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オーストリア ウィーンの旅
 2004年4月10日(土) 

4/10(土) 観光1日目、観劇1回目

昨晩は、ガイドブックに載っていた日本語メニューのあるレストラン・スムートニーSumtnyで食事、ホテルに戻り一人観光計画を練り直す。4/12(月)がイースターマンデーで祝日だと聞いたからだ。夫は爆睡。
観光名所に自力で行く他、「ウィーンの森」「ドナウ川クルーズ」の現地ツアーに参加したい。日本では見つけられなかったが、「ヘルメスヴィラ」「バートイシュル」に行くツアーなどもあれば行ってみたい。
休館日と開館時間に気を付けながら組合せる、10日(土)〜12日(月)の3日間で有名どころはたいてい周れそうだ。そうすると13日(火)14日(水)が空いているので現地ツアーをここに入れようと決め、まず朝一に観光案内所に行くことにして休む。


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まずはインフォメーションセンターへ、行って良かった

快晴、心配したほど寒くなく、過ごしやすい気候だ。
ミキトラベルのみゅうインフォメーションセンターは、ホテルベートーベンから王宮へ行く途中にある、オペラ座のすぐ横だ。
ここの手前にATMがあったので、日本で作って来た新生銀行のキャッシュカードでおろす事にする。英語の表示にして操作、スムーズにいった様だがお金が出てこない。何か間違ったのだろうか?夫が自分のクレジットカードで同様に操作するが、今度は暗証違いと表示される。ミキトラベルに早く行きたいので、ここでお金をおろすのは諦めて後でおろす事にする。

窓口には、やさしそうな日本人女性の方が座っていた。
「ドナウ川クルーズ」の日本語ツアーはまだ開催されておらず、英語ツアーになってしまう、「ヘルメスヴィラ」「バートイシュル」のツアーは無し。
バートイシュルは遠いがヘルメスヴィラはなんとか自力で行けないかうかがってみる。かなり不便な場所だとガイドブックにも行った方のサイトにも載っていたからだ。裏技現地情報を期待したが、やはり不便で時間を取られることになりそうだ。やめる。
ウィーンの森とあと一つどうしようかと悩んでいると、夫が突然、ブタペスト日帰りツアーとアイーダが見たいと言い出す。
いつのまにか、ブタペスト日帰りツアーがある事をパンフレットで見つけた様なのだ。
ハンガリーは通貨がユーロではないし、私が読んだガイドブックでは治安が良くないイメージを受けたので、自分の選択肢には無かった。オペラ座は行ってみたいので、アイーダの席を捜してもらうと、ある事はあったのだが一人250ユーロ(!!!)。やめる。
アイーダも見られないし、どうせ1日空いているし、ブタペストに行けばドナウ川も見られるし、夫の希望を入れてハンガリー日帰りツアーを予約する。
たまには希望も聞かないと、スポンサーですし。2人で250ユーロ(33,750円)、妙に安く感じるのは不思議なものだ。

夫が展示してある地図に気を取られている隙に、この土日でエリザベートのチケットが取れないか聞いてみる。
「あー、エリザベートは人気ですからね―。難しいですよ。」
やはり空席は無し。
「ちょっと待っててくださいね。隣でなら取れるかもしれないから。」ミキトラベルさんは現地のトラベルセンターの一角を間借りしているのだが、この現地の方にドイツ語で聞いてくれている。
なんと!
今日のチケット2枚発見。 即購入。

夫は、後ろでブーイングだ。かなーり不満な様子。地図を見ていなさい。
係りの方のお話では、「他では取れなくても彼女なら取れることあるんですよ。」
素晴らしい方だ。正にその通り、今日のチケットが入手できた。
2月にウィーンチケットのサイトで自分で取ったという話をしていると、ここの端末では1ヶ月前からしか取れないとおっしゃっていた。

あれこれ相談し、30分近くいたと思うが、その間他のお客さんは誰も来なかった。朝一だったのが良かったのかな。係りの方が一人なので、他にお客さんが待っていたら気になってあまりゆっくり相談できなかったかも。
月刊ウィーン」というA4大の冊子(無料)を「結構役に立ちますよ」と頂いたが、本当に役に立った。
結局ミキトラベルさんに、
4/13(火)ブタペスト日帰りツアー日本語ガイド 250ユーロ
4/14(水)マイヤーリンク・ウィーンの森ツアー日本語ガイド 112ユーロ
お隣の素晴らしい方に、チケット代170ユーロを支払って、外へ出る。
(夫は地図を購入、よかったね)

別の場所のATMで再チャレンジすると、今度は問題無くお金が出てきた。先刻のは何だったのだろう?
→帰国後、ATMでお金が出なかったのに 引き落とされていた。

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トラムとシュテファン寺院の塔でリンクを見晴らす

ガイドブックのお勧めコース通り、まずはトラムでリンクを1周、シュテファン寺院の北塔から街を眺めてみる事にする。
夫が「フロイト記念館」に行きたいと言っていたので、オペラ座前から赤い路面電車に乗り、ぐるーっとショッテントーア駅Schottentor.stまで。
あなたの希望の場所に一番に行くなんて、良い妻でしょう〜をアピール。今晩気持ち良く劇場に行ってもらわねば。
リンク1周の途中にあったからなどと、本当の事を言ってはいけない。

フロイトの住居・診察室を記念館にしてあるので、普通のマンションの2階だ。道に面する扉は閉っていて、住居プレートの該当ボタンを押して戸を開けるとガイドブックに書いてある。実際見ると、どれだか良く分らない。後からきた外人さんが開けてくれた。日本語のイヤホンガイドも説明書も無いので、黙々と見るだけ。
飾ってあるのは、掃除道具ロッカーにパンストが吊るしてあり、その真中にモップが立てかけてある物とか…あ〜あ、朝っぱらから見るものではありません。
シュテファン寺院、ホーフブルク宮、美術史美術館と世界に誇る観光スポットめじろ押しの中で、何故この様な所に真っ先に来なくてはならないか。エリザベートのためだ、こらえよう。

のろのろしている内に、11:30になってしまった。12:00にアンカー時計を見なくてはならないのよ。
リンクの残り2/5は残して、シュヴェーデンプラッツ駅まで戻りアンカー時計へ。
ただ道沿いに時計があるだけの場所だが、各国の観光客が既に陣取っている。馬車もこの前の道を通る。
どうという事も無い時計であったが、ヨーロッパへ来たという気分は盛り上がった、少なくともフロイト記念館よりは。

その後、シュテファン寺院へ。寺院の前には白い巻き毛カツラをかぶったチケット売りがいて、寄ってくる。
「ないん、だんけ(結構でございます)」おー、初の”Nein , danke”が言えた。それなのに、
「行かないでぇぇー」
誰がこんな日本語を教えるのか?
シュテファン寺院内部へ入る。ここはフランツ君のお葬式をしたところね。
北塔のエレベーター
乗り場は狭く、20人ほど並んでいる。難しい事は夫担当に決まっているので、チケットを買うような簡単なことは、とっとと自分でやる。
ウィーンカードを見せると「No Discount」と言われる。ウィーンカードは他のほとんどの場所で割引になって、買って良かったと思ったが、ここは割引にはならなかった。

   


北塔の上からの眺めは良く、寺院横で客待ちをしている馬車が小さく見える。エレベーターから上部に上がる通路は狭い鉄格子の床で、下が見えている。私は高所恐怖症ではないが、こわかった。日本なら、”工事中”という感じだ。
リンク3/5周・シュテファン寺院からの一望、これで観光客が最初にやるべきことは押さえたわね、では昼食。

ガイドブックで捜しておいた、この近くの日本語のメニューのあるレストラン3つほど夫に言うと、迷わず「こっちへ行こう」とフィガロハウスの方へ細い道を入っていく。
何やらホームページを印刷したような紙を手に持っている。あやしい。
旅行準備のページに書いたが、夫は模型づくりが趣味。仕事が忙しくて、ガイドブックを見たのも行きの飛行機の中が初めてという状態なのに、ウィーンの模型屋だけはインターネットで調べてあった様なのだ。
フィガロハウス前辺りに、ありました模型屋。店員さんは皆、日本のオタクと同じ匂いがする、世界共通か。
夫が模型を選ぶ間、大人しく待つ。いつもなら騒ぎ出すのだが、今日は待つ。安いらしく、喜んでいる。

昼食は、道沿いにあるレストラン グラーシュムゼウムGulaschmuseum
メニューが写真・日本語解説付きなので入ってみる。
初めてウィンナーシュニッツェルを食べて、夫が大変気に入る。
このレストランはトイレがとても綺麗で、使用後に便座のビニールカバーが回転するようになっている。
この手の物はたいてい壊れているが、これは立ち上ると同時に大きな音を立てて自動で回っていた。
海外旅行の際、トイレがとても気になるが、ウィーンの観光施設・レストランのトイレは比較的綺麗だった様に思う。
このレストランには翌日も来たのだが、土曜日は「機械が壊れた」と言ってカード支払不可、日曜日(イースター)は「祝日だから」カード支払不可、現金で払うつもりで行かないと危険です。


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やってきました本拠地、王宮

ミヒャエル広場からカイザーアパートメントへ。
チケット売場&入口が分りにくいとガイドブックに説明があったので、本の説明通りに行くとすぐに分った。
チケットを買って、2階へ、あまり混んでおらずゆっくり見ることが出来た。
写真で何度も見た物なので、初めてな気がしない。
それにしても、フランツ君のベットは簡素だ。ルードヴィヒU世が人工の湖で黄金の貝の船に乗って遊んでいた頃、フランツ君はこんなベットで国を憂えていたのね。どちらも極端だ。
自然の中でほぼ地面に寝ているような人達は、体が痛くて朝目が覚める(だから早起き)と聞いたことがあるが、早起きフランツの秘密は、こんなところにあったのか?

エリザベート様の有名な肖像画が見当たらない。フランツ君の大きな肖像画はあったが、ここではないのだろうか。
大丸東京店で皇妃エリザベート展を見た時、あのフランツの肖像と対になっていたような気がするのだか。
するーっと見て、お土産を買う。夫が会社のエリザベートファンの方々に選んだ物の上に、自分の分を乗せる。
王宮宝物館を見終わって外に出ると、もう4時を過ぎていて、王宮礼拝堂もアウグスティーナ教会も閉っていた。
教会入口左側に「1854 HOCHZEIT WEDDING SISI & FRANZ JOSEPH」と書かれたのぼりがかかっていた。
今年の4/24は結婚150周年なんですね。


アウグスティーナ教会前  結婚150周年記念ののぼり

時分はまさしく黄昏時、本当に150年前ここで結婚式が行われたのだろうか?
それを言うなら、先程見てきた王宮で、(フランツは)毎日生活していたのか。とても不思議だ。


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とんでもないことに気づく

模型屋で大人しく待っていたご褒美に、手袋専門店でアマガエル色の綺麗な手袋を買ってもらう。
6時頃に閉ってしまう商店も多い。リンク内をうろうろしたあと、待望のエリザベート観劇へ

チロルの団体のおかげもあり、ウィーン版エリザベートをすっかり気に入った夫は、自分から「あと2回見てもいいよ!」と言っている。よかった、よかった。
着物以前の問題として、「カップルでお出かけする場所」なので、寝ていようと何しようと行ってもらいますが、どうせ行くなら楽しんで欲しい。大変気に入ってくれて良かったです。
商店(仕事)は6時に終わり、ミュージカルは7時半開演、おしゃれして男性にエスコートしてもらってお出かけ、終演後はバーで―というスタイルが、見事に整っている街だ。
家庭があり仕事がありの普通に生活している大人のカップルが、なんでもない普通の日に楽しめる娯楽があり、楽しむための環境が整っていることは、とても豊な感じがする。
3月の帝劇1回目観劇は平日の6:15。たいていの会社員は、休むか早退だ。夫と一緒だったが、彼は仕事を抜けてきていたので、終演後タクシーで会社に戻って行った。
5月の1回目は平日の13:00、仕事を休んで観劇。来ているのは奥様方。日本の演劇は、”働いてない人”向けなのか?そのチケット代は”働いている人”から出ているのでしょうに、理不尽なことだ。
チケット代出してね、だから一緒に楽しみに行こうね! われながら、理に適っているぞ

朝一の充実したインフォメーションセンター訪問で、滞在中のスケジュールは決まり、ミュージカルも見られた。
夫はエリザベートを気に入ったし、昨日の上野駅の恐怖は払拭され、私はご機嫌だ。
全てうまい具合にすすんでいる。
夫「エリザベートは、あと月・火と見るの?」
わ「そうだよ!」
夫「火曜日はハンガリーに行く日だよね。」
わ「そうだけど?」
夫「所要時間14時間って書いてあったと思うけど、見られるの?
・・・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁっ!(魂がぬける音)

TOPページのご挨拶のところに「間抜け」と書いた意味が存分にご理解いただけ事と存じます。
くどい様ですが、私は、ミュージカルエリザベートを見るため、いや充分堪能するためにウィーンに行ったのでございます。
その為に、せっかく申し込んだツアーをキャンセルし、ビクビクしながら自分でドイツ語のサイトでチケットを取り、あまつさえ劇場真横のホテルを予約したというのに、わざわざ自分でエリザベートを見る機会をフイにするとは・・・

火曜日水曜日の空いた時間(昼間という意識)を埋める事ばかりに気が行っていて、肝心な夜のイベントをすっかり忘れておりました。ああ、世の中で一番信用できない人間、それは自分。
慌ててパンフレットを見ると、確かに14時間と書いてあった。6:30ホテルピックアップだから、20:30?いや、バスの出発が7:00とすると21:00ということ?!
漫画なら、「わたしのばかばかばかーっ!」と壁に額を打ち付け流血しているシーンだ。
夫「さっき時間見てたら2幕目がちょうど9時からだったから、2幕目からは見られるよ、きっと。」
わ「・・・・・・・・・・」
夫「ドイツやオーストリアはまた来たいと思うけど、ハンガリーはこの機会を逃すと2度と行かないと思うから、行きたいな。」
私達の旅程の中では、ツアーの出発日は火曜だけなので、他の日に変えることは出来ない。行くか行かないかだ。
旅の目的をよく理解している夫は、2幕目から見られることを強調する。行かないと言ったらがっかりするよね。
幸運にも今日見られたことが後押しとなって、3回目は半分で諦める事にする。
その代わり、ハンガリーに行ったせいで2.5回しか見られなかったことを盾にとり(誰のせいだ)、次回観劇の機会ができた時はいっぱい見てもらうことにしよう。
私って前向き。インネンの種はそこここに転がっているのです。

→翌日 4月11日(日)へ


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