星里もちる

危険がウォーキング 全4巻 徳間書店
星里先生のデビュー作。
美少女コミックプチアップルパイで発表され、
そのまま連載に至った。
ちなみに、美少女コミックといっても、内容は健全である。
あさりよしとおの後にオリジナルと称される、
カールビンソンもここで連載されていた。
表題作5編のほか、通りすがりのスプラッタ、しゅんかんランデヴー
笑う門にはカドが立つを収録。

連載時期不明

入手はやや難か。

1〜4話はプチアップルパイから
5話は書き下ろし
通りすがりのスプラッタはリュウ
しゅんかんランデヴーはキャプテンJr.2
笑う門にはカドが立つは少年キャプテンからの出典。

あらすじ

ある日の白昼、学校で大爆発が!!
その原因が、北海道からの転校生、岡原佳枝。
実は汗がニトログリセリンという、特異体質の持ち主だった!!
警察で事情聴取をうけるも、何を隠そうその日の夕方、
男友達の告白を受ける約束が!!
愛のため人のため、爆発娘、岡村佳枝は学校へひた走る!!

初期の作品の方が後期の作品より優れているという、
稀少な作家、星里もちるのデビュー作!!
これを見なきゃ、星里ファンは語れない!!
ちなみに、キャプテンJr.2は新人の読み切りが載る単行本で、
読者から5人の作品の中から、どれがよかったかアンケートを取り、
グランプリを決めるという、一風かわった方法をとっている。
もちろん、星里先生はグランプリを取った。
そのため、Jr.3では、『思い込んだその日から試練がウォーキング』、
というのを読みきりで描いている。
これもチェックすべし。
ちなみに、星里先生は、中島みゆきファン。
星里先生に影響されて、私も中島みゆきファンになったことは、
もちろん秘密である。

参考までに、Jr.1で、永野のりこ先生が、グランプリを、
Jr.3で唐沢先生の作品が掲載されている。
惜しくも、グランプリはとれなかったが……
それと、Jr.1では、あさり先生がマンガの描き方を指南している。

―って、こんなの描き終わった時本屋の2月の単行本発売一覧を見たら、
エンターブレインから危険がウォーキング1〜3巻を出すようだ。
何故、何故なの?
一度もアスキーでマンガなんて描いてないのに。
謎は深まるばかりです。

……もしや、ビームで連載をするのかも。だったらいいなぁ。

そういや、危険がウォーキングは2〜4巻のカバー裏にマンガが載っていたのだけど、アレは引き継がれるのだろうか?
ふうむ、調査の必要有りだな。

かくてるポニーテール 徳間書店
星里先生が専業マンガ家に踏みきったいわくつきの作品。
ーというのも、これが連載されていた雑誌が週刊誌だったため。
しかも、その週刊少年宝島は11冊で休刊を迎えた、
ある意味ギネス的な記録を持つ雑誌である。
もちろん、出版元は宝島、(JICC出版)である。
結局JICCでは単行本化できず、徳間での発売となった。
まぁ、これはそれほど珍しいことではなかったりして。(笑)

連載時期1986〜1987年ぐらい約3ヶ月、詳細不明
単行本化は1990年
4年の歳月を経て単行本にまとまった。

入手はやや難か。

あらすじ

広宮彩子は正義感の強くて、ケンカぱっやい中1の女の子。
先輩とのデートで不良とケンカをしてしまったことが原因で、
先輩から別れを告げられる。
失恋から立ち直るためポニーテールを落とすのだが、
そんな折り、異星人から最強のスーパーレディになれる、
ユニットをもらう。
だが、レディテールに変身すると、ポニ―テールが生えてしまう。
ポニーテールを忌み嫌う彩子は断然拒否。
かくして、彩子をレディテールにしようと、宇宙人ジンは策を練るのである。

うう、今までのあらすじの中で一番出来が悪い……
私が星里ファンに至った作品である。
今読んでも色あせない当時の才能はさすがである。
私はこういうさらりとした恋愛マンガが好きなんだよなぁ。

ちなみに、私がこのマンガを読むに至ったわけは、
実は手元にある、ファミコン必勝本、必勝テク道場2のおかげなのである。
ーというのも、この巻末にかくてるポニ-テールが
1Pだけカラーで載っているのである。
私はタイトルだけを頼りにこのマンガを探し当てたため、
思いで深い一冊でもある。
ちなみに、その必勝テク道場2には鈴木みそ先生も攻略を担当している。
もっとも、チャッキリみそという名前ではあるが。(笑)
この辺はあんたっちゃぶるを読むと分かりやすいかも。

いきばた主夫ランブル 徳間書店
青年誌っぽいものをと言われて出来たのがこの作品。
現在の星里もちるのルーツともいえる作品かも。
巻頭にあとがきめいたまえがきを収録。

連載時期不明

入手はやや難。

あらすじ

工藤直人はアニメーター、信崎千明は新人マンガ家。
2人は同棲してるのだが、ある日、直人のアニメ会社が倒産。
はからくも、失業してしまったのである。
ちょっと怖い隣人たかさんに主夫も立派な職業だと言われ、
主夫はしょうにあうとも思うが、世間体は捨てられず、苦悩する毎日。
結論が出せぬまま日々は過ぎていく……

作者が好きな日常コメディ作品。
サブタイトルは白黒だった頃の外国のテレビドラマの題名から来ている。
まえがきにしのはらちあきは作者星里もちると関係ありませんと
書いてあるが、それは当然。
彼、星里もちるは男性だから。
私もてっきり女だと思っていたのだが、キャプテンJR.5に
永野のりこ先生と星里先生の対談があり、
その時、顔写真があるので、持ってる人はご参照を
(持ってる人いないか。(笑))

わずかいっちょまえ 徳間書店
個人的に一番好きな作品である。
危険がウォーキングの後に連載された。
全8話と短めだが、きっちり完結している。
巻末にあとがきめいた…とおまけを収録。

少年キャプテン1990年2・3月合併号〜10月号連載

入手はやや難か。

あらすじ

マッハ号は遊川和好(わずか)の大切な飼い犬。
だけど、交通事故であえなく昇天。
マッハ号がいなくなり、守るものがいなくなったため、
クラスの子、伴太一は和好をいじめ放題。
下界を見て、苛立ちを覚えるマッハ号は女神様に頼んで、
一時的に下界に戻してもらう。
しかし、マッハ号がそこで見たのは、マッハ号を名乗るニセモノだった。

星里もちるの贈る名作っぽいものを目指したキャプテン誌上最後の傑作。
この時、ハーフな分だけ、りびんぐゲームを連載していたため、
表紙にハーフな分だけと書いた雑誌が描いてあったり、
最終話に不破雷蔵と氷山一角がいたりする。

どうでもいい話だが……、伴太一のお父さんはもしかして……
伴俊作なのかな?……いや、なんでもない。

ハーフな分だけ 上下巻 小学館
徳間から小学館への移行から初めての単行本。
上巻には、『切符をください』が、
下巻には、『カーテンコール』、『電話をください』、『微熱をください』が、
収録されている。
特に、カーテンコールは、ハーフの外伝的な話である。
連載時期不明。
音羽、一ツ橋グループは、連載時期を単行本に記さないから困る。
ちなみに、下巻の最後には私と映画運命の出逢いがおまけで載ってる。

入手は容易

あらすじ

奇縁で惹かれあう役者と訳者、御前岳と音裏由羽。
くさいセリフアレルギーのある御前岳は、由羽にだけは、
アレルギーが出ないことに気付いて、結婚を申し込む。
が、あえなく拒絶。
しかし、二人の間の過去に共通の想いでの映画があることに気付き……

暖かい気持ちになれるハートフルコメディ。
星里全盛期に書かれた、傑作。

ちなみに、ハーフな分だけの最初の回のトビラに、
危険がウォーキングの牧野くんと佳枝ちゃんがモブで出ている。
彼らはあの後も順調のようだ。

りびんぐゲーム 全10巻 小学館
星里作品の中で一番巻数の多い作品。
あんちゃったぶる(鈴木みその作品)の4巻に、
星里もちると会う回があるが、その頃連載されていたのがこの作品。
連載時期不明。
1、2、3巻の巻末に星里もちるのりびんぐが収録、
10巻の巻末に星里もちるのりびんぐ 完結編 猿の住む部屋が収録。

入手は容易で、100円で手に入れるのがベストであろう。
文庫本でも出ている。

あらすじ

不破雷蔵は小会社ナミフクDMサービスに勤める社会人。
あまりの部屋の狭さに2DKのアパートを借りるが、それが運のつき。
ナミフクDMも狭いビルから、広いビルに移転しようとしたが、
運悪く、地震の影響でそのビルが傾いてしまう!!
元のビルも壊されていて、路頭に迷うナミフクDM。
そ・こ・で…近くの不破雷蔵のアパートに会社が引っ越すことに!!
否応なく、職住合体の生活を強いられるハメに。
その上…新しい社員を雇うことになって……

ウサギ小屋に愛はあるのか?
星里全盛期の最後の最高傑作。
ちなみに、不破雷蔵、氷山一角どちらも、ことわざからとられている。
不破雷蔵ははっきりしなくて、いいかげんなこと。
氷山の一角は露出してる部分がほんの一部という意味。
……だったはず。

どうでもいい話だが、私のりびんぐゲームはインクをこぼして、
それを修正液で修正したものだから、バリバリになってしまって、
ページがめくりにくい。
……ほんとにどうでもいいな……

結婚しようよ 全6巻 小学館
ビッグスピリッツ連載最後の作品。
以後、活躍の場をビッグスペリオールに移す。
6巻に愛と責任、結婚うようよ、巻末に2Pのおまけがある。
愛と責任は結婚しようよの後日談である。

連載開始時期不明〜週刊ビッグスピリッツ95年第1号
愛と責任 週刊ビッグコミックスピリッツ増刊号95年3月号
結婚うようよ 週刊ビッグコミックスピリッツ増刊号95年5月号

入手はたやすい

あらすじ

見城早苗と紺野雅寿は大学時代のバンドの仲間。
2人は恋人同士で、入社した会社も同じ。
その上、部署までいっしょでその部署が結婚を望む雅寿にとって
嬉しい限りのブライダル課。
しかし、機械好きの早苗にとっては、おおいに不満。
あまりに安易な雅寿の結婚願望に早苗は辟易。
さらには、雅寿にいいよる小坂祥子があらわれ、
2人の距離は次第に離れてく……

星里先生の最後の傑作。
読めば、結婚観が変わります。
この漫画以降、ちょっと話の展開が暗めがちなりました。

夢かもしれない 全5巻 小学館
 

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