再発 2004年8月〜
5月に受けたCTの検査で腹部にある瘢痕に影があると、6月の外来で言われました。まだ1cmという大きさで、正常の範囲ではあると説明がありました。7月末に再度CTをとる事になりました。8月17日の外来で、影は大きくなり、再発の告知を受けました。

鉄人さんは、6月の説明で心の準備が出来ているようでした。再発するときは再発するのだから仕方がない…治療をしていくだけという前向きな考えでした。しかし、私には信じたくない思いでいっぱいだったのです。影があると言われていても、心の何処かで否定していたかった・認めたくないという、現実を直視する気持ちが持てませんでした。

その理由の中には、再発時の治療法の難しさが頭の中でグルグルしていたからです。

エンドキサンの副作用で間質性肺炎になり、今後もエンドキサンを使用する事は困難です。アドリアシンは、体内に毒性が残るものであり、使用できる投与量が決まっています。鉄人さんは使用量限界まで、初回治療で投与しているので、アドリアシンも使えません。
リツキサン…単独治療の道にかけることしか、出来ませんでした。

リツキサンの単剤使用より、CHOPと併用のほうが、治療効果が高いと言われている昨今、単独でしか出来ないことは、正直苦しくもありました。又、薬剤の副作用が強く表れる鉄人さんの体質を考えると、リツキサンで起こる副作用のために、投与出来なかったら、どの道が残されているのかと、治療が始まるまでの一ヵ月は、本当に心を蝕むほどの苦しさでした。

9月中旬にリツキサンでの治療を受ける為に、二泊三日の短期入院をしました。入院前に受けたガリウムシンチの結果から、
リンパ腫は頚部・腹部にあることが分かりました。

リツキサン
1クール目スケジュール
 9:30  ボララミン2mg・カロナール200mg×2錠
10:10  生理食塩液500ml・リツキサン650mg
       25ml/1h
       血圧114−72 体温36.1度
11:10  100ml/1h
       血圧114−70 体温36.3度
11:40  かゆみ・喉の痛み・体温36.0度
12:00  眠気が強まる(昼食をぬく)36.0度
12:10  200ml/1h 
13:40  おにぎり2つ食べる・虚脱感強まる・腰の痛み
13:50  体温36.8度
14:25  体温37.2
14:40  点滴終了 体温37.3度
15:05  体温37.6度
15:40  体温37.7度
16:05  体温37.7度
16:30  体温37.5度
16:45  体温37.3度  だるさが少し楽に…
17:00  体温36.7度

看護師さんから、CHOPを受けられている方は比較的リツキサンの副作用が軽いと言われました。鉄人さんに大きな副作用はでず、リツキサンが使用でき本当に嬉しく思いました。

2クール目から8クール目外来で点滴を受けました。654.375mlを100ml/1hその後200ml/1hの約4時間の点滴を11月上旬までおこないました。

治療が済んだ今、画像検査(CT・ガリウムシンチ)を受け「人事を尽くし天命を待つ」なのです。
(2004.11.6)