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「管」

半レリーフ状の画を、

管の内壁に移す事となった。

管は直径60センチメートル程で、

人が中で作業するには無理なものがある。

そこで、長さ1メートルほどのユニットにいったん分解して、

作業の後、再び接合出来るように工夫した。

管の壁となっている材質は石膏様の白さの厚さ10センチメートルほどのもの。

既に、有機的な表面テクスチャが施されている。

形態には、一見動物の体の一部を模したような印象がある。

移される画は混沌としたレリーフに見え隠れするように埋め込まれる。

一旦接合されてしまった管の中に人間が入っていったとしても、

画の全体を見ることは不可能となる。

管の中で見、触れることによって感ずることを、

どのように全体化するのか?

* アナログでの作業をデジタル化して持ち込むのは、自分の体感に少しでも近づけたいからです。ここでは水彩で描いたものを取り込んでPhotoshopで加工、切り貼りして使用しています。技術的な課題としては窓の事、ボタンの事とか、、、技術的な課題がきっかけとなってイメージが出てくる時もあります

* 上に記してあるのは制作当時見た夢です。夢の内容がキッカケとなることもありますが、それをなぞるという事はしません。線をなぞるようなものでイメージがなかなか生きてこない。そこではじめて夢を見たように、制作の進行とイメージの出現が同時、というのが理想です。