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スペインの歌(I.アルベニス)

Cantos de Eupaña (Issac Albéniz)

I.前奏曲(アストゥリアス)
II.やしの木陰
III.セギディーリャ

I. Deciso
II. Andante rubato, melancolico
III. Allegro
スコア

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 スペインの代表する作曲家,アルベニスの魅力的なピアノ作品をクラリネット四重奏に編曲しました。

 細かなタンギングや高音域の繊細なコントロール,細かなパッセージなど,随所に高い技術が求められるスコアですが,それだけに大きな演奏効果が得られます。実力に自信がある一般団体などにぜひチャレンジしてみていただきたい1曲です。

 

作品データ
作曲者 I.アルベニス(Issac Albéniz)
編曲者 黒川圭一 (Keiichi Kurokawa)
発表年 2009年
編曲初演 六角橋吹奏楽団
演奏時間 約14分00秒
   I.前奏曲(アストゥリアス)(約6:00)
   II.やしの木陰(約4:45)
   III.セギディーリャ(約3:00)
編成 クラリネット4重奏
編成詳細 Cl. 1-3
B.Cl.
グレード ★★★
調性 原調
出版社 ブレーンミュージック(販売譜)
参考音源
●曲目解説
 イサーク・アルベニス(1860〜1909)は,スペイン近代民族主義を代表する作曲家で,スペイン民族音楽の影響を受けた作品で知られているほか,天才的なピアニストでもありました。
 「スペインの歌」Op.232は,〈プレリューディオ〉〈オリエンタル〉〈やしの木陰〉〈コルドバ〉〈セギディーリャ〉の5曲からなるピアノ組曲です。5曲いずれも華やかなスペイン舞曲で,軽やかさとスペイン情緒とを併せ持った魅力的な作品です。
 このクラリネット四重奏用のスコアは,全曲のうちから以下の3つの楽章を編曲したものです。
第1楽章 プレリューディオ(アストゥリアス) ト短調,4分の3拍子。アストゥリアスは,スペインの北部に位置する地域の名で,長い海岸線は起伏に富み,内陸も険しい山地で,森林や谷間,牧草地に恵まれた地方です。ギター的な奏法が模されているのが特徴で,A-B-Aの形式からなっています。細かなタンギングの技術が求められますが,静謐な雰囲気を保つよう心掛けてください。
第3楽章 椰子の木陰 変ホ長調,4分の2拍子。明るく開放的な、南国の香りただよう曲です。旋律とその内声は,高音域の丁寧なコントロールが求められますが,伸びやかなフレーズ感を感じながら演奏すると良いでしょう。
第5楽章 セギディーリャ  嬰ヘ長調(変ト長調),4分の3拍子。セギディーリャとは、3拍子のスペインの民族舞曲のひとつで,ビゼーの歌劇「カルメン」にも用いられていることで知られています。そのリズムをしっかり意識して,テクニック的に難しい箇所などでも,躍動感が失われてしまわないよう注意してください。
 この編曲は,六角橋吹奏楽団のクラリネット四重奏メンバーの委嘱により2009年に編曲したもので,同2009年12月20日に行われた,第33回神奈川県アンサンブルコンテストにおいて,同アンサンブル(Cl.1 亀田 卓,Cl.2 髙野信二,Cl.3 永山悦子,BCl. 松田悠子)によって初演されました。