
(むかついたのは、ホーフブルク宮のインフォメーション係だけだ。)


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空港で免税手続き〜またもやおばさん軍団

初日に買ったウィーンカードの有効期限は切れているので、ミッテ駅までの地下鉄乗車券を購入。
ウィーンカード以外に買った市内の乗車券は、これだけだ。
切符を買っていると、すぐ傍でラリった感じの若者が今にも殴り出しそうな雰囲気で喧嘩をしている。
やはり、カールスプラッツ駅は危ない所のようだ。とっとと退散。

ミッテ駅のカウンターでチェックインし、スーツケースを預けて身軽になる。誰も並んでいないし、とても便利だ。
CATの自販機はカウンターのすぐ横。高額紙幣しかない。
画面右下に挿入できる紙幣のマークが表示されているので、何台かある内マークが出ているもので操作するが、いざお金を入れると戻ってきてしまう。しょうがないのでカードで購入。

後の難関は免税手続きだけだ。
ツアーなら、こういうこと心配しなくて良いのだろうが、個人旅行だから全部自分達でしなくては。
還付を受けられる条件は、免税店で75.01ユーロ(約1万円)以上買い物した場合なので、「そんなに買わなきゃいいのだ」と思っていたのだが、革製品を買った際条件に該当してしまった。
わ「免税の書類もらっといてね!」
夫は支払いと共に、レジで何か書かされていた。その書類と購入商品は手荷物で持ってきた。

出国手続きを済ませ、東ピアに向かう通路の左側の目立たない所に、免税手続きをするカウンターがあった。
夫が挨拶すると、男性係員が「英語が話せるか?」と不安そう。
少し話せると答えると、ほっとした顔。日本人で苦労しているのだろうか?
書類とパスポートと購入商品を見せると、速やかに終了。
そこでもらった書類を持って、すぐ先にある両替所に提出し「日本円で」お願いすると、千円少しお金が返ってきた。
なーんだ、簡単なのね。(夫がいれば)

色々な所の窓口などで不愉快な思いをしていれば、返してもらうものは1円たりとも見逃さないという姿勢になるのだが、合理的な姿勢や手際の良さに感心しこそすれ、いやな思いをすることはほとんどなかった。
千円返してもらうのに、書類を書いたり手荷物が増えたりするなら、大変楽しい旅にしてくれたオーストリアの政府に寄付しても良いくらいだ

先程の免税手続きカウンターで日本人のおばさん軍団が騒いでいる。
「○○さん!、こっちこっち。ちょっと来てよー」 あの係員さん、苦労してるんだろうな。
それにしても、どうして皆同じスタイルなのだろうか?
大きいリュックサック・大きいウェストポーチ・大きい手提袋を両手に。
おしゃれなおば様もそうでないおばさんも、皆同じいでたちで、戦後映画の買出しから帰る人達のようだ。
何をそんなに機内に持ちこむのか???ワレモノのお土産?全員?
私も、スーツケースで痛めた肩用の湿布・むくんだ足用の休足時間・大きい鏡・メガネケース・マスク・パック・アイマスク・スリッパ・ガイドブック2冊・ノート・おやつ・ペットボトル〜と色々持ってきているが、トートバック1つで収まる。
何が入っているのか、本当に不思議だ。


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母に土産を買い忘れたことに気づく…

飛行機の中で、ガイドブックを開きながら思い出に浸る。
行く前に見るのも楽しいが、実際に訪ねてみてから見るのも楽しいものだ。
オペラ座のページに、出演者の出待ちのことが書いてある。
疲れているので余り時間を取らせない方が良いこと、5ユーロ程度の切手を貼った返信用封筒を渡すとサインを入れて送り返してくれる可能性が高いことなど。
これを読んで、フランツ君とルキーニに返信用封筒を入れたファンレターを送ってみようと思い立つ。
後で翻訳ソフトで英語に訳すものの、日本語で文面などを考えたりする。映画なぞ見ているより楽しいぞ。
が、しばらくして疑問が…
5ユーロの切手って、日本で買えるのだろうか?
ガイドブックに載っていたのは、ウィーンで手渡しする場合のことだから、現地で買えばすむこと。
日本で、コレクター用でない普通の切手は売っているのだろうか?

切手のことでファンレターの文面は中断したままボーっとしていると、更に大変なことに気づく。
実家の母に土産を買うのを忘れました。

今回の旅行準備で、一番面倒なことをしなくてはならなかったのは、家の母です。→着物のところで詳述
散々心配と手数をかけました。
それなのにっ!
ああ、夫の家には抜かりなく土産物を買ったというに、自分の家のことはすっかり忘れておりました…
わ「どうしようぅぅぅ、母にお土産買うの忘れた・・・」
もう、まっつぁおです。ハンガリーの件に続き、大間抜け2連発でございます。

夫「……機内販売を見てみようか。」
彼はこういう場合、私のように「なにーっ!」と騒いだり怒ったりしない性質。
冊子を見ると、あるのは かのモーツァルトチョコレート。
いくら家が田舎とはいえ、何度も目にしている土産。マカデミアナッツと同レベル。
わ「ザッハーかデーメルかインターネットで買えたよね。大丸のデーメルじゃ、日本語のシール貼ってあるかな…」
夫「会社の人用に買ったエリザベートのチョコレート(上の写真の)、あれあげるからお母さん用にしたら」
だんけ しぇ〜ん

会社の方には、私用に買ったエリザベートのアドレス帳を貰って頂く事にして、一件落着。
夫「このままUターンしてウィーンに戻ってもいいくらい、良い所だったな。
同感。


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おまけ―おばさん続報

成田に到着し、スーツケースは宅配便で送ることにする。
午前中だったので、夕方には自宅に着くという。便利なものだ。
ここへ、夫の後ろから「えくすきゅーずみー」とおばさん登場。
日本だし、(夫は)大きいけど日本人だし。

お「往復割引で頼んだんだけど。」と、伝票のようなものを見せる。
係「すみません。日本通運さんはあちら(結構遠い)のカウンターになります。」
お「ここじゃだめなの?」
係「ハイー」
お「やってよ。」
係「割引はありませんが」
お「なんで?」

自分はまだまだ小物だと思った。

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