その三十四 誤字&脱字+α



「やはり無理です私には!」






一人の騎士は一国の王に叫んだ。



「しかしこの試練を切り抜ける事ができるのはお前ぐらいなのだ!
 自信を持つが良い!」



「しかし王! 私には役不足なのです!」



「お前がどう言おうと関係あるまい。お前の受け継がれた剣と、お前の
 の長けた剣術とでは、まさしく青菜に塩と言った所だな」





「……ダメなのです国王! 私には……私には……」




側近と多くの兵士。そして臆病な騎士と同行していたフェイ達は、嫌な
ふいんきを感じていた。






側近は国王に耳打ちをした。
「国王……。やはり彼には厳しすぎるのでないでしょうか?
 国全体の問題となっているドラゴンを彼一人で盗伐するというのは」




国王は側近にだけ聞こえるように言う。
「情けは人の為ならずと言うだろう? 奴の弱さは、その臆病さに
 あるとワシは思う」




「はぁ……そうですか」
側近は呟いた。





国王は臆病な騎士に言った。
「これは頼みではない。お前に対するワシの命令……そしてお前自身
 の試練となるのだ。わかったか?」




「……」
騎士は黙ってしまった。






「何を黙っている! 『隗より始めよ』というではないか!
 お前が試練を受けるのだ!
 お前が騎士になった頃を思い出せ!」
国王はトドメとばかりに声を張り上げた。


















騎士はしばらく黙っていたが口を開いた。

「……わかりました。その試練を私は受けます」


小さい声で騎士は言った。




























「国王!ちょっといいでしょうか」


「なんだフェイとやら。
 お主等の依頼は既に終わっている。
 報酬なら後で……」


「いや、それよりも言いたい事があるのです」


「なんだ。言ってみろ」


「日本語が乱れていると思うのです」

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