真空管式のアナログ受信機再検討 高周波段の配置を決める パネル補強三角ステーの代替品(080822) その他の代替品(080827)

ダイアル機構を垂直にしてみたら   補強の三角ステーを取り付けました   最終的な形で終わりにする

アナログと言うからには何と言ってもダイアル機構が肝心です。感触と周波数設定状況とか。
と言うわけで前に検討したアナログダイアルに使う予定だったR-390A用のVFOを他に流用しましたので結局なにも出来ずに途中で中止状態でした。
今回はスーパージャンクのR-390Aから取り外した別のVFOで再開します。
予定しているコリンズタイプのVIF-VFOの全体像です。
前回のと殆ど同じ構造ですがVFOが違います。

手前の2枚のアルミ板とギヤー等で組んであるものがアナログダイアルメカ、左側に転がっているのはコリンズタイプの受信機で言う所のVIFに相当する部分です。

VFOの発振周波数が3455kHz〜2455kHzで、固定の中間周波数が455kHzのメカフィルを使う関係で、VIFはR-390Aと同じ3MHz〜2MHzとなります。
VIF部分のコイルはR-390AのRFユニットに取り付けてあったZ-216-1Z-216-2です。
同調にはFMチューナーから取り外したギヤー付きの2連バリコンを使っています。
真空管は手前が6J4のGG Amp、向こう側のがミクサーの6HS6でVFOの出力をカソードインジェクションで使います。6HS6はもしかして6C4かも。

現在はバリコンの駆動軸とギヤーの軸が合ってませんから現物合わせで取り付け位置を決めます。

VFOの取り付け方法はカップリング直後のコの字型金具の2点留めです。
VFOの後ろの端が浮いていますので何か必要かも知れません。固定する構造は?

又、軸の右回転で発振周波数が3.5MHzから2.5MHz方向へ下がります。

実際の構造はツマミの内側に大きいアルミパネルを配置し 更に円周上に100分割目盛を付けた円板を取り付ける計画です。これが1KHz直読ダイアルになる筈です。
ダイアルメカの構造です。
右側の大きいツマミでVFOの軸を直接廻します。
2個の黒いものと橙色の組み合わせた物はフレキシブルカップリングで6Φから1/4吋(6.35Φ)へ変換しています。これはアサ電子製です。

VFOのギヤーの歯数が20、中間のギヤーが40と20、次いで左側の大きいギヤーが120ですからツマミ10回転(VFOの3455kHz〜2455kHzに相当)は20/40X20/120で黒色のプーリーが5/6回転します。
360°に対して300°です。
プーリーの直径は約50mmですから5/6回転は直線に展開すると約130mmとなり好都合です。
これが100kHz目盛の糸掛け式横行ダイアルとなります。

更に左端の軸で回るバリコンの軸も5/6回転ですがこれはギヤーダウンされてバリコンの回転が少なくなり3MHz〜2MHzの同調範囲を確保出来る筈です。
この場合バリコンの駆動軸は右回転でもバリコンは左回転しますからローターを抜いた所からステーターと重なりが増える方向となります。この事は後で問題となるかも知れません。
VFOの発振と周波数を確認している様子です。

右回転で周波数が下がる事を再確認しました。
全体の様子です。

左下にあるアセンブリがVIF部分で中央に見えるフレキシブルシャフトを使いたいばっかりにこの様な配置になりました。
VIFユニットが曲がって見えますが至近距離で撮影したせいです。
又、長いシャフトの上下方向に段差があり、これを解消する為にもフレキシブルが有効です。

このフレキシブルシャフトは前に北海道の方から頂いたUHF帯のSGに使ってあったものです。
VIF MIX のプレート回路に次段との結合トランスを兼ねてコイルを取り付けました。
コイルとは実際には中間周波トランスで 元はR-390AのRFアセンブリに在ったT208の事です。
左の写真で手前の球(現在は6HS6)の左にある小さめの黄色いものがそれです。

動作確認は右上に見える鼠色のケーブルから2.5MHzの信号を印加し VFOの出力を白いケーブルでミクサーのカソードへ印加 ヘテロダインさせて行いました。大体OKでした。当たり前ですが。

右下のオシロの管面に455kHz近辺の波形が見えます。

さてここで問題点が一つ。
VFOの右回転でVIFの周波数が下がる点です。
普通は右回転なら周波数は上がる方向へ変化して欲しいものです。

R-390Aではギヤー機構で解決しており何の問題もありませんが。

この事はよく考えたら何でも無い事でした。何故ならクリコン部分がいわゆる上側ヘテロダインですから出力の周波数は3MHz→2MHzと変化するのが当然です。
結局右回転で親受信機部の周波数=VIFの周波数が下がって良い事になりました。
VFOの後ろ側を固定する構造です。
構造としては極めて簡単で4ミリX60ミリ長のビスを使っています。
VFOの後ろにある金属部品が片支持をやめて両支持にする為の部品ですから正規にはそれなりの保持方法がある事はわかっていますが。
こうする理由はVFOの軸をダイアル軸に結合しているフレキシブルカップリングの構造のせいです。
単に両方から差し込んであるだけなのでVFOが片支持では軸が浮くと言うか傾くと言うか 片支持では駄目だとわかりました。


カップラーはまともな構造の物に交換する予定です。
まともな物とは次の写真に示す通りです。
まともなカップラーの例で左端のアルミ棒がささっているのがそれです。(080706)

右側のが分解した状態のものと組み立てた状態のまともではないカップラーでご覧の様に簡単に外れる構造です。
この構造のカップラーは結合する部品の双方の位置が軸方向に緩みが無い場合には適当です。

左側のがまともな構造の物で 棒は向こう側が6Φで手前が6.35Φ(1/4吋)です。
ご覧の様にカップラーはフレキシブルですが分解は出来ません。
これでなくてはなりません。普通のカップラーは形は違っても一体化した物でしょう。
計画中の全体像?です。この写真はミクサーのプレートにコイル付加を取り付ける前のものです。

シャーシはFT-101ZSDの残骸でギロチンとバンドスイッチ+トリマーが付いたジャンク品。
左側の穴だらけのユニットはR-390Aのスーパージャンクから取り外したIFユニットシャーシ。

この様に並べてみると横幅が約440mm奥行きが約300mmとなって一寸大きい感じです。
それでもNRD-1と殆ど同寸法になりそうです。

メインのキロサイクルダイアルが凡そ真ん中にあって良い。




シャーシ右下の高周波段は内部のトリマー/バンドスイッチの配置を変えました。
次の写真の通りです
高周波段の部品配置です。右側が正面パネル側。(080708)

μ同調部分が最初から固定されており、トリマーとバンドスイッチの配置を写真の様に変更しました。
シールド版を挟んでウエーハが2枚あります。
バンドスイッチの位置を中にして、球のソケット及びトリマー基板とが左右になって配線が極めて楽になります。オリジナルの配置のままだと苦しいです。

左下に開いている長方形の穴の部分に小さい基板でRFA/1stMIXを配置する予定です。

左端のウエーハーを水晶発振回路の同調のトリマーの切り替えに使います。
その左のシールド版の左側にウエーハーを増やして水晶の切り替えとします。


機構部品として結構考えなければならない部品の一つにパネルの直角保持と補強用の三角ステーがあります。
なかなか入手困難な部品ですから代替品を検討してこれならと思う物を見つけました。
三角ステーの代替品です。(080822)

ご覧の様に単なるLアングルと所定の寸法でカットし所定の角度で曲げた棒をネジで固定しただけのものです。
これは棚受け金具の一種です。
大きさが各種あっていいかも知れません。

写真はVFOとギヤーパネルを固定できないか検討中の様子です。
こちら側はうまく固定可能ですが向こう側は大きいギヤーが邪魔して・・・・・・。

他に代替品が無いかホームセンターで探したらありました。
上の写真のも含めて三種類の三角ステー代替品です。(080827)

左のものは前から所有している厚さ5mmのアルミ製で、格好は良いですが組み立ての時 穴位置の決め方が少し難儀するものです。

右にあるのが「スリムプレート」と言う商品名の物で建築資材の一つです。
少し大袈裟ですがしっかりしています。

真ん中にあるのが上の写真のもので実際は棚受け金具の一種です。
これが一番扱い易いと思います。

ダイアル機構の向きを水平から垂直に変更したら
ダイアル機構を垂直にした場合の様子です。

最初の構想では100kHzの横行ダイアルとメインのキロサイクルツマミが水平の位置関係でしたが、これを垂直方向に並ぶ様にしてキロサイクルノブの上に100kHzダイアルが来る構造なら正面パネルが格好良くなる筈、で写真の様に。

幸いな事に大きな変更無しに実行出来そうです。
尤も3Mhz〜2MHzのVIFをVFOの真後ろに配置しシャフトをVFOの真上に延長しなければなりませんが。更に奥行き方向を伸ばしたシャーシになります。下の写真の様に。

       補強の為 三角ステーを取り付けました

三角ステーを取り付けた様子です。その1

上の方で取り付け方法に悩んでいましたが苦肉の策です。
即ち、前面パネル側の左右に同じ高さで幅が約30mmの両面基板を取り付けパネルの幅を拡大してそこに三角ステーを取り付けました。

その時 組み立て終了したギヤーメカを分解して工作しました。
ついでに短かったメインの軸を長めの物と交換。これはホームセンターから購入した6mm径のアルミ棒を適当に切断しました。後で再切断必要かも。

ところが残念!
再度組み立てら 何だか分かりませんが回転が少しスムーズさに欠けます。


全体は幅200mm長さ300mmで板厚2mmのアルミ板上に組んであります。
その為に、三角ステーを使って全体の補強も兼ねさた訳です。
三角ステーを取り付けた様子。その2

ご覧の様に旨く取り付けられています。
前の状態では手前の大きいギヤーが邪魔していましたが。

尚 PTOの軸にささっているカップリングは勿論フレキシブルタイプですがコリンズお得意のオルダムカップラーではありません。
国内にあるアサ電子工業製のインチ径をミリ径に変換すると同時にフレキである優れものです。
しかも数百円と極めて低価格品です。
この部分の最終的な様子です。

ご覧のようにVIF部のバリコンをギヤーメカの最終段からリンク機構を介して回転させる構造としました。前と同じです。
バリコンはFMチューナーのジャンク品から取り外したもの、コイルはR390Aの該当する部分のそれらをそのまま使いました。
更に出力のトランス(455kHzに同調するもの)もです。
球はトップに一応6BA6を配し、ミクサーにはドレークを真似て6HS6をさしてありカソード注入方式としました。
このセットアップで動作確認しましたところ当たり前ですが上手く働いています。

即ち VIF入力を3MHz〜2MHzとした場合VFOは3.455MHz〜2.455MHzで出力455kHzです。
電源はヒーターにAC6V、+Bが約150Vの定電圧源から供給しました。

取りあえず前回までの状態を再現出来たのでここらでこのプロジェクトは終わりにして、次なる作業へ進みます。クリコンですが。