ホーム作品紹介>カントリー・ロード in Swing(J.デンヴァー他作曲)/吹奏楽アレンジ

カントリー・ロード in Swing (B.ダノフ,T.ナイバート,J.デンヴァー)

TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS in Swing (Bill Danoff, Taffy Nivert & John Denver)  

スコア

↑クリックすると拡大画像が開きます

 誰もが耳にしたことがあろう名曲「カントリー・ロード」を吹奏楽に編曲してみました。前奏は,スタジオジブリの映画「耳をすませば」を思い起こさせる無伴奏の合唱によって始められ,その後はビッグ・バンド・スタイルのスウィングで書かれています。

 ポピュラー・ステージのオープナーとして,あるいは間奏曲的な使い方もお薦めの1曲です。

 

作品データ
作曲者 B.ダノフ,T.ナイバート,J.デンヴァー (Bill Danoff, Taffy Nivert & John Denver)
編曲者 黒川圭一 (Keiichi Kurokawa)
発表年 2004年
編曲初演 さいたま市立浦和高校吹奏楽部
演奏時間 約1分40秒
編成 吹奏楽(標準編成)
編成詳細 Picc.* / Fls.1-2 / Ob.* / Bsn.* / Eb Cl.* / Cls.1-3 / A.Cl.* /B.Cl.* / A.Sax.1-2 / T.Sax.1* / T.Sax.2 / B.Sax. / Trp.1-4 / Hrns.1-4 / Trbs.1-3 / B.Trb.* / Euph.(div.) / Tub. / Str.Bass(E.Bass) / E.Guit* / Drs. / Timp.* / Glock.* / Xylo.* / Vib.
※ *印のパートはオプション
グレード ★★★☆☆
調性
出版社 ウィンズスコア(販売譜)
参考音源
BOCD-7159

ラブ・ポップ・ウィンズη(イータ) (LPW-0807)
演奏:若林義人指揮/東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
●曲目解説
 アメリカを代表的するポピュラー・ソングとして,またスタジオジブリの映画「耳をすませば」の挿入曲としても親しまれている「カントリー・ロード」を,合唱&スウィング・バージョンに編曲してみました。このスコアは,もともと2004年4月に催された,さいたま市立浦和高校吹奏楽部,第29回定期演奏会のポピュラー・ステージ用に編曲したもので,ウィンズスコア社の“in Swing”シリーズの1曲として,「カントリー・ロード in Swing」と改題の上,出版となりした。
 冒頭は,無伴奏のコーラスから開始されます。女声合唱の指定になっていますが,それぞれのバンドの実情に応じて(男子校や男声メンバーが多いバンドもありますものね!),男声を加えるなど工夫していただいて構いません。明るく,澄んだ響きを志向してください。
 スウィングの部分は,全体的にビッグ・バンドのサウンドをイメージして編曲しました。そのため,スコア上の編成も,サックス・セクションは5本,トランペット,トロンボーンセクションは各4本とビッグ・バンドの編成に合わせたものになっています。標準的な中編成のバンドでも演奏可能なよう,オプション・パートの指定がされていますが,テナー・サクソフォーンは,和音の配置の関係で1stがオプション・パートになっているので注意してください。
 演奏にあたっても,ビッグ・バンドと同様,ベース,ドラム,ギターからなるリズム・セクションが,クラシックにおける指揮者のように,全体を牽引する役割を果たします。リズム・セクションのメンバーでしっかりと息を合わせて,ノリのよいテンポやグルーヴ感を作り出してください。目安としてテンポの数字を表示していますが,それに捕らわれすぎずに,各バンドでの心地よいテンポを探して欲しいと思います。
 ホーン・セクション(管楽器)は,リズム・セクションが作り出すアフター・ビート(2・4拍目のアクセント)を全員が感じながら演奏することが重要です。また,アタックをはっきり出し,音の切りもスパッと止めるという,ジャズ・ポップス特有の方法を意識することによってキレ味の良い演奏ができるでしょう。クラシック奏法の感覚だと「ちょっと荒っぽいのでは?」と思うくらいにはっきりと音の輪郭を出すことによって,より明確にリズム出すことができるようになります。
 このようなジャズ・ポップス奏法の感覚をつかむには,良い演奏を聴くのが1番の近道です。ビッグ・バンドなど,ホーンが含まれているジャズ・ポップスの演奏も,多種多様なものが流通していますので,ぜひいろいろと聴いて研究してみて欲しいと思います。