ダンジョンにモンスターを呼び寄せる方法



ダンジョンシナリオには当然モンスターが付き物です。ダンジョン主が
魔術師だろうとなんだろうとモンスターは出てくるものです。

そりゃ当然の事で構造を迷宮にしただけじゃ冒険者はいずれ本拠地に
やって来ます。もしかしたら「お宝全てを持っていかれる」なんて最
悪の自体にもなりかねません。罠で冒険者を処分するという手段もあ
りますが一回使い捨てのパターンが多いし、盗賊かなんかに解除され
たらもう何の役にも立ちません。それにくらべてモンスターは運が良
ければ邪魔者を殺せるし、そうでなくても致命傷、多少の傷を与える
事が可能です。

ダンジョンを作った魔術師やお偉い方々のために今回はモンスターを
迷宮に入れる方法をご伝授しましょう。

1、ゴブリン・コボルト・オークを入れる場合

比較的夜行性のゴブリンやコボルト・オークは光が差さないダンジョ
ンには最適です。
あと集団で住むという事も最高の利点でしょう。数で嫌気をさした冒
険者をF9呼ばれる逃げ道に誘いだす事ができるためです。F9を押
した時に「緊急避難」ではなく「緊急非難」と出るのは冒険者が貴方
に対して「なんでこんな、うざったいダンジョンなんだ!」という叫
びから来たのでしょう。

では本題に移ります。

彼等は強制的に閉じこめる方法。が一番良いです。
一見、失敗しがちに思われますが頭の悪い彼等はすぐに罠に引っかか
ります。魔術師なら彼等の住まう洞窟ごと迷宮内に転送させても良い
でしょう。魔法に自信があるなら敵魔術師の迷宮から盗んじゃいまし
ょう。

え?閉じこめて逃げないかって? 大丈夫です。1LV冒険者でも倒
せる弱者の代表的存在の彼等です(それでも一般人には歯が立たない
相手ですが)。ちょっとばっかし丈夫な構造にすればまず逃げないで
しょう。

捕獲する時に武器を奪うような行為はやめましょう。彼等を使う目的
は冒険者を排除する事ですから戦闘力がないといけません。再配布の手間
がかかるのもやでしょう?


さて捕まえた彼等はどうしましょう。このまま迷宮をさまよってもらうの
もいいですが食料さえも渡さなければ死んでしまうし、冒険者の簡単な脅
しにも逃げてしまいます。だから必要なのはダンジョン主のあなたに対す
る忠誠心です。彼等にこれを植え付けないといけません。

一番有効なのは餓死寸前の所まで閉じこめて、その後食料と引き替えに契
約する方法。貪欲な彼等ですからまず契約決裂はないでしょう。おっとこ
こで「働かなければ食料は渡さないぞ」というふうに脅す事を忘れないよ
うに。 


あ、そうそう大事な事言い忘れました。宝箱には罠と鍵を念入りにかけま
しょう。冒険者以前に彼等に宝を奪われてはたまったものではありません
から

2、インプ・グレムリンを入れる場合

なにかと一緒にされがちですが彼等は思想が根本的に違います。インプは
悪魔ですので場合によってはダンジョン主である貴方自身がインプの罠に
はめられる場合さえあります。一方グレムリンはイタズラ好きの妖精であ
って気に入った奴ならそれなりの力になってくれるはずです。ただ気まぐ
れですぐ裏切る性格なのでこっちも注意が必要です。

ではまずグレムリンから。

グレムリンは餌や綺麗な宝石なんかでつりましょう。綺麗な宝石っていっ
たってピカピカに磨いたガラス球や綺麗な貝殻でいいわけです。彼等に本
当の鑑定書付きの綺麗な宝石を渡したって意味がありません。お金の無駄
です。ようは綺麗に輝けば彼等は満足なんですから。

ちなみにグレムリンを見つけるのは相当苦労します。当たり前ですね。人
間にばれてしまってはイタズラは出来ません。

あと気を付けてほしいのは彼等の飽きっぽさです。逃げ道を残しておけば
あっさり逃げてしまうでしょう。グレムリンを有効活用する方法は「逃が
さない」事です。本当はイタズラ好きの妖精である彼等は暗いダンジョン
でひねくれて非行に走るんです。この状態が一番いいんですよ。冒険者を
見れば「遊ぼうよ」と叫んでに襲ってくれるのですから。

グレムリンの♂♀が分かれば、その道の怪しい店にでもいって異性のグレ
ムリンを一匹買ってしまいましょう。どんどんと増殖していきます。増え
すぎたら売ってしまいしょう。希少価値がありますから高く売れます。そ
の道の好事家はいくらだっているので安心しましょう。

次はインプについて……

彼等を入れるのは非常に厄介です。ですが一度ダンジョンに入れればその
その魔法力はかなりの力になります。混乱魔法でもかけてくれれば罠にか
かる確率も上がりますしね。

邪教関係の方や世界崩壊を望んでいるような方はここを読まなくとも簡単
な儀式によって多くのインプを召使いにできるでしょう。意味がないと思
うので次の「3、精霊・エレメンタルを入れる場合」を読んでください。

あ、そうそう善の側に立ちたい魔術師の方、邪教を潰そうと考えている方
はインプなんてダンジョンに入れようなんて考えないように!次の「3、
精霊・エレメンタルを入れる場合」を読みましょう。




インプを呼ぶのに一番いいのは儀式、またはそういう系の怪しい魔術師に
依頼してもいいでしょう。……まぁ相当の金が必要ですが。

彼等インプがダンジョン主の貴方に色々吹きかけてきたら要注意、それは
貴方を騙し、意のままに操ろうという意識が働いているのでしょう。下手
したら「催眠術」をかけられてどうしようもなくなるかもしれません。気
を付けてください。

あと一匹ではインプは意味がありません。人海戦術とも言えるぐらいの数
が要ります。彼等の企む策謀は集団でいるからこそ意味があります。

例えば一匹のインプが冒険者を挑発して逃げ出します。冒険者はそれを追
いかけます。すると凶悪なトラップがインプ達の集団によって発動する!
追いかけるのに夢中だった冒険者は罠を回避できず……。


なんて事もしたしするんです。ただ貴方に対する相当の忠誠心がないとい
けません。頑張ってください。

3、精霊・エレメンタルを入れる場合

「召喚」で呼び出される異世界のモンスター達です。当然、今まで紹介し
た中で一番難しいです。理由は三つ

一に媒体がいる事、ウィンデーネなら水、サラマンダーなら炎という事で
なんらかの属性に属する彼等を呼ぶにはかならず媒体がいります。これが
厄介者で水なら水道水ではなく清流が必要だったり炎ならそれなりの規模
が必要です。シルフィードなんかは風が媒体ですから地下迷宮には無理で
すね。

CW戦闘では媒体なしで召喚しているようですが、そのために使用に限界
があるようです。


二に精神力が必要な事、一日一回精霊を交換するか(毎日召喚魔法をかけ
るか)莫大な魔法力で召喚した精霊の帰り道(ようは精霊界への道)を閉
じてしまうか、それともまずは普通に召喚してそっから契約をするか…ど
ちらにせよ精神力、魔法力が必要です。一日一回の召喚は貴方にとっては
研究の時間を潰したり休養中も必ずやらないといけなかったり……っと様
々なデメリットがあります。それに24時間態勢での召喚ですから大体技
能レベルにして12ぐらいでしょうか。毎日やってたら月一回ぐらいは倒
れてなにもできなくなってしまいます。あ、でも媒体を使えば少しはまし
になりますよ。
帰り道を潰す……うまくいけばグレムリンと同じくひねくれて非行にはし
ってくれるのですが、なんてったって彼等は強い。たとえ成功しても貴方
を襲おうとしたりして大変な目にあうでしょう。賢い方ならまずやめてお
くやり方です。

で、確実なのは通常召喚して契約するやり方にです。悪魔に対する契約(
悪魔の契約って呼ばれている奴です)とは違って魂を売るとかそういうもので
のではありません。

もしも、彼等の帰り道を潰していれば「いつか仲間を呼ぶ」とか「媒体を
まめに新鮮な物に入れ替える」とか「仕事をしなければ殺すぞ」とかそう
いう程度でいいんです。まぁ怒って暴れるのを取り押さえる事から始めな
いといけないですが……。

契約の場合は普通は精霊界への帰り道は残しておきます。上にも書いたよ
うな「暴れる」という事態を防ぐためです。
契約の内容はかなりこちらが不利になります。契約決裂すれば帰ってしま
ったり、酷い時には貴方自身が彼等に殺されてしまう危険もあります。今
まででも結構そういう例があります。気を付けましょう。

不利な契約内容とは一体なんでしょうか。順番に紹介します。ちなみに被
害を最小限にする方法、失敗する可能性……なども一緒に説明します。

まず一週間に一度は生け贄を捧げる方法
大切な部下をそう簡単に生け贄を渡すわけにはいきませんし村を襲えば評
判も悪くなります。
……でもお宝目当てや貴方の首を狙いに来た愚かな冒険者ならどうでしょ
う。こっそり生け贄にしたってわかりませんし、因果応報っという事で気
がねなくできます。

また精霊の性格によってはこの方法は逆効果になります。心が穏やかなウ
ィンデーネに生け贄なんてあげたって意味ありません。かえって逆上して
しまいます。

次に待遇を非常によくする方法

壁に囲まれた狭い部屋ではなく、広い部屋を自然豊かな環境にしたりして
やる方法です。暗いダンジョンに自然豊かな……ですから相当の年月がか
かります。幻覚で自然豊かに見せる方法もありますが彼等が幻覚だと見破
った時には生半可ではない怒りで大暴れをするそうです。国一つが滅びる
ぐらいの破壊力とも言われているような……。

モンスターを召し使いとして差し出す方法。

ようはゴブリン・コボルト・オーク・インプ・ミノタウロス……など様々
なモンスターを召し使いとして彼等に渡すのです。
渡したら、こういう風に彼等に訴えかけましょう。
「ダンジョンさえ守ってくれれば、こいつ等(差し出すモンスター)はど
 うしたって構わない。それで村を好きなだけ襲ってもいい、冒険者を次
 々と処分したっていい。なにをしても自由だ。もっとこいつ等が必要な
 ら俺に言ってこい。……ただ俺を襲ったり任務を果たせなければそいつ
 等ごとお前も処分されるからな!」

うまくいけば契約完了です「お前も処分されるからな!」はハッタリで構
いません。





ふぅ……。随分と長い説明になってしまいました。ちなみにウィンデーネ
・フォウなどは冒険者を処分するのに向かないという事を覚えておきまし
ょう。使うとしたら他の召使いモンスターの回復役にまわすべきです。

あ、あ、ちょっと誤解がないように言うと精霊・エレメンタルと別々っぽ
く書きましたが両方同じ意味です。


4、ゴーレムを入れる場合

ゴーレムは呼び出す……ではなく「作る」ものですからまた第三回の講義
にまた「永久機関」として詳しくやりましょう

5、お勧めできない最高の方法

ここで紹介するモンスターは「契約の必要はなし」「文句を言わない」「
逃げ出さない」「命令に従う」「入手簡単」……という最高の条件なので
す。





そのモンスターとは「アンデット」 ゾンビとかワイトとかの事です。

前提条件として死体をアンデットかさせる魔法「クリエート・アンデット
」を拾得している事……そうでなくても死者をアンデット化させる技術を
を持っている事が必要です。



では順をおってやり方を説明しましょう。

まずは墓場・戦の終わった後に行きます。戦の後地の方がいいでしょう。
未練がましく人間に殺されて恨みを持っている輩がごまんといます。

そこで自分が一番良いと思った死体を探してください。
そしたらそれを持って帰ります。

持って帰ったら儀式または魔法をかけます。さぁついにアンデットと化し
ました。

命令をします。この場合は「邪魔者を処分しろ」で構わないでしょう。細
かい命令は出来ないので。

もうこれで終わりです。アンデットは粉々にされない限り貴方が死んでも
動き続けます。ほっといておきましょう。




でもこの方法はお勧めできません。いや正確な理由はないんですが、なん
だか嫌な感じですから……。







ふぅ……では第二回の講義はこれで終了です。モンスター貴方のダンジョ
ン、貴方の能力に相応しい物を選びましょう。相応しい物を選ばなければ
確実に損をします。あとモンスター達は貴方のために暗いダンジョンに働
かされている事を忘れてはいけません。


新しく始めた新コーナーの第二回です。今回、ある程度資料は読みました
が3の精霊については少々無茶苦茶です。
今回はランダムエンカウントモンスターは何故出るかという疑問から書きまし
た。モンスターの種類はダンジョンの主(この場合は貴方ではなく設定上の主
)の性格がでます。例えば嫌らしい魔法を使うインプみたいなモンスターや大
量のウィプスの軍団……どれだけダンジョンの主がひねくれているかがよくわ
かりますよね。どうです面白いと思いませんか……?

参考……富士見文庫 「モンスターコレクション改訂版 上」
      富士見文庫 「スペルコレクション」

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