■ 頭痛と枕のお話 ■

 最近、頭痛でお悩みの方が多いらしく、「肩凝りがひどくて……」と訴える方がかなりいらっしゃいます。 その原因を伺ってみると、枕が高すぎたり硬すぎたりする場合がある様です。
 我が国では昔から木にい草を巻いたものや葦などで風通しの良い枕を作ったり、蕎麦殻を詰めて枕にしたりと、 「ちょっと高めで硬めの枕」が主流の様で、確かに木枕など高めの枕は横向きで寝るのには適しているため、 武士階級を中心に使用されましたが、頭痛や肩凝りの面から考えると、仰臥位では首に余計な緊張を与えたり、 頭側が上がってしまうため体重が殿部にかかってしまって就眠時の姿勢が悪いために、肩凝りばかりか腰痛の 原因になっている場合があるのです。
 これを解消する枕としてはスウェーデンのファゲダーラ社の開発したウレタンフォームの一種、 ヴィスコエラスチックフォームを素材とした低反発枕というのがあります。
 これは頭の重みで枕の表面が沈みこみ浮き上がって来ないので、首元から後頭部にかけて包み込こんで 圧力を分散させ、首へかかる負担が減って心地よく眠れるという代物。
 難点はちょっと高価であることと「頭寒足熱」に反すると言うこと。
 冬場は首筋が温かくて良いのですが、夏は頭が火照って眠り難いという方がいらっしゃるかも知れません。
 安価にあげる方法としては、バスタオルを首に当たる部分を少し丸く巻いてやって、高さはタオルを折り曲げて 調節するという方法があります。頭が暖まって嫌な方は水枕をすると良いでしょう。



低反発枕の代表、スウェーデンのファゲダーラ社開発の「テンピュール」。


手で押さえつけると、手の形に沿って、凹みます。


手を離しても、その形が少しの間、残ります。


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Last update Jun.7.2002