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(1) 高血圧とは?
140/90mmHg以上はみんな高血圧! 180/110以上は重症!!
130/85〜139/89mmHgは正常範囲でも「正常高値」として、注意が必要です。
(2)血圧が上がる要因
塩分の摂り過ぎ、喫煙、アルコールの飲み過ぎ、肥満、運動不足、ストレス、遺伝、腎臓病、
動脈硬化(コレステロールが高い等)、その他の特殊な病気等などがあります。
(3) 高血圧が原因で起こりやすい病気
1) 脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)
2)心筋梗塞、狭心症、心不全
3)腎不全
(4) 高血圧の治療
1)食事療法:塩分に気をつける。
・塩分は7gを目安に! 通常の日本人は平均12g摂っています。
・具の多いみそ汁、煮物よりも揚げ物(ただし、コレステロールが高い人はエコナ等のコレステロールを上げない油を
使用する)、味噌煮よりも減塩醤油とお酒を使った「焼き浸し」が良いでしょう。
・塩分を控えるには、唐辛子やショウガ、お酢やお酒、みりんなどの香辛料等を上手に使うと良いでしょう。
・粋な江戸っ子のにぎり寿司の食べ方を真似る。(醤油は先端に少しだけ付けて、それを舌に感じさせて食べる)
・粋な江戸っ子の蕎麦の食べ方を真似る。(蕎麦つゆは蕎麦の下1/3くらいを付けるだけにする)
→蕎麦湯だけなら飲んでも良いが、蕎麦つゆは入れない方が良いでしょう。
・ラーメンの汁は飲み干さずに残します。ラーメンをはじめとする汁ものには、塩分が多く含まれています。
2) 運動療法
1日に30分(10分歩けば約3000歩!)、もしくは週に3日1時間、少し汗ばむくらいの早歩きなど。
体に負担をかけない運動は、 脈拍数 = 138 − 年齢/2 くらいが適正。
1)&2)を1〜2ヶ月くらいやってみる。
併用すると収縮期が約15〜25、拡張期が10〜15くらい下がると言われています。
これが駄目なら下記の薬物療法。1〜3ヶ月くらいかけて、ゆっくり体を慣らしながら下げてゆきます。
3)薬物療法(降圧剤)
・血圧の薬には相性があり、まず1〜2週間の処方で様子をみます。
下がらない場合は別の種類の薬に変えます。
・本格的に効いてくるまでは、時間がかかります。(最低でも2〜3日間。1週間は様子を見る)
・自宅での血圧が重要。
朝高いのか、午後高くなるのか、それによって治療法も変わってくることがあります。
・降圧剤には「リバウンド」と言って、数日飲まなかったりすると、血圧が急上昇する事がある。
正月休みの旅行など、要注意!
「薬を持って来るのを忘れたが、温泉に2〜3日行くだけだから、ちょっとくらい良いだろう」と、薬を
飲まなかったりすると、血圧が急に上がって、旅先で心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などを起こすことがあります。
ましてや初詣などで日頃運動していない人が長い階段を昇ったりすると、てきめん!
・血圧を下げる薬で、時々、頭痛がしたり、空咳や立ちくらみがみられる場合があります。
頭痛に関しては次第に治まってくることが多いのですが、続く場合は薬の種類を変えると良くなることが多いので、
相談してみて下さい。
(5) 血圧が高い方の入浴方法
1) 入浴前に風呂蓋を開け、風呂場全体を暖めてから入浴。(寒い地方では、若い人が先にお風呂に入る)
2) 一気に首まで浸からない。(腰まで浸かって体を慣れさせ、湯浴みして体を温めてから上半身まで浸かる)
3)お湯から上がる時にも、一度、腰あたりまでお湯から出して、少し深呼吸してからゆっくり風呂から上がる。
入浴時は血圧が急激に変動します。(詳しい理由は(6)のQ&Aをご覧下さい)
出来れば浴室暖房があると良いのですが、なかなかそこまで装備していらっしゃるお宅はありません。
江戸っ子は熱いお風呂が好きで、しかも一気に首まで浸かっていたようで、こればっかりは真似てはいけません。
山梨の下部温泉は比較的ぬるい温泉ですが、じっくり浸かっていると、体が芯から温まってきます。
出来れば40〜41℃くらいまでの温度で、時間をかけて暖まるようにすると良いでしょう。
(6)血圧Q&A
| 1) |
Q)
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冬になると血圧が上がるのですが、どうしてですか?
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A)
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寒い冬になると、体温を保つため、体の表面の血管が収縮します。
すると狭くなった血管の中を血液を送ろうとして心臓が頑張るために血圧が上がるのです。
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| 2) |
Q)
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お風呂に入る時、血圧が上がるのはどうしてですか?
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A)
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服を脱ぎ、寒い浴室に入ると、冬に血圧が上がるのと同じ様に、体の熱を逃がさないようにと
体の表面の血管が収縮し、それだけでも血圧が上がります。
さらに湯船に浸かるとお湯の圧力で血管が圧迫され、血管が狭くなって血液の流れが悪くなるの
で心臓が頑張り、血圧がもっと上昇してしまいます。
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| 3) |
Q)
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お風呂で「脳貧血」で倒れることがあるのですが、どうしてですか?
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A)
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湯船に浸かっていると、お湯が暖かいので血管が拡がり、心臓が頑張らなくても血液を送れるよ
うになってきて、血圧が下がってきます。湯船から上がろうとした時、お湯の圧迫がなくなって
一気に血圧が下がり、俗に言う、「脳貧血」状態となって倒れてしまうのです。
お湯に浸かる時とお湯から上がった直後では、血圧が50くらい変動することがあるので、注意が必要です。
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| 4) |
Q)
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自宅では血圧は良いのに病院に行ったり健診に行くと血圧が上がるのですが、どうしてですか?
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A)
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これは白衣高血圧と言って、緊張により血圧が上がるのですが、自宅での血圧が落ち着いている
場合は、特に薬を服用する必要がない場合が多いようです。
しかし、自宅の血圧計で正しく血圧を測ることが出来ているかということも問題になりますので
必ず一度は自宅の血圧計を病院に持参して、測り較べて、実際に看護婦さんが測るのとあまり違
わないことを確認して下さい。
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| 5) |
Q)
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血圧が上は90しかないのですが、どうしたら良いでしょうか?
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A)
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めまいや立ちくらみ、朝の起床困難などの症状がなく、いつもあまり変わらないのでしたら、
体がそれに慣れてしまっているので、特に治療はしなくても良いかと思います。
症状が強い場合は、朝、起きたら水分(ポカリスエットやアクエリアスなどが良い)を摂り、
軽い体操をして「体を目覚めさせる」と、血圧が上がって来る場合があります。
めまいや立ちくらみなどの症状がひどい場合には、自律神経の調節を良くする治療を行うか、
血圧を上げる薬で治療する方が良いと思います。
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Last update Jun.4.2002
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