「ロマン=ポランスキー」 戻る 進む
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 ポーランドの若き鬼才と呼ばれた映画監督も、ついにおじいちゃんになってしまいました。ロマン=ポランスキーの新作、ジョニ−=デップ主演の「ナインス・ゲート」はその若き向上心は賞賛に値するけれども、やっぱりポランスキーは僕が最も尊敬する監督の一人だけど、それは過去の人だなって思わずにいられない退屈な作品だった。ただロマン=ポランスキーの経歴をちょっと知ってたから少し興味のある作品だったけれど。

 ここからは余談、そのポランスキーの経歴っていうのは、彼がけっこう大御所入りしてからのこと、ポランスキーは悪魔教を扱った大傑作「ローズマリーの赤ちゃん」を取り上げ、一躍時の人になる。その後自らが主演した「吸血鬼」というコメディホラー映画でシャロン=テイトというロリータ系セクシー女優と恋仲になり結婚に到る。が、しかしそこに悲劇は起こって新婚旅行中、妊娠中の妻シャロンを「ローズマリーの赤ちゃん」を観て奮起した殺人教祖チャールズ=マンソンの一派が惨殺する。これは未だにアメリカ犯罪史に残る残虐事件として有名な話なんだけれど、これがポランスキーのトラウマになって彼はしばらく映画界を退く事になる。やがてポランスキーは13歳の幼女レイプ疑惑でアメリカを追い出される事になる。が、しかしそれから4年後、堂々とアメリカで開かれた映画祭に顔を出すポランスキー。その傍らには見るも美しい少女が、彼女こそ彼の後々のパートナーになるナターシャ=キンスキーなんだけれどもこの時16歳、この人は・・・、その時彼がマスコミにいって言い放った言葉「いいか!オレはうんと歳の若いコが大好きなんだ!」とのこと。で、その3年後ポランスキーはナターシャと共に傑作「テス」を撮り上げて見事アカデミー賞を受賞。この作品は亡き妻シャロンに捧げたものだった。で、その24年後(だっけ?)「ナインスゲート」を撮るわけなんだけど、これがなんとまた悪魔教関連の話、でもラストは新興宗教なんて馬鹿らしいてな具合に終わる。ポランスキー、少しトラウマから解放されましたね。

 ロマン=ポランスキーの作品ではなく映画監督としての彼についてコラムをかくのは、あまり簡単な事ではなくって、スタンリー=キューブリックがそうであるように映画に癖を見つけられない監督なのだ。どの作品、どのジャンルを撮っても彼らしい映画って部分は見当たらない、特に中期の作品は。まぁ、キューブリックほどじゃないけれどね、趣味みたいなものは見受けられるし。

 ポランスキーの数少ない癖の一つは余談としてかいたが、筋金入りのロリコンであるという事。使う女優もフランソワーズ=ドルネアック、カトリーヌ=ドヌ−ヴ、ナターシャ=キンスキー、ミア=ファローなどなど・・・。「死と処女」でシガニー=ウィーバーを使ったあたり、ついに衰えたかと思ったんだけど「ナインスゲート」でしっかりロリータ系女優使っていました。脱がせ上手なこの監督、結構なだたる女優を脱がせています。むふふ。まぁロリコンもこの人とかセルジュくらい行っちゃうと合掌モノですね。でもこういったロリコン精神で支えられてきた芸術家って結構いるんじゃないかと思う。芸術って発端は好きな女の子を男の子がキレイに描きたいっていう性欲的な所に発端があるものだし、若い女の子からパワーをもらうっていうのは大切な事かも。精神的に若いままでいられるし。

 ロリータラブっていう大きな柱があったからこそ、衰えてもいい作品を撮り続ける事が出来たロマン=ポランスキーの健康的なパワーと根性、そして純粋な芸術家としての志は少し見習うべきかもしれない。

written by ミチオ
column no.064 「ロマン=ポランスキー」
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