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最後の聖戦 1997年10月15日(マーキュリーME)→amazon

カーネーション・リインカーネーション
詞・大槻ケンヂ/曲・本城聡章、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

トキハナツ
詞・大槻ケンヂ/曲・本城聡章、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

境目のない世界
詞・大槻ケンヂ、P-KO/曲・橘高文彦、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

お散歩ネコちゃん若き二人の恋結ぶ
詞・茉莉花、補作詞・本城聡章、大槻ケンヂ/曲・本城聡章、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

哀愁のこたつみかん
詞・大槻ケンヂ/曲・大槻ケンヂ、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

友と学校
詞・大槻ケンヂ、内田雄一郎/曲・内田雄一郎、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

221B戦記
詞・大槻ケンヂ/曲・本城聡章、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

タチムカウ- 狂い咲く人間の証明-
詞・大槻ケンヂ/曲・本城聡章、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

青ヒゲの兄弟の店
詞・水戸華之介/曲・橘高文彦、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

山と渓谷
詞・大槻ケンヂ、内田雄一郎/曲・内田雄一郎、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

ペテン
詞・大槻ケンヂ/曲・本城聡章、筋肉少女帯/編曲・筋肉少女帯

[Guest]秦野猛行(Key)
水木一郎、神谷明、宮村優子(221B戦記)
水戸華之介(青ヒゲの兄弟の店) 他

【アルバム解説】
このアルバムが出るということを知ってから、発売日が楽しみなような、その日が来て欲しくないような、と正直いって思ってました。アルバムのタイトルと、さらに発売が発表されてすぐに出た先行シングル「221B戦記」の詩を見ると、本当にもう最後かもしれない、と思いました。解散するんじゃないかネタは何度もやってるからもう通用しないし、もうそういう事は言って欲しくなかったのですが…。
毎回アルバムが出る前にいつも「これが最後かも」と心配してしまうのですが、いつものことか、と思いつつもまた心配してしまいました。

一番早くシングルで出た「タチムカウ」を聞いて思ったのは、ロックが反体制の精神であるということを意識しているなということです。
「この世に生きたということを全世界に証明するのだ」っていうセリフがあった少年漫画があって、筋少を知るずっと前に読みすごく好きだったので、それを思い出しました。さらに「221B戦記」では、小さいころ漫画とかテレビとか見ていて、必ず主人公は窮地からはいあがり、どんなに敵に力が及ばなくてもたちむかっていく。その勇気と、仲間との友情に感動して憧れていた頃を思い出します。今までの出来事が走馬灯のように現れ、最後の敵と戦うストーリーのクライマックスを、この曲がみごとに表せてるなと思いました。

そしてアルバムが出て最初に全部聴いて思ったのは、やっぱりかっこいい!すごい!ということですね。商業誌のアルバム評でよく見られる“バリエーションにとんでいる”というのは筋少にとっては当たり前のことで、何かに一辺倒でないから筋少は飽きさせないし面白いですね。
それでも、今までに筋少として長年つちかってきたベースになるものがあるから、どの曲も筋少らしいと言えて安心できるし、それに趣向を変えたり新しいアイデアを加えたりしてできる新鮮さや、5人のメンバーの個性がぶつかるからこそできる偶然性もあって、やはり自分が一番好きだと思えるんですね。
それと、今回詩は大槻さん以外の方の作品もいくつかありますが、それぞれ大槻さんの作品にはない持ち味があり、それでいて全く合わないことがなく筋少の持っている世界を広げていて、大変良かったと思います。

詩に関しては、前回は全体的に少し寂し気な印象だったところが、今回はすがすがしい感じです。窮地に追い込まれたところからの解放、というのが全体のテーマにになっているようですね。前のアルバム「キラキラと輝くもの」からの流れでいうと、前回の内で別れたもの同士が、ここで再び出会うところも印象が強いです。特に「冬の風鈴」から「山と渓谷」へ、「サーチライト」から「ペテン」へというところが鍵となっていると思います。

全体から伝わってくるのは、何があっても自分は自分でありつづけるという誇りを忘れない、という思いです。なんとなく、筋少メンバー全員の思いであるんだろうな、と感じています。私もそうありたいと思っています。
これが最後じゃないかって心配してしまったけれども、「ペテン」で“最後の別れはない”というようなことを言っていると思ったので、きっとまたやってくれるだろうという希望が持てました。
解散はないというのはすでにファンクラブから公式に発表されています。しかしそれ以前の問題、活動停止を余儀なくされる可能性など、何が起きてもおかしくないと思わずにいられません。このアルバムのツアーが終わった後、私にとって納得のいく結果が出てくれれば、と願っています。
【97.11.15】