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日本で着物修行・・・?

 2004年 夏


金魚のゆかた

前々から金魚柄のゆかたが欲しいと思って探していたところ、昨年のGW頃、池袋の東武百貨店で見つけて購入した。
店員さんのお話では、金魚柄は毎年早い時期に発売されて売れてしまうため、本当に夏になって来週ゆかたを着たい−という頃に買いに来ても無いんですよということだった。
そう言われてみれば、それまで夏真っ盛りに探していたため、出会えなかったのだろう。
しかし、昨年は着ることなく(買ったことを忘れていたフシもある・・・)1年寝かせてしまった。
今年こそは着るぞ!

真っ先に頭に浮かぶのはワンタッチ加工?
一応母に相談すると、ゆかたは1度でかなり汗になり、洗濯頻度が高いため、しわを複雑に寄せるワンタッチ加工は向かないのでは−と言われる。
自分で着てみた。
おはしょりが、とてもたくさん出ているような気がする。
母に電話で相談するが、言われていることがあまりよく分からない。(情けな)

そんな状態の私であるが、着物姿で何が嫌いって、乱れたゆかた姿
この時期イヤでも目にするが、
帯は垂れ下がり、襟元も裾も乱れ放題で、提灯のピアスしているような若人。
「自分で着る」という姿勢は偉い。
しかし、最低限の美意識が無くては逆効果なだけだ。
”ゆかたを着る”ことではなくて”おしゃれする”ことが目的なのに、みっともなくなってどうするのだ
着付けの技術が無いことよりも、目的の見失い方に不安を感じる。(自分の妹だったら、”頭の悪さ”とハッキリ言いますがね。)
1度はそういうことがあってもしょうがないでしょう。何事も経験です。
でも、1回経験したら、気づいてね。

私の年になると、1度も許されません
着付けの技術が無いことは全く同じなのに。
本当に、ただの頭が悪くてみっともない女。
うろうろ歩いていたら、東京都迷惑防止条例違反で逮捕されるかも。
ゆかたは、着物と帯だけの一番シンプルな着付けだけに、着付け技術の差・所作の差が明らかに分かってしまうのだろう。
結論:(私の場合)
ゆかたこそ、プロに着付けてもらわねばなりません。


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着付けと憧れの夜会巻き!

ゆかたを着てどこへ行くか?
花火大会へ行く予定でステテコを購入したのだが、近所の花火大会は都合で行けなくなってしまった。
どこか景色の良い所でビールを飲みたいものだと探したところ、八芳園で「白金夏祭り〜おいでませ山口フェア〜」開催中の情報発見。
本当のお祭りのように盆踊りのやぐらがあり、縁日の射的やおめん屋さんなどが出ているらしい。
しかも、盆踊りが山口の”金魚ちょうちんおどり”
ぴったり。

次は着付けだ。
八芳園なら、ちゃんとした美容室があるだろう。
家の近くで着付けた場合、
安い。余計な荷物は置いていける。が、着物で汗だくで電車に乗っていかなくてはならない。
現地で着付けた場合、
高い。行き帰りの荷物が多い。が、一番綺麗な状態で会場へ入れる。

今回は、着付けついでに憧れの夜会巻きのセットも頼むつもりですの。ほほ
値段を聞いたところ、近所:11,000円、八芳園:13,500円
八芳園の着付け技術に期待して、現地で着付けてもらうことにする。

八芳園(資生堂美容室)に予約時間より少し早く着いて、入り口で荷物を降ろし一息ついたところ、
入り口に「ゆかたフェア〜セット・着付け・ネイルアート 通常16,500円のところ 10,500円」のポスターが。
八芳園のサイトにも出ていないし、電話予約の際も言われなかった。
こちらにしてもらわなくては。
ぎりぎりで駆け込んでいたら、このポスター見落としていただろう。
早起きならぬ、早着きは6,000円の得だ。

髪のセットと着付けとネイルカラー&アート1本で10,500円は、かなりお得だ。
これなら、近所でお願いした場合より、安くついたことになる。
八芳園の着付け技術に期待した私に、早くも応えてくれましたね!
(普段婚礼衣装を着付けている人達が、ゆかたごときで期待されても嬉しくないでしょうが)

ホットカーラーしている間に、ネイル。
今、クリアジェルネイルにしているので、カラーは断ってアートだけにしてもらう。
その方が、ゆかたに合って夏らしいし。
アートはもちろん金魚


左手の薬指。 グラスを持った時見えるように。


そして、そして、宿願の夜会巻き
美容師さん「髪、長いですねぇ〜」
ええ、だから自分じゃできないんです。





      

長いので、毛先をぐるーっと渦にしてくれました。
絶対自分じゃできません。

 

最後は着付け。
恥ずかしながら、ステテコ上下を身に着けて着付け開始。
自分で着たら おはしょりが出すぎてしまい、母に相談した時に言われた「伊達締めを締める際に調節する」というのが、実際に見てわかった。
自分で着た時は10cm位出ていたのではと思うが、3cm程で、浮かずにぴったりしている。

補正のタオルの折り方・巻き方も勉強になった
プロの仕事を見る良い機会なので、ぼーっとなどしていられない。
一番勉強になったのは、帯の”固定方法”だった。

私の持っていった帯は、ヘロヘロの帯(撫松庵いうところの「おびりぼん」)。
着付けをしてもらうのだから、堅い帯にしようかとも思ったのだが、着物とおそろいの色・金魚柄なので、やはりヘロヘロ帯を持って来てしまった。

美容師さん「せっかく金魚尽くしだから、帯も金魚のヒレみたいにしましょうか?」
八芳園の人だから、私が行くお祭りが”金魚ちょうちん”祭りなのが分かっているし、ネイルも着物も帯も金魚なのだ。
堅い帯だったら、ヒレみたいになんてできなかっただろう。良かったー

でも心配なのが、柔らかいが故に結んだ所が重く下がってしまい、背中と帯の間に隙間ができている、あのみっともない状態。
どうするのだろうと興味深く見ていたら、
帯の結び目をゴムで縛り、そこに紐を通して、帯枕の紐を締めるように前で締めたのだ。
これなら、結び目が背中から離れることは無いわね。な〜るほど。

 帯は紫と銀のリバーシブル。

 金魚のヒレに見えますか?

 足袋は、薄い藤色にしてみました。

気取っていますが、下はステテコです。

色足袋は初挑戦。
白いレースの足袋を買いに行ったのだが、薄い藤色でくるぶしに刺繍のある足袋を購入。
こちらの方が上品に見えるかと思って。
ゆかたで下品に見えるほど悲しいことはないので。
この位なら、母に”チンドン屋”と言われずに済むでしょうか。


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金魚おどり

夫と待ち合わせて、会場へ。
入り口で”縁日券”を貰う。これで射的などができるらしい。
会場はよくあるホテルのビュッフェで、すぐ庭へ出られるようになっていて、そこに出店がある。
入ってすぐ目についたのは、ビュッフェ会場のど真ん中にあるやぐら。
盆踊りがあるので、やぐらはてっきりお庭にあると思っていたのに。

お料理は、山口県の特産品とやらで、なかなかにおいしい。
客層は家族連れが半数以上で、子供が多いのも縁日らしい。
そのうち、ハッピを着た司会者らしき人がやぐらの上から盆踊りが始まることを告げる。
ここで踊るの?

司会者「全天候型やぐらの元で、東京音頭から・・・」
全天候型って、あなた、こんなに晴天続きなんだし、外で踊りなさいよ。
不幸なことに、席はやぐらのそば。もう、うるさくて話もできやしない。
人生の中で、盆踊ってる人の1m以内で食事をすることは、多分もう無いと思う。

東京音頭の後は、山口県の金魚ちょうちんおどりだ。
もちろん来ている人は知らないので、お手本となるゆかたのお姉さん達登場。
踊り手のお姉さん達のほかにも、出店の人など ゆかたの従業員さんが何人か。

ホテルや高級料亭などが会場の場合、ヘタをすると従業員さんと見分けがつかない恐れがある。
以前友人の結婚式で色紋付を着てきた方があったが、そのホテルの仲居さん達が非常によく似た色の着物だったのだ。
そばでよく見れば全然違うのだろうが、遠目では間違われてもおかしくない感じ。

八芳園の会場の従業員さんたちは、よくある紺や白のゆかたに赤・黄の帯。
よかったー。そういうのじゃなくて。
今日の装いだったら、他の店の従業員に間違われても(夫「どこのちいママかと思った。」)、ここの従業員とは誰も思わないだろう。

八芳園のあと、夜景の綺麗なBARで飲んでタクシーで帰る。
暑い所はほとんど歩かなかったので、ステテコ上下の威力は分からなかったが、膝下までのパンツタイプは履いていてとても気持ちが良い。
ただし!右側から強風が吹いた時は、必死で裾を押さえました。

夫はとても気に入ってくれて、盆踊り以外、とても楽しく気持ちの良い時間を過ごすことができた。
評価は、ウィーンの時よりも良いとのこと。
そ、それは、髪も着付けもプロの仕事なのだし。

資生堂美容室さん、是非ウィーン支店出店を!


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